2017年4月22日土曜日

【中央競馬予想と与太話】マイラーズC、フローラS(2017)~意外に荒れている~

 今週は西でマイラーズカップが、東でフローラステークスが組まれている。
 マイラーズCが阪神から京都に移って、今回で6回目。過去5回のうち、馬連万馬券が2回、60倍台が1回、30倍台が1回、10倍以下が1回と、けっこう荒れている。前走で人気を裏切った馬が巻き返して穴を開けるパターンが多いようだ。京都の開幕週というのも荒れる原因の一つかもしれない。

 レースにいってみたい。
 11頭と少頭数。前振りとは関係なく、本命は人気でも◎エアスピネル。距離を短縮した京都金杯でさっそく結果を出したように、マイル適性は高い。前走は超スローペースにハマってしまったが、0.1秒差の3着なら悪くない。今回もスローが見込まれるので、前につけたい。
 推奨穴馬はヤングマンパワー。前走が不甲斐なかったが、実績は上位。

 フローラSは◎アドマイヤローザが本命。外傷明けはだが、力はあるはず。

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2017年4月21日金曜日

【中央競馬予想と与太話】福島牝馬S、彦根S(2017)~ひこにゃんに軍配~

 今週から京都、東京開催がスタート。上半期のクライマックスが近づいている。GIはお休みだが、しっかり財布を膨らませて、来週からのGI連戦に臨みたいところだ。

 そんな土曜は福島で福島牝馬ステークスが組まれている。一方、京都のメインは彦根ステークス。
 彦根Sは昨年からメインレースに昇格したレースだ。彦根と言えば、ゆるキャラブームに火をつけた「ひこにゃん」が真っ先に思い浮かぶ人も多いだろう。公式サイトもある人気ぶりだ。2006年4月に登場したので、先日、11歳の誕生日を迎えたそうだ。原案者と彦根市がもめにもめたのは残念だったが、和解も成立したらしいし、末永く彦根をアピールしてほしいものだ。
 ちなみに県庁所在地の大津市には「おおつ光ルくん」というキャラがいるのだが、デザイン的にもネーミング的にもひこにゃんに軍配かなあ…。光源氏をモチーフにするなら、もっとイケメンじゃないと…と思うのは私だけだろうか。

 レースにいってみたい。
 彦根Sは芝1200 mの準オープン戦。京都の開幕日の芝1200 mなら、内の先行馬を狙うに限る。それに合致するのが◎サザンライツ。今回でデビューから19戦目だが、そのすべてが芝1200 mという、極端な戦歴。陣営または馬主のこだわりなのだろうか。かつては差し足を武器にしていたが、ここ2走は先行集団でレースをして1、2着。今回も前につけたい。
 推奨穴馬はブレイズエターナル。外枠は誤算だが、前走も着順ほど負けていない。

 福島牝馬Sは◎フロンテアクイーンを狙う。落ち着いていれば。

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2017年4月20日木曜日

【書評】西村京太郎『日本ダービー殺人事件』(集英社文庫)

ハイセイコーの時代の競馬ミステリー


 1974年にはじめて出版された競馬ミステリー。十津川警部が競馬界の闇と殺人事件の謎に挑む。
 昭和の競馬界の雰囲気がよく伝わってくる小説だ。舞台はハイセイコーの時代の競馬界。競馬が賭博からレジャーへと変化しつつあった時期だ。アイドルホースが登場し、クリーンなイメージを高めていきたいJRA。一方で古い馬主や一部の騎手は、依然として不正行為を繰り返す。さこに名義貸しなども絡んで、競馬界のドロドロした部分が強調されるのは、競馬小説のお約束みたいなもの。
 しかしサラブレッドはそんなドロドロとはかかわりなく、ひたむきに颯爽とターフを駆け抜ける。これまた競馬小説のお約束だ。
 最後のどんでん返しもお見事。ミステリーとしての質も確かだ。

 本書もそうだが、競馬小説と「八百長」はセットのようなものだ。しかし、本書にも書かれているように、競馬で八百長を成功させるのは、実はかなり難しい。
 たとえば、特定の馬を勝たせるには、レースに参加する騎手全員が八百長に参加する必要がある。逆に特定の馬を飛ばす(惨敗させる)ことはできるかもしれないが、どの馬が上位に来るかが分からなければ馬券は当たらない。
「人気の馬を外したところまでは正解でも、結局、馬券はハズレ」
なんてのはよくある話だ。あ、それって、先週の皐月賞のおれやんか(ファンディーナをズバッと切ったのに、見事にハズれました…)。

《あらすじ》
 デビューから12連勝でダービーを迎える最強馬タマキホープ。しかし、その周辺では馬主・騎手への脅迫や八百長疑惑がもちあがり、きな臭い雰囲気が漂う。そしてついに、主戦騎手が毒殺され、続いて馬主も殺害された。
 事件を追うのは、もちろん十津川警部。競馬界の闇をえぐり出し、犯人に迫ることができるのか。

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2017年4月17日月曜日

【お父さんの週末料理】2017年4月15・16日~評判のカレールーを使ってみた~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代半ば)、母(年齢非公表)、娘(小4)、息子(小1)の4人である。

 日曜は野球があったので3食分。

 4月15日(土) 

◆昼ご飯◆
 この日は歯医者の帰りに一人で買い物へ。選んだ「本日の魚」はブリ。天然ブリが安かった。照り焼きにして美味しく完食。
 他はサラダ、牛すじスープ、レバーの卵とじ、カレー。カレーはいま評判の「きわだちカレー」を食べたくて作った。「こくがきわだつ中辛」を試したところ、なかなかグーだ。たしかに、香りがきわだっているような。とろみは少なめのシャバシャバ系だ。舐めるように食べた。
 辛いものが苦手な娘には、ケチャップとソースで味を調えたカレー風スープを別に作った。ちょっと面倒だ…。

きわだちカレー。なかなかグー

◆晩ご飯◆
 食べるのに時間がかかる魚は、平日はあまり出せないので、晩ご飯も魚。「本日の魚」第2弾はイワシ。バローの魚屋さんはいつもきれいに開いてくれる。小麦粉とカレー粉(娘以外)をまぶして揚げ焼きに。お腹が重めだった息子が久しぶりに「小骨が~」とグズりかけたが、その割にはスムーズに完食。
 他はサラダ、牛すじスープ、カレー。牛すじスープは格安のアキレス腱を煮込んだもの。2時間ほどグツグツしたのだが、それでもまだ少し堅かった。いいダシは出た。

イワシの揚げ焼き。カレー風味

 4月16日(日) 

◆昼ご飯◆
 息子と私は野球に行ったので外食。
 娘と妻は家で卵かけご飯やレバーの卵とじを食べた。レバーは「栄養があるので出してほしい」と妻からリクエストがあったもの。鶏レバーを下処理してから煮て、卵でとじた。以前に出したときは娘も息子も「レバーは×」だったが、今回は娘は「美味しい~」という反応。食べられるものが増えるのはよいことだ。

◆晩ご飯◆
 翌日の弁当分も含めて、鶏もも肉を3枚焼いた。アルミ箔をかぶせ、その上に水を張った鍋などを乗せてぎゅうっと押さえつけながら焼くと、イタリアン風にパリッと仕上がる。レタスで野菜とともに包んで、特製味噌をつけて食べた。昼食は遅い時間にカルボナーラをガッツリいった息子も
「お腹は重いけど、グー」
の評価。肉食化が進んでいる。
 他はご飯、中華風スープ。

鶏パリ

◆番外編◆
 妻が息子の誕生日ケーキを作ってくれた。誕生日はまだ先なのだが、ゆっくり食べられる日に作ってしまおうということになったのだ。
 今年はオーソドックスないちごケーキ。ふっくら上手に焼けた。

今年はいちごケーキ

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2017年4月16日日曜日

【中央競馬予想の回顧】皐月賞、中山ジャンプS、アンタレスS(2017)

 今週は皐月賞。
 ◎スワーヴリチャードは2番人気。カデナよりも人気するとは思わなかった。
 レースでは好スタートから押して位置を取りにいったが、かかってしまい、がっちりと手綱を引く羽目に。そのため徐々に位置取りが下がってしまい、4コーナーでは外を回さざるを得なくなった。内が残る馬場では厳しく、6着まで。ちぐはぐな競馬になってしまった印象。四位騎手も悔いの残る騎乗だったかもしれない。
 1、2着は内を抜けてきたアルアインペルシアンナイト。終わってみればシンザン記念で人気を裏切った池江厩舎のワンツー。シンザン記念はかなり特殊なレースだったと結論してよかろう。
 ダービーはどの馬が人気するのだろうか。大混戦になりそうだ。

 土曜は中山で中山グランドJ。
 ◎オジュウチョウサンは余裕綽々と3番手を追走。2週目の向こう正面で「ほないこか」と前に並びかけると、ぴょんと飛越して先頭に立ち、必死に迫ってきたサンレイデュークをあっさりと突き放して3馬身半差の完勝。着差以上の余裕の勝利だった。グランドマーチス以来の、障害馬の殿堂入りを目指してほしい。
 馬券はオジュウチョウサン1着固定の3連単で勝負したが、2着のサンレイデュークが抜けており、ハズレ。

 阪神ではアンタレスS。
 ◎グレンツェントの1番人気は想定通り。しかし、レースでは行きっぷりが悪い。3コーナーから仕掛けたが、いつものようにスーッと上がっていけず、押して押してようやく進んでいく。4コーナーでは前を射程圏に入れたが、そこから伸びず、9着。58 kgが応えたか、それとも休み明けの分か。人気の馬を本命にして惨敗すると、ガッカリ指数は5倍増しだ…。
 勝ったのは馬群を割って伸びたモルトベーネ。中央の馬場が合うのだろう。

 今週は3戦0勝で、他も散々で大敗。京都で巻き返したい…。

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2017年4月15日土曜日

【中央競馬予想と与太話】皐月賞(2017)~痛恨の皐月賞~

 今週は牡馬クラシック第一弾の皐月賞。
 毎年書いているのだが、このレース、2001年(アグネスタキオンが勝ち馬)を最後に当たっていない…。なんと15連敗中である。16度目の正直、なるだろうか…。

 その15連敗中にあった痛恨のレースが2009年。共同通信杯を勝ったフサイチホウオーと弥生賞を勝ったアドマイヤオーラが人気を集めた。しかし、ヴィクトリーとサンツェッペリンが行った行ったで粘り込み、馬連94630円の大波乱の結果となった。このとき、ヴィクトリーを軸に馬連で流していたのだが、サンツェッペリンが抜けており、痛恨のハズレ。逃げ馬を本命にしたのに、なぜ前に行く馬を相手から蹴飛ばしていたのか…。
 ちなみにヴィクトリーは皐月賞まで2-1-0-0で、2着もラジオNIKKEI杯でフサイチホウオーとクビ差の接戦だったもの。前走が若葉Sということで人気の盲点となっていたのだった。

 レースにいってみたい。トライアルを使わない有力馬が増えているところに、怪物牝馬が参戦して混戦模様…と思いきや、ファンディーナが抜けた人気を集めている。
 本命はスワーヴリチャード。近年好成績の共同通信杯の勝ち馬だ。その共同通信杯を勝ったときに皐月賞の本命はこの馬と決めたのだが、いまになってみると、どうもそのレースの相手は軽かったような。それに、小回りの中山向きにも思えないし…と迷ったのだが、初志貫徹。GI馬よりもこちらを選んだ四位騎手の期待にも応えてほしい。
 推奨穴馬はマイスタイル。弥生賞の再現がないか。

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2017年4月14日金曜日

【中央競馬予想と与太話】アンタレスS、中山グランドJ(2017)~晩成の見本のような馬~

 桜も散り始め、初夏の雰囲気が漂ってきた。
 そんな土曜の京都メインはアンタレスステークス、中山メインは中山グランドジャンプである。

 中山グランドJは、ずっと中山大障害・春として行われていたのが、障害競走へのグレード制導入に伴い、1999年にJ・GIとして生まれ変わったレースだ。過去18回のレースで複数回勝利したのはゴーカイとカラジの2頭(カラジは3勝)である。
 ゴーカイは00年と01年の本レースを制した名ジャンパーなのだが、平地では500万条件戦を23回走って、馬券に絡んだのは3着の1回だけ。よく抹消されなかったものだ。
 入障してからも初勝利は4戦目と、それほど目立つ存在ではなかったのだが、徐々に力をつけてJ・GI連覇まで登り詰めたのだった。(いまでいう)9歳まで走り、現役最後の年のこのレースでも2着に入るという、晩成の見本のような馬だった。

 レースにいってみたい。
 中山グランドJはオジュウチョウサンに逆らう必要はなかろう。カラジ以来の連覇を期待。

 アンタレスSは18頭が揃った。
 本命は◎グレンツェント。東海Sを快勝後は、てっきりフェブラリーSに向かうものだと思っていたら、なぜか回避。ここに回ってきた。そのフェブラリーSをゴールドドリームが制したように、今年の4歳勢はダートでもレベルが高い。58 kgの斤量は少し心配だが、力の違いを見せてほしい。
 推奨穴馬はナムラアラシ。大外枠は誤算だが、これも4歳馬。

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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...