2020年10月6日火曜日

【読書メモ】原尞『そして夜は甦る』(ハヤカワ文庫)

 原尞氏のデビュー作にして、沢崎シリーズの第一弾。
 行方不明のジャーナリストを探す仕事を引き受けた沢崎。しかしその仕事の糸は、とんでもないところにつながっていく。最後は二転三転して怒濤のラストへ。そこまで転がさなくてもよいのではと思うほど、話が何度もひっくり返る。

 どんな権威にも臆せず、どんな大金にも揺らがない沢崎のハードボイルドぶりが光る。随所に出てくるニヒルな台詞もグー。私が真似しても「さむっ」と引かれるだけだが、沢崎だと渋く決まるのが腹立たしい(笑)。

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【お父さんの週末料理】2020年10月3・4日~そろそろ温かいほうがええなあ~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代後半)、母(年齢非公表)、娘(中1)、息子(小4)の4人。

 今週はずっと家で食べた。

 10月3日(土) 

 娘は朝から部活の練習試合。息子はいつも通り午後から野球の練習。

◆朝・昼ご飯◆
 朝と昼は妻が食パンや野菜炒めを作ってくれた。お陰でサクッと走れた。

◆晩ご飯◆
 ホッケが2枚で500円とお買い得だったので、1人半匹を食べた。ホロホロで美味。娘の好物だ。
 他はサラダ、スープ、ご飯、肉団子。サラダは娘が作ってくれた。肉団子は作り置きメニュー。豚ミンチが安かったので団子にし、ナス・はんぺんと煮た。

妻が平日に作ってくれている弁当。右は娘の分

ホッケ。ほろほろ

肉団子とナスとはんぺんの煮物。作り置き

 10月4日(日) 

 娘は午後から座学。息子はいつも通り午後から野球の練習。たまたま近い場所だったので、2人まとめて車で送った。

◆朝・昼ご飯◆
 朝はサゴシを焼いた。娘の希望で照り焼きに。朝ご飯にピッタリ。他は五穀米。
 昼は冷製ダシ茶漬け。今回は贅沢にも牛ステーキだ。ズゾズゾと瞬殺したが
「そろそろ温かい茶漬けのほうがええなあ」
だそうだ。

サゴシの照り焼き。付け合わせはゴーヤとニラ

◆晩ご飯◆
 豚ブロックが安かったので、グツグツ煮込んだ。2時間煮ると、ふわふわになる。ナスとコンニャクと厚揚げを加えた。それなりに好評だったが、八角の香りはイマイチらしい。
 他はサラダ、そば、高級納豆。納豆は1パック150円の高級品。半額になっていたので買った。やはり3パック80円のより美味しかった。違うものだ。

豚肉のふわふわ煮とそば

2020年10月5日月曜日

【読書メモ】瀬尾まいこ『そして、バトンは渡された』(文春文庫)

 主人公の森宮優子の、主に高校3年生の1年間と並行して、その生い立ちが綴られた物語。優子は生まれの両親に始まり、義理の母、義理の父、新しい義理の父と、5人の親をもつ。この設定だと、血の繋がらない親に冷たい仕打ちを受けて…というパターンかと思いきや、その真逆を行くのが瀬尾流。

 5人の親がバトンをつなぎ、アンカーへと渡される。ラストはひとひねりした構成になっていて、涙なしに読むのは不可能。「無償の愛って、どんなん?」という質問の答えは、この小説を読めば分かる。

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2020年10月4日日曜日

【中央競馬予想の回顧】スプリンターズS、シリウスS(2020)

 今週はスプリンターズS。
 ◎ダノンスマッシュはスタートで後手を踏んだが、押して好位へ。ここで上がっていけたのが大きかった。飛ばす3頭を見る位置で進め、直線は馬場のいい外へ。ジリジリと前に迫ったが、そこに飛んできたのが1番人気のグランアレグリア。これには屈したが、前は捉えて2着を確保。
 馬券は馬連をとったが、トントン。
 グランアレグリアは+12 kgの馬体重で、道中も後方2番手。「これはないな」と思っていたら、大外を一頭だけ別次元の脚で追い込んだ。これは強かった。

 土曜はシリウスS。
 ◎ダイメイコリーダは好位につけたが、4コーナーで外から来られると早くもギブアップ。その後は少しごちゃついて、松山騎手が追うのをやめて大差の最下位入線。アクシデントがなくても、見せ場はなかっただろう。なぜこんな馬を本命にしたのだろうか…。
 勝ったのはカフェファラオ。内枠の馬が上位を占めるなか、ピンク帽で勝ちきったのだから、ここは力が違った。
 推奨穴馬のサクラアリュールが2着に激走したが、本命がベベでは意味なし…。

 今週は2戦1勝だが、1勝がトントンではトータルはマイナス。低空飛行が続いている…。

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【中央競馬予想と与太話】スプリンターズステークス(2020)~悲願の親子制覇へ~

 今週は早くもGI。スプリンターズSが行われる。このレースはまだ親子制覇の例がないらしい。今年はロードカナロア産駒のダノンスマッシュとダイアトニックが偉業に挑む。

 ロードカナロアがこのレースを制したのは2012、13年。4歳だった12年の高松宮記念は3着に敗れてGI初制覇を逃し、その後、重賞を連続で2着して迎えたのがここだった。レースでは同厩舎のカレンチャンを退けてついにGI制覇。素質が花開いた瞬間だった。  その後の活躍は周知の通り。海外も含めてGIを6勝した。種牡馬としても、初年度からアーモンドアイを出して着々とスーパーサイヤーへの道を歩んでいる。今後も、どんどんGI馬を出してくれることだろう。

 レースにいってみたい。
 本命はそのロードカナロアの子、ダノンスマッシュ。ここまで重賞を6勝しているが、GIにはなかなか手が届かない。父より1年遅れで、悲願のGI制覇・親子制覇へ。
 推奨穴馬はクリノガウディ。人気のないときが怖い。

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2020年10月3日土曜日

【中央競馬予想と与太話】シリウスステークス(2020)~10歳まで走ったメイショウの馬~

 今週から10月とは早いものだ。ようやく気温も下がってきた。
 競馬も中京・中山開催が今週で終わり、来週からは京都・東京開催が開幕。あっという間に有馬記念となるのだろう。

 そんな土曜の中京メインはシリウスS。今年は中京なので1900 mで行われる。この距離になるのは初めてだ。
 過去に一度だけ中京1700 mで行われたことがあり、そのときの勝ち馬がメイショウバトラー(2006年)。父メイショウホムラ、父母メイショウスキー、母メイショウハゴロモ、母母メイショウエンゼルという、メイショウの血がてんこ盛りの牝馬だ。
 ダートで初勝利をあげた後はしばらく芝を走り、小倉大賞典を制するなど活躍したが故障してしまった。復帰後は脚を守る意味もあったのだろう、ダート路線へ。復帰2、3戦目の重賞を連覇して迎えたのがこのレースだった。
 レースでは、佐藤哲三騎手を背に好位から抜け出して1馬身半差の楽勝。重賞3連勝を飾った。その後も交流重賞を中心に大活躍。10歳まで走り続けた頑張り屋さんだった。メイショウの馬は高齢まで現役を続けることが多い。

メイショウバトラー。netkeiba.comより

 レースにいってみたい。
 フルゲートの16頭が揃った。本命は◎ダイメイコリーダ。ここ3走続けて2着と勝ちきれないが、好位から抜け出す競馬は安定感抜群。連軸として本命に推したい。
 推奨穴馬はサクラアリュール。差しがハマるかも。

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【目指せサブ3】48歳おっさんランナーの練習月報(2020年9月の記録)

 2017年7月、45歳を目前に、突如ランニングを始めた。2019年12月の大阪マラソンでサブ3.05(3時間05分)を達成。現在(48歳)はサブ3を目標にトレーニング中。

◆総 評◆
 月間走行距離は245 km。残暑がなかなか去らず、週末が4回(8日)だったので、こんなものか。コロナで仕事の出張(外出)がなくなった影響もあった。
 ポイント練習は週3回。インターバル走とロング走に加え、坂ダッシュか閾値走のどちらか。月半ばからは気温も下がってきたので、スピード強化期間は終わりにし、閾値走を再開した。

◆坂ダッシュ・インターバル走◆
 坂ダッシュは月初めの1回のみ。日が落ちるのが早くなって、暗くてちょっと足下が怖かった。いつも通り400 m×5本。たったの2 kmだが、これがキツい。まだ暑いので、心拍数がきれいに上がる。
 インターバル走は3回。いずれも公園外周の約900 m×5本。けっこう登る(約3%)ので、ペースはキロ4:05~4:10程度になる。言わずもがなだが、最もキツいトレーニングだ。

 公園は野球やサッカーの少年少女とその保護者、テニスの中高年、ゲートボールの高齢者で賑わっている。スポーツの秋だ。そのなかを汗だくでゼーゼー走っているオッサンは、さぞ怪しいことだろう。周囲のみなさん、すみません…。

◆閾値走・ペース走◆
 月半ばから閾値走を再開した。85%程度の強度の心拍数(ガーミンで言うところのゾーン4の真ん中。私の場合は155が目安)で10 km走る。久しぶりにやったら、けっこう気持ちよかった。
 今月は2回。タイムは44分前後になった。気温が高いので、心拍数がすぐに目標値に上がり、最後はペースがわりと落ちる。涼しくなって、41分くらいで走りきれるようになると、サブ3が見えてくるのだろうか。

◆ロング走◆
 今月は3回。暑くてやりにくかった。国道沿いに、日陰で2 kmとれるコースを見つけた(往復で4 km)。公園(インターバル走と同じ公園)を起点にその日陰コースを往復。一往復ごとに給水しながら、何とか120~140分を完走した。公園に水道とトイレとコンビニがあるのはありがたい。
 1回はびわ湖大橋を超えて、不整地を走りに行った。この公園も水道とトイレと自販機があってありがたい。この日は気温も少し下がったので、150分を走れた。久しぶりに25 km以上を走ったが、猛暑のなかを2時間走るよりは楽なような。
 近くの中学の陸上部が練習に来ていた。私とはバネが違う…。若いっていいねえ。

◆まとめ◆
 月後半は気温も下がり、ようやく走りやすくなってきた。10月はさらに涼しくなるし、走り込みにはよい時期だ。11月下旬の大会に向けて、大事な1カ月になるだろう。ひと頑張りしたい。

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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...