そんな土曜は阪神でチューリップ賞が、中山でオーシャンステークスが組まれている。
チューリップ賞は昨年にGIIへ昇格した。GIIIからGIIへのアップは珍しいが、過去の勝ち馬の顔ぶれを見ると、これも当然か。
最初はオープン特別として始まり、1994年に重賞になった。1回目と2回目は中京と京都で行われ、初めて阪神に来たのが1996年。それ以来ずっと、阪神の1600 mで行われている。
その1996年の勝ち馬がエアグルーヴ。前年の(いまで言う)2歳GIで後塵を拝したビワハイジを、5馬身ちぎって圧勝した。武豊騎手のお手馬だったが、このレースはなぜかペリエ騎手が騎乗していたようだ。
これは牝馬三冠も狙えると期待されたが、脚部不安で桜花賞は欠席。オークスで復帰して、見事に1番人気に応えた。競走生活のハイライトは、翌年の天皇賞・秋。並み居る牡馬相手に見事に勝利。牝馬でも古馬中長距離戦線で戦えることを示した名牝だった。
繁殖としてもアドマイヤグルーヴなどを生み、大成功を収めた。ドゥラメンテの2代母として、これからも血統図に名を残していくだろう。
エアグルーヴ。neteiba.comより
レースにいってみたい。
今年も、前年の女王がここを始動戦に選んだ。本命はその◎ダノンファンタジー。昨年もそうだったように、2歳チャンピオンがここに出てきたときは、素直に信頼の一手。最内枠は想定外だが、包まれさえしなければ。
推奨穴馬はナシ。堅く収まる見立て。
オーシャンSは◎エスティタートが本命。ハイペースになりそう。
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