2014年6月27日金曜日

【予想と与太話】三宮S、東京ジャンプS(2014)~ムラ駆けだがこの馬で~

 ワールドカップの日本のグループリーグ敗退が決まり、今週は落ち着いて競馬ができそうだ。にしても、グループリーグ敗退という結果は、それほどの大事件なのだろうか。想定の範囲内だと思うのだが。ちょっと騒ぎすぎのような。

 そんな土曜の阪神メインは三宮S。メインレースに条件戦が増えてくると「夏競馬だなあ」という感じがしてくる。
 三宮とは神戸の繁華街。京都で仕事をしている私から見ると、神戸は海もあってオシャレでいいなあと思うのだが、神戸の人から見ると京都のほうが上品で落ち着いていて、よく見えるらしい。お互い、隣の芝生は青く見えるということなのだろう。

 レースにいってみたい。
 この時期の準オープン戦はオープンからの降級馬が幅をきかせる場合が多いのだが、このレースは降級馬は一頭だけ。他のメンバーもこのクラスで勝ち負けしている馬は少ない。ぶっちゃけ、レベルのレースは低いと見た。
 本命は◎ドリームコンサート。ここ4走の成績が8着→2着→11着→2着とムラ駆けで、8着と11着は武豊騎手が乗ったときのもの。今回乗るのも武豊騎手だ。最内枠も好条件とは言えず心配事が多いが、武豊騎手の意地に期待したい。
 推奨穴馬はメイショウゾンビ。休み明けだが、連勝中の勢いが怖い。

 東京ジャンプSは◎メイショウヨウドウが本命。

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2014年6月24日火曜日

書評 東野圭吾『パラドックス13』(講談社文庫)

東野作品には珍しい、SFパニックもの。


 東野作品には珍しいパニック・サバイバル小説。謎解きはほとんどないが、ハラハラドキドキの展開に、一気に読み終えてしまった。
 とはいえ、単にハラハラドキドキだけではないのが、さすが東野氏だ。たった13人しかいない世界で、生きる希望を失っていく人と、生きる意味を持ち続けられる人。この対比が興味深い。改めて「生きる意味」を考えさせられた。

 映像化には向いているが、今のところ具体的な話はないようだ。おそらく、制作費がかなり高額になるためだろう。そんなケチなこと言ってないで、どなたかやっていただけませんかね。

【粗筋】
 いきなり、自分の周囲から人が消えてしまった。そんなバカな。しかし、その世界には自分一人だけではなく、13人の老若男女が生存していた。廃墟と化した東京で、この13人は生き残ることができるのか。未曾有の大地震や大洪水が彼らを襲う。
 なぜ、彼らの前から人が突如として消えてしまったのか。その秘密は13秒間の数学的矛盾(パラドックス)にあった。



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電動自転車を買った~保育園送り迎え用に~

 息子は保育園に通っており、今年(2014年)の4月から年少組になった。
 その保育園が移転した。広くて新しい新園舎はとても快適で息子も喜んでいるのだが、わが家からは遠くなってしまった…。これまではわが家と最寄り駅の間に保育園があったので、通勤のついでに妻が連れて行ってくれていたのだが、駅の向こう側に移転してしまったのだ。これはかなり痛い。

 移転後は送り迎えに自転車を使うことにした。行きは私が、帰りは妻が担当することに。ところが、これがかなりの重労働だ。しかも、これからもっと重くなっていく(息子が大きくなっていく)と考えると気が遠くなる。
「こりゃアカンわ」
と3週間でギブアップし、電動自転車を購入することにした。高い買い物だったが、3年間毎日使うのだから、価値はあるだろう。買ったのはこちら。


 電池容量は5 Ahタイプでも十分だったのだが
「割引もありますし、8.9 Ahタイプでも1万円も違わないですよ~」
とのセールストークに乗って、これを購入した。8.9 Ahあれば1週間に一度の充電で十分だ。

 そして、電動自転車通園になってから本日で二日目。使い心地は……超快適だ。噂には聞いていたが
「もう普通の自転車には戻れない」
という気持ちがよく分かる。ずっと誰かに押してもらっている感覚なのだ。これなら夏場でも汗だくにならずに送り迎えできそうだ。
 さらに、電動モードにはいくつか種類があるし、スタンドも安定感があるし、ライトも自動だし、その他にもさまざまな機能をもつ優れものだ。3年間(正確には2年と9カ月ほど)バリバリ使いたい。

 値段は張るが、子どもの送り迎え、坂道対策などで電動自転車の購入を迷っている人は、買って損はしないと思う。
 この自転車なら、息子を乗せてビワイチできそうな気がしてきた。

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2014年6月23日月曜日

書評 瀧羽麻子『左京区七夕通東入ル』(小学館文庫)

イカ京に恋をした女子大生の、甘酸っぱいラブストーリー。


 イカ京という言葉をご存じだろうか。「いかにも京大生」の略で、あまりイケてない京大生を揶揄した言葉である。おもに理系男子学生で、チェック柄のシャツをジーンズに入れて、黒いベルトをしているのが典型的な姿だそうだ。いまやほとんど死語だが、80年代に流行した呼び方である。

 ただし本書の主人公はイカ京ではなく、そのイカ京に恋をした女子大生だ。京大文学部のハナは、理学部数学科の「たっくん」に惹かれていく。ハナ、たっくん、そしてたっくんの友人であるヤマネくんとアンドウくんの4人を中心に、青春真っ盛りだけれど、ちょっと「イカ京」な学生生活が描かれる。
 好奇心旺盛で、まっすぐなハナが、どんどん恋に落ちていく様子には、オッサンの私も「頑張れ」と応援したくなった。ちょっと甘ったるいが、不快な甘さではない。舞台が京都というのも、物語の雰囲気に一役買っている。また、たっくんをはじめとする男子学生たちも個性的で、女心をくすぐるキャラに仕立てられている(見習わねば)。
 京都を舞台にした女子大生の甘酸っぱいラブストーリー。ハナの前向きな姿勢に、元気をもらった。

 ただ、本書の京大理系男子学生たちのイカ京ぶりは、ちょっと「いかにも」過ぎるかもしれない。ここまで「いかにも」な学生は、現在はもちろん、過去にもあまりいなかったと思う。京都の女子大生たちは、安心してイカ京に恋してほしい。



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2014年6月22日日曜日

【予想の回顧】ユニコーンS、函館SS、米子S、天保山S(2014)

 ユニコーンSの本命は断然人気のアジアエクスプレス。先団のやや後ろからレースを進めるが、手応えが悪い。案の定、直線もサッパリ反応せず、12着に惨敗。直線入り口で少し窮屈になる場面はあったが、それがなくても見せ場はなかっただろう。断然人気の馬を本命にして撃沈すると、ショックが大きいなあ…。

 函館SSは、◎スマートオリオンが3番手で直線を向く。いい手応えだったので「もらった」と思ったのだが、メモリアルイヤーに外をフタされる形になり、行き場を失った。そのまま最後まで追うことすらできず、9着に沈んだ。まったく消化不良のレースだった。豊騎手も悔しいだろうが、何とかしてほしかったなあ…。こういうとき、外人騎手なら強引に間を割ったりするのだろうか。

 阪神メインは米子S。本命オリービンは1番人気。5、6番手で手応えよく直線を向いたように見えたのだが、伸びなかった。暑い時期はよくない馬なのかもしれないが、それならそうと早く教えてほしかった。

 土曜の阪神メインは天保山S。◎エーシンビートロンは好発を切り、ハナを主張したキズマを先に行かせる。これをピッタリマークし、持ったままの手応えで直線を向くと、ズバッと伸びて完勝。期待以上の強さを見せてくれた。2着に1番人気のウォータールルドが入ったため安くなったが、馬連を取った。

 今週は4戦1勝。土曜はそこそこ浮いたのだが、日曜がサッパリで、トータルもマイナスになってしまった。もったいない。

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2014年6月21日土曜日

【予想と与太話】ユニコーンS、函館SS、米子S(2014)~今年も堅く収まるのか~

 今週は東京でユニコーンSが、函館で函館スプリントSが行われる。そして阪神のメインは米子S。米子市は鳥取市とともに鳥取県の中核をなす都市である。県庁所在地は鳥取市なのだが、その名を冠した鳥取Sは1000万条件戦。JRAは、鳥取市よりも米子市のほうが格上だと認めているということなのだろうか。

 レースにいってみたい。こちらはユニコーンSを中心に。
 ユニコーンSはJRAでは数少ない3歳限定のダート重賞である。力の比較が難しそうに思うのだが、意外に本命路線のレースで、過去10年で1番人気が連を外したのは2回だけ。しかも連対馬20頭中18頭が4番人気以内と、非常に堅く収まっている。

 今年もその流れは続くと見た。本命は◎アジアエクスプレス。2歳チャンピオンホースがダートに戻って、ここは負けられないところ。距離短縮もいい。
 本命が人気馬だけに相手は絞りたい。前走、端午S組のメイショウバワーズコーリンベリーを厚めに押さえる予定。
 推奨穴馬はワイルドダラー。底を見せていない馬は押さえておくに限る。

 函館SSは◎スマートオリオン、米子Sは◎オリービンが本命。

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2014年6月20日金曜日

【予想と与太話】天保山S(2014)~天王山と天保山は真逆の意味~

 サッカーワールドカップが盛り上がりを見せている。私も例に漏れず、金曜は早めに出社し、日本-ギリシャ戦を後半戦から会社で観戦した。たいへん厳しい状況の日本代表だが、ミラクル大逆転予選突破があるのだろうか。

 そんな土曜の阪神メインは天保山S。てっきり天保山Sはなくなって天王山Sに変わったのだと思っていたら、今年は両方とも行われる。両レースともダート短距離のオープン特別。区別がつかん…。
 ところで、昨年の天保山Sの予想でも書いたのだが、天王山は
「ペナントレースの天王山」
のように「頂上決戦」の意味で使われるのはご存じだろう。一方、天保山はその間逆で、「最下位争い」「最低レベルの争い」の意味を持つらしい。今年で言えば、ヤクルト-DNA戦のようなものか(失礼)。なんでも天保山は自称「日本一低い山」であり、そこから来た用法だそうだ。
 天王山と天保山、レース条件はとても似ているが、意味は真逆。面白い。

 レースにいってみたい。
 かなり手薄なメンバー構成。夏競馬モードだ。本命は◎エーシンビートロン。オープンに昇級してから3走連続で3着。エアハリファやナガラオリオンとそれほど差のない競馬をしてきた実績は、このメンバーなら一枚上と見た。8歳馬の奮闘に期待したい。
 推奨穴馬はこれといった馬がいない。人気どころで収まりそう。

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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...