2013年9月27日金曜日

2013 シリウスステークス オレの予想を聞いてくれよ

 気温もずいぶん下がってきて、阪神・中山開催も今週で終了。早いものだ。日曜は秋のGI開幕戦が行われる。その前に、資金を確保しておきたいところ。

 そんな土曜の阪神メインはシリウスS。2000 mは、現在のJRAのダート重賞では最長距離なのだそうだ。いわれてみれば、他のダート重賞は2000 m未満だ。
「そういえば、昔はウインターステークスというダート長距離重賞があったし、東海ステークスもいまと違って2000 mを超える距離だったような…」
と思って調べてみた。すると、ウインターステークスは東海ステークスの前身だったことが判明。
 1984年に2200 mのウインターステークスとしてスタートし、1990年には2300 mに距離が延長された(何でやろ)。1997年にGIIに昇格するとともに東海テレビ杯の冠名がつき、2000年にはオープン特別だった東海ステークスと合併されるかたちで東海テレビ杯東海ステークスとなったのだそうだ。中京競馬場の改修などのどさくさに紛れて、距離はいつの間にやら1800 mで定着してしまったとのこと。ダートの長距離名物重賞がいつの間にかなくなってしまったのは寂しい限りである。

 さて今年のシリウスSに話を戻したい。
 JRAの説明によると、JCダートの前哨戦としてこの時期に移ってきたらしいのだが、JCダートのステップにはやや早すぎないか。事実、JCダートとはあまり結びついていないようだ。
 今年も「GIではちょっとしんどいなあ」という馬が揃った印象。そんな中から本命は◎ナイスミーチュー。前走でニホンピロアワーズに食い下がったように、6歳にしてますます力をつけてきた。休み明け、阪神ともに得意。57.5 kgは少し心配だが、この相手なら何とかしてくれないか。
 推奨穴馬は、こちらも鉄砲駆けするマルカプレジオ。枠連で勝負するのも面白い。

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2013年9月21日土曜日

2013 神戸新聞杯、オールカマー オレの予想を聞いてくれよ

 サンマの値段も徐々に下がってきて、秋を感じる今日この頃である。先週にローズSが行われ、今週は神戸新聞杯。競馬カレンダーも秋本番だ。
 一方、今年の私の馬券成績は、1年中真冬のままだ。浮き沈みがあるのはギャンブルの常だが、これほど長期間沈んだままというのは経験がない。神頼みをしたくなる気持ちが分かる気がする。

 さてレース。
 皐月賞馬が中距離路線に向かい(その後、戦線離脱)、ダービー馬は海外遠征中。となれば、春の二冠レースで連続2着の◎エピファネイアが抜けた人気になるのも頷ける。ダービーの2着も、折り合いを欠いてのもの。ピタリと折り合えばこの馬が一番強いのでは、と思わせる内容だった。ここは、よほど暴走しない限り通過点にしてくれるだろう。
 相手はダービー残念組のタマモベストプレイテイエムイナズマを。推奨穴馬は、これも春の実績組からカシノピカチュウ。距離が保てば。

 オールカマーは◎メイショウナルト。推奨穴馬はアスカクリチャン

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2013年9月20日金曜日

2013 大阪スポーツ杯 オレの予想を聞いてくれよ

 先週は月曜の競馬が中止になり、火曜に競馬が行われるという、たいへん珍しい日程になった。火曜がレースだと、次週の想定が出るのが水曜日で、木曜に追い切り、金曜に枠順発表と、あっという間にレースになる。ただの馬券オヤジでもそう感じるのだから、現場の人々はなおさらだろう。息つく暇もないとはこのことか。

 そんな阪神の土曜メインは大阪スポーツ杯。ご存じ(?)大スポを冠したレースである。大スポの芸能欄とエロ欄の充実ぶりは他の新聞の追随を許さないものがある。これからもこの路線で頑張ってほしいものだ。

 さてレースに行ってみたい。
 10頭立てと少頭数になった。ここは、人気だろうが◎タイセイシュバリエで堅いだろう。叩き3走目でこのクラスは卒業したいところ。
 相手は8枠の2頭か。推奨穴馬にはこの8枠からローヴドヴールを挙げておきたい。気持ちは、枠連1-8の1点勝負。

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2013年9月16日月曜日

書評 E. シュレーディンガー『生命とは何か』(岩波文庫)

 生命は、原子という部品が組み合わされてできた機械なのか、それとも原子という部品を組み合わせただけでは生命にはならないのか。この究極とも言える問いに、量子力学を生み出した科学者が答えた本。

 半世紀以上前に著された本だが、まったく陳腐には感じなかった。
 明言こそしていないが、シュレーディンガーは
「生命も、結局は原子で組み立てられた機械だ」
という考えを持っていることが分かる。
 本書では「遺伝」が純粋に原子の入れ替えであることが予言されている。そう、本書が書かれた時代には、遺伝子のセントラルドグマ(転写・翻訳・複製)は、まだはっきりとは解き明かされていなかったのだ。
 後にワトソンとクリックがDNAの構造を明らかにし、それをもとに遺伝が物理的・化学的な現象であることが解明された。シュレーディンガーの予言の一部が証明されたのだ。

 とはいえ「生命は機械なのか、それとも魂は存在するのか」という問いには、本書が書かれてから50年以上経ったいまでも結論は出ていない。
「生命は機械か否か」
本書はこの問いに、哲学ではなく科学でもって答えようとした、初めての書籍と言えるのかもしれない。

 惜しむらくは、上にも書いたが、本書が執筆された時代には、まだ遺伝の仕組みが明らかにされていなかったことだ。シュレーディンガーがそれらの知見を知っていれば、どういう考えを巡らせただろうか。是非、聞いてみたかったところである。

 ちなみにシュレーディンガーは、20世紀初頭に量子力学という分野を確立した物理学者の一人で、その第一人者といえる人物である。同時代にはアインシュタインもいた。アインシュタインの相対論が宇宙を舞台にした「巨大なもの」を扱った学問であるのに対し、量子力学は原子・分子サイズの「微細なもの」を扱った学問である。
 ひらたく言えば、原子・分子サイズでは、われわれが目にするようなサイズの物の理論(ニュートン力学)は成り立たず、また別の理屈で物が動いているということを明らかにしたのが量子力学である(ひらたくないかな…)。
 その量子力学の理論を生命に当てはめるとどうなるか。それを量子力学の第一人者が語ったのが本書であると言えよう。



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2013年9月15日日曜日

2013 セントライト記念 オレの予想を聞いてくれよ

 三日連続開催の最終日の中山メインはセントライト記念。菊花賞トライアルではあるが、来週の神戸新聞杯に比べるとずいぶん地味なレースである。ただ、昨年はダービー2着のフェノーメノがこのレースに参戦し勝利。その後、春の天皇賞を制するなどGI戦線で活躍している。久々にこのレースから大物が登場した。今年もフェノーメノに続く馬が出るだろうか。

 さて今年のレース。ダービー3着馬が回避し、ただでさえ薄かったメンバーが薄々になった。このメンバーならケイアイチョウサンが一枚上か。前走のラジオNIKKEI賞はすべてがうまくハマったが、それでも1着は立派。重賞勝ちの実績を信頼したい。
 もう一頭の重賞勝ち馬、ヒラボクディープはまだ仕上がり途上か。評価を下げる。
 推奨穴馬は前走重馬場で完勝のユールシンギングと、重馬場得意な子が多いステイゴールド産駒のドラゴンレジェンド

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2013年9月14日土曜日

2013 ローズS オレの予想を聞いてくれよ

 三日連続開催の二日目の阪神メインはローズS。ご存じ秋華賞のメイントライアルレースである。今年はオークス1~3着が勢揃いし、豪華メンバーとなった。本番もここを使った馬の争いになるだろう。まさに前哨戦だ。

 阪神の改装に伴い距離が1800 mになってからは、オークスで掲示板に載った馬が優勢である。紛れのないコースといえるだろう。
 今回のメンバーで、この舞台が向きそうなのは、◎レッドオーヴァル。オークスでは人気を裏切ってしまったが、その前の桜花賞ではズバッと切れて2着に差し込んできた。桜花賞と似通った舞台である阪神1800 mで巻き返すと見た。
 これといった登り馬もいないので、オークス組の争いになりそうだ。あえて挙げるなら推奨穴馬はウリウリ。前走がきっかけになれば。

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2013年9月13日金曜日

2013 エニフスS、阪神ジャンプS オレの予想を聞いてくれよ

 今週は三連休で、三日間とも競馬が行われる。競馬オヤジとしては三日とも競馬が楽しめるのは嬉しいのだが、北海道や小倉の開催を削ってこちらへ持ってくるというのがどうも解せない。短期的には売上が増えるのだろうが、長い目で見ると地方のファンを減らすことにつながらないか。心配だ。
 開催を削る代わりに、せめて小倉にもビッグレースを作ってはどうか。札幌記念がGIIになって一流馬が北海道のレースに出走するようになった。小倉にも同レベルのレースを作ってスターホースの出走を促し、九州のファンの目を引いてほしいものだ。スプリンターズSを小倉に持ってくるとか、3歳のダートGIを小倉で行うという案は非現実的だろうか。

 そんな土曜の阪神では、メインにエニフSが、8Rに阪神ジャンプSが行われる。
「エニフって何やねん」
が気になったので、例によってJRAの特別レース名解説で調べてみた。

エニフは、ぺガスス座を構成する星。同星座の鼻の部分にあたり、構成する恒星の中で最も明るい星である。アラビア語で「馬の鼻」を意味する「アル・アンフ・アル・ファラス(Al Anfal Faras)」が語源。

ということらしい。星の名前シリーズでしたか。こんな星があるとは知らなかった…と思いきや、昨年も同じことを調べたことを思い出した。なんじゃそりゃ。

 さてレースにいってみたい。
 ダートのオープン特別の常連が揃った。特にこれといった新顔もいない。それなら◎エアウルフでなんとかならないか。阪神1400 mはベストの舞台。ここをステップに重賞戦線に突撃してほしい。
 推奨穴馬はトラバント。前走は惨敗したが、もともと走るときち走らないときの差が激しい馬。今回が「走るとき」なら。

 阪神ジャンプSは◎ビッグウィーク。人気しそうだが、障害3走目でまだ上積みも見込めそう。

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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...