2014年7月16日水曜日

小1の娘がピアノを始めました ~想像以上にたいへんだ~

 娘は今年(2014年)の春に入学したばかりのピカピカの小学1年生だ。小学生になるにあたり、習い事を検討していると
「ピアノがしたい」
と本人が言い出した。親に勧められる習い事よりも、本人が言い出したことを尊重しようと、やらせてみることにした。

 5月から、近所の個人レッスンに週1回(30分で1000円)通っている。優しい先生で、レッスンはとても楽しいらしい。何よりだ。
 一方、たいへんなのは練習である。一週間に30分ではうまくなるはずなく、毎日の練習が重要なのだ。聞いてはいたが、これが想像以上にたいへんだ。子どもももちろんだが、親にもかなり負担がかかる。これからピアノをさせようという人は、そのあたりをよく調べ、覚悟を決めてから始めることをお勧めする(ピアノ経験者には釈迦に説法だろうが)。

 小学1年生が毎日練習するのはかなりキツいと思うのだが、娘はほぼ毎日頑張っている。親が声を掛けないと始めない日や、渋々の日も多いが、自ら「やる」と言い出したことに対して責任を取ろうとしているようだ。偉い。
 ただ、ピアノはまだ買っておらず、私が学生時代に購入したキーボードを使っている。今はこれで何とかなっているが、近いうちに電子ピアノを買うことになるだろう。お勧めのメーカーなどがあれば教えてほしいものだ。

 習い始めてから2カ月半。すでに両手を使って弾いており、それなりの音楽になっている。子どもは上達が早い。
 娘は手が上手に動かないことよりも、楽譜がスラスラ読めないのがストレスらしい。母親はピアノ経験者で楽譜が読めるので「簡単でしょ」と言うのだが、娘にはそれがまたカチンと来るようだ。私も楽譜が読めないので娘の気持ちはわかる。でも、すぐに読めるようになって
「お父さん、楽譜なんて簡単やのに、何で読めへんの」
何て言ってきそうだ。

 現在、10月の発表会に向けて毎日コツコツと練習を続けている。頑張れ。

6歳、小1、ピアノ

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2014年7月13日日曜日

【予想の回顧】プロキオンS、七夕賞、豊明S(2014)

 中京メインはプロキオンS。
 本命◎ベストウォーリアの単勝はなんと1.9倍。ちょっと人気しすぎのような。中団に構え、4コーナー手前から進出を開始。外へ持ち出すとグイグイ伸びて、粘るキョウワダッフィーをクビ差かわしたところがゴール。1.9倍ほどの勝ちっぷりではなかったが、人気に応えた。馬券は馬連を取ったが、1、2番人気の決着ではトントン。

 七夕賞の本命はラブリーデイ。4、5番手と予定通りの位置取りだが、手応えが悪い。直線も伸びずバテずという感じで6着。物足りない走りだった。疲れがあるのか。
 メイショウナルトが勝ったことには驚いたが、5番人気だったことにはもっと驚いた。みんなよく見ているなあ。

 土曜の中京メインは豊明S。
 ◎モグモグパクパクは中団から。予想よりも後ろの位置取りだ。直線はそれなりに伸びたが5着まで。見せ場はなかった。4コーナーで、ややゴチャついたが、それがなくても勝ち負けまではなかっただろう。

 今週は3戦1勝で、1勝もトントン。他のレースもチョロチョロでややマイナス。そろそろ梅雨も明けるし、スカッと勝ちたいところ。

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2014年7月12日土曜日

【予想と与太話】プロキオンS、七夕賞(2014)~秋にはGI戦線へ~

 今週は中京でプロキオンS、福島で七夕賞が行われる。
 プロキオンSは中京に移ってから3回目。プロキオンは冬の大三角形を作る星のうちの一つなのだが、このレースはなぜか夏に行われる。季節は真逆だが、夏の中京の重賞として定着してほしいものだ。一方の七夕賞は福島の名物レースとして定着している。やはり7番の馬や枠連7-7はよく売れるのだろうか。

 レースにいってみたい。
 今年のプロキオンSは夏のローカル重賞にしてはメンバーが集まった。ここをステップに、秋にはGI戦線をにぎわす馬が出そうだ。
 その中から、本命は◎ベストウォーリア。フェブラリーSでこそ歯が立たなかったが、4歳の2月なら仕方ない結果か。ここは通過点にして、秋にはGIを狙える馬になってほしい。
 推奨穴馬はシルクフォーチュン。ダートに戻って。

 七夕賞は◎ラブリーデイ。前走がちょっと期待はずれだったが、0.2秒差なら悪くない。

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2014年7月11日金曜日

【予想と与太話】豊明S(2014)~昇級初戦の降級馬?~

 台風一過、週末は真夏を思わせる炎天下となりそうだが、来週はまた雨模様らしい。梅雨の合間の好天で競馬が行われるのは何よりだ。土曜には娘の児童クラブのお祭りもあるし、週末の天気がよいのはありがたい。

 そんな土曜の中京メインは豊明S。中京競馬場が豊明市にあるので、このレースがメインに組まれているのだろう。来週の3連休は豊明ICで高速を降りて食事をする予定があるのだが、競馬をする時間はなさそうだ。残念。

 レースにいってみたい。
 この時期の準オープン戦はまだまだ降級馬が有利。本命は◎モグモグパクパク。春まではオープンで走っていたが、2階級降格して1000万クラスへ。そして降級初戦の前走をあっさり勝ち上がった昇級馬だ。昇級馬なのか降級馬なのかよく分からないが、ハンデ57 kgが示すとおり、ここでは力が上と見た。内目の枠は誤算だが、どこかで外に出せないか。豊騎手頼みまっせ。
 推奨穴馬はビキニブロンド。これまでほぼ1200 mを専門に使われてきた馬だが、距離延長が吉と出れば怖い。

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2014年7月9日水曜日

書評 冲方丁『光圀伝』(角川書店)

「黄門様」のイメージがひっくり返った。


 水戸黄門の愛称(?)でおなじみの徳川光圀の一生を描いた大作。テレビドラマの影響で
「隠居した老人」
というイメージが強いが、よく考えてみればあれは隠居後の姿であり、若かりし頃のことはよく知らなかった。その姿を教えてくれるのが本書である。
 本書を読んで「隠居した老人」のイメージは一変した。こんな骨太で熱い人生を送った人だったとは知らなんだ。

 光圀は徳川家康の孫であり、御三家の一つである水戸徳川家の二代目なのだが、三男なのだ。なぜ兄を差し置いて光圀が世継ぎとなったのか。光圀はこの大きな悩みを抱えたまま青年期を送る。長じて藩主となってからは、学問を推奨し、歴史書の編纂などを押し進める。また、幕府のご意見番として一目置かれる存在にもなる。
 若かりし頃は傾奇者(かぶきもの)としてヤンチャを繰り返した光圀が、たくさんの同志を得て成長し、強烈な個性として結晶していく様子は読み応えたっぷりだ。

 冲方氏の代表作『天地明察』(こちらもお勧め)の書評では「見込まれ力」について書いた。上司、先輩、友人、同僚などに見込まれて前進していく主人公(光圀伝にも登場する渋川春海)の姿に共感を覚えたのだ。
 本書でも、光圀はたぐいまれな「見込まれ力」を発揮して人生を切り拓いていく。しかしそれに留まらず、後半生では大名として、父として、先達として、さまざまな人物たちを見込み、引っ張り上げ、後世を託す。人の上に立つという重責を担うには、この「見込み力」が必須なのだ。
 名選手は名監督ならずという言葉もあるように、見込み力と見込まれ力を兼備するのは難しい。光圀は、まさにこの二つを併せもつ名君だったのだろう。私も40歳を過ぎ、そろそろ見込み力を研鑽する時期になってきたのかもしれない。光圀を見習っていきたいものだ。

 うがった見方かもしれないが、現在の団塊の世代の人たちは、どうも「人を見込んで抜擢し、後世を託す」という作業を怠っているように見える。そのような人たちばかりではないのだろうが、そういう傾向が強いような…。これは団塊ジュニア世代のひがみなのだろうか。



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2014年7月6日日曜日

書評 佐藤健太郎『炭素文明論―「元素の王者」が歴史を動かす―』(新潮社)

炭素が人類の歴史にいかに深くかかわってきたか。それを、豊富な歴史トリビアをまじえながら軽やかに綴った一冊。「へぇ」連発まちがいなし。


 化学の研究者である佐藤氏が、炭素化合物が人類にどれほど深くかかわってきたかを語り尽くした一冊。かといって堅苦しい内容ではなく、化学を知らない人にも興味深く読める。佐藤氏の(特に歴史に関する)うんちくが散りばめられており、理系の知識がなくてもスイスイ読んでいけるのだ。
 取り上げられる炭素化合物は、デンプン、砂糖、香辛料、うま味、ニコチン、カフェイン、尿酸、アルコール(お酒)、ニトロ(爆弾)、アンモニア(肥料)、石油である。いずれも、もしそれがなければ人類の歴史が大きく変わっていたに違いない物質たちである。これらの化合物の化学的性質や、それらがどのうように人類の歴史を変えてきたかが分かりやすく示されている。
 これらの物質はアンモニアを除いて炭素を含んでおり、ほとんどは炭素が主要構成成分なのだ。またヒトの体そのものにも、多くの炭素が含まれているのはご存じだろう。炭素はあらゆる物質や生命の基本なのだ。

 さらに、佐藤氏の多方面にわたる知識が散りばめられているため、理系的な内容一辺倒に陥らない。たとえば尿酸の章では、ルネサンス時代のメディチ家の家長が、三代にわたって痛風に苦しめられたなどという小話が出てくる。ひと昔前に流行した「トリビアの泉」ではないが
「へぇ」
を連発したくなる。特に歴史小話がたくさん紹介されており、佐藤氏が歴史好きであることが垣間見えた。

 化学や化学物質に興味のある文系の人にはお薦めの一冊。特に「化学」という言葉に悪いイメージを持っている人に読んでもらいたい。



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【予想の回顧】CBC賞、ラジオNIKKEI賞、白川郷S(2014)

 CBC賞の本命は◎リアルビーナス。最内枠から好位につけたが、直線では内に押し込められて外に出せず、窮屈な競馬を強いられ、最下位に終わった…。心配していた内枠が応えたが、それにしても最下位とは…。がっかり。

 福島ではラジオNIKKEI賞。本命の◎クラリティシチーは1番人気。スタート直後に挟まれて後方に下がった。開幕週の福島でこれは痛い。しかも4コーナーでは大外をブン回す。
「そりゃ届かんやろ…」
と諦めモードだったのだが、猛然と追い込んできて2着に入った。これは強かった。もう少しスムーズなら勝てたレースだった。
 馬券は、勝ったウインマーレライを押さえておらず、ハズレ。

 土曜の中京メインは白川郷S。
 本命のブラインドサイドは4、5番手で直線を向いたが、前にいた人気馬3頭に突き放されて4着。前の3頭が強かった。

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【読書メモ】深木章子『殺意の構図』(光文社文庫)

 初めて読んだ深木作品。なるほどよく組み立てられたストーリーだ。「構図」という言葉をタイトルに使いたくなるのも頷ける。  一人称を変えることにより、さまざまな角度から事件に光が当たる。 「なるほどそうか」「確かにそうだよね」「そうか、この人だったか」 と納得しているうちに...