2018年3月26日月曜日

【書評】朝井リョウ『桐島、部活やめるってよ』(集英社文庫)

悪い意味ではなく、ギャップを感じた一冊


 高校生の心の動きを軽やかに描いた青春小説。軽やかでいながら、ずしりとくる、不思議な感覚の作品だ。大人なのか子どもなのか、その境目にいる若者たちの、モヤッとした不安がよく伝わってくる。ベストセラーになったのも、なるほどだ。

 高校生の心がよく描けていると思う一方で、大きなギャップも感じた。私の高校時代とは、何だか「感じ」が違うのだ。それもそのはず、著者の朝井氏は1989年、すなわち平成元年の生まれ。私が高校生のときに誕生したのだから、そりゃ「感じ」も違うはずだ。初めてジェネレーションギャップを感じた小説だった。
 もう一つのギャップは、華やかさ。「おれの高校時代、こんなに華やかな雰囲気だったかな…」という疑問が。しかし、これにははっきりした答えがあった。
「そうや、おれ、男子校出身やん」



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2018年3月25日日曜日

【中央競馬予想の回顧】高松宮記念、マーチS、毎日杯、日経賞

 今週は高松宮記念。
 ◎セイウンコウセイは宣言通りハナを奪いにいったが、ダイアナヘイローが絡んできた。何しよんねん…。結果的にはこれが痛かった。前半3ハロンは33.3秒と、昨年より0.5秒速い。4コーナーでダイアナヘイローを振り切り、直線なかばまで先頭で踏ん張ったが、最後は力尽きて6着まで。ダイアナヘイローが最下位に沈んだのだから、展開のわりには頑張ったが…。
 勝ったのはファインニードル。中団から鋭く追い込み、レッツゴードンキとの叩き合いをハナ差制した。

 中山ではマーチS。
 ◎メイショウウタゲは、やや出負けして後方から。3コーナー過ぎからまくっていき、直線では一瞬「オッ!」と思う伸びを見せたが、最後はバッタリ止まって最下位。いくら何でも負けすぎだ。何かあったか。
 センチュリオンが好位から抜け出して重賞初勝利。

 土曜は阪神で毎日杯。
 ◎ギベオンは中団から。4コーナーでは人気のブラストワンピースを標的に追い出したが、突き放されて、2着争いをクビ差でしのぐのがやっと。完敗と言える内容だったが、2着は確保してくれた。
 勝ったブラストワンピースは強い内容で3連勝。皐月賞へ向かうのか、ダービーを目標にするのか。いずれにしろ楽しみだ。
 馬券は馬連をとったが、トントン。

 中山では日経賞。
 ◎トーセンバジルが2番人気とは驚いた。後方から進めたが、たいして伸びず、5着。馬場が合わなかったとのことだが…ガッカリ。
 勝ったのはガンコ。番手につけて、押し切った。力をつけている。

 今週は4戦1勝で、1勝もトントンでは、トータルはマイナス。負けが込んでいる…。

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2018年3月24日土曜日

【中央競馬予想と与太話】高松宮記念、マーチS~マル外の全盛時~

 今週は高松宮記念。スプリントGIになってから、もう20年以上になる。
 1200 mのGIに昇格して2、3回目(97、98年)を連覇したのがシンコウの馬。2回目をシンコウキングが、3回目をシンコウフォレストが制した。両馬ともアイルランド生まれのマル外馬。当時はタイキシャトルやシーキングザパールなどマル外が全盛の時代で、特に短距離線では幅をきかせていた。
 いまやマル外という表記もほぼ意味がなくなり、シンコウの馬も見なくなった。時代も変わったということなのだろう。

 レースにいってみたい。
 GI馬が複数出てくるが、確たる軸馬は不在。本命は◎セイウンコウセイ。昨年のこのレースを制した後は未勝利で、2桁着順も2回とスランプに陥ったが、前走のシルクロードSで2着に入って復調気配を示した。昨年に続き、最終週だけBコースを使用するので、インを通れる先行馬が有利。1番枠からすんなり先行したい。揉まれなければ。
 推奨穴馬はシャイニングレイ。前走は度外視。

 マーチSは思い切って◎メイショウウタゲを狙う。重賞でも。

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2018年3月23日金曜日

【中央競馬予想と与太話】毎日杯、日経賞

 出張帰りにスマホでこれを書いている。便利な世の中になったものだ。
 そんな土曜は阪神で毎日杯が、中山で日経賞が組まれている。今日は簡単に予想だけ。

 毎日杯は◎ギベオンが本命。絶好調藤原厩舎から大物登場。
 日経賞は◎トーセンバジルを狙う。藤原厩舎祭りを期待。

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2018年3月19日月曜日

【お父さんの週末料理】2018年3月17、18日~から揚げと竜田揚げの食べ比べ~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代半ば)、母(年齢非公表)、娘(小4)、息子(小1)の4人である。
 最近は、特に息子の野球のある日は、朝をしっかり食べて昼を軽めにというパターンが定着。

 土曜の昼は外食した。

 3月17日(土) 

◆朝・昼ご飯◆
 土・日は朝をしっかり食べるのが習慣化。朝は妻が鶏肉と鮭を出してくれた。いつもありがとうございます。
 私の野球チームの練習に息子を連れて行ったので、帰りに昼食をココイチで食べた。息子はソーセージカレー、私はアサリとエビのカレー。
 妻が「遅い時間にガッツリ食べると晩ご飯が入らないから少なめに」というのでその通りにしたら、晩に「昼が少なすぎたんやんな」と嫌味を言われた。よう分からん。

◆晩ご飯◆
 楽天でジンギスカンを取り寄せた。500 gのラム肉があっという間になくなった。タレが絡んだ野菜も大好評。しかし、息子が気に入りすぎたあまりに
「もっともっと~」
と他の人のことを考えず取ろうとするので叱られた。どうして子どものやることは、こう極端なのだろうか…。
 他はサラダ、スープ、カボチャの煮物、鶏ハナー、白ご飯。鶏ハナーは先週と同じく、ダシを取った後の鶏むね肉を菜の花で和えたもの。娘が好んで食べている。


 3月18日(日) 

◆朝・昼ご飯◆
 この日は息子の野球が朝からあったので、前日に作りおいた鰤(ブリ)の焼き浸し。ちょっと酢をきかせたタレに漬け込んだのだが、チンして食べたためか、酢の酸味はあまり感じなかった。好評。
 昼はサンドイッチを作った。息子は弁当として持っていった。
 朝も昼も、他はサラダ、スープ、カボチャの煮物、鶏ハナー。朝は白ご飯も食べた。

鰤の焼き浸し。魚の焼き浸しはいつも好評

◆晩ご飯◆
 今週は給食がなく、弁当ウィークなので、揚げ物大会。弁当用にたくさん作った。子どもたちが竜田揚げを食べたことがないというので、から揚げと竜田揚げを食べ比べた。同じ味とは言わないが、はっきり違うほどではなく、ちょっと拍子抜。今度は市販品で比べてみようか。
 もう一つ、半熟卵のから揚げも作った。みんなのきょうの料理のレシピだ。肉を巻いて衣をたっぷりからめるところで、肉がはがれてしまってやりにくかった。とろける半熟卵に歓喜の声…のはずだったのだが、スープや鶏ハナーもあり、から揚げと竜田揚げも食べた後だったので
「ちょっとお腹いっぱいや…」
だったのはガッカリ。最初にこれを出すべきだったか。
 他はサラダ、スープ、カボチャの煮物、鶏ハナー、白ご飯。

から揚げ

竜田揚げ。あまり違いが分からなかった

半熟卵のから揚げ

◆番外編◆
 ほぼ毎週、日曜の夜に、リサイクル炒めなるものを作っている。ダシを取った後の昆布や大根の皮や葉など、捨てることも多い部分を再利用するので「リサイクル炒め」なのだ。娘が命名した、妻のお気に入りメニュー。
 今週の材料は大根の皮、セロリの葉、ブロッコリーの茎、ダシを取った後の昆布とネギ。ピザソースとウスターソースで味付けした。

今週のリサイクル炒め

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2018年3月18日日曜日

【中央競馬予想の回顧】阪神大賞典、スプリングS、若葉S、フラワーC、ファルコンS

 今週は阪神大賞典。
 ◎トミケンスラーヴァは好発から前へ。逃げ宣言のヤマカツライデンが引っ張り、人気のクリンチャーがかかり気味にそれを追走。長距離線のわりには速い流れになった。4コーナーで前の馬の手応えが悪くなり、トミケンスラーヴァも例外ではなく脱落。ブービーの10着に終わった。流れも向かなかったし、相手も強かった。
 勝ったのはレインボーライン。後方待機から差しきった。本番でも楽しみだ。

 中山ではスプリングS。
 ◎ステルヴィオは後方から外へ持ち出すと、粘るエポカドーロをハナ差かわしたところがゴール。強い勝ち方だった。この馬とダノンプレミアムの評価ばかりがどんどん上がっていく。
 馬券はエポカドーロを切っていたのでハズレ…。

 土曜は阪神で若葉S。
 圧倒的人気の◎タイムフライヤーは後方待機から大外を回すという大味なレース。逃げた馬が勝つ流れではさすがに届かず、5着が精一杯。本番を見据えた仕上げ、レースだったのだろうが、それなら事前に教えてほしかった。
 勝ったのはアイトーン。まんまと逃げ切った。

 中山ではフラワーC。
 ◎メサルティムは先行集団のインでジッと我慢。4コーナー手前から手綱が動き始めた。直線ではしぶとく伸びたが6着まで。馬体減もよくなかったか。
 勝ったのはカンタービレ。1勝馬が好位から抜け出した。

 中京ではファルコンS。
 ◎テンクウは後方のイン。外に出せず内を狙ったが開かず、結局、直線なかばあたりで大外に持ち出す羽目に。そこからは最速の上がりで鋭く伸びたが8着まで。スムーズに外に出せていれば。
 勝ったのはミスターメロディ。芝初挑戦の馬が抜け出した。3番人気とは驚いた。

 今週は5戦0勝。他も散々で久々のぼろ負けを喫した…。

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2018年3月17日土曜日

【中央競馬予想と与太話】阪神大賞典、スプリングS~メジロの横綱・大関~

 今週は西で阪神大賞典が、東でスプリングステークスが組まれている。
 阪神大賞典は伝統の長距離重賞。レース当日はフリーパス(入場料無料)で、先着15000名に「阪神大賞典優勝馬オリジナルクリアファイル」がもらえる。その優勝馬の選び方が実にシブい。「オールメジロ」なのだ。選ばれた馬はメジロマックイーン、メジロパーマー、メジロブライトの3頭。今はなきメジロ牧場の大横綱と大関2頭といったところか。
 長距離重視で天皇賞・春を勝つことに力を注いだ名門、メジロ牧場が、なくなってしまって寂しいが、これも時代の流れか。ぜひクリアファイルをゲットしたいが、家庭の事情などで行けないのは残念。競馬をやらせてもらえるだけでもありがたいので、文句は言えないが。

 レースにいってみたい。
 ここ数年はオルフェーヴル、ゴールドシップ、サトノダイヤモンドなどのGI馬が出てきて連に絡んだので、堅く収まったが、今年はGI馬が不在。ひと昔前の、荒れ模様のレースに戻りそうな予感がする。
 本命は◎トミケンスラーヴァ。2勝目をあげて500万条件を卒業したが6歳のときという遅咲きの馬だ。昨秋に芝の長距離を使われると適性を見せ、準オープン、オープンを連勝した。母父デヒア、父タイキシャトルの馬が長距離で勝つのだから血統は分からない。前々での粘り込みを期待。
 本命が人気薄なので、これを推奨穴馬としたい。

 スプリングSは◎ステルヴィオが本命。先々週のダノンプレミアムの勝利で、この馬の評価もさらに上昇。

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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...