2019年10月24日木曜日

【読書メモ】池澤夏樹『科学する心』(集英社インターナショナル)

 作家の池澤夏樹氏による科学エッセイ。放射能汚染や『サピエンス全史』などの現在の話題から、日時計や「昭和天皇と科学」のような古典的な話題まで、さまざまなネタを、基本的にホンワカと、時に鋭く著した一冊。科学そのものを解説したものではなく、池澤氏の科学に対する考えを記したものなので、読む側に科学的素養は必要ない。
 元理系の池澤氏が、科学に常に関心を持ち、情報や知識を蓄えていることが分かる。また、実際に生き物を観察するなど、自分でも「科学する」を実践している。こんな方だとは知らなかった。

 さすが作家さん。全章ともスルスル読める。「難しいのは困るけど、こういう「科学する」ならやってもよいかなあ」と思う人も多いに違いない。

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2019年10月23日水曜日

娘のピアノの発表会【もう小学校6年生とは】

 今年も娘のピアノの発表会があった。小1から始めたので、今回が6回目。もう小学生も最後とは早いものだ…。

今年もおばあちゃんに服を買ってもらった

 初めの頃は序盤の出演だったが、今年は第1部(ピアノの部)のトリから2番目で、小学生では最後の演者だ。まだまだ子どもだと思っていたのに、いつの間に…。
 今年の演奏曲はベートーベンのソナタ5番ハ短調の序盤(第1楽章?)だ。ベートーベンは初めてだと思う。ベートーベンらしく迫力のある曲だ。リズムが特殊に感じるのは、私が音楽素人だからだろうか。リズムを取るのが難しそうだ。プロの演奏家がコンサートで弾くこともある曲らしい。
 先生が娘の特徴に合った曲を選んでくれているのか、毎年、強く深い感じの曲だ。もっと「自分を出して」演奏してもよいように思うのだが、それは大人の感想かな。今年も上手に弾き終えた。

弾く前に先生からインタビュー

 来年の4月からは中学生。ピアノはひと区切りにするか、それともまだ続けるか、そろそろ考える時期になってきた。まだ中学生活がどういうものか分からないので、本人も迷っているようだ。
 もしかすると、今回が最後の発表会になるかもしれない。親が言わなくても最低限の練習はするし、前向きとは言えないまでも、熱心に取り組んだと思う。6年間、よく頑張った。地道にこつこつ取り組むことができるのは、大きな才能だ。音楽でもよいし、そうじゃないところでもよいし、こつこつを続けて大きく花開いてほしいものだ。

今年も上手に弾けました

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2019年10月22日火曜日

【読書メモ】小川糸『キラキラ共和国』(幻冬舎文庫)

 『ツバキ文具店』の続編を発見。即買いした。
 主人公の鳩子が、前作で出会ったミツローさんと結婚し、連れ子のQPちゃんと3人で鎌倉で暮らす様子が描かれる。鎌倉が、観光地であると同時に、生活の場でもあることがよく分かる。
 そして前作同様、たびたび舞い込む代書屋の仕事。他人に代わって鳩子が書く手紙が、非常に味わい深い。

 今回は前作に登場したご近所の面々の登場が少なく、残念に思っていたら、
「そんなことはお見通し」
とばかりに、最後はしっかり話が閉じる。お見事。

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子どもたちの運動会【小6の娘と小3の息子】

 今年は10月の最初の土曜日に運動会があった。娘は小学校生活最後の運動会だ。早いなあ…。
 子どもたちの小学校では、縦割りでチームを作る。娘と息子はともに2組なので、初めて同じチームになった。果たして結果は(笑)。

 まずは息子の徒競走。最初の種目だ。
 この小学校では、徒競走は同じくらいの速さの生徒を一緒に走らせる。そんな操作はしなくてもよいと思うんだけどなあ。遅い組に入って下位になってしまう子が可哀想だと思うのは私だけだろうか…。
 それはさておき、息子は1番か2番目に速いグループらしい。その中で、息子は見事に1着になった。もともとそれなりに足が速いところに、野球チームに入っているものだから、どんどん鍛えられているのだろう。足の速さは、学年で確実に片手(5番)に入る。
 足が速いのはよいことだが、親に似て、ちょっと早熟傾向な気がしないでもない。身長が伸びきらないうちから体を作りすぎるとよくないのだろうが、練習サボれとも言えないし、難しいところだ…。

見事に1位。頑張りました

 そこから私はランニングへ。娘のリレーなど、子どもたちの競技のいくつかは見なかった。いちおう娘と息子には見てほしいか聞いていたのだが、特に娘は
「別に見に来んでもいいし。というか、できれば見てほしくないし」
だそうだ。私もそうだったなあ。妻も子どものときはそういうタイプだったと思うのだが、母親になったいまはせっせと見に行っている(笑)。

 ランニングを終えて昼食を済ませて小学校へ戻ると、ちょうど息子のリレー。息子はアンカーを任されており、「この競技は見に来てほしい」と自信満々だ。
 いざスタート。バトンリレーでもたついたりバトンを落としたり、本番の緊張から、練習とは違った展開になるのは、今も昔もおんなじだ(笑)。そして、いよいよアンカーへ。息子は2位でバトンを受け取り、すぐ前に1位がいるという、美味しい状況。ここで見事に逆転してトップでゴールを切った。
 有言実行。さすが「見に来てほしい」と言うだけの走りだった。よく頑張った。これが中学や高校なら黄色い声援が飛ぶのだろうが、まだ少し早かった(笑)。

逆転で優勝。美味しいところを持っていった

 最後は娘の組体操。社会的に問題になっているため、おとなしめの構成だ。そりゃ、このタイミングで怪我人なんか出したら何言われるか分からんもんねえ。私が先生でも、きっと安全策をとるだろう。
 来年からは、組体操をやめようという話もあるそうだ。娘たちは、最後になるかもしれない組体操を、見事に演じきった。

 以上で競技終了。さて、わが子たちのチームの総合順位は…残念ながら2位。もう一歩だった。しかし、娘は6年間で3回優勝したのだから、上出来だ。一方、息子は3年間で優勝はまだゼロ。運動が得意な息子のほうが優勝できないのが面白い。
 娘は最後の運動会が無事に終了。小学校生活も残り半年だ。よい思い出を作ってください。息子はまだ半分。1回くらいは優勝したいねえ。
 下の写真は、運動会当日ではなく、予備日の弁当。妻が作ってくれた。子どもたちが弁当の日は、私の弁当も豪華になるのでラッキーだ(笑)。

子どもたちが弁当の日は、私の弁当も豪華になる

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2019年10月20日日曜日

【中央競馬予想の回顧】菊花賞、富士S

 今週は菊花賞。
 ◎ワールドプレミアは3番人気。2番人気をニシノデイジーに譲ったとは意外だった。レースでは普通にスタートを決めて、好位のイン。前に人気のヴェロックスを見る、絶好の位置取りだ。荒削りだった馬が、普通に競馬をしている。ややかかり気味だが、これはイケるかも? 3、4コーナーではヴェロックスの後を追うように進出し、直線では内を抜け出した。
「よしっ、いけ!」
という声に応えて内からヴェロックスをかわし、サトノルークスの追撃をクビ差でかわして見事に1着! 武豊騎手は、菊花賞の最年少と最年長の両方の記録を達成するという快挙を達成した。
 馬券はサトノルークスを押さえており、馬連をとった。45倍つけば、万々歳。

 土曜は富士S。
 機中の人だったので映像は見ていないのだが、◎アドマイヤマーズは断然人気を裏切る9着惨敗。57 kgがこたえたにしろ不甲斐なかった。ミルコ騎手が元気がない。

 今週は菊花賞のお陰で、トータルは久々のプラスを計上。先週は多忙で回顧を書けなかったが、秋華賞も見事に的中。ノッていきたい。

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【中央競馬予想と与太話】菊花賞(2019)

 海外出張から帰国し、特急はるかの車内で本記事を書いている。便利な世の中になったものだ。

 予想は簡単に。
 菊花賞の本命は、ワールドプレミア。まだ荒削りだが、能力は一級。
 推奨穴馬はヒシゲッコウ長距離の2勝クラスの勝ち馬は押さえるに限る。

2019年10月19日土曜日

【中央競馬予想と与太話】富士ステークス(2019)

 ただいま海外出張中につき、簡単に。ネット環境がよいとはいえないが、海外で簡単にブログが書けるのだから、世の中変わったものだ。
 富士Sの本命は、人気でも◎アドマイヤマーズ。1600 mではGI2勝を含む5戦5勝。これは逆らえない。敵は57 kgの斤量だけか。
 推奨穴馬はクリノガウディ。走るときと走らないときがはっきりしている馬だ。今回が走るときなら。

【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...