2016年5月12日木曜日

【映画評】『ハスラー』(1961)、『ハスラー2』(1986)

二つ続けて観てほしい



 『ハスラー』は1961年に作られた、ポール・ニューマン主演の白黒映画。本作の主題は「勝負と酒」だ。
 ポール・ニューマンが演じるのは若き「ハスラー」。ビリヤードはあくまでも金を得るための手段。いかに相手をだまして金を巻き取るか。自分を下手に見せ、金をつぎ込ませて小遣いを稼ぐ。それが「ハスラー」なのだ。さらに自分自身も、愛する彼女もアル中。勝負と酒に溺れる人生。
 しかし徐々に勝負に目覚めたハスラーは、酒を控え、「脱ハスラー」の道を歩む。ハスラーがビリヤードプレイヤーへと変貌していく物語だ。

 一方の『ハスラー2』は、その逆のストーリー。トム・クルーズが演じる才能あふれる若者は、「ハスラー」とは真逆で、小遣いを得ることなど二の次。ビリヤードの勝負が楽しくて仕方がなく、自分の実力を惜しみもなく出してしまう。
 『ハスラー』から25年後。そんな二人が出会ったというのが『ハスラー2』の舞台設定。二人がコンビを組んで旅打ち(旅突き?)に出る。小遣いを得るためのビリヤードと、スポーツとしてのビリヤードがせめぎ合う。対照的でありながら、どこか似通う二人の絡みが絶妙だ。
 オチにはやや不満が残ったが、こういう結末が好きな人も多いのかな。
 二作を続けて観ると、面白さ倍増。ぜひ、間をおかずに観てほしい。





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2016年5月11日水曜日

【2016 G.W.その1】海釣り公園みかたに行ってきた~2回目の釣行~

 今年(2016年)のゴールデンウィークも、ぼちぼちいろんなところに出かけた。「わざわざ混んでるときに行かなくても」と思わないでもないが、子どもがいると、出かけないのも悪い気がする。

 まずは4月30日に釣りに出かけた。1年半前にとても楽しい思いをした「海釣り公園みかた」にもう一度行ってみた。

【スムーズに到着】
 鯖街道沿いに朽木や熊川宿を経由してスムーズに到着。前回は予約をせずに行ったので上級者コースにチャレンジすることになったが、今回はファミリーコースを予約した。さっそく釣り場へゴー。
 釣り道具をセットし、タナをあわせて、いざ投入。たくさん釣れるだろうか。

釣れるかな?

【2時間の釣果は?】
 制限時間は2時間。「坊主だけはカンベン…」と思っていると、すぐに1匹のアジがかかった。そうすると欲が出て「1匹だけではなあ…」と思ってしまうのは人間の性だろうか。
 子どもたちは、釣れ出すと「やらせて~」と寄ってくる。娘に竿を持たせていると
「お父さん~、釣れた~」
と竿をしならせている。これは超大物か!

大物が掛かった!

 釣れたのは、大物中の大物、「地球」。要するに根掛かりでした(笑)
 子どもたちは10分もアタリがないと、すぐに飽きてしまう…。飽きた子どもたちを背にしばらく頑張っていると、浮きが沈んだ。「よし」と思って釣り上げたら、何とフグだった…。
 そんなぬか喜びをはさみながら、ポツポツとアジが釣れていく。入れ食いの時間帯はなかったが、退屈しない程度に浮きが沈む。娘と息子が竿を持っているときにも釣れた。子どもたちによると、これは「わたし(ぼく)」が釣ったことにカウントされるらしい(笑)。

【ラストスパート】
 いよいよ残り時間もわずか。そこにやってきたのが、釣り場の係の人。子ども連れの素人家族に何とかよい思いをさせてあげようと、いろいろ手を焼いてくれた。大きな魚がいるポイントに割り込ませてもらい、制限時間ギリギリのところで、大きなタイを釣らせてもらった。ありがとうございました。これが釣り堀のありがたいところだ。

【結果は】
 釣果は、アジが4匹、タイが1匹、オコゼが1匹、フグが1匹。4人で食べる分にはちょうどよい量だった(もちろんフグは食べてません)。美味しくいただいた。写真はタイとアジの刺身。

左がタイ、右がアジ

 素人家族の釣りには、やはり釣り堀がいい。道具を買わなくていいのもありがたいし、係の人が世話を焼いてくれるのも助かる。
「釣りをしてみたいけど、竿も持ってないし、どうしていいのやら」
と思っている人には「海釣り公園みかた」はお勧めだ。

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2016年5月8日日曜日

【お父さんの週末料理】2016年ゴールデンウィーク~タケノコやら釣った魚やら~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代半ば)、母(年齢非公表)、娘(小3)、息子(年長組)の4人である。なお、朝ご飯は妻が早起きして作ってくれている。

 ゴールデンウィーク中もなんやかんや作ったので、さらっとまとめておく。

 4月29日(金・祝) 
タケノコを茹でた。美味しいのだが、手間なので年に一度あるかないかの行事。
 昼にはタケノコが間に合わず、メインはベーコンとイカの炒め物。主食はそうめん。
 夜はタケノコ三昧。タケノコご飯、タケノコとイカの煮物など、春を満喫。

茹でたタケノコ

昼ご飯

晩ご飯

 4月30日(土) 
この日は魚釣りに行き、釣ったアジ、タイを美味しく食べた。
 アジとタイをフライと刺身にした。自分で釣った魚は美味しく感じる。帰り道に鯖街道で買った鯖寿司も激旨。

左がタイ、右がアジ

鯖街道の鯖寿司

 5月1日(日) 
前日が魚釣りだったので、この日は肉がメイン。
 昼は豚肉を、夜はジンギスカンを焼いた。ジンギスカンは、近所に新しくオープンしたスーパーで購入。安くて美味しかった。

ジンギスカン

 5月5日(木・祝) 
3連休の最初の2日は実家にお邪魔したので自炊は5月5日のみ。実家からいただいたタケノコを堪能した。
 昼はタケノコご飯、塩サケ、ワカタコ煮(タケノコとタコとワカメの煮物)。ワカタコ煮はわれながら上手にできた。夜は鶏胸肉カシューナッツ炒め@タケノコたっぷりバージョンがメイン。前回ほどではなかったが好評。甘辛い味付けが子どもたちに人気だ。

昼ご飯

晩ご飯

 5月7日(土) 
この日は一人で買い物に。選んだ魚はアジ。安くて美味しかった。1匹は刺身に、1匹は塩焼きにした。作り置きメニューはネバ三。
 夜はみんなのきょうの料理から、肉味噌レタス包み。甘辛い味噌を自分で包んで食べるのが子どもたちに大好評だった。
「ちょっと食べにくいけど、美味しい」
だそうだ。レタスと白ご飯が意外によく合うことを発見。

今週のネバ三

みんなのきょうの料理 肉味噌レタス包み

 5月8日(日) 
昼はちょっと手を抜いて、さば缶とねぎのみそ煮。子どもにはちょっと骨が気になるが、お手軽で栄養満点。これも、みんなのきょうの料理のメニュー。
 夜もみんなのきょうの料理から「食べれば北京ダック」。焼いた鶏モモ肉にタレをつけて春巻きの皮で巻き、北京ダック風に食べるというもの。五香粉(ウーシャンフェン)というスパイスをこのために買ったところ、大正解。このスパイスは省略しないことをお勧めする。子どもたちは香菜はダメだったが、他はモリモリ食べた。

食べれば北京ダック。タレがグー

みんなのきょうの料理 さば缶とねぎのみそ煮

みんなのきょうの料理 食べれば北京ダック

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【中央競馬予想の回顧】NHKマイルC、鞍馬S、新潟大賞典、京都新聞杯(2016)

 今週はNHKマイルC。
 ◎イモータルは、懸念されたイレ込みはそれほどでもなく、ひと安心。レースでは中団の内で我慢。何とか折り合いもついている。いい手応えで直線に向き「よし、いけ」と思ったところでパッチンをくらってレース終了。うまく抜けていたら、2着はあったかもしれない。残念。
 勝ったのは1番人気のメジャーエンブレム。ハナを切って押し切った。スムーズならやはり強い。
 馬券はメジャーエンブレムを切っていたため、ハズレ。

 京都では鞍馬S。
 ◎ミッキーラブソングは後方から。4コーナーでは外を回す横綱相撲で前を追い詰めたが、1馬身半差の2着まで。もう少し前につけたかったというのは結果論か。
 勝ったのはセカンドテーブル。取り消し明けだったが関係なかった。

 新潟では新潟大賞典。
 ◎フルーキーはかかり気味なのを何とか我慢して直線へ。狭いところをよく抜けて、混戦の2着争いを制した。
 勝ったのは10番人気のパッションダンス。昨年の新潟記念に続く重賞勝利。よほど新潟があうのだろう。人気の盲点だった。
 馬券はパッションダンスを押さえておらず、ハズレ。

 土曜は京都で京都新聞杯。
 ◎ブラックスピネルは4、5番手の外を追走。4コーナーで前に取りついたが、勝ち馬には楽々と外からかわされた。それなりに伸びたが4着まで。

 今週は本命馬は0-2-0-2だったのに、4戦全敗…。馬券は難しい。

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2016年5月7日土曜日

【中央競馬予想と与太話】NHKマイルC、鞍馬S、新潟大賞典(2016)~新二冠ローテーション~

 今週から5週連続で東京でGIレースが組まれている。偏りすぎだと思うのは私だけだろうか…。このレースかヴィクトリアマイルを関西に持ってきてもよいのでは。

 NHKマイルカップは今回で21回目。過去の20頭の勝ち馬のうち、キングカメハメハとディープスカイの2頭が、このレースとダービーを連覇している。近年はトリッキーな中山2000 mを敬遠する馬も増えているので、今後はこのローテーションを組む馬も増えていくかもしれない。

 レースにいってみたい。
 桜花賞と皐月賞で残念だった馬が1、2番人気となりそうだ。しかしこのレースは、前走がGI、とくに皐月賞だった馬の成績が悪い。荒れそうな雰囲気だ。
 本命は◎イモータル。前走の共同通信杯は、後の皐月賞馬(ディーマジェスティ)の2着に頑張った。それ以来のレースとなるが、アクシデントがあったわけではなく、予定通りのローテーションなら問題なかろう。むしろ、十分に間隔を取った馬の成績がよいのは好データだ。
 推奨穴馬はダンツプリウス。前哨戦の勝ち馬がこの人気でいいのか。

 鞍馬Sは人気でも◎ミッキーラブソング。この相手で55 kgなら。

 新潟大賞典は◎フルーキーが本命。単勝5倍超は美味しく映る。

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2016年5月6日金曜日

【中央競馬予想と与太話】京都新聞杯(2016)~元祖貴公子の競走馬~

 G.W.も終わり、来週からは通常モード。G.W.で薄くなった財布を膨らませたいものだ。
 そんな土曜の京都メインは京都新聞杯。どうしても菊花賞トライアルとしての印象が強い(まだ言うか)が、この時期に移ってからも有力馬を送り出している。2頭のダービー馬を排出し、昨年もサトノラーゼンがダービーで2着した。トライアルの青葉賞よりも好成績を残しているのは、関西馬の強さと無関係ではないだろう。

 このレースは、今回で64回目と長い歴史をもつ。私が生まれた年の勝ち馬がタイテエム。もちろん現役時の走りは知らないが、貴公子いうニックネームだったらしい。菊花賞では結果が出なかったが、翌春の天皇賞を制してGI馬となったそうだ。テンポイントより4年先輩の、元祖貴公子だったと言えるだろう。
 そして、タイテエムの主戦騎手だったのが須貝彦三・四郎の兄弟。彦三騎手は現在の須貝調教師のお父さんである。

 レースにいってみたい。
 本命は◎ブラックスピネル。強い相手と走ってきたが、いつも大崩れしない。ここまでの6戦で馬券圏内を外したのは、4着だったホープフルSだけという安定ぶりだ。なかなか勝ちきれないが、ここで結果を残して胸を張って本番へ向かってほしい。阪神よりも京都のほうがよさそう。
 推奨穴馬は須貝厩舎つながりでエルリストン。今回と同じコースで勝っている。

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2016年5月1日日曜日

【中央競馬予想の回顧】天皇賞・春、天王山S、青葉賞(2016)

 今週は天皇賞。
 ◎キタサンブラックは2番人気。パドックでも落ち着いて周回していた。対照的だったのが1番人気のゴールドアクター。イレ込み気味だ。
 レースでは最内枠のキタサンブラックがすんなりハナへ。武豊が逃げれば、無理に競りかける騎手はおらず、淡々と流れる。シメシメだ。一方のゴールドアクターは道中もかかり気味。
 キタサンブラックは持ったままで直線入り口へ。いい感じだ。外からゴールドアクターが迫ってきたが、これを競り落として逃げ込みをはかる。ところが、番手にいたカレンミロティックが思いのほかしぶとく伸びて、直線半ばで先頭に。さらに外からトーホウジャッカルが鋭く差してくる。
「これはアカン」
とズルズル後退することを覚悟したが、そこから驚異の粘り腰を見せて内から差し返し、カレンミロティックとの大接戦をハナ差で制した。素晴らしいスタミナと勝負根性だ。いいものを見せてもらった。
 馬券は2~7着までがすべて抜けていて、惜しくないハズレ。

 土曜は京都で天王山S。
 ◎ニシケンモノノフは単勝1.8倍の断然人気。レースでは4、5番手を手応えよく追走。直線に入っていざ追い出すが、前の馬の手応えがよい。
「これは2着までか」
と思ったところからもうひと伸びして最後はアタマ差かわした。
 馬券は、2着のゴーイングパワーを押さえており、馬連をとった。

 東京では青葉賞。
 ◎レーヴァテインが1番人気とは驚いた。レースでは中段の後ろから、直線では外に出して前を追ったが、内を伸びた2頭には届かず3着。外枠が応えたか。
 勝ったのはヴァンキッシュラン。中団から鋭く抜け出して1馬身1/4差の完勝。これで馬は4連勝(そのうち1回は降着)。本番でも楽しみだ。

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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...