中央競馬は今週から小倉開催がスタート。中京と小倉が同時に開催されるのは珍しい。
そんな土曜の中京メインは愛知杯。年末から年初に移り、早くも6回目となる。
このレースは、牝馬限定戦となる前は長らくマル父限定重賞だった。その時代の勝ち馬の一頭がカネトシガバナー。いまは少なくなってしまったカネトシの馬で、アンバーシャダイを父に持つマル父馬だ。
3歳夏に、減量のとれた秋山騎手の手綱で2、3勝目をあげると、神戸新聞杯に挑戦。キングヘイローなどを退けて、秋山騎手に重賞初制覇をプレゼントした。次走の菊花賞はセイウンスカイの8着に終わり、次に選んだのが愛知杯だった。
レースでは秋山騎手を背にクビ、ハナ差の接戦を制して1番人気に応えた。デビュー2年目の秋山騎手の成長に、大きく貢献したと言ってよいだろう。
その後はスランプに陥ったが、6歳で入障すると素質が開花。重賞を含む五つの勝ち鞍をあげた。平地と合わせて10勝したのだから、馬主孝行な馬だった。
カネトシガバナーと秋山騎手の名コンビ
レースにいってみたい。牝馬のハンデ重賞に18頭が揃った。荒れないほうがおかしいとは言い過ぎか。
本命はサトノダムゼル。明けて5歳だが、ここが9戦目と大事に使われてきた。通算成績4-2-0-2。着外の2走は秋華賞と新潟記念で、新潟記念は0.3秒差の5着。抜群の安定感だ。この相手なら。
推奨穴馬はちょっと多めの3頭。ドナウデルタ、ウラヌスチャーム、サマーセントをあげておく。
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