今週は西でフィリーズレビューが、東で中山牝馬ステークスが行われる。
フィリーズRは1967年の創設以来、改修時以外はずっと阪神の1400 mで行われてきた…と書こうと思ったら、1975年からの4回だけは1200 mで行われたらしい。どういう事情だったのだろうか。
初めて1200 mで行われた1975年のこのレースを勝ったのが、テスコガビー。カブラヤオーと同期(私と同じ年の生まれ)の女傑である。このレースまで5戦4勝で、先着を許したのはカブラヤオーのみ。レースでは単勝支持率88%という一本かぶりの人気に応えて、レコードで逃げ切り勝ちを収めた。
そして圧巻だったのが本番の桜花賞。杉本アナの
「後ろからはなんにも来ない、後ろからはなんにも来ない」
の名実況で知られるレースだ。桜花賞を大差勝ちで制したのは、後にも先のもこの馬だけである。
最強の逃走ヒロイン テスコガビー(JRAウェブサイトより)
レースにいってみたい。
横綱級こそ出てこないものの、その次のランクの馬が登場。登り馬も出走し、多士済々のメンバーと言ってよいだろう。
本命は◎ジューヌエコール。前走はGIでかかってしまっては惨敗も仕方ない。距離短縮は好材料。内目の枠からスムーズに運びたい。内回りの1400 mは最適の舞台。
推奨穴馬はフラウティスタ。前走は消化不良
中山牝馬Sは◎クイーンズミラーグロを狙う。内枠を利して。
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