2018年6月30日土曜日

【中央競馬予想と与太話】CBC賞、ラジオNIKKEI賞(2018)~世紀末のスピードスター~

 今週は中京でCBC賞が、福島でラジオNIKKEI賞が組まれている。
 CBC賞は長らく暮れの中京開催で行われていた。その時代の勝ち馬の一頭がスギノハヤカゼ。(いまで言う)3歳時に重賞を3勝し、スプリント戦線の中心になるかと思われたが、4歳春は低迷。夏休み後に南井騎手と武豊騎手で重賞を連続2着して調子を取り戻し、田島裕和騎手に手綱が戻って2戦目がCBC賞だった。レースでは、好位から抜け出して3馬身半差の圧勝劇。約1年ぶりの勝利をあげたが、これが最後の勝利となってしまったのは残念。「スピードスター」という言葉がぴったりの快足馬だった。

 レースにいってみたい。
 フルゲートの18頭が揃った。人気も割れ気味で、激戦となりそうだ。
 本命は◎ペイシャフェリシタ。ハーツクライ産駒のスプリンターという変わり種だ。キタジョファームで育成すると、みんな短距離馬になってしまうのだろうか。古馬になって力をつけた馬で、前走でついにオープン勝ち。次は重賞制覇を。
 推奨穴馬はダイメイプリンセス。ダイメイはダイメイでも、こちらのダイメイの激走がないか。

 ラジオNIKKEI賞は◎イエッツトが本命。闘ってきた相手が違う。

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2018年6月29日金曜日

【書評】柚月裕子『孤狼の血』(角川文庫)

「広島弁抜きでは成り立たんじゃけえ」な小説


 母から借りて、初めて読んだ柚月小説。広島は呉を舞台にした警察・ヤクザ物である。

 この手の小説にはつきものの警察官とヤクザの癒着。本書でももちろんこの癒着が描かれるのだが、それが実に上手い。心は通じており、同志ではあるのだが、決して仲間ではない。この線引きが見事に表現されている。この微妙な関係の緊張感と、大迫力の活劇との相乗効果で、ページをめくる手が止まらない。
 そして、広島が舞台の警察・ヤクザ物といえば、外せないのが広島弁。これだけ「じゃ」がたくさん書かれた小説も珍しいだろう。柚月氏のパソコンは、JとAが極端にすり減っているに違いない。

 役所広司主演で映画化もされた。しかし、役所氏が悪いわけではないのだが、私の脳内イメージでは、主人公は高倉健。「じゃ」を操ることにかけては、史上最高の俳優だろう。



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【中央競馬予想と与太話】白川郷ステークス(2018)~お隣の県の世界遺産~

 今週で6月も終わり、今年も半分が過ぎたことになる。早いなあ。
 競馬も中京・福島開催がスタート。夏競馬も本番だ。

 そんな中京開幕週のメインレースは白川郷S。一昨年を除き、開幕初日のメインレースに定着している。この時期のレースらしく、ここ4年連続で重馬場以上だ。記録更新なるだろうか。

 白川郷は合掌造りで有名な世界遺産。わが家のお隣の岐阜県にあるので、一度は行ってみたいと思うのだが、なかなか機会がない。ゆっくり温泉に浸かって飛騨牛で舌鼓、なんていう贅沢をしてみたいものだ。

 レースにいってみたい。
 フルゲートの16頭が揃った。本命は人気でも◎ミキノトランペット。昨冬の休み明け以降の成績は3-2-1-0。完全に本格化したと見てよいだろう。準オープンは2回走ってともに2着。左回りは得意で、ハンデの56 kgも恵まれた印象。人気に応えてほしい。
 推奨穴馬はソリティール。除外の影響がなければ。

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2018年6月27日水曜日

【書評】デイヴィッド・エプスタイン『スポーツ遺伝子は勝者を決めるか? ─アスリートの科学─』(ハヤカワ文庫NF)

遺伝か環境か。スポーツにかかわらず、永遠のテーマ


 アスリートのパフォーマンスは、遺伝子(持って生まれたもの)で決まるのか、それとも生活環境(どのように育ったか)で決まるのか。この、永遠とも言えるテーマを、最新の知見をまじえて解説した本。
 スポーツに限らず、この手の話の結論は決まっている。答えは「両方」だ。遺伝的に恵まれた天才が、適した環境で育ったときに、スーパーアスリートが誕生する。問題はその「程度」だ。

 本書は、さまざまなアスリートの具体例をあげ、遺伝と環境を比較する。初めて走り高跳びを飛んだ大学生が、いきなり2 m超えのジャンプを見せた話。結局、遺伝子が全てなのだろうか。一方、ウサイン・ボルトは、なぜアメリカ人ではなくジャマイカ人なのか。それは、ボルトがアメリカ人だったら、おそらくNFL選手となっていただろうからだ。こんな興味深い例がいくつも示される。
 本書を読んで、「遺伝子の影響が大きいことに驚いた」と思うか、それとも「環境がこんなにも人生を左右するのか」と感じるのか、意見が分かれるだろう。それくらい「遺伝」にも「環境」にも偏らず、中立の立場から書かれたノンフィクションだ。

 そしてもう一つ、本書の大事な結論がある。それは「トレーニングをして、運動能力が向上しない人間はいない」ということだ。もちろん伸びには差がある。でも、それがどうした。スポーツに限らず、自分の力を伸ばしていくことは、誰にもできるのだ。




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2018年6月26日火曜日

【お父さんの週末料理】2018年6月23、24日~朝から肉や~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代半ば)、母(年齢非公表)、娘(小5)、息子(小2)の4人である。
 最近は、特に息子の野球のある日は、朝をしっかり食べて昼を軽めにというパターンが定着。


 6月23日(土) 
息子の野球は雨で中止。午後は一家で知人のお参りに。

◆朝・昼ご飯◆
 朝は妻がオムレツを作ってくれた。
 昼は用事があったので道中で娘とパンをかじった。娘はチョコパンを、私はハムをチョイスし、ベーコンエピを二人で分けた。ベーコンエピはベーコンがあまり入っていなかったような? 違う種類のパンだったのだろうか。

◆晩ご飯◆
 帰りが夕方になったので、手早く用意できるジンギスカン。2週連続だが、子どもたちは大歓迎。おやつをいっぱい食べたにもかかわらず、1.5袋(約600 g)を食べきった。
 他はサラダ、スープ、食パン。

ジンギスカン

 6月24日(土) 

◆朝ご飯◆
 ジンギスカンの残り0.5袋分を食べた。息子が「朝から肉や」と喜んだ。
 他は卵焼き、サラダ、スープ、鶏ワカー、黒カボチャ、五穀米。チーズたっぷり卵焼きは娘がたいへん気に入った。

黒カボチャと鶏ワカー

◆昼ご飯◆
 息子の野球に加えて娘も用事があったので、サッと食べられるよう、ネバ二郎丼with生卵を作った。納豆とめかぶを混ぜて(ネバ×2なのでネバ二郎)ご飯に乗っけて、生卵を落として完成。娘が
「めっちゃ美味しそう~~」
と大喜び。ただ、朝ご飯との時間差が短く、お腹が大きかったのは残念。
 他は練り物とサラダ。

ネバ二郎丼with生卵。大好評

◆晩ご飯◆
 メインは豚肉のカレーソースと鶏肉のトマト煮の二品。カレーソースのほうは、豚の切り落としとナスを別々にカレー粉で炒め、合わせて缶詰のカレーソースを絡ませたもの。けっこうな辛さだったが、息子が「グー×5」の高評価。たくさん食べた。
 トマト煮は鶏むね肉と玉ねぎをトマトで煮込んだもの。クミンシードを入れて、スパイシーに仕上げた。ピリ辛の苦手な娘はこちら専門。
 他はサラダ、スープ、鶏ワカー、黒カボチャ、和菓子。饅頭をいただいたので、炭水化物はこれで済ませた。あんこが超美味。

豚とナスのカレーソース。息子が飛びついた

トマトと玉ねぎのトマトソース煮

◆リサイクル炒め◆
 ほぼ毎週、日曜の夜に、リサイクル炒めなるものを作っている。ダシを取った後の昆布や大根の皮や葉など、捨てることも多い部分を再利用するので「リサイクル炒め」なのだ。娘が命名した、妻のお気に入りメニュー。
 今週は大根の葉と皮、キャベツの外葉、ダシを取った後のネギと昆布。大根の葉がどっさりあったので、たくさんできた。焼き肉のタレとたこ焼きソースとウスターソースで味付けした。

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2018年6月24日日曜日

【中央競馬予想の回顧】宝塚記念、垂水S、東京ジャンプS(2018)

 今週は宝塚記念。
 ◎パフォーマプロミスは中団の後ろにポジションをとったが、何だか行きっぷりが悪く見える。4コーナーで仕掛けても手応えが悪く、しかも大外に振られてはノーチャンス。9着に終わった。これがGIの壁か。
 勝ったのはミッキーロケット。好位から内を抜けて見事に戴冠。少し重めの馬場が合うのだろう。和田騎手がテイエムオペラオー以来、17年ぶりのGI制覇。先日亡くなったオペラオーが力を貸したのかもしれない。
 驚いたのは2着に突っ込んだ香港馬のワーザー。-27 kgの馬体重を見たときには
「うわ、馬連押さえて損した」
と思ったのだが、なんのなんの、大外を矢のように伸びてきた。

 土曜は垂水S。
 ◎レッドアンシェルは1番人気。4コーナーで前に並びかけ、直線に入って抜け出したときには
「何馬身差をつけるのだろう」
と思っていたら、捕らぬタヌキのなんとやら。伸びを欠いて内の2頭に差し替えされた。ソラを使ったのか、何か故障があったのか。
 勝ったのはキョウヘイ。内で粘ってシンザン記念以来の勝利をあげた。

 東京ジャンプSは、◎マテンロウハピネスが最後方から内を突いてグイグイ伸びたが4着まで。位置取りが後ろ過ぎた。
 勝ったのは推奨穴馬のサーストンコラルド。単勝50倍超とは…。100円買っとけば…。

 今週は3戦0勝。他も散々でトータルはマイナス。来週からのローカル開催で出直しだ。

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2018年6月23日土曜日

【中央競馬予想と与太話】宝塚記念(2018)~21年ぶりの出来事~

 今週は上半期の総決算、宝塚記念。今回で59回目だから、来年で還暦を迎えることになる。
 今年は久しぶりに外国馬のワーザーが香港から来てくれた。ありがたい話だ。外国馬の参戦は、なんと21年ぶりのことなのだそうだ。
 その21年前の勝ち馬がマーベラスサンデー。(今で言う)3歳春に故障してクラシックは不出走だったが、4歳春に復帰すると、2戦目から6連勝。そのうち四つが重賞というから驚きだ。その後、天皇賞秋、有馬記念、天皇賞春のGIを惜敗して迎えたのが宝塚記念だった。1番人気に推されると、バブルガムフェローをクビ差で差しきって見事にGIを制覇。念願を果たした。

 レースにいってみたい。土曜にそれなりに雨が降ったが、夕方にはやんだ。良馬場にまで回復するかもしれない。
 本命は◎パフォーマプロミス。6歳にしてGI初挑戦だが、まだ14戦目。藤原厩舎らしく、焦ることなく、馬の成長にあわせて使われてきたのだろう。その甲斐あってかようやく本格化して、今年の日経新春杯を制した。しかし、ここでまた我慢するのが藤原流。大阪杯と天皇賞春はパスし、目黒記念を経由してここを狙ってきた。厩舎の勢いにも乗って、GI制覇を狙う。
 推奨穴馬はステファノス。藤原厩舎丼がないか。

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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...