2015年1月8日木曜日

映画評 『アルゴ』

実話を題材にした、CIAの人質救出作戦


 1979年、イラン革命が起こり、イランは反米のホメイニ氏に政権が移った。同年、イランの首都テヘランで暴動が起き、アメリカ大使館が占拠された。このとき、密かに大使館から脱出した6名の大使館員がいた。
「何としてでもこの6人をイラン国外に連れ出せ」
という命を受けたCIA捜査官が単身イラクに乗り込み脱出を図る。

 この脱出劇を描いたのが本作。史実を元にした大脱走が繰り広げられる。どこまでが事実で、どこからがフィクションなのかは知らないが、そんなことはどうでもよい。スリル満点の、手に汗握る逃亡大作戦。映画が始まったと思ったら、息つく間もなく一気にエンドロールへ。2回に分けて見ようと思っていたのだが、全然無理だった。

 そしてつい先日(2014年11月)、CIAがこの映画についてのコメントを発表した。時効だということなのだろう。

CIA、映画「アルゴ」の史実正す ユーモア交え真相公表

「真相公表」とはいえ、映画は大筋で事実だったことが分かる。ホンマにこんな話があったのか。「事実は小説よりも奇なり」とはよく言ったものだ。

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