2014年4月9日水曜日

娘の保育園卒園式・小学校入学式と、息子の保育園入園式

 今年(2014年)、娘が保育園を卒園し、とうとう小学校に入学した。同時に、3歳下の息子が、保育園の年少組に入園。年が三つ離れていると、この手のイベントが同時にやってくる。

 まずは娘の卒園式。6歳にもなれば、特に女の子はポーズを決めてくる。


 娘はこの保育園には約1年間お世話になった。その前は別の保育園に通っていたのだが、最寄りの保育園に空きが出たというので、転園させたのだ。転園当初は友達ができるまでたいへんなこともあったが、じきに馴染んでくれた。これも先生とお友達のお陰だ。ありがとうございました。

 続いては息子の入園式。わが家は共働きなので、息子は以前からお世話になっているのだが、今回、年少組になるということで、改めて入園式があった。


写真を見れば一目瞭然だが、仏教系の保育園である。
 この保育園が、正確には子ども園(幼稚園と保育園を一元化したところ)なので、今年から初めて通う子どもたち(新入り組)がかなりいる。初めての経験に緊張する子どもたちと、以前から通っていて慣れている子どもたち(継続組)が混ざっているのが面白かった。
 子どもたちももちろんだが、親も新入り組と継続組とではかなり様子が違う。服装をビシッと決めていて子どもにつきっきりなのは、たいてい新入生組の親だ。

 そして一週間後に娘の小学校入学式。


「ついに、わが娘が小学生になったか」
という感慨が湧いてくる…かと思いきや、意外にそうでもなかった。おそらく事前に、ランドセルやら学習机やら、いろいろやることがあったためかもしれない。入学式が、スタートではなくゴールのように感じてしまう面があるのだ。

 とはいえ入学式を見に行って、教室で担任の先生の話も聞いて(若いのに、そつなくこなして、たいしたもんだ)、いよいよ娘も小学生になるんだという実感が湧いてきた(遅い…)。

 ところで、久しぶりに小学校に触れてみて、私の時代(35年前)とは違い、学校がかなり親のほうを向いているというか、親と一緒にやっていこうというか、そんな雰囲気を感じた(実は私の時代からそうだったのに、私が知らなかっただけなのだろうか)。
 親が子どもの就活や婚活の世話を焼くなど、親の過保護が話題になることが多いが、そういう状況を作り出しているのは、親の側ではなくむしろ学校側なのではないか、と思ったりした。
 これはどちらかが原因というわけではなく、「鶏と卵」の関係なのかもしれない。まだ入学式が終わったばかり。これからいろいろなことが分かっていくだろう。

 閑話休題。
 娘は6年間の小学校生活のスタートだ。楽しいことばかりではないだろうが、いろいろなことを経験して、成長していってほしい。
 これからは、親の知らない、自分の人間関係や社会関係を築いていくのだろうなあ。頼もしいような、寂しいような。過干渉にならないように気をつけたい。

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2014年4月6日日曜日

予想の回顧 大阪杯、ダービー卿CT、コーラルS、船橋S 2014

 日曜は阪神で大阪杯。前3頭と後ろ5頭の二つに馬群が分かれるレースになった。人気3頭はすべて後ろの馬群。前の3頭が4コーナーまでスイスイ来たときには
「まさか、このままいかないよね」
と心配したが、キズナが一頭だけ桁の違う脚を見せて差しきった。強かった。
 ◎エピファネイアは、もう少し前につけたかった。切れ味勝負では分が悪いということを、福永騎手も再確認したことだろう。
 馬券は2着に粘ったトウカイパラダイスを押さえておらず、ハズレ。

 中山ではダービー卿CT。本命◎レッドアリオンは出遅れ。すぐに中団まで巻き返すが、4コーナーでは手応えがなく、最後は騎手が追うのをやめるような感じで14着に惨敗。出遅れが痛かったのか、揉まれたのが応えたか。いずれにしろ何の見せ場もなかった。
 勝ったのは内を抜けてきたカレンブラックヒル。やる気が戻ってきたようだ。今後が楽しみ。

 土曜の阪神メインはコーラルS。本命◎クリーンエコロジーは押して押してハナへ。4コーナーで後続に並びかけられると、抵抗できず後退。13着に終わった。「逃げてナンボ」の馬ではないと思うのだが、どうして無理してハナを切りにいったのだろうか。陣営から何か指示があったのかもしれない。想定外の負け方だった。

 中山の船橋Sは、◎ブランダムールが中団から進めるも、直線はまったく反応せず、ブービーの15着に惨敗。何かあったのだろうか。

 今週は4戦全敗。しかも、4レース中3レースは◎が2桁着順の惨敗。開催が変わってツキも変わってしまったか。来週からGIも再開するし、流れを変えたいところ。

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2014年4月5日土曜日

2014 大阪杯、ダービー卿CT 予想と与太話

 今週は西で大阪杯、東でダービー卿CTが行われる。
 GIの合間の週ではあるが、大阪杯にはGI級のメンバーが集まった。昨年の最優秀3歳牡馬と牝馬に加え、牡馬クラシックを3レースとも連対した馬。4歳の三強が顔を揃えた。逆に言えば、このレースで他の馬にコロッとやられるようなら、今年の4歳のレベルは低いということになる。

 本命は◎エピファネイア。折り合いに不安のあった馬が、昨秋は落ち着いて走れるようになり、GI馬となった。キズナに負けたダービーも、少し行きたがって0.1秒差。折り合いさえつけえばこの馬が最も強いと見た。
 キズナは海外遠征明けが少し不安。鉄砲駆けする印象もない。とはいえ、このメンバーなら馬券は押さえるを得ない。メイショウマンボは牡馬に混じってどこまでやれるか、ここが試金石。思い切って馬券から切る。
 推奨穴馬は、4、5番人気が予想されるショウナンマイティカレンミロティック。歴戦の古馬が4歳馬をあっさり退けるシーンがないか。この2頭の馬連もチョロッと押さえる。

 ダービー卿CTは◎レッドアリオンが本命。素質馬が軌道に乗ってきた。推奨穴馬はカレンブラックヒル…と思っていたら現在4番人気。復活の兆しを感じるのは私だけではないようだ。

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2014年4月4日金曜日

2014 コーラルS、船橋S 予想と与太話

 京都の桜は満開を過ぎ、少し散り始めている。阪神の桜は桜花賞まで保つのだろうか。
 聞くところによると、桜の木の根元に氷をおくなどして開花を遅らせることもあるらしい。たしかに桜花賞には満開の桜があるほうがよいのだろうが、そこまでしなくてもよいのでは、とも思う。

 そんな土曜の阪神メインはコーラルS。この時期に定着している、ダートのオープン特別だ。
「そういえば、長い間、この時期に行われているような」
と思ったので調べてみると…少なくとも1992年以降はずっと3月末~4月初旬に行われている(ただし、1995年までは芝のレースだった)。
 レースの移動が激しいJRAで、珍しいことである。コーラルSがこの時期の阪神でなければならない理由があるのだろうか。

 レースにいってみたい。
 いつものメンバー(重賞はちょっと敷居が高い)に、新顔がチラホラ混じっている。その中から、本命は◎クリーンエコロジー。芝で頭打ちになっていたが、前走でダートに路線変更したところ、0.2秒差の3着に入って穴を開けた。2走目のここは、さらに前進を期待。
 推奨穴馬はエーシンレンジャー。穴というほどではないかもしれないが、前走だけでは見限れない。

 中山では船橋S。本命は◎ブランダムール。得意の滞在競馬ではないが、良馬場で前進。

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激勝にも不満な原監督のすごさ

 2014年4月2日の横浜-巨人戦は、8回に巨人が一挙に10点を奪って大逆転勝ちを収めた。1年に一度、いや数年に一度あるかないかの大逆転劇だった。

4月2日,巨人大逆転,スコアボード

 巨人ファンである私は、ウハウハだった。完全な負けゲームを猛打でひっくり返したのだから、こんなに気持ちのよいゲームはない。
 ところが一人、違う人がいた。原監督である。最もウハウハになってよい立場の人が、この激勝にもご立腹だったそうだ。



 要するに、先発投手(宮國)が崩れたことと、序盤から中盤のチャンスを逃し続けたことが不満だったらしい。普通なら、そんなことは忘れて、大逆転勝利の余韻に浸るところだと思うのだが、さすがですなあ…。
「勝って兜の緒を締めよ」
とはまさにこのことである。勉強になりました。
 今年も巨人がぶっちぎりで優勝する気がしてきた。

 逆の立場の監督にも触れておきたい。大逆転負けを食らったのは、横浜の中畑監督だ。8回の継投について、こんな辛辣な記事があった。


 ただ、この記事はちょっと結果論に過ぎるかもしれない(記事内でもそのことは断っているが)。8回で5点差のリードなのだから、勝ちゲームの投手を使うのではなく、期待の新人に経験を積ませようとしても責められないだろう。
 敗因を求めるとすれば、投手リレーの順番ではなく、横浜のリリーフ投手たちの「準備不足」ではないだろうか。他の試合でもそうだが、出てくるリリーフ投手の多くが準備不足に見えるのだ。
 想像でしかないが「○回から行くぞ」などと言われるタイミングが遅いのではないだろうか。中畑監督と投手コーチ、もしくはベンチの投手コーチとブルペン担当コーチの間の連絡がうまくいっていないのではないかと推察する。
 また、中畑監督の性格からして
「よし、次の回から○○を投げさそう」
何てことを急に言い出したりするのかもしれない。記者でもない私には、真実を知るすべはないが…。

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2014年4月3日木曜日

書評 道尾秀介『カラスの親指』(講談社文庫)

二転三転、いや四転五転。何回ひっくり返るんだ。

 奇妙な縁で結びついた男女5人が、一世一代の大芝居を打つ。成功しそうで成功しないのか。それとも、失敗しそうで失敗しないのか。どっちがどうなのかよく分からないが、ともかくスリル満点の大活劇が繰り広げられる。

 何度も何度も起きるどんでん返し。
「ええ~っ、実はこうだったとは。そうくるか~」
のオンパレード。しかも、それぞれのどんでん返しにはちゃんと伏線が張ってあり
「なるほど、あれがそうだったのか。やられた~」
となってしまう。
「もう騙されへんで~」
と思っていても、またやられてしまうのだ。いつもながら、道尾氏の読者を欺くトリックには脱帽だ。

 2012年に映画化されているように、非常に映像化に向いた作品である。チラッと調べてみると「あまちゃん」でブレイクする前の能年玲奈が主要キャストを演じているらしい。
 こちらも面白そうだ。見たら報告します。



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2014年4月2日水曜日

書評 遠藤周作『沈黙』(新潮文庫)

拷問よりも過酷な状況。意志の弱い人間には無縁の苦悩とは。


 ときは江戸時代。幕府はキリスト教を禁じ、キリスト教徒を徹底的に弾圧する。しかしそんな日本に、いやそんな日本だからこそ、密航を決心する司祭たちがいた。その一人、ポルトガル人のロドリゴという司祭が主人公。
 弾圧に苦しむ日本人の同胞を救うため、日本へ向かったロドリゴ。捕まれば激烈な拷問を受け、ジワジワと殺されていくのは覚悟のうえだ。拷問は恐ろしいが、耐える覚悟はできている。
 そんなロドリゴを最終的に待っていたのは、拷問よりも過酷な状況だった。自分が耐えるだけでは何も解決しない。それどころか、自分が耐えれば耐えるほど、状況は悪化する。強い意志を持っているからこそ苦しむロドリゴ。
 この究極の状況で、彼が選んだ道はいかに。

 よくこんな状況を考えついたものだ。キリスト教信者である遠藤氏ならではの発想といえよう。一般的な日本人には理解できない、一神教を信じる人たちの信仰の強さと排他的な思想。それが日本という風土や文化とぶつかるとどうなるのか。正面衝突とは違う形のせめぎ合いになる。
 また「信仰とは何か」についても考えさせられた。一般には、教義を守り、神の教えを信じることが信仰だ。しかし、究極の状況で本当に守るべきものは何なのか。それは「形」ではないはずだ、という形式主義への批判も本書のメッセージの一つである。

 はっきりしているのは、私のような意志の弱い人間には無縁の苦悩を描いた作品だということだ。「情けないなあ」とも「意志が弱くてよかった」とも思える、ちょっとモヤモヤした読後感だった。
 若くて、今よりも正義感の強い頃に読んでいたらまた違った印象を持っただろう。オレも歳をとったということのか…。



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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...