2018~19シーズンのフルマラソン2戦目は京都マラソン。幸運にも初エントリーで当選した。京都が職場なので、いちどは出てみたかった大会だ。
怪我で練習不足なので、今回は3時間20分が目標。
◆調 整◆
今シーズン初戦の土山マラソンで、想定以上の好タイムが出たのだが、その代償で腸脛靱帯炎を発症。11、12月はほとんど棒に振り、1月に様子を見ながら150 kmを走り、2月の微調整でここを迎えた。
練習不足は明らか。ロングジョグができないので、特にスタミナが不安だ。
◆出 発◆
ありがたいことに、家族みんなが西京極までついてきてくれた。4回目のフルマラソンだが、いつも誰かがついてきてくれている。こんなに恵まれたランナーは少数派だろう。
西大路駅にタクシー乗り場がないのに焦ったが、何とか流しのタクシーを拾って会場へ。
大規模な都市型のレースは初めて。参加人数の桁が違う。ランナーエリアと応援者エリアもきっちり分けられていているので、家族とは早々に別れた。小さい大会だと、スタート地点まで家族に来てもらい、防寒着を渡したりできるのだが、勝手が違う。
今日も家族がついてきてくれた。いつもありがとう
◆スタート~序盤◆
忘れ物がないか注意して荷物を預け、スタート地点へ。その途中でトイレに行けたのはよかった。トイレがとても多いのは高評価だ。
競技場で30分以上並ばされたが、都市型大会だと仕方ないのだろう。きよピーの司会で開会式が進み、いざスタート。
スタート前に、エイエイオー。すごい人数だ
キロ4:40~45で入り、ハーフからペースアップし、3時間15~20分を狙うというもくろみ。最初の1 kmは渋滞したが、2 kmからは4:40ペースに。
序盤は順調。渡月橋や仁和寺を見ながら、予定通りのペースで走る。けっこうなアップダウンがあるが、観光地を巡るコースなので、仕方ないのだろう。
高校の部活帰りによく行った、わら天神のマクドあたり(14 km付近)で、京大の山中先生をパス。
「頑張ってください」
という声に応えてくださったのが嬉しかった。
◆中間点へ◆
鴨川を2回渡って、北山通りに入るまでは順調。ハーフあたりで、予定通り、キロ4:35~40にペースアップ。しかし、スッと上がらない。というか、ちょっとキツい。やはり練習不足か。このペースを最後まで維持できるか、不安がよぎる。
◆植物園で失速◆
北山通りを折り返し、25 kmまではペースを維持。心拍数も、それほど上がっていない。いけるかも。
という期待は植物園で見事に裏切られた。28 kmで失速。こんなに早く売り切れるとは。どうやら、4回目のフルにして、初の撃沈となりそうだ…。
京都植物園で失速…
◆進まない…◆
30 km以降は、完走目標に切り替えた。と言いつつ、なるべく早くゴールしたいのは、ランナーの性と「早くしんどいの終わらせたい」という気持ちの両方だろう。
鴨川河川敷からは予定通り(?)腸脛靱帯炎も出た。いつか出るとは思っていたので、30 kmまで保てば御の字か。
エイドでは足を止めて、給水と給食。イチゴが美味しかった。
◆ラスト5キロ◆
「ラスト5 kmまでは歩かずに頑張ろう」と言い聞かせ、御所や市役所を通過。折り返しが多く、膝に響く。何とかラスト5 kmまでたどり着き(川端通りを走っていたはずなのだが、記憶にない…)、歩こうかとも思ったのだが、いったん歩くと走れなくなってしまいそうなのと、歩いてたまるかという意地とで、とことこ走り続けた。沿道の
「いい走りしてるよ~」
という応援が耳に痛い…。
◆ゴールへ◆
ラスト2 kmは何とかペースアップ(といっても、5分後半)。サブ3.5のペースメーカーが猛追してくるのが分かったが、何とか振り切ってゴール。ギリギリでグロスでサブ3.5を切れた。
山中先生には、いつの間にか抜きかえされていたようだ…。研究しながら、今回も自己ベストを更新されたそうだ。すごいなあ。一方的にリベンジを誓っているところである。
ゴールでは母と娘(おばあちゃんと、孫)が待っていてくれた。私は気づかなかったが、向こうは見つけてくれたらしい。息子冥利、父親冥利に尽きますなあ…。ありがとうございました。
ゴールは平安神宮。キツかった…
◆まとめ◆
「走った距離は裏切らない」。野口みずきさんの名言だ。闇雲に距離を稼げばよいという意味ではないことには注意が必要だが、距離(時間)を走らないと、スタミナ不足で失速してしまうというのは真理だ。ジョグの重要性を改めて認識した。
4回目のフルマラソンで、初の撃沈。こういう結果もありえると思っていたし、よい経験になった。
今シーズンはこれにて終了。まずは腸脛靱帯炎を治して、来季に臨みたい。
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