夏の甲子園の予選が始まった。
先日、息子を大学野球に見に連れていったところ、それなりに喜んでくれた。そこで
「今度は高校生の野球を見に行くか?」
と聞いたら乗ってきたので、再び皇子山球場に行ってきた。
球場に着くと、第1試合の終盤だった。10-1で草津東高校が玉川高校をリード。もう1点入ればコールドゲームだ。そのことを息子に説明しているうちに、二死満塁になった。すると、草津東の打者が見事にタイムリーを放ち、試合終了。息子は
「めっちゃ差がついたなあ」
と驚いていた。
あと1点でコールド
次の試合までの間に息子が飽きてしまわないか心配したが、かき氷を食べたり、ノックを見たり、グランド整備に感心したりしているうちに、プレイボールの時間になった。息子もずいぶん「待てる」ようになってきた。
イチゴ味のかき氷
第2試合は膳所高校-伊吹高校戦。息子に
「どっちを応援する?」
と聞くと
「白い帽子のほう」
との答えが。膳所を応援することに決定した。
いざ試合開始。序盤は投手戦で進んだ。試合が動いたのは3回表。伊吹が相手のミスに乗じて一死から三塁にランナーを進めた。すると、何とここから2球連続のスクイズ。1球目はファール。2球目もファール…と思ったところに、膳所の一塁手が猛然とダッシュしてダイビングキャッチ。飛び出した三塁走者は帰塁できず見事なダブルプレー! 息子も
「すごかったなあ。飛んで捕らはったな~」
と大喜び。
膳所-伊吹戦。投手戦だった
「ピンチの裏にチャンスあり」のことわざ通り、その裏に膳所にチャンスが到来。ヒットで出たランナーが盗塁と悪送球で一気に三塁へ。カウントは3ボール2ストライクだ。
「ここでスクイズも面白いなあ」
と呟いていると、やはり来た。スクイズだ。これが見事に決まって膳所が1点を先制した。両チームとも打力に自信がないのか、バントが多い試合だった。
しかし、ダイヤモンドを一周して本塁に帰ってきたのは投手の池田選手。その影響か、もしくは元々スタミナに不安があったのか(おそらく、その両方だったと思う)、4回表は投球が定まらない。守備のミスも絡んで、すぐに同点に追いつかれてしまった。
1-1のスコアで中盤戦へ。試合も動き始め「さあ、これから」というところだったのだが、息子が限界を迎えた。
「そろそろ飽きてきた?」
と聞くと
「うん」
想定していた展開だったので
「じゃあ、次の膳所の攻撃が終わったら帰ろうか」
ということになった。4回裏の膳所の攻撃はあっさり3人で終了。伊吹の田濃投手が乗ってきたように感じた。
残念だったが、ここで球場を後に。しかし前回に比べると、ずいぶん長く観戦できた。息子も少しずつルールが分かって、楽しめるようになってきているのだろう。この調子で野球好きに育ってほしいものだ。
後で確認すると、試合はその後も投手戦が続き、9回に伊吹が2点を取って逆転勝ちを収めたそうだ。
球場を出たのがちょうどお昼時だったので、西大津のイオンで昼ご飯。息子は唐揚げ定食を、私は鶏カツの卵とじ定食をたらふく食べた。
もう少し選手やルールを覚えたら、ぜひプロ野球も見に行きたいものだ。また行こう。
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