2015年1月10日土曜日

【予想と与太話】シンザン記念(2015)~シンザン記念と聞いて思い出す馬は~

 日曜の京都メインはシンザン記念。オルフェーヴルやジェンティルドンナが出て、すっかり出世レースになった。
 シンザン記念で印象に残る馬の一頭がナリタタイシン。1993年だから、もう20年以上前になる。時が経つのは早いものだ…。その年、ナリタタイシンは直線で抜群のキレを見せて2着に突っ込んだ。
「小さい馬(418 kg)なのに、すごい切れ味やなあ」
と思ったことを覚えている。
 いま調べてみると、このときの鞍上は清水英騎手(現調教師)だったらしい。てっきり武豊騎手が乗っていたと思っていたのだが、その次走から武騎手に手綱が移ったのだった。

 レースにいってみたい。
 今年は重賞勝ち馬がゼロで、12頭中9頭が1勝馬。実績のない馬が揃ったが、今年もこの中に大物がいるのだろうか。
 本命は◎ダッシングブレイズ。前走は追い出しを待たされた分だけ届かなかったが、力は示した。外枠はちょっと誤算だが、スタートを決めて前につけてほしい。久々にマル外の大物登場を期待したい。
 推奨穴馬は最内枠のノースストーム。このレース、内枠の先行馬が有利。前に行ければ面白い。

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2015年1月9日金曜日

【予想と与太話】寿S、招福S(2015)~どの馬が行くのか~

 3学期も始まり、正月モードも終了。仕事も競馬も、そろそろエンジンを掛けていきたいところだ(正月でもそうでなくても、、めったにエンジンはかかりませんが…)。

 そんな3日間開催初日の土曜の京都メインは寿ステークス、中山メインは招福ステークスである。寿Sは、今年からメインレースに昇格した。どういう都合なのか分からないが、何か番組に変更があったのだろう。
 正月らしいレース名で、長い間この条件(芝2000または1800 mの準オープン戦)で行われている。名物レースとは言い過ぎかもしれないが、歴史のあるレースだ。JRAには、こういうレースは大事にしてほしいものだ。

 レースにいってみたい。
 先週の競馬を見ていると、例年通り京都の馬場はかなりの前残り。少頭数でもあるし、ここも前の馬が有利と見た。しかし、どの馬が前にいくのかもよく分からないくらい、先行馬が不在のメンバー。どういう隊列になるのか、誰か教えてほしい。
 本命は◎アドマイヤスピカ。先行馬のイメージはないが、このメンバーなら前につけられないか。内枠も有利。素質馬が前走をきっかけに覚醒してほしい。
 推奨穴馬はダイシンブラック。この馬がハナを切るらしい。

 招福Sは◎マイネルバウンスが本命。ハンデ頭だが56 kgなら。

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2015年1月8日木曜日

映画評 『アルゴ』

実話を題材にした、CIAの人質救出作戦


 1979年、イラン革命が起こり、イランは反米のホメイニ氏に政権が移った。同年、イランの首都テヘランで暴動が起き、アメリカ大使館が占拠された。このとき、密かに大使館から脱出した6名の大使館員がいた。
「何としてでもこの6人をイラン国外に連れ出せ」
という命を受けたCIA捜査官が単身イラクに乗り込み脱出を図る。

 この脱出劇を描いたのが本作。史実を元にした大脱走が繰り広げられる。どこまでが事実で、どこからがフィクションなのかは知らないが、そんなことはどうでもよい。スリル満点の、手に汗握る逃亡大作戦。映画が始まったと思ったら、息つく間もなく一気にエンドロールへ。2回に分けて見ようと思っていたのだが、全然無理だった。

 そしてつい先日(2014年11月)、CIAがこの映画についてのコメントを発表した。時効だということなのだろう。

CIA、映画「アルゴ」の史実正す ユーモア交え真相公表

「真相公表」とはいえ、映画は大筋で事実だったことが分かる。ホンマにこんな話があったのか。「事実は小説よりも奇なり」とはよく言ったものだ。

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2015年1月7日水曜日

書評 湊かなえ『Nのために』(双葉文庫)

すれ違い、交錯する、それぞれの思い。誰が、誰を思い、誰をかばい、そのために何をしたのか。


 本作がドラマ化されて人気を博したのは記憶に新しいところ。ドラマは見ていないのだが、積ん読になっていた本書を手に取った。

 ある夫婦が殺害される。そこに居合わせたのは、4人の男女。事件の真相はどこにあるのか。4人の思惑が少しずつ明らかになるにつれ、一枚ずつ皮をはぐように、事件の姿も浮かび上がってくる。誰が誰のことを思い、その相手をかばうために何をしたのか。
「究極の愛は罪の共有だ」
4人はそれぞれ罪を共有するが、それは自らの心に秘められている。4人は、それぞれの思惑で、それぞれの方法で罪を共有したのだ。

 湊氏の「心」の描き方にはゾクゾクさせられる。深いだけでなく、深層部分がえぐり出されるような筆致には思わず引き込まれてしまう。この心理描写というか、心の動きの描き方が湊氏の真骨頂といえよう。

 しかし、最後のシーンにはやや物足りなさが残った。
「え、そんな終わり方でいいの?」
と思ったのは私だけだろうか。




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小1の娘と年少の息子のお正月~京都水族館、帰省、お勉強、雪遊びなど~

 備忘録を兼ねて、最近の子どもたちの様子をアップしておきたい。

【4回目の京都水族館】
 昨年(2014年)の暮れは、妻と子ども二人で京都水族館へ。ちょっとセコい話なのだが、京都水族館は入場料が高い(大人2000円)し、大人が二人とも行く必要はなかろうということになったのだ。そこで今回は、まだ行ったことのない妻が連れて行ってくれた。
 京都水族館は規模は小さいが、うちの子どもたちにはこれくらいがちょうどよい。未就学児にはお勧めの水族館だ。


【小机を買った】
 下は、先日買った小机で仲良くお絵かきをする二人。いままではダイニングテーブルでお絵かきや工作をしていたのだが、そろそろ親のいないところで二人で遊んでほしいという願いも込めて、小机を購入した。これは正解だった。


こうして見ると仲のよい姉弟のようだが、実際はしょっちゅうケンカをする。上が女の子ということもあり、とっくみあいではなく、口げんかが主である。と言っても、お姉ちゃんが力ずくで押さえないからケンカになるのだろう。私には2歳下の弟がいたが、ケンカをした記憶がほとんどない。私が力を誇示していたからだ。
 ケンカが多いわりには、弟は姉について行きたがり、姉は弟のすることに口や手を出す(娘はお節介なのだ)。仲がよいのか悪いのかよくわからないが、この年の姉弟ってこんなものなのかもしれない。

【勉強好きの娘】
 娘はけっこう勉強が好きだ。ちゃれんじ1年生も1週間もせずに終えてしまうし、冬休みの宿題も(少なかったが)1日で終えてしまった。いまは覚え立ての筆算のドリルに取り組んでいる。


格別に勉強ができるわけではないようだが、分かっていく過程が面白いらしく、ドリルなどの地道な勉強を苦にしない。このまま育っていってくれれば、親は楽ができそうだ。

【お正月は帰省】
 お正月は私の実家に帰省した。私は3人きょうだいで、それが全員集合した。父と母も含めると、4家族12人が勢揃い。子どもたちは楽しかったようだが、おじいちゃん、おばあちゃんはたいへんだっただろう。ありがとうございました。
 この正月(2015年)は雪が降ったので、雪遊びをして楽しんだ。雪だるま作りを弟、義弟、義妹に任せ、私は写真係。楽させてもらいました。



 今年もよい年になりますように。

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2015年1月5日月曜日

【予想の回顧】京都金杯、中山金杯、万葉S、ジャニュアリーS(2015)

 京都金杯の本命は◎ウインフルブルーム。スタートはそれほど早くなかったが、押して果敢にハナを奪いにいく。ホウライアキコが控えてくれたお陰ですんなりと隊列が決まり、1000 mは58.8秒と平均程度。「よしよし」と思って見ていると、3コーナー過ぎに早くもグランデッツァが馬体を併せてくる。
「もう少しゆっくり来てくれよ」
という願いも聞き入れられず、直線入り口でグランデッツァにかわされた。
「こりゃアカン、何とか2着に粘ってくれ。そのまま~」
ところが「そのまま」では終わらず、何とウインフルブルームが差しかえして完全に抜け出した。
「よし、やった」
と思ったところに内を抜けてきたのがエキストラエンド。何とこの馬を押さえておらず、馬券はハズレ…。痛恨のヒモ抜けとなってしまった。
 エキストラエンドフルーキーの角居厩舎2頭は、追い切りの日に雪が降るという誤算があったので軽視していたのだが、やられてしまった。3~9着の馬は全て買っていたのに、この馬だけ押さえていないとは。なんてこった。

 中山金杯は◎デウスウルトが本命。道中は中団後方のインを追走。前走と同じような位置取り。いい感じだ。3、4コーナーで内からスルスルと上がっていき、直線へ。1、2着馬の後を追うように伸び、最後に内を突いたが3着まで。馬券は馬連を買っていたのでハズレ。最後は外にも進路があったように見えたので、そちらに行ってほしかったというのは結果論か。

 月曜の京都メインは万葉S。◎サトノシュレンは予定通り快調にハナを切ったが、4コーナーで被せられたときにはすでに手応えがなく、直線は後退する一方。最下位に終わった。距離が保たなかったのか、ペースが早かったのか。

 中山メインはジャニュアリーS。◎メイショウノーベルは好位追走から4コーナーでは外に持ち出して、直線半ばで先頭に立つ。最後はレーザーバレットに差されたが2着は確保。枠連をとった。10倍つけば、まずまず。

 2015年最初の週は4戦1勝。本命馬4頭のうち、3頭は馬券圏内に頑張ってくれたのだが、取ったのは1レースのみ。馬券の買い方が噛み合わなかったが、流れは悪くないということにしておきたい。

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2015年1月4日日曜日

映画評 『鍵泥棒のメソッド』

笑いあり、ハラハラドキドキもあり、さらに恋愛もあり。満足!


 二人の男が入れ替わるというストーリーなのだが、その二人の生活環境が真逆で、しかも性格も真逆。
 人はいいが、とんでもなくマヌケでズボラな男を演じるのが堺雅人。完璧主義者でキレキレの男を演じるのが香川照之。この配役と、真逆さを際だたせる演出が秀逸。笑いあり、シリアスあり、恋愛ありのストーリーを堪能した。
 ベストセラーを原作とした映画ばかりの邦画界にあって、(本作にも原作はあるが)先入観なしに楽しめた作品だった。お勧めの一本。

【粗筋】
 役者志望のダメダメ男(桜井)が、ひょんなことから記憶を失った暗殺者(コンドウ)と人生を入れ替わる。超几帳面で完璧に仕事をこなすコンドウの仕事を桜井がこなせるわけもなく、裏社会の仕事でドジを踏んでピンチを迎える桜井。記憶を失ったコンドウに、この危機を脱出する手助けをすることができるのか。

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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...