2012年1月28日土曜日

2012京都牝馬ステークス  オレの予想を聞いてくれよ

 日曜の京都メインは京都牝馬S。以前は京都牝馬特別という名称で、女王杯が古馬に開放される前は、古馬牝馬の頂上決戦の一つだったレースだ。「京都牝特」という略称も過去のものとなってしまった。懐かしい。

 現在は、ヴィクトリアマイルというGIもできたので、メンバーはやや小粒になった。今年も、それっぽいメンツが揃った。抜けた馬がおらず、混戦模様である。

 そんな中から、本命◎は、1番人気になりそうだが、ショウリュウムーン。寒い時期が得意で、昨年の覇者である。私のように中年が近づくと、年々、寒さがこたえるようになってくるが、この馬は寒ければ寒いほど燃えるようだ。寒気到来中で激寒の天候も、この馬には好都合である(独断)。今日の競馬を見ていると、極端な先行有利の傾向も変わってきたようだし、差し切りを期待したい。
 推奨穴馬は、ダンスファンタジア。期待の良血馬が昨秋の戦列復帰後、まずまずのレースを見せている。激走があるなら、ここか。

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2012年1月27日金曜日

2012シルクロードステークス  オレの予想を聞いてくれよ

 土曜の京都メインはシルクロードS。高松宮記念の前哨戦として、1996年に重賞に格上げされたレースだ。格上げ当初こそ、フラワーパーク、エイシンバーリン、シーキングザパール、マイネルラブ、トロットスターなどの一流馬が勝ち馬に名を連ねたが、2002年になぜかハンデ戦に変更されると、傾向は一変。渋いレースになってしまった。
 渋いレースは嫌いではない(いや、むしろ好き)だが、この変更には首をかしげざるを得ない。なぜGIの前哨戦がハンデ戦になるのかなあ。意味がわからない…。

 ところでシルクロードとは、もちろんヨーロッパから中国を通り日本へとつながる「絹の道」を指すのだと思われるが、なぜ京都で行われるのだろう。京都とシルクロードにどういうつながりがあるのだろうか。気になったので、例によってJRAウェブサイトの特別レース名解説で調べてみた。すると

シルクロード(Silk Road)は、中央アジアを横断する古代の東西交通路の名称。名は、絹が中国からこの道を通って西方に運ばれたことに由来する。奈良の正倉院にはシルクロードを通じて伝えられた中国製やペルシア製の宝物が数多く残っている。

ということらしい。奈良とつながりがあるから、というわけか…。なんだか、こじつけっぽいなあ。

 前置きが長くなったが、予想にいってみたい。
 今週からBコースを使用するので、先週までの「内枠・先行馬有利」の流れが変わるかもといわれているが、先行有利はともかく、京都の1200 mは内枠が有利なことに変わりはないだろう。というわけで、内の馬を中心に狙っていきたい。
 本命◎はロードカナロア。前走の京阪杯が強い内容だったし、そのときに馬券でもお世話になった。追い続けるしかなかろう。先を見据えた仕上げ、57 kgのハンデと、不安材料はあるが、このメンバーなら。

 推奨穴馬は、1枠の2頭。サンダルフォンスギノエンデバーサンダルはGIでこそ通用しなかったものの、それ以外は堅実に走っている。ハンデは大いに見込まれたが、一発があっても。スギノは前走同様、いい枠を引いた。その再現がないか。

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2012年1月22日日曜日

2012羅生門S、平安S  予想の回顧

 土曜は羅生門S。本命◎トシギャングスターは、中段を追走。4コーナーではいい手応えで外を上がっていく。直線ではいい切れ味を見せ、1着もあるかと思ったが、最後はやや脚があがり、メイショウマシュウに詰め寄られる。
「藤岡~!」
という私の声が届いたのか、最後は追撃を何とかしのぎ、ハナ差で2着を確保。お馬さんも藤岡佑介騎手もお疲れ様でした。
 安かったが馬券もゲット。競馬は当たってナンボだ。

 日曜は平安S。本命◎エスポワールシチーは、3、4番手からレースを進めるも、さらに前の位置にいたヒラボクキングを捉えきれず、2着まで。みやこSで1.0秒ちぎった相手に、物足りない内容だった。
 もう一頭の軸、タガノロックオンは、エスポを見る位置でレースを進めたが、直線では伸びを欠き、10着。こちらもまったく物足りない内容だった。やはりこの時期ダート戦では、の4歳馬には古馬の壁は厚いのだろうか。

 今週は、片方的中ということで、よしとしておこう。

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2012年1月21日土曜日

2012平安ステークス  オレの予想を聞いてくれよ

 日曜の京都メインは平安ステークス。フェブラリーSがGIに格上げになる前は、ダートの頂上決戦の一つだったレースである。GIの前哨戦となってから15年ほど経った現在、主要ステップレースでもなくなり、何とも位置づけの曖昧なレースとなってしまった。このレースをたたき台にした馬のフェブラリーSでの成績が、なぜか悪いのだ。おそらく、京都1800 mと東京1600 mでは、要求される能力がまったく違うのだろう。
 今年のメンバーは、このジンクスを打ち破れるのだろうか。

 さて、予想にいってみたい。
 本命◎はエスポワールシチーで仕方ないだろう。このメンバー相手に58 kgなら、やや不利な8枠でも負けられない。面白くも何ともないが、無理に墓穴を掘ることもない。
 となると、相手探しが重要である。相手の筆頭にはタガノロックオンを挙げたい。この時期の4歳馬が、特にダート戦では古馬の壁に跳ね返されることも多く、先週の大和Sで痛い目にあったばかりだが、休み明けの前走を快勝して2走目のここ、まだ上積みはあると期待したい。2頭軸の3連複、もしくはエスポ1着固定、タガノ2、3着の3連単流しで勝負しようと思う。
 推奨穴馬は、タカオノボル。まるで人名だが、残念ながら知り合いにタカオノボルさんはいない(だからどうした)。こちらも4歳馬で、右回りが懸念されているようだが、それほど走ったことがないだけ、ということにしておきたい。ポン駆けもきく。

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書評 高村薫『神の火(上)(下)』(新潮文庫)

 原発を舞台にしたスパイ小説。高村さん独特の、薄暗い雰囲気に満ちたストーリーである。『リヴィエラを撃て』(こちらもお薦め)に通じるところがある。
 ソ連のスパイである島田という男が主人公。その島田も含め、主な登場人物たちはみな、腹の中に虚無を抱え、脳ミソの中もドロドロしている。こういう人物たちを描くことにかけては、高村さんの右に出る作家はいない(本ブログ比)。今回もそういった、重たく濁った精神の世界を堪能した。

 一度はスパイから足を洗ったはずなのに、日本、アメリカ、ソ連、北朝鮮が入り交じるスパイ情報戦の渦中に再び舞い戻った島田。日本海(若狭湾)に設立された原発を軸に話は進む。
 序盤は原発襲撃プランを巡る情報戦が繰り広げられ、そのカギとなるカードを巡る駆け引きが行われる。プランの詳細は何か、そしてプランは誰の手へ収まるのか、ワクワク・ドキドキの展開である。
 しかし上巻の途中で、プランの内容や、その周辺事情がほぼ明らかになる。
「あれ、まだページは残っているのに…(こういうのが分かってしまうのが、紙の本の悲しいところですな)」
と思いつつ読み進めると、下巻の後半からは急展開。
「なるほど、上巻はこういう布石だったのか」
と冷静に分析できるのも、すべて読み終えてしまったからである。読んでいる途中は、残りのページ数など忘れてしまい、一気にラストにたどり着いた。

 この時期(2012年1月)に本書を読んだのは、もちろん昨年の福島原発の事故の影響がある。高村さんにとっては、震災の影響で本書が読まれるのは不本意かもしれない。しかし私は、本書を読んで、改めて原子力の危険を感じ取ることができた。
 昨年の福島原発の事故のきっかけは地震だった。おそらくこれからは、地震や津波でメルトダウンする原発はなくなるのだろう。しかし、それで安全なのだろうか。原発を襲うのは自然災害とは限らない。本書にも出てくるように、ミサイル一発飛んできたらジエンドである。ミサイルは大げさとしても、予期せぬミスやテロ行為に対して、100%安全と言い切れるのだろうか。
 そんなことはあり得ないということを、改めてこの小説は伝えたいのだと思う。だって、100%安全なら、原発はお台場や大阪湾にあるはずだもんねぇ。



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2012年1月20日金曜日

2012羅生門ステークス  オレの予想を聞いてくれよ

 土曜の京都メインは羅生門ステークス。さすがにこの極寒期の開催では、土曜日は渋いレースがメインになることが多い。
 ちなみに私は、この時期の京都開催(第1回、第2回)の雰囲気が好きだ。特に土曜はよい。この寒い時期に土曜から競馬に興じようなどというのは、本当に競馬が好きなオヤジ(とオババ)だけで、そういう連中がゾロゾロ集まって馬券に精を出す。パドックも観覧席も空いていて快適。
 そんなわけで冬の京都開催は大好きなのだが、ここ数年はPATでの購入がほとんどで、競馬場に行くのは年に1、2回。寂しい限りであるが、ちびっ子も二人いるし仕方がない。定年後は、土日はどっぷり現場で競馬に浸かりたいものだ。

 さて羅生門Sの予想だが、私の本命◎はトシギャングスター。準オープンクラスに昇級初戦だった前走で、クビ差の2着と、いきなり目処を立てた。極端な前残りの展開にならなければ、差し込んでくると見た。
 推奨穴馬はオースミイージー。前走で復活の兆しを見せた。展開がハマれば怖い。

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2012年1月15日日曜日

2012大和S、日経新春杯  予想の回顧

 土曜は大和S。本命のアイアムアクトレスは先団でレースを進めたが、3コーナーから手が動き始め、直線入り口ではすでに脱落。ブービー15着の大惨敗に終わった。いくらこの時期の4歳馬がダートのオープンクラスでは苦戦する傾向にあるとはいえ、あまりにも負けすぎだ。何かあったのか。
 もしアクシデントはなかったのなら、今年の4歳馬は(とくにダート戦線では)レベルが低いのかもしれない。

 日曜は日経新春杯。本命◎のスマートロビンの馬体重を見ると、何と+26 kg。パドックでも、やはり太く見える。
「これは本命を変更しようかなあ…」
と迷っていたら、パドック解説の鈴木由希子さんが「ほとんどが成長分」と言うし、ブログで◎を発表していた手前、本命を変えるのも気が引けて、結局スマートロビンから馬券を買った。
 レースでは注文通りハナを切り、マイペースで運んでいるように見えたのだが、最初の1000 mは59.1秒。それほどスローではない。それでも、4コーナーまでは持ったままで回ってきたので
「いける」
と思ったのも束の間、ビートブラックダノンバラードに並びかけられたところでギブアップ。バッタリ止まってしまったわけではないが、5着に敗れた。やはり、太めが敗因だったように思う。
 たとえブログに本命を発表していても、何かあったときにはアッサリと本命を変更する勇気(大げさやなあ)も必要だと感じた(珍しく、反省?)。

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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...