2017年3月18日土曜日

【中央競馬予想と与太話】阪神大賞典、スプリングS(2017)~変わりゆく主流ローテーション~

 変則3日間開催の中日は、西で阪神大賞典が、東でスプリングSが組まれている。
 阪神大賞典は伝統の長距離重賞。長距離戦は疲労が懸念されるのか、メンバーがそろわないことが多かったが、2~4年前はゴールドシップが出走して盛り上げてくれた。そして今年はサトノダイヤモンドが登場。次走は天皇賞・春でキタサンブラックと再戦の予定。長距離戦線が盛り上がるのはうれしいものだ。
 一方、スプリングステークスは、弥生賞を抜いて、皐月賞・ダービーと最も結びつきの強いレースといってよいだろう。しかし、その座を脅かしているのが共同通信杯。ここ数年、ここから直行する馬の成績がよいのだ。時代とともに主流ローテーションも変わっていくということなのだろう。

 レースに行ってみたい。
 阪神大賞典は◎サトノダイヤモンドで堅そう。

 一方のスプリングSは混戦模様。昨年の2歳チャンピオンが出てくるが、すんなりとは収まりそうにない好メンバーが揃った。
 本命は◎トリコロールブルー。ひと息入れた前走が快勝。前々走は勝ち馬に逃げ切りを許したが、これは展開のアヤ。まだ底を見せていない素質馬に期待したい。ただし、大外枠は痛い。
 推奨穴馬はエトルディーニュ。人気の盲点か。

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2017年3月17日金曜日

【中央競馬予想と与太話】若葉S、ファルコンS(2017)

 出先なので簡単に。
 今週は三場×2日=6回の開催を、2回ずつ3日に分ける変則3日間開催。
 そんな土曜の阪神メインは若葉ステークス、中京メインはファルコンステークスと、3歳戦がメインに組まれている。
 若葉Sの本命は◎インヴィクタ。休み明けの前走が鮮やかな勝ちっぷりだった。上積みを見込めるここはもう一丁を期待。
 推奨穴馬はエクレアスパークル…と思っていたら、かなり人気しそうだ。

 ファルコンSは◎ナイトバナレットが本命。スタートが課題だが末は確か。

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2017年3月16日木曜日

【書評】橘玲『マネーロンダリング』(幻冬舎文庫)

ミステリー感覚で、ありとあらゆる金融テクニックが読める


 2002年に上梓された経済小説。ミステリー感覚で、ありとあらゆる金融テクニックが読める希有な作品だ。
 軸になるのは50億円の行方。謎の美女はどんな方法で、どこにこの超大金を隠したのか。この謎解きが本作の柱である。

 それに付随して、さまざまな金融テクニックが紹介されるのが本書のキモ。資金隠し、合法的な節税、贈与税のかからない相続など、驚きの手法が次々と披露される。橘氏が半端ではない知識の持ち主だということが分かる。
 本書によると、最も有効な資産運用法は「運用しないこと」と「税金を払わないこと」なのだそうだ。ホンマかいな。

 最後はしっかり話しも閉じ、気持ちよく読了。黒幕の正体はちょっと反則な気もするが、意外といえば意外。月並みな言い方だが、とてもよくできた小説だ。
 ひとつ残念なのは、安月給サラリーマンである私には、本書で得た知識を生かす機会がないことだ…。

《あらすじ》
 香港で自由気ままに金融コンサルトを営む秋生を訪れたのは、超美女の麗子。公には分からない形で、5億円の大金をある人物に渡したいのだという。秋生は不本意ながらその方法を麗子に伝授する。
 ところが、日本に帰った麗子はその大金を持ち逃げする。「ある人物」とは自分自身のことだったのだ。しかも、大金は5億円ではなく50億円だった。麗子はどのような方法で、どこにこの大金を隠したのか。



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2017年3月14日火曜日

【書評】梨木香歩『村田エフェンディ滞土録』(角川文庫)

さまざまな国から土耳古に集まった若者と神様たちの物語


 時は第一次大戦直前、場所は土耳古(トルコ)のスタンブール(イスタンブール)。だから滞土(トルコ)録なのだ。かの地のとある下宿に集まった若い日本人、独逸(ドイツ)人、希臘(ギリシャ)人。そこに下宿の持ち主の英国人女性と、イスラム教徒の執事(奴隷)と鸚鵡(オウム)が同居する。
 大戦前のきな臭い国際情勢のなか、友好を深めてゆく日本人と独逸人と希臘人。とはいえ硬派な社会派小説ではなく、梨木ワールド全開。日本のきつねの神様(お稲荷さん)やトルコの遺跡で眠っていた龍の神様が登場し、ほのぼのと温かい神様たちの様子が描かれる。いやそうではなく、神様という言葉が誤解を招くのだ。どういう意味かは読んでのお楽しみ。
 最後の章にも心が温まった。そこにつなげるとは。



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【お父さんの週末料理】2017年3月11、12日~またまた激安マグロ~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代半ば)、母(年齢非公表)、娘(小3)、息子(年長組)の4人である。


 3月11日(土) 
昼は用事があったので外食。

◆晩ご飯◆
 時間がなかったこともあり、久々に鉄板焼き。まず最初にステーキ(小さいですが)を焼き、牛肉を堪能。次は豚ロース肉をほおばり、野菜たっぷり焼きそばで締めた。肉は多めに買ったつもりだったのだが、食べ尽くしてしまった。たくさん食べるようになったものだ(特に肉は…)。
 他はサラダ、和風スープ。

 3月12日(日) 
先週に続いて、ピエリのスーパーへ。近辺のスーパーのなかでは、いま魚が最も充実している印象。

◆昼ご飯◆
 ブリが安かったので塩焼きに。美味。
 また、先週に続いて台湾産激安マグロを購入。大きめの短冊が300円と超お買い得だ。少々筋はあるが普通に美味しい。一盛り500円のタラコも買って、タラコご飯にした。息子がタラコご飯を気に入らなかったのは意外。
 他はサラダ、和風スープ。

ブリとタラコご飯

◆晩ご飯◆
 揚げ物大会。味噌カツとエビフライを作った。エビフライは翌日の弁当と晩ご飯用。娘が殻むきを手伝ってくれた。味噌カツはみんなのきょうの料理を参考にした。小麦粉と卵を混ぜて衣にするレシピははじめて見た。なるほどよく絡むような気がする。
 他はエビパリ、サラダ、和風スープ、マグロの刺身、白ご飯(タラコご飯)。エビパリはエビの殻を素揚げして塩を振ったもの。さくさく美味しい。

エビフライ

味噌カツ

みんなのきょうの料理 焼きみそ豚カツ

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2017年3月12日日曜日

【中央競馬予想の回顧】フィリーズR、中山牝馬S、金鯱賞、仁川S、阪神スプリングJ

 フィリーズRの◎ジューヌエコールは3番人気。懸念されたイレ込みもなく、よい状態に見えた。レースでは枠なりにインの3、4番手から。直線でもうまく進路を確保して「さあ、いけっ」というところで、外から内に切れ込んできたレーヌミノルに進路を妨害されてジエンド。4着まで盛り返しただけに、もったいなかった。レーヌミノルの浜中騎手は8日間の騎乗停止。降着はなかったが、大きな不利が認められたということだろう。とはいえ、3着はあったかもしれないが、2着は厳しかったような。
 勝ったのはカラクレナイ。外を一気に伸びてレーヌミノルに半馬身差をつけてゴール。本番でも楽しみだ。デムーロ騎手が神がかっている。

 中山では中山牝馬S。
 ◎クインズミラーグロは1番枠からインの3列目を追走。直線では進路の確保にやや手間取ったが、間を割ってしぶとく伸び、パールコードを内からクビ差かわして3着に食い込んだ。
 馬券はワイドで買っていたのが功を奏して、1-3着、2-3着のワイドをとった。
 レースは、内からトーセンビクトリーが抜け出したところに、外からマジックタイムが襲いかかったが、トーセンビクトリーがクビ差で残した。久々のユタカマジック。好騎乗だった。やはり中山は内枠が有利。

 土曜は中京で金鯱賞。
 ◎プロディガルサンはインの3、4番手から。直線ではうまく外に出してあとは伸びるだけだったのだが、不発に終わり、7着。騎手が
「よく分からない」
というコメントなのだから、私に分かるわけがない。マイルが適距離なのか。
 勝ったのはヤマカツエース。好位からスパッと伸びて1馬身4分の1差をつける完勝劇。3カ月間に同一重賞を連覇するという珍記録を達成した。

 阪神では仁川S。
 ◎コスモカナディアンは中団から早めにマクっていき、人気のグレイトパールとの一騎打ちに持ち込んだが、4分の3馬身差で惜敗。相手が悪かった。
 馬券は枠連をとった。ほぼ1点勝負だったので、そこそこ浮いた。

 この日は阪神スプリングJも組まれていた。
 ◎オジュウチョウサンは2、3番手でいつでも前を捉まえられる位置取り。最終の4コーナーでアップトゥデイトに並びかけると、余裕を持ってこれをかわして2馬身半差の完勝。単勝1.3倍にふさわしい勝ちっぷりだった。今年も障害界はこの馬を中心に回りそうだ。
 2着はアップトゥデイトオジュウチョウサンと同じ時代に生まれたのは運が悪かった。
 馬券はこの2頭を軸とした3連単を買っていた。3着争いはサンレイデューク(抑えていない)、タイセイドリーム(抑えている)、クリノダイコクテン(抑えていない)のデッドヒート。この叩き合いをタイセイドリームが制してくれたお陰で馬券が的中。お馬さんも平沢騎手もお疲れ様でした。

 今週は5戦3勝。大きな馬券は取っていないが、競馬は当たってナンボ。トータルもトントンで好調維持ということにしておきたい。

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2017年3月11日土曜日

【中央競馬予想と与太話】フィリーズR、中山牝馬S~後ろからはなんにも来ない~

 今週は西でフィリーズレビューが、東で中山牝馬ステークスが行われる。
 フィリーズRは1967年の創設以来、改修時以外はずっと阪神の1400 mで行われてきた…と書こうと思ったら、1975年からの4回だけは1200 mで行われたらしい。どういう事情だったのだろうか。
 初めて1200 mで行われた1975年のこのレースを勝ったのが、テスコガビー。カブラヤオーと同期(私と同じ年の生まれ)の女傑である。このレースまで5戦4勝で、先着を許したのはカブラヤオーのみ。レースでは単勝支持率88%という一本かぶりの人気に応えて、レコードで逃げ切り勝ちを収めた。
 そして圧巻だったのが本番の桜花賞。杉本アナの
「後ろからはなんにも来ない、後ろからはなんにも来ない」
の名実況で知られるレースだ。桜花賞を大差勝ちで制したのは、後にも先のもこの馬だけである。

最強の逃走ヒロイン テスコガビー(JRAウェブサイトより)

 レースにいってみたい。
 横綱級こそ出てこないものの、その次のランクの馬が登場。登り馬も出走し、多士済々のメンバーと言ってよいだろう。
 本命は◎ジューヌエコール。前走はGIでかかってしまっては惨敗も仕方ない。距離短縮は好材料。内目の枠からスムーズに運びたい。内回りの1400 mは最適の舞台。
 推奨穴馬はフラウティスタ。前走は消化不良

 中山牝馬Sは◎クイーンズミラーグロを狙う。内枠を利して。

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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...