2021年1月15日金曜日

【読書メモ】小川洋子・河合隼雄『生きるとは、自分の物語をつくること』(新潮文庫)

 作家の小川洋子氏と、心理学者の河合隼雄氏の対談集。河合氏が『博士の愛した数式』の愛読者であったことから実現した対談である。
 『博士の愛した数式』やカウンセリングを話のネタに対談は進む。『生きるとは、自分の物語をつくること』というタイトルが、対談の内容をよく表していると思う。「生きること」について真摯に向き合ってきた作家と心理学者ならではの内容だ。

 作家ならよく尋ねられるであろう「なんで小説を書くんですか?」という疑問に、小川氏は辟易していたというか、非常に困惑していたそうだ。しかしこの対談を機に、なぜ自分が書いているのかが分かり、たいへん気楽になったのだという。
 対談にカウンセリング的な効果があったのだろう。さすがは河合氏である。

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【中央競馬予想と与太話】愛知杯(2021)~秋山騎手の初重賞制覇~

 コロナの第3波が収まる気配を見せない。来週になっても感染者が減らなければ、さらに厳しい制限が課せられそうだ。そうはならないことを願いたいものだ。
 中央競馬は今週から小倉開催がスタート。中京と小倉が同時に開催されるのは珍しい。

 そんな土曜の中京メインは愛知杯。年末から年初に移り、早くも6回目となる。
 このレースは、牝馬限定戦となる前は長らくマル父限定重賞だった。その時代の勝ち馬の一頭がカネトシガバナー。いまは少なくなってしまったカネトシの馬で、アンバーシャダイを父に持つマル父馬だ。
 3歳夏に、減量のとれた秋山騎手の手綱で2、3勝目をあげると、神戸新聞杯に挑戦。キングヘイローなどを退けて、秋山騎手に重賞初制覇をプレゼントした。次走の菊花賞はセイウンスカイの8着に終わり、次に選んだのが愛知杯だった。
 レースでは秋山騎手を背にクビ、ハナ差の接戦を制して1番人気に応えた。デビュー2年目の秋山騎手の成長に、大きく貢献したと言ってよいだろう。
 その後はスランプに陥ったが、6歳で入障すると素質が開花。重賞を含む五つの勝ち鞍をあげた。平地と合わせて10勝したのだから、馬主孝行な馬だった。

カネトシガバナーと秋山騎手の名コンビ

 レースにいってみたい。牝馬のハンデ重賞に18頭が揃った。荒れないほうがおかしいとは言い過ぎか。
 本命はサトノダムゼル。明けて5歳だが、ここが9戦目と大事に使われてきた。通算成績4-2-0-2。着外の2走は秋華賞と新潟記念で、新潟記念は0.3秒差の5着。抜群の安定感だ。この相手なら。
 推奨穴馬はちょっと多めの3頭。ドナウデルタウラヌスチャームサマーセントをあげておく。

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2021年1月13日水曜日

【お父さんの週末料理】2021年1月9~11日~手巻き寿司大会アゲイン~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代後半)、母(年齢非公表)、娘(中1)、息子(小4)の4人。

 成人の日の3連休。外食はしなかった。
 ふるさと納税の返礼品の鮮魚が到着。またまた手巻き寿司大会を開催した。

 1月9日(土) 

 息子は朝から弁当を持って野球。日吉大社への参拝に、私も付き合わされた…。娘はヒマ人。

◆朝・昼ご飯◆
 朝と昼は妻が作ってくれた。昼の弁当は息子はグランドで、娘と私は家で食べた。ごちそうさまでした。

平日の弁当

◆晩ご飯◆
 延期になっていた春巻き。ノーマル10本とピリ辛10本を作った。息子はピリ辛が気に入った。ピリ辛が苦手の娘も、だいぶ普通に食べられるようになってきた。よいことだ。
 他はうどん、サラダ、豚レバー。うどんは自家製。娘がタネをこしらえてくれた。サラダも娘が担当。助かります。

春巻き

 1月10日(日) 

 娘も息子も朝から練習。息子は弁当持参で夕方まで。相変わらず長い。

◆朝・昼ご飯◆
 前日にたくさん作った春巻きを朝と昼で食べた。20本を完食。朝は簡単サラダと豚レバーも食べた。
 昼は妻が春巻き入り弁当を作ってくれた。ありがとうございました。

春巻き入り弁当

◆晩ご飯◆
 夕方に鮮魚が到着。まずはイサキ1匹を塩焼きにした。ホロホロで美味しかった。
 他は鯵の刺身、サラダ、うどん。自家製うどんの残り半分を食べた。

イサキの塩焼き。ホロホロ

 1月11日(月・祝) 

 祝日には珍しく、午前中に息子の公文があった。息子は相当イヤだったらしく「ないわ~」を連発していた(笑)。ただ、やり終えると達成感があったようで、スッキリしていた。

◆朝・昼ご飯◆
 朝と昼で、ツバスの塩焼きを食べた。これはふるさと納税の鮮魚ではなく、スーパーの市販品。今週鮮魚が来るとは思っておらず、かぶってしまったのだ…。
 他は簡単サラダと餅。正月に買った餅が切れたら、子どもたちが「もう1回買いたい~」というので買い足した。

◆晩ご飯◆
 手巻き寿司大会! 小鯛1匹、鯵2匹、イサキ1匹、鯖1匹を下ろし、刺身やきずしで食べた。鯖がイマイチ人気がなく、息子は「青魚より赤魚(マグロ)のほうがええなあ~」と贅沢を言い始めた…。慣れると感激がなくなってしまうのは人間の性か…。
 他はサラダと味噌汁。サラダは娘が作ってくれた。
 返礼品の鮮魚は、次回は3月に到着する.楽しみだ。

鮮魚が到着!

下ろして刺身に

アラは骨せんべいに

頭は焼いた。墓場のようだ…

鯖の1匹は味噌煮にした

2021年1月11日月曜日

【中央競馬予想の回顧】シンザン記念、フェアリーステークス、淀短距離S(2021)

 今週はシンザン記念。
 ◎ダディーズビビッドは好発を切ったが、かかり気味。頭を上げて騎手に反抗している…。やがて折り合いがつき、直線では外に出してグイッと伸びそうな雰囲気だったが不発。11着に終わった。重賞の壁は厚かったし、距離も長かったか。
 勝ったのはピクシーナイト。あっと驚く逃げの手に出て重賞制覇。

 祝日の月曜日はフェアリーS。
 ◎クールキャットは出足がつかず後方から。向こう正面で、何を思ったかグイグイと順位を上げ、3コーナー手前でハナに立った。直線に入ってもリードを保ち「やったか」と思ったが、残り1ハロンで力尽きて10着に沈んだ。津村騎手の果敢な騎乗だったが、ちょっとやり過ぎだったか。
 勝ったのはファインルージュ。2馬身半差の完勝でクラシック候補に名乗り。

 土曜は淀短距離S。
 ◎アイラブテーラーはとんでもない大出遅れ。競馬に出遅れはつきものだが、こんなに大きな出遅れは記憶にない。これでは競馬にならず、大差のしんがり負け。
 勝ったのはトゥラヴェスーラ。好位から抜け出して1馬身半差をつけた。ムラ駆けだが能力は高い。

 今週は3戦0勝。他はポツポツ当たったが、トータルは若干のマイナス。来週は今年の初勝利といきたいものだ。

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【中央競馬予想と与太話】フェアリーステークス(2021)~ニシノフラワーと同期の快足牝馬~

 3日間開催の最終日はフェアリーS。以前は暮れの中山で1200 mの2歳重賞として行われていた。
 このレースが初めて1200 mで行われた1991年の勝ち馬がディスコホール。GIの阪神3歳牝馬Sでニシノフラワーの5着に頑張り、中2週でフェアリーSに出走した。
 レースではテン乗りの岡部幸雄騎手を背に、1番人気に応えて快勝。快足ぶりを見せつけたが、翌年の桜花賞で9着になったのを最後に引退した。ケガでもあったのだろうか。

ディスコホール。netkeiba.comより

 レースにいってみたい。昨年はスマイルカナがここをステップに飛躍した。それに続く馬が出るだろうか。
 本命は◎クールキャット。新馬を勝ち直後に重賞に挑戦した前走では、ソダシの0.6秒差5着と素質の片鱗を見せた。今回人気するであろうテンハッピーバローズとは、そのレースで0.2秒差。叩き2走目の上積みと、有利な内枠で逆転へ。
 推奨穴馬は隣の枠のネクストストーリー。前走は条件戦とはいえ牡馬相手に健闘。この相手なら。

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2021年1月10日日曜日

【中央競馬予想と与太話】シンザン記念(2021)~惜しくもGIを勝てなかった良血牝馬~

 3日間開催の中日はシンザン記念。今回で55回目の節目を迎える。

 ゾロ目つながりで、第33回の勝ち馬がフサイチエアデール。サンデーサイレンスを父に持つ、良血牝馬だ。
 フサイチエアデールは、武豊騎手が4回乗ってようやく1勝目をあげると、条件戦の2着を挟んでシンザン記念に出走した。1番人気はエイシンキンボール(金の玉? すごい馬名だ…)に譲ったが、レースでは好位から抜け出して快勝。
 いまの時代なら「桜花賞へ直行!」となるところだが、4歳牝馬特別(いまのフィリーズR)を勝って桜花賞へ向かった。レースではプリモディーネの鬼脚に屈して惜しくも2着。その後もエリザベス女王杯で2年連続で2着するなど活躍したが、GIには手が届かなかった。
 母としてもGI馬のフサイチリシャールを生んだのだから立派。ビーチサンバやライラプスが母系をつないでくれるだろうか。

フサイチエアデール。netkeiba.comより

 レースにいってみたい。アーモンドアイがここから飛躍したのは記憶に新しいところ。今年も大物がいるのだろうか。
 本命は◎ダディーズビビッド。馬名にいくつ点があるのだろうか。それはさておき、新馬で降した馬が次々勝ち上がっているし、前走は今回と同条件の中京1600 mで快勝。前々走は崩れたが、不良馬場のせいとしておきたい。
 推奨穴馬はワザモノ。前走は強敵相手に頑張った。ここまで人気がないとは。

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2021年1月9日土曜日

【中央競馬予想と与太話】淀短距離ステークス(2021)~オシャレな名前の快足牝馬~

 大寒波が襲来。雪は降らないようだが、キンキンに冷えた3連休となりそうだ。寒波とコロナを吹き飛ばすような大当たりといきたいものだ。

 そんな3日間開催初日の中京メインは淀短距離S。中京で「淀」の名のついたレースが行われるのも珍しい。
 このレースが京都以外で組まれるのは今世紀初。1994年に阪神で行われて以来、ずっと京都だったようだ。
 その1994年の勝ち馬がキクカダンディで、その2着に入ったのがユキミザケ。オシャレな馬名で印象に残っている馬だ。
 ユキミザケは社台RHの前身である日本ダイナーズクラブの持ち馬で、アレミロードを父に持つ短距離牝馬だった。4歳になってすぐに条件戦を卒業すると、当時は2月に組まれていたこのレースに出走。キクカダンディには逃げ切りを許したが、好位から2着に差し込んだ。その後、オープン特別で2勝をあげ、合計で七つも勝ったのだから立派だった。

 レースにいってみたい。
 18頭のフルゲートが揃った。本命は◎アイラブテーラー。昨年の勝ち馬だ。前走は9カ月の休み明けで+28 kgに加えて窮屈な競馬を強いられたにもかかわらず、タイム差なしの4着まで差してきた。叩き2走目で連覇へ。敵は56 kgの斤量か。
 推奨穴馬はロードアクア。左回りは得意。

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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...