2022年1月27日木曜日

【読書メモ】シッダールタ・ムカジー『遺伝子―親密なる人類史―』(ハヤカワ文庫NF)

 メンデルの法則からゲノム編集まで、遺伝学(分子生物学・遺伝子工学)の歴史をたどった大著だ。誕生から最新の知見までを通して見ることにより、遺伝学の現在の立ち位置がよく分かる。

 「遺伝」という現象が存在することは、昔から分かっていた。なぜなら、子は親に似るからだ。
 19世紀になり、メンデルが遺伝の法則を発見して遺伝子の存在が示唆された。一方、ダーウィンが進化の概念を確立して、ヒトも動物の一種であることが明らかになった。20世紀に入ると、遺伝子の実体がDNAであることが分かり、ワトソンとクリックが遺伝の仕組みを解き明かした。遺伝は化学的な現象であることが、ついに明らかになったのだ。
 それから半世紀が過ぎ、ヒトは、ついに自らの設計図(DNA)を書き換えることが可能になった。人類史上、最大のターニングポイントといっても過言ではないだろう。

 近い将来、遺伝子組換え人間は実現するに違いない。よく分からないまま、その現実を受け入れるだけでよいのだろうか。「よくない」方は、ぜひ本書を読んでほしい。







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2022年1月25日火曜日

【読書メモ】諫山創『進撃の巨人』(講談社コミックス)

 噂に違わぬ名作。久々にマンガを一気読みした。
 「人を食う巨人」というホラーな見かけはフェイク。その本質は、謎が謎を呼ぶ、巧妙に仕立てられたミステリーだ。何が虚で何が実なのか、誰が味方で誰が敵なのか。世界観が何度もひっくり返る。
 また、仲間との友情や絆もしっかり描かれており、少年マンガの王道と、緻密なストーリーが見事に両立されている。人気が爆発したのも納得の作品だった。

 ただ、『鬼滅の刃』を読んだときにも思ったのだが、絵が分かりにくいような?… 登場人物の見分けがつきにくいのは、私が年を取ったせいなのだろうか…。

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2022年1月24日月曜日

【お父さんの週末料理】2022年1月22・23日~ふるさと納税の鮮魚で手巻き寿司~

 わが家では土曜、日曜の晩ご飯は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代後半)、母(年齢非公表)、娘(中2)、息子(小5)の4人。

 娘の中学の職員がコロナに感染したため部活は中止。職員一人の感染で中止にしなくてもよいと思うけどなあ…。
 息子の野球チームも、コーチが感染したため練習は中止。こちらはチーム関係者だけに中止もやむを得ないか。来週からは再開してあげてほしい。

 1月22日(土) 

 野球が中止になったので、息子と車で公園へ。野球の練習とランニングをやった。

◆朝・昼ご飯◆
 朝は妻が肉まん、あんまん、ピザまんを用意してくれた。
 昼は、息子と私は練習後にラーメン屋へ。初めて横浜家系ラーメンの店に行った。美味しかったが
「近所の豚骨ラーメン屋には勝てへんな」
だそうだ(笑)。
 娘は家で袋麺を食べたそうだ。

◆晩ご飯◆
 今週の魚は鱈(たら)。1匹1400円の立派なのを買って、半身とアラをトマトスープに。アラがプルプルで美味しかった。息子はいつも通り骨に苦戦したが、味はよかったそうだ。
 他はサラダと五穀米。

鱈のトマトスープ。天かすを入れた

 1月23日(日) 

 妻が息子をバッティングセンターに連れて行ってくれた。娘はヒマ人。

◆朝・昼ご飯◆
 朝と昼は鱈の塩焼き。塩焼きもグーだが、崩れやすいのが難点。昼はコロッケも食べた。鱈の残りは冷凍した。

◆晩ご飯◆
 北海道鹿部町のふるさと納税の鮮魚が到着! 刺身のパックなので、手間いらずだ。今回は鮭、サクラマス、ホッケ、イカ、タコの5種類。息子はイカとタコに、娘は鮭とサクラマスに、私はホッケに軍配。見事に分かれた。
 寿司飯を作って手巻き寿司にした。いつもの倍量のお米を食べ、満腹になった。

豪華5種盛り

◆作り置き◆
 鶏むね肉で、鶏キムチと、鶏と大根の煮物を作った。明日から食べてください。

鶏と大根の煮物。練り物入り

【サブ3を達成して燃え尽き気味】滋賀のおっさんランナーの練習週報:2022年1月17~23日の記録

 2017年7月、45歳を目前に、突如ランニングを始めた。現在は49歳。
 2020年12月の神戸トライアルマラソンでサブ3を達成! 続く2021年3月のなにわ淀川マラソンで2回目のサブ3を達成したが、やや燃え尽き気味…。
 ポイント練習は週3回で、スピード練、閾値走(ペース走)、ロング走が基本。

◆総 評◆
 週間走行距離は65 km。雪や雨で帰宅ランが1回少なくなり、ランオフが3日になったので、やや短くなった。ポイント練はできているので、よしとしておこう。
 寒波で気温が下がり、けっこう雪も降った。しかし寒さには強いのか、それほど苦にならず練習できる。0 ℃あれば大丈夫のようだ。走り始めるまでは気が滅入るんだけど…。

◆スピード練◆
 いつもの公園外周を5周。ついでに息子の野球の練習もするため車で行ったら、どっさり雪が積もっていてビックリ。標高が70 m高いと、全然違った。一部、シャリシャリで怖いところもあったが、だいたいは路面が見えており、走れないほどではなかった。
 悪路のわりにはペースが上がり、久々にキロ4でまとめることができた。先週の平地インターバル走で追い込めたのがよいきっかけになったようだ。息子がいたのも、速く走れた理由かもしれない(笑)。
 走った後は、息子の打撃練習をして、ラーメン屋へ。横浜家系ラーメンをはじめて食べた。

久しぶりにキロ4ペースで走れた

◆閾値走・ペース走◆
 火曜に鴨川で閾値走。心拍数を85%の強度に保って10 km走る。80%程度まではすぐに上がったが、そこでジリジリになるという、最近多いパターン。ゾーン3の割合が多くなってしまった。閾値走としては、やや失敗。
 復路は追い風にも乗って、かなりのペースで走ったが、なかなか心拍数が上がらない。気温が下がると心拍が上がりにくい。シューズがダイナブラストだったのもあるかもしれない。

いまいちの結果

◆ロング走◆
 日曜にびわ湖岸のフラットなロードを170分走った。冬型の気圧配置が緩み、風が弱かったのは助かった。ペースを維持して、それほどバテずに走り終えられた。午後に雨が降る前に走り終えられたのもよかった。
 20 km付近で、右のふくらはぎにビリビリっと電気が走った。伸ばしたらその後は問題なく走れたが、ちょっとビックリした。気温が低く、末端の筋肉が冷えてしまったのだろうか。箱根駅伝でたまに見る低体温症は、これの強いやつなのかもしれない。

170分、それほどバテずに走り切れた

◆まとめ◆
 真冬の寒さで、雪も降り、風も強かったなかで、まずまず走れたか。気温が下がると、ペースは上がるが筋肉は縮むのでケガに注意したい。
 今週には大阪府にまん延防止が適用される。おそらく大阪マラソンも中止だろう。マラソンにかかわらず、大会やイベントは中止しなくてもよいと思うんだけどなあ…。子どもたちの部活や少年野球も、普通にやらせてあげたいものだ。
 様子を見ながら、代わりの大会を探そう。

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2022年1月19日水曜日

子どもたちの二学期、冬休み、お正月【中2の娘と小5の息子】

 中2の娘と小5の息子の二学期から冬休みの様子をまとめた。
 9月に入ってコロナの感染者が急に減少し、10月には緊急事態も解除。二学期はかなり自由に活動できた。

◆娘の誕生日◆
 11月は娘の誕生日。14歳になり、反抗期も峠を越えたのか少しマシになってきたような。(息子の野球が忙しいという事情もあるが)親と遊びに出かけることはほぼなくなり、友達と一緒に買い物やスポッチャに行くことが増えた。自立するのはよいことだ。
 誕生日に家族で外食するか聞くと「別にいいし」というので、家でコース風の料理を振る舞った。少しは喜んでくれただろうか。
 誕生日プレゼントも「欲しいもんないねん」だそうで、欲しいものができたときに買うことになった…。

誕生日スペシャルメニュー、サーモンとホタテのカルパッチョ

◆学校生活◆
 通知表は二人とも大きな問題はなし。成績のことで悩まなくてよいのはありがたい。娘はこの成績を卒業まで続けられれば、それなりの高校に行けそうだ。
 交友関係も、今のところ大きなトラブルはなさそう。先生たちも、イジメなどが起きないよう、うまく運営してくれているのだろう。

◆部活動と少年野球◆
 娘はテニス部に所属している。コロナで試合もあまりなく、なんだか可哀想な気がするのは親だけで、本人は「その方がいいし」だそうだ…。
 同じ学年のテニス部5人組で仲良くやっている。この5人で近所のお祭りに出かけたら
「どこで祭りやってるか、よう分からんかった」
とコンビニでから揚げとおにぎりを食べて帰ってきた…。女子中学生5人組の方向音痴ぶりは、かなりのレベルだ(笑)。

サーブを打つ娘

 一方、息子は少年野球に打ち込んでいる。夏にコロナで中止になった試合がまとめて秋に組まれて、毎週のように試合があった。一つ上の6年生が5人と少ないこともあり、6年生の試合にも出してもらっている。よい経験にしてください。
 ただ、野球が日々の生活の最優先事項になりすぎているのは、やや気がかり。野球の試合のために、学校を休んで風邪気味の体調を回復させるなどするのは順番が逆。学校生活も含めた、日常のことをちゃんとやったうえでの野球であることを忘れないでほしい。

息子は捕手をやらせてもらっている

◆他の習い事◆
 娘はZ会をやっている。今年度でやめることにしたので、2月までに中2の教材をすべて終わらせる約束だ。守れなかった場合は、スマホ解約の厳罰が待っている(笑)。しっかりやってください。

 息子は公文とチャレンジをやっている。公文は中3の教材をクリアできたら卒業する予定。1月現在、あと少しのところまできているので、なんとか3月中にクリアしたい。いやなこと、面倒くさいことから逃げるのは息子の悪い点だが、今回は正面から乗り越えてほしいものだ。

◆冬休み◆
 コロナも再拡大の予兆だったし、おじいちゃん、おばあちゃんの家に日帰りでお邪魔した程度で、冬休みはほとんど家で過ごした。かなり退屈かと思いきや、1週間などあっという間だった。
 『進撃の巨人』を借りてみんなで読んだら、噂に違わぬ面白さ。久しぶりにマンガを一気読みした。娘が一番ハマるとは思わなかった。
 冬休みが明けると、ついにコロナの第6波が到来。感染者数は、今までにない大きな数字になりそうだ。ただ、病原性は低下しているようなので、なるべく学校生活は止めずに回してほしい。子どもたちにしわ寄せがいくのは、もうやめてあげたい。

◆スマホ・タブレット◆
 子どもたちは、ヒマさえあればスマホやタブレットをいじっている。こちらが止めなければ、エンドレスでやり続ける勢いだ。私も何時間でもゲームをし続けられる人間だったので気持ちは分かるが、常識の範囲内でやるようにしましょう(過去の自分への自戒の意味も含めて)。

◆まとめ◆
 野球や部活で忙しく、家族で出かけることが激減した。これも子どもたちの成長の一側面なのだろう。
 あと1年で娘はいよいよ高校受験、息子は小学校卒業だ。しっかり頑張ってほしい。

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2022年1月17日月曜日

【お父さんの週末料理】2022年1月15・16日~日曜だけどフライデー~

 わが家では土曜、日曜の晩ご飯は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代後半)、母(年齢非公表)、娘(中2)、息子(小5)の4人。

 今週も外食はナシ。ずっと家で食べた。

 1月15日(土) 

 娘の部活の練習試合は、コロナのため中止になった。学校生活は止めずにやらせてあげたいものだが。
 息子は通常通り午後に練習。

◆朝・昼ご飯◆
 妻が朝は食パンを、昼はうどんを用意してくれた。ありがとうございました。私はスーパーで買った鰺フライもつけた。

うどん

◆晩ご飯◆
 今週の魚は鯖。塩焼きにして、頭はいつも通り娘と私が担当した。鯖は息子もそれなりにきれいに食べる。
 ルー(蜂カレー)が余っていたので、カレーも作った。フレークでとろみがつかない、私の好みのタイプだ。肉なしカレーにイカをトッピングした。
 カレー好きの息子が瞬殺したが「とろみのあるカレーのほうがええなあ」だそうだ。ピリ辛が苦手な娘も、中学生になってようやく普通に食べられるようになった。ただし「なんでカレーに大根入ってんの(怒)」だそうだ…。

カレーと鯖の塩焼き

 1月16日(日) 

 娘は前日の練習試合の振り替えで午前に部活。息子は午後から練習。

◆朝・昼ご飯◆
 朝はカレーの残りを食べた。他はトマト。
 昼は、息子はカレーの残りとハンバーグをサクッと食べて練習へ。大好物の組み合わせだ。
 娘と私は部活・ランニング後に冷や奴とハンバーグを食べた。冷や奴は娘の好みにあわせて木綿豆腐。特に冷や奴は絹のほうが美味しいと思うんだけどなあ。
 ランニングでお腹が減ったのでスーパーで3割引のピザも買った。娘もお裾分けに預かり、4分の1を食べた。「ラッキー」だったそうだ。

◆晩ご飯◆
 日曜だがフライデー。パン粉がいっぱいあったので、フライを作った。定番のエビフライ、イカリング、トンカツの3種類。息子にどれを熱々で食べたいか聞くと「トンカツ!」と即答。できたてのトンカツを提供した。
 他はサラダとラーメン。白菜を使い切るため、糖質は袋ラーメン(チャルメラのバリカタ麺豚骨)。超細麺だった。

左上からイカフライ、エビフライ、トンカツ。ちょっと焦げた

【サブ3を達成して燃え尽き気味】滋賀のおっさんランナーの練習週報:2022年1月10~16日の記録

 2017年7月、45歳を目前に、突如ランニングを始めた。現在は49歳。
 2020年12月の神戸トライアルマラソンでサブ3を達成! 続く2021年3月のなにわ淀川マラソンで2回目のサブ3を達成したが、やや燃え尽き気味…。
 ポイント練習は週3回で、スピード練、閾値走(ペース走)、ロング走が基本。
 「抜く週」が明けて、ポイント練習再開。

◆総 評◆
 週間走行距離は73 km。ロング走を峠でやってこの数字ならまずまず。インターバル走も久々に追い込めた気がするし、よい1週間だったということにしておきたい。周期的にやってくる雪雲の間を縫って練習をこなせたのもよかった。

◆スピード練◆
 土曜にびわ湖岸のフラットなロードで1 km×5本。このところインターバル走で追い込めないことが続いていたので、この日はガーミンとにらめっこしながら、3:50を最低ラインに走った。
 すると、後半3本は追い風にも乗って、かなりのハイペースで完走。心拍数もきれいに上がった。休み明けで、力も溜まっていたのかもしれない。
 感覚に頼るのではなく、時計を見ながらペースを維持することの大切さを再認識した(遅い…)。インターバル走は、ちゃんとペースを設定して走ろう。

久しぶりにインターバル走らしいペースで走れた

心拍数もきれいに上がった

◆閾値走・ペース走◆
 水曜の仕事後に近所の直線コースで閾値走10 km。心拍数を85%の強度に保って走る練習だ。
 心拍数80%まではすぐにいったが、そこからはあまり上がらなかった。いつもは90%近くまで上がってペースを落とすことになるのに、なぜだろう。
 冬は寒さのため心筋の動きが悪くなるのかもしれない。同じ心拍数でも、閾値走は冬のほうがしんどく感じるのはこのためなのだろうか。しっかりアップしてから走るとよいのかもしれないが、時間もとれないしねえ…。

まずまずうまく収められた

◆ロング走◆
 三つの峠を、150分かけて走った。三つの峠といっても、完全に下りきる前に上がり始めるコースで、総上昇量は500 m程度。最後はバテた。
 峠走は脚作りにとてもよい。ただし、特に下りは故障に注意。今回も、古傷の右腸脛靱帯に少し来た。しっかりケアしよう。


高低差はこんな感じ

◆まとめ◆
 よい練習ができたのでは。大阪マラソンまで、強化期間はあと2週程度。しっかり走り込みたい。
 コロナの第6波がついに到来。感染者数の増え方が桁違いだ。今までにない数の感染者が出るだろう。大会が無事に行われるとよいのだが、微妙やなあ…。

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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...