2016年10月8日土曜日

【中央競馬予想と与太話】毎日王冠、オーパールS(2016)~ビワハヤヒデを下した快足馬~

 今週はこの時期恒例の3日間開催。ローカルの開催を削ってここに持ってきているのだが、よい方向とは思えないなあ…。短期的には売り上げが伸びるのだろうが、地方のファンは確実に減っていくだろう。毎度恐縮ですが、いつもの愚痴でした。

 真ん中の日曜日には毎日王冠とオパールステークスが組まれている。記憶に残る毎日王冠は1994年。ネーハイシーザーが勝ったレースだ。
 ネーハイシーザーは快速の中距離馬。このレースでも、逃げたサクラバクシンオー(バクシンオーが1800 mのレースに出ていたとは)を見る位置からグイッと抜け出して、1馬身半差の完勝。その勢いで次の天皇賞も、同期のビワハヤヒデやウイニングチケットを抑えて優勝を飾った。鞍上の塩村克己騎手ともども、人馬ともにこれが唯一のGI勝利となった。

 レースにいってみたい。
 GI馬はロゴタイプのみと、やや小粒なメンバー。オッズも割れ気味だ。本命は◎ウインフルブルーム。1年半ぶりの前々走を見事に勝利で飾り、前走はクビ差の2着。ネーハイシーザー同様の先行力を武器に、抜け出してほしい。有力馬が揃って休み明けなのも好都合だ。
 推奨穴馬は、穴というほどではないがステファノス。休み明けでもきっちり仕上げてくる厩舎だ。

 オパールSは◎ナックビーナスが本命。今年の3歳は各路線でレベルが高そうだ。

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2016年10月7日金曜日

【中央競馬予想と与太話】サウジアラビアRC、平城京S(2016)~京都の奥座敷のそのまた奥~

 台風が通り過ぎて、ようやく涼しくなってきた。中央競馬も今週から京都・東京開催。今年も残り3開催とは、早いものだ。

 そんな土曜は東京でサウジアラビアロイヤルカップが行われる。一方、京都のメインは平城京ステークスで、その他に愛宕特別と久多特別の二つの特別レースが組まれている。
 レース名の愛宕は京都市北西部にある愛宕山のことで、ぎりぎりで京都市に含まれる。嵐山や嵯峨からよく見える山なので、ご存じの人も多いかもしれない。頂上には愛宕神社があり、防火の神様として祀られているそうだ。全国にある愛宕神社(あたごさん)の総本山である。京都の奥座敷である清滝からさらに山を登ったところにあるので、夏はとても涼しく清らかな空気だと勧められたことがあるが、行ったことはない。

 レースにいってみたい。予想は平城京Sを中心に。
 ダート1800 mの準オープン戦。12頭と頭数は少なめ。このメンバーなら、今度こそ◎モズライジンが決める。このクラスで3走続けて2着。そのうち2回はピオネロに負かされたものだから、このクラスでは最上位の力の持ち主だ。重馬場は得意なので雨予報はむしろ歓迎。夏に使ってきた疲れさえなければ。
 相手は人気でもタムロミラクルは抑えざるを得ない。この2頭が中心。
 推奨穴馬はリーゼントロック。4勝はすべてやや重か重であげたもの。雨が降れば怖い(降らなければ買わないかも)。先日引退したDeNAの三浦大輔投手がオーナーだ。

 サウジアラビアRCは◎ダンビュライトを狙う。初戦が圧巻。ひと雨降りそうなのもプラス材料か。

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2016年10月5日水曜日

【書評】湊かなえ『サファイア』(ハルキ文庫)

自らをモデルにした一話にはビックリ


 宝石名がタイトルの話が七つ収められた短編集。真珠、ルビー、ダイヤモンド、猫目石、ムーンストーン、サファイア、ガーネットの七話が並べられている。
 人の悪意を書くことにかけては現代日本、いや世界でナンバーワン(当社比)の湊氏にしては、今回はどの話も悪意指数はやや抑えめ。しかし、各話のラスト(オチ)は切れ味抜群で、「エッ」と絶句するような読後感。エピローグ的な余韻がなく、ブツッと話が切られる終わり方なのだ。
 驚いたのは、自らをモデルにした一話。とことんまで突き詰め、それを「さらけ出す」思い切りの良さと勇気には脱帽。しかしこれは「自分自身をさらけ出す」のとはまた違うことであり、だからこそ「悪意全開」の作品を次々と世に出せるのだろう。湊氏は「悪意をたくさん持っている人」ではなく「悪意をとことんまで突き詰められる人」なのだ。



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2016年10月2日日曜日

【お父さんの週末料理】2016年10月1・2日~秋の味覚、栗ご飯~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代半ば)、母(年齢非公表)、娘(小3)、息子(年長組)の4人である。

 今週は外食はなし。栗ご飯を作った。

 10月1日(土) 

◆昼ご飯◆
 今週は息子と買い物に。選んだ「本日の魚」はブリ。天然ブリがお買い得だった。定番の照り焼きにして、サクッと完食。息子の評価は「グー×100」。
 他はサラダ、鶏ガラスープ、栗ご飯。栗ご飯は「みんなのきょうの料理」のレシピ。エビと栗とチーズの組み合わせが美味。意外な組み合わせだが、よく合う。息子の評価は「グー×1000」。

栗ご飯とブリの照り焼き

みんなのきょうの料理 チーズと栗の秋ごはん

◆晩ご飯◆
 久々に子どもたちの大好物、タコ焼き。目の前でクルクルと焼くのはやはり楽しい。最近は、娘が返してくれるようになった。いつもの通り、プレーン、チーズ、キムチの3種類で、大玉42個を完食。以前は少し余ったのだが、残らなくなってきた。
 他はサラダ、鶏ガラスープ。

 10月2日(日) 

◆昼ご飯◆
 メインはイカとチンゲンサイのオイスターソース炒め。定番の組み合わせだが、ちょっと水っぽくなってしまったかも。
 他はサラダ、鶏ガラスープ、栗ご飯。

◆晩ご飯◆
 メインはまたも「みんなのきょうの料理」から「チャーシューなす」。厚切りの豚肉とナスをチャーシュー風のタレに絡める一品。甘辛いタレが食欲をそそる。丼にしても美味しそうだ。子どもたちにも好評。
 他はサラダ、ラーメン。エビラーメンが買い置きしてあったので使った。息子は
「なんか、お腹いっぱいや~」
とサラダをちびちび食べていたので、説教モードかと思いきや、チャーシューとラーメンは超速で平らげた…。なぜラーメンはツルツルと食べられるのだろうか。

チャーシューなす

みんなのきょうの料理 チャーシューなす

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【書評】片野優、須貝典子『料理でわかるヨーロッパ各国気質』(実務教育出版)

取材ではない、生の体験が伝わってくる良書


 オーストリア、ハンガリー、セルビアと、ヨーロッパの非メジャー国(失礼)に実際に居住し、その間にヨーロッパ各国を頻繁に行き来した日本人コンビにしか書けないうんちくが満載。片野氏と須貝氏が、ヨーロッパ各国の「食」を切り口に、その国の歴史を交えながら、それぞれの国民の気質を分析する。
 著者コンビは、本書を書くために各国を訪れたわけではない。これまでのヨーロッパ生活で各国を訪問した経験を、本書に著したのだ。だから上辺だけの記述に陥らず、実際の生の体験が伝わってくる。

 取り上げられている国は全部で20。英仏独の大国から、旧ユーゴの小国まで、さまざまな国の国民的料理と、それを支える国民気質が紹介されている。どれも興味深いのだが、やはり「料理とヨーロッパ」といえば、イギリスを取り上げないわけにはいかないだろう。本書でも真っ先に紹介されている。
 イギリス料理はなぜまずいのか。産業革命の発祥地であり、アメリカの母国でもある先進国イギリスの料理がなぜまずいのだろうか。
 普通なら「いやいや、実はイギリス料理も美味しいんですよ」と、お茶を濁すところ。しかし本書は大胆にも「イギリス料理がまずい」ことは公然の事実とばかりに、歴史や国民気質までさかのぼって徹底的に分析する(笑)。

 興味深かったのはハンガリー。著者の二人が以前に住んでいたということもあり、その思い入れが感じられる。その思い入れを支えるのは、やはり「食」。食事が合わなければ、その国が好きになれるはずがないだろう。

 取材ではない、生の体験が伝わってくる良書。ヨーロッパに行きたくなること請け合い。



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【中央競馬予想の回顧】スプリンターズS、シリウスS(2016)

 今週はスプリンターズS。
 ◎ダンスディレクターは予定通りの後方待機。しかし、まったくよいところがなく、ブービーの14着に惨敗。流れが向かなかったにしても負けすぎだ。何かあったのだろうか。
 勝ったのはレッドファルクス。中段待機からグイグイ伸びて、粘るミッキーアイルをアタマ差でかわしたところがゴール。デムーロマジックが炸裂した。
 馬券は1、2着馬ともに買っておらず、ハズレ。

 土曜は阪神でシリウスステークス。
 ◎マスクゾロは1番人気。レースでは行きたい馬もおらず、内枠から押してハナを切った。先行集団を形成したピオネロ、アポロケンタッキーにつつかれることもなく、すんなりと直線へ。最後までこの3頭の叩き合いとなり、抜きつ抜かれつの大接戦。マスクゾロがよれて少し迷惑をかけたが、何とか粘りきって重賞初制覇。足下さえ大丈夫なら、さらに上を目指せそうだ。
 2着にはピオネロが入り、安かったが馬連をとった。

 今週は2戦1勝。他もチョロチョロ当たってトータルもプラスに。最終馬連の恩恵が大きかった。

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2016年10月1日土曜日

【中央競馬予想と与太話】スプリンターズステークス(2016)~50回目にして初めての記録なるか~

 今週は、早くも秋のGI開幕戦、スプリンターズS。さい先よいスタートを切りたいものだ。
 絶対王者のロードカナロアが引退してからチャンピオン不在のスプリント戦線に、ビッグアーサーが新王者として名乗りをあげるかに注目が集まる。また、ビッグアーサーの勝利には一つの記録がかかっている。それは親子制覇。今年で50回目を迎えるこのレースだが、まだ親子で制した馬がいないのだ。名スプリンターのサクラバクシンオーの子が、偉業を達成できるか。

 という前振りとは関係なく、本命は◎ダンスディレクター。前走は人気を裏切ったが、7カ月の休み明けで前残りの展開のなか、0.4秒差ならまずまず。今回は先行争いが激化し、差し馬の流れになると見た。
 推奨穴馬は同枠のレッツゴードンキ。タメがきけば。

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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...