京都文化博物館の「黄金のファラオと大ピラミッド展」の新聞広告を見た息子(6歳、年長組)が「これ見たい」と言ってきた。仮面ライダーゴーストでツタンカーメンが魂となって登場するので、ファラオという言葉を知っていたのだ。黄金の仮面をぜひ見たいらしい。
「じゃあ、みんなで行こか」
と話がまとまりかけたところで、娘(9歳、小学3年)が
「わたし、留守番しとくわ」
と来た…。
「いやいや、家で一人でご飯を食べるの無理やろ」
と説得すると、次は
「じゃあわたし、博物館の外で待っとくわ」
と来た。どうもファラオが怖いらしい…。
「何が怖いねん」
と白状させると、ピラミッドを探索した人たちが次々に謎の死を遂げたという話をどこかで聞いて、ビビっているのだそうだ(笑)。
「発掘するわけじゃないから大丈夫やし」
と言うと、渋々ながらついてきた。可愛らしいが、ちょっとうっとうしい(苦笑)。
《いざ文化博物館へ》
京都駅で買い物を済ませ、文化博物館へ。けっこうな混雑ぶりだった。エジプト、ピラミッド、ファラオと聞くと、ワクワクする人が多いのだろう。私もその一人だ。
4階はは紀元前2500年頃の大ピラミッド時代が中心。ピラミッドの構造や作り方などが解説される。3500年も前にこんな巨大建築物を作るとは、どう考えてもアンビリーバブルだ。一度、実物を見てみたいものだ。
3階は紀元前1500年頃の太陽神信仰時代が中心。ひと言で古代エジプトと言っても2500年以上の歴史があるので、時代によってファラオの権力や人々の暮らしが全く違うことを知った。
娘が飛んで逃げたのが、ミイラの入っていた棺桶。
「ここに本物のミイラが入ってたらしいで」
と聞くと
「こわっ」
と言って、足早に離れていった(笑)。
最後に目玉の「アメンエムオペト王の黄金のマスク」とテレビ解説を見て終了。ファラオのマスクは三つしか現存しないそうだ。もっとピカピカに輝いているのかと想像していたが、思たよりもくすんでいた。そりゃそうか。
アメンエムオペト王の黄金のマスク
見終わったらクタクタになるほどの充実した展示だった。当然、息子は
「早く行こうよ~」
モードだったのだが、それなりに我慢して展示を見ることができたのは映像のお陰。ビデオ映像での解説がいくつかあったので間が持った。
記念撮影コーナーにて
《思い出の焼き鳥店で夕食》
喫茶店でひと息ついて本屋さんで時間を潰した後、20分ほど歩いて「横浜天下鳥 烏丸五条店」へ。私が15年ほど前にこのあたりに住んでいて、当時、妻と一緒によく通った店だ。店の作りやメニューはほとんど変わっておらず、懐かしい。娘は名物の天下豆腐が激しく気に入ったそうだ。
秋の京都を満喫した。また行こう。
天下豆腐。冷や奴に卵のタレを絡めた一品
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