2019年12月11日水曜日

【読書メモ】東山彰良『流』(講談社文庫)

 2015年の直木賞受賞作。台湾を舞台にした、ぶっ飛びエンタメ小説だ。ひと昔前のヤンキー漫画のノリで繰り広げられる大活劇に、祖父の殺害犯の謎が絡まり、一気に読ませる秀作。
 台湾(国民党)と中国本土(共産党)という「二つの中国」が庶民とどうかかわっっているのか実感できた。台湾と中国本土の微妙な関係がうまく伝えられている。

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