2014年11月3日月曜日

娘(小1)のピアノの発表会

 先日、娘(小1、6歳)のピアノの発表会があった。娘は今年の春からピアノを習い始めたので、ピアノ歴は約半年。初めての発表会だ。
 曲目はアントレ。数ヶ月前から練習を重ねていた。最初はうまく弾けずにグズることもあったのだが、じきにひと通り弾けるようになり、最後は「聴かせる演奏」を意識できる程度になった。とはいえ、ノーミスで弾き終えられることは少なく
「こんなんで大丈夫なのかなあ」
と親は少し心配していた。

 そして本番。娘は下っ端なので2番目の演奏だ。1番目の子がたどたどしい演奏をしてくれたので、ちょっとホッとした。「みんな、完全な状態で出てくるのかも」と考えていたのだが、そうではないらしい。
 いよいよ娘が登場。


少しミスはあったが、上手に弾き終えた。よくできました。一生懸命、練習した甲斐があったね。
 後で聞くと
「別に緊張せんかったで」
とのこと。鈍感なのか剛胆なのか微妙なところだが、練習を積んで自信があったのだと、前向きに解釈しておこう。それとも、本人がそうとは認識していないだけで、それなりに緊張していたのかもしれない。私も、このくらいの年の頃はそうだったように思う。


 いままでは私が学生時代に買ったキーボードで練習していたのだが、これを期に電子ピアノを買おうと思う。楽譜も読めるようになってきて、かなり一人で練習できるようになってきた。両親の厳しい指導にもめげず、よく頑張っている。自分でやると言い出したことを続けていこうという姿勢は、おおいに評価してあげたい。

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2014年11月2日日曜日

【予想の回顧】天皇賞・秋、スワンS、アルテミスS(2014)

 天皇賞・秋は予想に反して良馬場で行われたため、本命をエピファネイアからフェノーメノに変えた。そのフェノーメノは中団の後ろにつけた。4コーナー手前から外に持ち出すが、直線は不発で14着に終わった。直線入り口で同じような位置にいた馬が勝ったのだから、流れもそれなりに向いたはず。何かあったのだろうか…。
 勝ったのはスピルバーグ。後方待機から外に持ち出して一気に差しきった。昨年のジャスタウェイを思い起こさせる勝ちっぷりだった。名門、藤沢厩舎が久々のGI制覇。今後が楽しみだ。

 土曜は京都でスワンS。
 ミッキーアイルが控えたため、本命のベルカントがハナを切った。「シメシメ」と思っていたのだが、3コーナーでミッキーアイルが先頭に立つという変則的な流れになり、早々に手応えをなくして7着に惨敗。リズムを狂わされたか。
 勝ったミッキーアイルは強かった。序盤は控える競馬を試したのだろう、ハナを譲ったのだが、押さえきれなくなったのか3コーナーで先頭に。直線では前に行った馬が失速するなかで、最後まで先頭を守りきった。マイルCSの1番人気は確定か。

 東京ではアルテミスS。
 本命◎レッツゴードンキは直線で窮屈になりながらもグイグイ伸びて2着に差し込んだが、1着のココロノアイを押さえておらず、馬券はハズレ。

 今週も3戦3敗。他がチョロチョロ当たっているので惨敗は免れているが、パッとしないなあ…。

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2014年11月1日土曜日

【予想と与太話】天皇賞・秋(2014)~消去法で…~

 今日は所用があるので手短に。
 今週は天皇賞・秋。下半期の三大GI開幕戦だ。このレース、外枠が不利なのは周知の通り。この10年、8枠からの連対はなし。7枠で連対したのもゼンノロブロイ(2回)、ダイワメジャー、ウオッカと超のつく一流馬ばかり。それも6年前以前の話で、ここ5年は7、8枠は連対していない。いかに不利かが分かる。

 有力馬は4頭で、そのうち3頭は休み明け。それなら3歳でもイスラボニータを狙おうと思っていたのだが、痛恨の外枠。評価を下げる。
 すると浮上するのがフェノーメノ。まずまずの枠を引いたし、休み明けは得意。これを本命に…と思っていたのだが、天気は雨模様。これも評価を下げる。
 残る2頭のうち、ジェンティルドンナは絶好の最内枠を引いたのだが、宝塚記念9着という成績が気にかかる。宝塚記念からの直行組で結果を残した馬は、いずれも掲示板は確保していた。また、この馬も渋った馬場が得意とは思えず、評価を下げる。
 となると残るのが◎エピファネイア。海外遠征明け初戦というのはやや気がかりだが、角居厩舎ならしっかり仕上げてくれないか。菊花賞馬だが、距離はむしろこれくらいのほうがよさそう。その菊花賞勝利が不良馬場でのもの。馬場も向きそうだ。他の馬の脱落により、押し出された本命というのがどうもパッとしないが…。
 推奨穴馬はデニムアンドルビー。重馬場は鬼かも。

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2014年10月31日金曜日

【予想と与太話】スワンS、アルテミスS(2014)~天気を味方につけるのはこの馬~

 せっかくの三連休なのに雨模様。わが家もいくつか用事があるので、あまり派手に降らないでもらいたい。予想も、雨を考慮する必要がありそうだ。

 そんな土曜は京都でスワンSステークスが、東京でアルテミスステークスが行われる。
 スワンSは今回で57回目を迎える伝統のGII。かつてはマイルCSに直結するメイン前哨戦だったのだが、このところは毎日王冠や天皇賞・秋に押され気味で、かなり影の薄いレースになっていた。
 しかし一昨年はグランプリボスが、昨年はダイワマッジョーレがここをステップに本番で2着に入り、復活の兆しを見せている。さて今年はどうか。

 レースにいってみたい。
 最近の傾向通り、やや薄いメンバー構成。バリバリのGI級はいない。それなら3歳のミッキーアイルが人気するのも頷けるのだが、斤量は57 kg。さらに明日は馬場が悪化しそう。不良馬場の安田記念で惨敗したのは記憶に新しいところ。評価を下げる。
 本命は◎ベルカント。こちらも3歳馬だが斤量は53 kg(牡馬に換算しても55 kg)。前走のスプリンターズSではラスト150 mあたりで先頭に立ち、あわやの場面を作った。1400 mの重賞を二つ勝っており、距離延長はむしろよさそう。ミッキーアイルに行くだけ行かせて、番手から抜け出してほしい。
 推奨穴馬はアフォード。重馬場は得意。展開が向けば怖い。

 アルテミスSはどこからでも入れそうだが、本命は◎レッツゴードンキ。札幌2歳Sで3着は実績上位。岩田はこの馬のために東京に行くのだろうか?

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2014年10月29日水曜日

書評 朝井まかて『先生のお庭番』(徳間文庫)

ほんわか人情小説と思わせておいて…。ニクい。


 舞台は江戸時代の長崎、出島。鎖国の世にあって、外国人の活動が許された人工島だ。タイトルの「先生」とはシーボルトのこと。そのシーボルトの館の庭師として仕えることになった熊吉が主人公である。

 物語はシーボルトと熊吉の出会いから始まる。下働きとして恵まれない生活を送っていた熊吉が、気むずかしくも優しいシーボルトと、遊女上がりの奥方と出会い、関係を紡いでゆく。
 ビクビクしつつも懸命に働き、「先生」や奥方に認められ、人生を切り開く熊吉。出島の人たちと熊吉の暖かい交流の様子に心が和む。
「なるほど、ほんわかした、よい話だなあ」
と浸っていたのだが、後半は一転、怒濤のような展開に。あれよあれよという間に読み終えてしまった。朝井氏の小説は初めてだったこともあり、見事にしてやられた。

 とはいえその本質は人情小説であることに変わりはない。人情とは、ほんわかしたものだけではない、ということなのかもしれない。



2014年10月28日火曜日

書評 森繁和『参謀』(講談社)

落合ドラゴンズの懐刀が、選手育成法、人の育て方の極意を語る。


 落合監督がチームを率いた8年間で、ドラゴンズは何と4回の優勝を飾っている(すごい!)。しかも、残りの4年間も全てAクラス。この超黄金時代をコーチとして支えたのが森氏である。投手コーチ、バッテリーコーチ、ヘッドコーチを歴任し、落合監督の懐刀として政権を支えた。
 その名コーチが選手の育て方、すなわち人の育て方を語ったのが本書である。

 とはいえ、そこには「目から鱗」の指導法が書かれているわけではない。森氏の指導の基本は
「自分で考えられる選手を育てる」
ことに尽きる。
「そんなん当たり前やん」
と思う事なかれ。私も現在子育て中なのだが「自分で考えられる」ように育てることがいかに難しいか実感している。ついつい、あれこれ指図してしまうのだ。子育て経験者には共通の悩みではないだろうか。
 しかし森氏はこれを徹底する。もちろん
「それができない選手は去っていくのみ」
というところが子育てとは違うのだが、それでもなかなかできるものではない。人を育てるにあたっての心構えを教えてもらった。

 その他にも、完全試合目前の山井投手交代の真相や、吉見、浅尾をはじめ、大野など、前評判がそれほど高くなかった選手が次々と台頭する理由、ドミニカの格安選手たちが活躍するわけ、アラ・イバのコンバートの目的など、常勝ドラゴンズの秘密が次々に開示される。プロ野球ファンには垂涎の一冊だ。

 興味深かったのは、落合監督と森氏は、ドラゴンズ以前には接点がほとんどなかったことだ。森氏は西武、ロッテ、日ハム、横浜のコーチを歴任したのだが、目を見張るような実績を上げてきた訳ではない。
 この両者を引き合わせたのは「球界の寝業師」と言われた根本氏だったそうだ。根本氏のもくろみ通り、森氏は落合監督の下で、名参謀としての評価を確立した。森氏が多くの投手を育てたように、落合監督が森氏の能力を存分に引き出したのだ。
 落合監督が森氏をどのように扱って能力を引き出したのかも、随所に書かれている。中間管理職であるコーチをどのように使えば組織が活性化するかがよく分かった。ボスにあたる社長・部長にもおおいに参考になるだろう。しかし私はそのような立場にないので、それを生かせないのが残念だ…。




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2014年10月27日月曜日

書評 小川一水『コロロギ岳から木星トロヤへ』(早川書房)

SFとしての舞台設定が秀逸。SFの入門書にお勧め。


「まさにSF」であり、かつ「SFに慣れていない人にも読みやすい」。この両立不可能と思える二つのことが実現されている小説だ。
 SFというからには、まずSF的な舞台・世界を設定する必要がある。「宇宙人が来た」なんてのが分かりやすい例だ。この舞台設定で、その作品の面白さの大半が決まってしまうと言ってもよいかもしれない。設定された舞台に入り込めないSFほど、読んで苦痛な本はないだろう。

 小川氏の小説は『太陽の簒奪者』に続いて二作目だったのだが、両作品とも舞台設定はSFの王道である。「宇宙から未知の生物がやってくる」というのが、その共通点だ。まさにSF的な舞台設定であるといえよう。
 SFに馴染めない人は
「そんな、あり得ない舞台を設定されてもねえ…」
という拒否反応を示すのだろうが、小川氏の手にかかると、そういう舞台についつい入り込んでしまう。ラノベ的な要素も持った軽い語り口で、スルスルと読めてしまうのだ。

 ソフトに読めるハードSFとでも言えばよいのだろうか。いまの時代にとてもよくマッチした書き手である。SFの世界への入り口に、ぜひお勧めしたい作家であり作品。

追記:『太陽の簒奪者』は小川氏ではなく野尻抱介氏の著作でした。すみません。小川氏の作品は『第六大陸』に続く二作目でした。記憶力の低下を激しく感じます…。




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【福知山マラソン走ってきました~】滋賀のおっさんランナーのランニング週報:2024年11月18~24日の記録

 2017年7月、45歳を目前に、突如ランニングを始めた。現在は52歳。  2020年12月の神戸トライアルマラソンでサブ3を達成! 自己ベストは2024年3月のびわ湖マラソンの2時間54分台。 ◆総 評◆  土曜に、福知山マラソンを走ってきた。果たして結果はいかに。キロ...