2019年3月22日金曜日

【読書メモ】小川一水『天冥の標』(ハヤカワ文庫JA)

 全10巻、合計17冊の大河SFシリーズ。まずは、きちんと着地させた小川氏に敬意を表したい。この手の壮大なシリーズは、風呂敷を広げすぎて話がまとまらないことも多いが、本作品はきちんと閉じている。

 小惑星に居住する、さまざまな「ヒト」と「ヒトにあらざるもの」が紡いでいく歴史。彼らはどこから来て、どこへ流れていくのか。数世紀の年を経てたどりついた先には、思わぬ未来が待っていた。というのがあらすじ。
 壮大な宇宙スペクタクルを舞台に、ヒトとは何か、生きるとは何かを問う、小川氏の生命賛歌。

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【中央競馬予想と与太話】毎日杯、日経賞(2019)~あまりにも大きなクビ差~

 あっという間にお彼岸を過ぎ、来週には桜も開花しそうだ。季節が流れるのが早い。中央競馬も阪神・中山開催が折り返しを迎え、クラシックが近づいてきた。
 そんな土曜は阪神で毎日杯が、中山で日経賞が組まれている。

 毎日杯が1800 mに短縮されて外回りコースになってから、今年で早くも13回目。昨年もブラストワンピースが後に有馬記念を制したように、出世レースとなっている。底力の試されるコースなのだろう。
 最後に2000 mで行われた2006年の勝ち馬がアドマイヤメイン。父サンデーサイレンス、母プロモーションの良血馬で、7戦目の前走を逃げ切って2勝目を上げてここに進んできた。
 軽快なスピードが武器の逃げ馬で、このレースでも先手を奪って1馬身半差で悠々と逃げ切った。皐月賞はパスして青葉賞を勝ち、ダービーへ。そこでもスイスイ逃げて寸前まで粘ったが、最後にメイショウサムソンにクビ差で差されて2着。惜しくもビッグタイトルを逃した。
 その後は調子を落とし、一度も連に絡むことなく引退。サンデーサイレンス産駒は、一度ダメになると復活できないという代表例となってしまった。

 レースにいってみたい。やや小粒なメンバーに見えるが、今年も大物が隠れているのだろうか。
 本命は◎アントリューズ。前走のシンザン記念は人気を裏切ったが、馬場も合わなかったし、チグハグな内容だった。立て直したここは、本領発揮。じりじり伸びる脚質は、阪神外回り向きだろう。サウスポーなら諦める。
 推奨穴馬はルモンド。前走が好内容。

 日経賞は人気でも◎エタリオウを狙う。勝って堂々と天皇賞へ。

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2019年3月17日日曜日

【中央競馬予想の回顧】阪神大賞典、スプリングS、若葉S、フラワーC、ファルコンS(2019)

 今週は阪神大賞典。
 ◎シャケトラは悠然と後方から進める。3コーナー手前から進出開始。4コーナーで逃げた馬に並びかけると、あとは独壇場。5馬身差の圧勝で重賞連勝を飾った。相手が軽かったとはいえ、天皇賞が楽しみだ。
 馬券は2着のカフジプリンスを押さえておらず、ハズレ。

 中山ではスプリングS。
 ◎クリノガウディーは何とハナへ。平均ペースに持ち込み、直線を向いた。直線半ばまで抵抗したが、残り100 mで馬群に飲み込まれ、6着に終わった。ハナを切ったことに戸惑ったか。
 勝ったのはエメラルファイト。10番人気が穴を開けた。中山が合うのかも。

 土曜は若葉S。
 ◎ワールドプレミアはいつも通り後方から。3コーナーで手応えが悪くなったが、前々走よりはマシだったか。それなりに切れたが、勝ち馬ははるか前。3馬身差の2着に終わった。
 勝ったのはヴェロックス。好位から最速で上がるのだから、後続はなすすべなし。
 馬券はハズレ。

 中山ではフラワーC。
 ◎ミモザイエローは好位につけたが、直線では行方不明に。12着に惨敗した。ここは家賃が高かった。
 勝ったのはコントラチェック。スイスイ逃げ切った。ディープ産駒の逃げ馬は珍しい。

 中京ではファルコンS。
 ◎ローゼンクリーガーは好位から抜け出したが、1、2着馬に豪快に差されて3着。2着とは3馬身差だから完敗だ。
 勝ったのはハッピーアワー。後方一気で重賞制覇。

 今週は5戦0勝…。先週の大勝ちの反動が出た。

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2019年3月16日土曜日

【中央競馬予想と与太話】阪神大賞典、スプリングS(2019)

 ただいま出先につき、今日は簡単に。
 阪神大賞典は人気でも◎シャケトラが本命。このメンバーなら。
 スプリングSは◎クリノガウディーを狙う。実績上位。

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2019年3月15日金曜日

【中央競馬予想と与太話】若葉S、フラワーC、ファルコンS(2019)~一世一代の大駆け~

 少し冷えた日もあったが、基本はポカポカ陽気。今年はかなりの暖冬だ。中央競馬は今週で阪神・中山開催が折り返し。クラシックが近づいてきた。
 そんな土曜は三場のメインがともに3歳戦。阪神で若葉ステークスが、中山でフラワーカップが、中京でファルコンステークスが組まれている。こういう日も珍しい。

 若葉Sは昔は中山で行われていたが
「トライアルが三つとも中山はないやろ」
ということで、2000年に阪神に移ってきた。その年の勝ち馬がクリノキングオー。冬の小倉でデビューし、2戦目で初勝利をあげて、ここに駒を進めてきた。レースでは11番人気の低評価をあざ笑うかのように、最速の上がりで突き抜けて大穴を開けた。しかし、その上がりが36.0秒だったから、ぶっちゃけレースのレベルが低かったのだろう。このレースの後は2桁着順を繰り返し、一度も掲示板に乗ることすらなく、引退した。
 今年は同馬主の栗本博晴氏のクリノガウディが、日曜のスプリングSから皐月賞へ進むようだ。悲願のGI制覇(ですよね)なるだろうか。

 レースにいってみたい。翌日にスプリングSが組まれていることもあり、10頭の少頭数。メンバーも手薄と言ってよいだろう。
 本命は◎ワールドプレミア。ここまで3戦2勝で、勝てなかった京都2歳Sも3着。このときはズブさを見せて、なかなか進んでいかなかった。次走は500万条件戦をアッサリ勝利。まだ荒削りだが。だんだん競馬を覚えてきていると思いたい。まともに走れば。
 推奨穴馬はモズベッロ。前残りが怖い。

 フラワーCは◎ミモザイエローが、ファルコンSは◎ローゼンクリーガーが本命。

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2019年3月11日月曜日

【お父さんの週末料理】2019年3月9・10日~シチューオンライス~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代半ば)、母(年齢非公表)、娘(小5)、息子(小2)の4人である。
 最近は、特に息子の野球のある日は、朝をしっかり食べて昼を軽めにというパターンが定着。

 今週はずっと家で食べた。

 3月9日(土) 

◆朝・昼ご飯◆
 妻が朝は魚を、昼はパスタを作ってくれた。お陰で買い物と娘の皮膚科を済ますことができた。

◆晩ご飯◆
 久しぶりにオーブン料理。鉄板にモヤシを敷き、鶏肉を乗せ、さらに白菜などの野菜をかぶせ、トマト缶と溶けるチーズをたっぷり乗せて、200 ℃で30分加熱。思ったよりも水分が出てあふれかけたが、味はグー。山盛りをアッサリ平らげた。特に息子が気に入った。またやろう。
 他は大盛りサラダ、鶏ワカー、味噌汁、餅米入りご飯。

鶏肉のチートマ焼き。息子が気に入った。

 3月10日(日) 

◆朝・昼ご飯◆
 朝は娘のリクエストで鰤(ぶり)。いつも塩焼きだと芸がないので煮付けにした。そうすると、付け合わせたくなるのが大根。鰤大根風に仕上がった。煮た大根が苦手な娘はがっかり…。
 他はサラダ、味噌汁、餅米入りご飯。

鰤の煮付けwith大根。娘はがっかり(笑)

 昼はレトルト大会。息子は親子丼、娘と私はシチューオンライスのレトルト版。娘はクリームソース、私はブラウンソースをチョイス。私は「たまにでいいかな」と思ったが、娘は
「めっちゃ美味しい。また食べた~い」
だそうだ。息子も親子丼が激しく美味しかったらしく、3秒で完食。
 他はサラダ、味噌汁、牛レバー、ミミガー。精肉屋の牛レバーの特価が、まだ続いている。ミミガーも同じ精肉屋のもの。みんなコリコリが気に入った。

シチューオンライスのブラウンソース

◆晩ご飯◆
 みんなのきょうの料理から、春キャベツと鶏だんごのスープ煮。大根と人参も加えて、倍量の4人分を作った。カサは多いが、ほとんどはキャベツなのでヘルシーだ。春キャベツの美味しい時期にグー。
 他はサラダ、ミミガー、餅米入りご飯。

春キャベツと鶏だんごのスープ煮

◆作り置き◆
 トウチの消費期限が迫っていたので、豚肉のトウチ炒めを作った。小松菜、ネギ、人参、シイタケと豚のブロックを炒めた。オイスターソース味とカレー味の2種類。明日から食べよう。


豚肉のトウチ炒め。上がオイスターソース、下がカレー

今週の黒カボチャ

◆リサイクル炒め◆
 ほぼ毎週、日曜の夜に、リサイクル炒めなるものを作っている。ダシを取った後の昆布や大根の皮や葉など、捨てることも多い部分を再利用するので「リサイクル炒め」なのだ。娘が命名した、妻のお気に入りメニュー。
 今週は大根の皮、人参の皮、ダシを取った後の昆布とネギ。豆板醤を少しきかせて、ピリ辛にした。

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2019年3月10日日曜日

【読書メモ】森絵都『カラフル』(文春文庫)

 小5の娘に買ってあげた本。もう読んだか聞くと
「学校の朝の読書で読んだで。めっちゃ面白かった~」
とのこと。そう言われると、こっちも読むのが楽しみになってくる。

 月並みな表現だが、いい小説だ。何年か経って読み直すと、また違った発見があるだろう。娘には、中学生、高校生になったときに、再読してほしい。新たな思いが湧いてくるに違いない。
 精神的に本気で参っているときは、本など読む気がしないだろうが、少し元気が出てきたときに読んでほしい作品だ。一人称の人生を三人称で眺めてみれば、フッと気が楽になるだろう。

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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...