「今年の担任はこんな先生で、こんなクラスですよ」
というのを親に知らせる意味もあるのだろう。
【大学を卒業したての新人先生】
まずは小2の息子のクラスへ。息子の担任は、今春に大学を卒業したばかりの、女性の新人先生。先生も初めての土曜参観で緊張しているだろうが、そんなそぶりは見せず、しっかりと授業していた。
科目は国語。たくさんの人の中から、特定の人を探し出すというテーマ。国語というよりも「ウォーリーを探せ」のようなクイズ感覚だ。パソコンで
「迷子のお知らせがあります」
と音声を流して、その情報から子どもを探し出す。なるほど、これなら子どもたちも食いつきそうだ。
息子はちゃんと授業を聞いて内容は分かっているようだが、ほとんど手を上げない。家に帰って聞いてみると
「お父さんがじっと見てるから恥ずかしかった」
のだそうだ(笑)。
パソコンを使うのは、いまや当たり前
おとなしめの生徒が多い印象だった。新人の先生だから、騒がしい子や問題児は意図的に外されているのかも、というのは邪推だろうか。
【おおらかな学年主任の先生】
後半は小5の娘のクラスへ。こちらは学年主任の先生で経験十分。おおらかで優しそうな男性の先生だ。娘から「怖くない先生でよかった~」と聞いていたが、なるほどそんな感じの先生だ。
科目は道徳。二人の女の子が、ひょんなすれ違いから険悪な関係になってしまったという設定。生徒それぞれが二人の立場にたち、どういう気持ちなのか、何がよくなかったのかなどを考察していく。いま流行りのアクティブラーニング的な授業だ。
娘はグループでの検討にきちんと参加して、いろんな子と楽しそうに話していたのでひと安心。
移動してグループを組み替えながら授業が進む
そろそろ思春期なので、ややこしい問題も出てくる年頃だ。先生、1年間よろしくお願いします。
【番外編:息子が大目玉】
家に帰ると、息子の担任の先生から電話が。遠足のときの帰りのコースを聞いていないのだという。妻は遠足の帰りのことなど初耳。几帳面な妻が、そういうのを忘れることはありえない。
犯人は案の定、息子。ランドセルから大量のプリントとともに「遠足のお知らせ」が出てきた…。悪質なのが、渡すのを忘れていた「のではない」こと。息子が見せる書類が少ないことは気づいていたので、妻や私がたびたび「出し忘れているプリントないか?」と聞いていたのだが「ないで~」という返事だった。忘れていたのではなく、出すのが面倒くさいので、嘘をついていたのだ…。
これには妻も私も激怒。妻が買い物に行っている間に、私がこんこんと説教した。遠足を行かせないでおこうかとも思ったが、そんなことをすると親が糾弾されるのでできない。降した罰は「1学期の間はゲーム禁止」。度が過ぎる横着の代償は大きかった。
息子の誕生日のときにも書いたが、息子の嘘つき、虚言癖は少し気がかりだ。いつかとんでもない大けがをしなければよいのだが。
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