2014年8月8日金曜日

【予想と与太話】九州スポーツ杯(2014)~菊花賞への試金石~

 お盆を翌週に控え、夏休みの予定に頭を巡らせている人も多いだろう。私はほぼ出社することになりそうだが、お盆に出社するのは嫌いではない。業者もこないし電話もほとんどないし、けっこう仕事がはかどるのだ。

 そんな小倉開催2週目の土曜メインは九州スポーツ杯。メインレースに1000万条件戦が組まれていると、夏競馬感が高まってくる。
 九州スポーツは東スポ系列のスポーツ紙なのだが、東スポや大スポとは違い、朝刊紙である。系列紙とはいえ、かなり毛色が違うようだ。エロ欄、芸能欄も少なめなのだろうか。ただ、競馬欄は大スポと同じものを掲載しているらしい。

 レースにいってみたい。
 9頭立てと、メインレースにしてはちょっと寂しい頭数になってしまったが、メンバーは揃った。1600万条件戦で勝鞍があるのに、なぜかこのクラスまで降級してきた馬もいる(バッドボーイ)。なかなかのハイレベルといってよいだろう。
 本命は唯一の3歳馬◎サトノアラジン。昨冬は重賞でイスラボニータやワンアンドオンリーを抑えて1番人気になった馬だ。惜しい競馬が続いて春のクラシック路線には乗り損ねたが、無理使いをしないのが池江流(それだけ余裕があるということか)。春を休養にあてた効果もあり、前走は500万条件戦を完勝。素質馬が軌道に乗ってきた。ここは通過点にして秋は菊花賞に向かってほしい。
 少頭数だけに堅く収まりそうだが、しいて挙げるなら推奨穴馬はシュピッツェ。道悪は鬼かも。

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2014年8月3日日曜日

【予想の回顧】アイビスサマーダッシュ、クイーンS、小倉サマージャンプ、KBC杯(2014)

 今週は新潟でアイビスサマーダッシュ。
 ◎アンゲネームは前に行けず後ろからの競馬。混み合う外ラチ沿いを避けて内を突くが、伸びそうで伸びず5着まで。スタートでもう少し前に行ければ違った結果があったかもしれない。

 札幌ではクイーンS。
 ◎ケイアイエレガントはスタートでやや置かれたが、おっつけて2番手に上がる。4コーナーでは先頭に並びかけていったが、後ろの馬にあっさりかわされた。最初に脚を使ったのが応えたか。もう少しすんなりと先行したかった。

 土曜は小倉で小倉サマージャンプ。
 ◎グリッターウイングは2周目のスタンド前で上がっていき、先頭集団にとりつく。しかし、飛越でおかれる場面などもあり、1、2着馬には突き放され、3着をキープするのが精一杯だった。昇級初戦でよくやったと言えるのかもしれないが、馬券はハズレ。現時点では前2頭が強かったということなのだろう。
 勝ったのはメイショウブシドウ。高田騎手はこのレース4連覇を達成した。それもすべて違う馬での勝利。大記録といってよいだろう。

 小倉メインはKBC杯。
 ◎マイネルクロップは後方から。4コーナーでは大外を回すが、あれだけ外を回されては勝負にならず、10着に惨敗。展開も枠順も向かなかった。
 勝ったのはトウシンイーグル。6歳にしてダート初挑戦のセン馬が穴を開けた。これは何回買っても取れそうにない。

 今週は4戦4敗。他のレースもパッとせず、散々だった。

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2014年8月2日土曜日

【予想と与太話】アイビスサマーダッシュ、クイーンS(2014)~10回目の直千~

 今週は新潟でアイビスサマーダッシュ、札幌でクイーンSが組まれている。
 アイビスサマーダッシュは日本で唯一の直線重賞。創設当初はいろいろ話題になったが、今年でもう14回目。年に一度の変わった重賞として定着してきた。
 今年はスプリンターズSが新潟で行われる。それならいっそ、この直線1000 mでGIを行ってもよいのではないだろうか。そういうわけにはいかんか…。

 レースにいってみたい。
 新潟1000 mの外枠有利はいまや常識。しかし今年は有力馬が内枠に入り、波乱の匂いがする。本命は◎アンゲネーム。新潟1000 mを狙って使われている馬で、今回が10回目の出走となる。前走は同じ舞台の韋駄天Sで5着に敗れているが、最内枠で0.5秒差なら悪くない。一発を期待。
 本命が人気薄なので推奨穴馬はナシ。

 クイーンSはオツウを狙いたかったのだが、痛恨の大外枠。前に行きたい馬にこの枠はつらい。
 代わって本命は◎ケイアイエレガント。最内枠からスムーズに先行したい。

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2014年8月1日金曜日

【予想と与太話】小倉サマージャンプ、KBC杯(2014)~ニューヒーロー誕生を期待~

 今週から8月に入り、小倉・新潟開催が始まる。夏本番だ。
 小倉・新潟ともに6週間の開催。それまでずっと8週間だったのが、一昨年あたりから短縮された。減らした分を中央場所に回して売上を増やそうという魂胆なのだろうが、よい方向とは思えないなぁ。九州や新潟の競馬ファンを減らすことにつながり、長期的にはマイナスの影響を与えると思うのだが…。

 そんな小倉の開幕週は障害重賞の小倉サマージャンプが組まれている。
 小倉の障害コースはタスキコースになっており、左に曲がったり右に行ったり、うねうねと走る。障害レースは周回コースよりもタスキコースのほうが好きなのは私だけではないだろう。
 小倉サマージャンプは重賞となってからは今回で16回目。2009年からは別定戦になり、夏のジャンプ王決定戦ともいえるレースになった。現在、高田騎手が違う馬で3連覇中なのだが「これは記録なのでは」と思って調べてみると、やはりこの男がすでに達成していた。武豊騎手である。しかもGIで。

天皇賞・春(1989~91年:イナリワン→スーパークリーク→メジロマックイーン)
弥生賞(1996~98年:ダンスインザダーク→ランニングゲイル→スペシャルウィーク)

 ちなみに武騎手は、弥生賞は99年にアドマイヤベガで惜しくも2着(1着はナリタトップロード)で連勝ストップ。天皇賞・春は92年にメジロマックイーンで連覇し、合計4連勝を達成した。
 しかし違う馬で4連覇の記録はないようだ。高田騎手には新記録達成の期待がかかる。

 という前振りとは関係なく、本命は◎グリッターウイング。障害入り3戦目の前走を圧倒的人気に応えて楽勝した。障害のニューヒーロー誕生を期待したい。
 推奨穴馬は肩入れしている北沢騎手のアラタマユニバース。安定して走る。

 KBC杯はマイネルクロップ。小倉は向きそう。

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2014年7月28日月曜日

【予想の回顧】中京記念、エルムS、桶狭間S(2014)

 中京メインは中京記念。
 ◎ブレイズアトレイルは中団から。4コーナーではうまく進路を確保してグイグイ伸びてきた。
「よし、いけ」
という声に応えていったんは先頭に立つ勢いだったが、最後の50 mでドドッとかわされて4着。少し仕掛けが早かったのかもしれないが、それは結果論だろう。もう一押しだった。
 勝ったのは推奨穴馬のサダムパテックだった(プチ自慢)が、本命が来ないことには何の意味もない…。

 札幌ではエルムS。
 ◎アンコイルドは中団でレースを進めるが、3コーナーでついて行けなくなり、最下位フィニッシュ。やはり芝馬だったということなのだろう。穴を狙った結果だけに、仕方ない。

 土曜の中京メインは桶狭間S。
 ◎タマブラックホールは予定通り後方から。直線を向き、満を持して追い出すが、サッパリ伸びず11着に惨敗。前が残るレースだったにしても物足りなかった。

 今週は3戦3敗で、そのうち二つは大惨敗。惨敗でも惜敗でも、馬券は同じハズレとはいえ、さすがにちょっとヘコむ結果だった。

 来週からは開催も変わるし、気分を変えていきたい。

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2014年7月26日土曜日

【予想と与太話】中京記念、エルムS(2014)~左回りのマイルはベスト~

 今週から札幌が開幕した。札幌はスタンドの改装があったため、2年ぶりの開催となる。ぜひ、新装札幌競馬場に行ってみたいものだ。昼は競馬、夜はビールにジンギスカンに寿司…。
 妄想はこれくらいにして、レースにいってみたい。

 今週は中京で中京記念、札幌でエルムSが行われる。
 中京記念は1600 mになってから3回目。過去2回はいずれもフラガラッハが制しているので、1600 mの中京記念はまだこの馬しか勝っていないことになる。今回も勝って3連覇なるか。
 という前振りとは関係なく、本命は◎ブレイズアトレイル。3走前と2走前は重賞で9着と7着だが、着差は0.3秒と0.2秒。それほど負けていない。着順が悪かったお陰でハンデは55 kgと恵まれた。左回りのマイル戦はベストの条件。突き抜けてほしい。
 推奨穴馬はマイネルディアベルサダムパテック。軽量3歳馬とトップハンデのGI馬という対照的な両馬の激走がないか。

 エルムSは思い切って◎アンコイルドを本命に。血統的にダートは向きそうだし、前走以外はそれほど負けていない。

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2014年7月25日金曜日

【予想と与太話】桶狭間S(2014)~降級馬不在なら~

 中京と福島は今週で終わり。一方、札幌が今週から開幕する。なぜ一週ずらすのだろうか。気持ち悪いなあ…。さらに、札幌は7週間開催という中途半端な日程。6週間や10週間でも落ち着かないのに、奇数週とは…。こんなことにこだわっているのは私だけなのだろうか。

 そんな土曜の中京メインは桶狭間S。一昨年昨年にも桶狭間の合戦についての豆知識を書いたのだが、今年も新しいネタを発見。

桶狭間はこっちのもんだぎゃぁ 名古屋市緑区vs.豊明市

なんと、桶狭間の戦いの場所は正確には分かっておらず、いまだに論争が続いているのだそうだ。

 レースにいってみたい。
 準オープンの一戦だが、降級馬が不在。それなら本命は◎タマブラックホール。昨秋にこのクラスに上がってから、常に0.3秒差以内で掲示板を確保。相手に恵まれたここは、人気でもこの馬から。心配なのは展開。差しの決まる流れになってほしい。
 推奨穴馬は前に行く馬からメイショウゾンビ。すんなり行ければアッと言わせるシーンがあるかも。

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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...