2015年2月27日金曜日

【予想と与太話】アーリントンカップ(2015)~前走のレベルは~

 少しずつ春が感じられる今日この頃。競馬カレンダーも今週から阪神・中山開催がスタート。この開催が始まると
「真冬は終わりやなあ」
と感じるのは私だけではないだろう。

 そんな土曜の阪神メインはアーリントンC。例年、この開催の開幕週に行われている3歳の重賞だ。
 ここ数年、毎年書いていることだが、アーリントンはアメリカのテキサス州の地名で、MLBのレンジャーズの本拠地がある。レンジャーズといえばダルビッシュ投手。ケガさえなければ10勝は堅いだろう。そして、田中賢介選手は残念ながら退団したが、新たに藤川球児投手がチームに加わった。まずは開幕メジャーを勝ち取って、復活してほしいものだ。

 レースにいってみたい。
 弥生賞の前週に行われるので、小粒なメンバーになりがちだが、ここ3年の優勝馬はいずれも後にGIを勝っている。やはり、阪神の1600 mは底力が要求されるということなのだろう。
 本命は◎アルマワイオリ。前走の朝日杯では人気薄ながら2着に突っ込み、折り合えば走ることを証明した。その前走のレベルが疑問視される向きもあるが、その疑念を晴らす好走を期待したい。相手筆頭も同レース4着の○ネオルミエール
 推奨穴馬はケツァルテナンゴ。折り合えば。

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2015年2月24日火曜日

映画評 『20世紀少年』

さじ加減が難しい


 浦沢直樹原作の人気マンガを映画化したもの。第1章、第2章、第3章と進むにつれて、のめり込んでいった。「トモダチ」はいったい誰なのか。唯一にして最大の謎が徐々に解き明かされていくスリル、「トモダチ」のかもし出す怪しげな雰囲気など、原作のドキドキがよく再現されている。オチも、一ひねりあってよかった。なるほど、こうきたか。

 ただ、第1章での雰囲気作りというか、本作品の世界観の構築が少し物足りなく感じた。主人公のケンヂとその仲間たちが駆り立てられていく様子や、「トモダチ」の存在の不気味さなどが伝わりきっていないように思う。
 私は原作を読んでいたので、第2、3章にはどっぷり浸かることができたが、原作を読んでいない人はどうだったのだろう。第1章で見るのをやめた人も多かったのではないだろうか。

 原作のある映画は、何を割愛するか、そのさじ加減が難しい。どうでもいいエピソードにこだわりすぎると、全体が薄くなる。かといって本筋以外のものをそぎ落としすぎても、原作の雰囲気が伝わらない。
 第1章は、原作の細かいところにこだわりすぎて、やや本筋が伝わらなかったが、第2、3章はそのバランスが修正され、いい感じでのめり込めた。原作を読まずに映画を見る人は、投げ出さずに第3章まで見てほしい。




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2015年2月22日日曜日

【お父さんの週末料理】2015年2月21・22日~前とそんなに違うかなあ~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代前半)、母(年齢非公表)、娘(小1)、息子(年少)の4人である。なお、朝ご飯はパンとヨーグルト程度で済ませているので、特別に何か作ったとき以外は省略する。

 今週は日曜の晩ご飯は外食(くら寿司)のため、3食分。風邪なのかマズかったのかよく分からないが、息子の食があまり進まなかった。

 2月21日(土) 

◆昼ご飯◆
 何を食べたいか聞いたところ、息子が「サンマ!」と言ったので魚にした。思いつきをテキトーに言っているだけなのは分かっているのだが…。

<タラのちり蒸し>
 下記レシピを参考に、タラを蒸して、ポン酢で食べた。かなりイケてると思ったのだが、息子はダメだった。
参考レシピ:みんなのきょうの料理

<鶏団子スープ>
 鶏ガラでダシをとったのだが、あまりいいダシがとれなかったような。質がよくなかったのだろうか。具は鶏団子、ニンジン、大根、コンニャク。


<サラダ>
 大根、オクラ、菜の花、春菊、ひじき。子どもたちは、この前は「春菊、好き~」と言っていたのに、今日は「苦っ」と難色を示した。そんなに違うようには思わないのだが、鋭い味覚をもつ子どもには、違いが分かるのだろうか…。

<コロッケ>
 バロー名物、18円のコロッケ。

<炊き込みご飯>
 3食分のご飯をいっぺんに作った(4合)。具はマイタケ、ひじき、コンニャク、ニンジン。


―評 価―
 娘にはタラも炊き込みご飯もかなり好評だったのだが、息子はタラがダメだった。グズりながらもタラを全部食べたのは偉いんだけど…どうも好みがよく分からん。ちょっと風邪気味だった影響もあるのかもしれないが、コロッケは3秒で完食したしなあ…。

◆晩ご飯◆
 前回に生春巻きを作ったときのライスペーパーが残っていたので、それを使うために生春巻きを作った。

<生春巻き>
 具は鶏胸肉(うまうま鶏肉ハム)、モヤシ、キュウリ、ニンジン、菜の花。これらを適当に組み合わせてライスペーパー、またはサニーレタスで巻いた。巻くのは子どもたちが担当。ゴマドレッシング、スイートチリソース、ニョクマム、ポン酢など、好みのタレをつけて食べた。

<ひじきとコンニャクの煮物>
 炊き込みご飯のひじきとコンニャクが余ったので、煮物にした。

<鶏団子スープ>
 昼の残り。

<炊き込みご飯>
 昼の残り。

―評 価―
 生春巻きは、妻と娘には好評、息子には不評。前回は息子にも好評だったのだが、今回はダメだった(1個は食べた)。風邪気味なのか、気まぐれなのか、今回は口に合わなかったのか…よく分からん。
 春巻きを巻くのは楽しいらしく、二人とも張り切って巻いてくれたのはよかった。また、この日に買った春菊と菜の花は食べきった。二人とも、苦いと言いつつ食べるのは偉い(息子はあまり貢献していない気もするが)。

 2月22日(日) 
◆昼ご飯◆
 メインは昨日の作り置きのうまうまハム。

<うまうま鶏肉ハム>
 昨日作ったうまうまハム。レシピは先々週を参照。今回は味噌を酒で溶いて下味をつけ、ニンジンと大根を巻いた。湯煎して出した。


<ひじきとコンニャクの煮物>
 昨日の残り。

<鶏団子スープ>
 昨日の残り。

<炊き込みご飯>
 昨日の残り。

<サラダ>
 大根、サニーレタス、キュウリ、ニンジン。

<ゴボウサラダ>
 最近定番入りしたメニュー。子どもにも人気。
参考レシピ:キューピーとっておきレシピ

―評 価―
 うまうまハムは今日も好評。息子も昨日のようにグズることなく食べ終えた。昨日に作った炊き込みご飯、スープ、ひじきの煮物も予定通り食べ終えた。

◆番外編◆
 トンカツ用の豚肉が余ったので、明日の晩ご飯用にトンカツを作り置き。ついでに今日のおやつにゴボウチップスを作った。

<トンカツ>
 ひと口カツ用の豚肉をトンカツに。最初に水気をよく切る。

<ゴボウチップス>
 下記のメニューの通りに作った。
参考レシピ:みんなのきょうの料理

―評 価―
 ゴボウチップスは、サクサクとまではいかなかったが、それなりに上手にできた。しかし息子は「苦っ」と半分ほどでギブアップ。確かに苦いものも混ざっている。揚げすぎたのか、皮が苦くなるのか。娘はパクパク食べた。

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【予想の回顧】フェブラリーS、小倉大賞典、洛陽S、ダイヤモンドS、斑鳩S(2015)

 今週はフェブラリーS。◎コパノリッキーは予定通りの1番人気。注目のスタートはやや立ち後れたが、内から押していく。ここで前がふさがらなかったのが大きかった。何とか2番手をキープでき、ひと安心。余裕十分の手応えで直線を向くと、残り400 mからスパートを開始。最後はインカンテーションの追撃を半馬身差で退けて、見事に連覇達成。結果的には、最初の1ハロンの攻防が勝利につながった。
 馬券は馬連を本線で取った。15倍もついたのは美味しかった。

 小倉では小倉大賞典。◎ラングレーは1番人気。後方待機から大外を回すが、直線では伸びを欠き、7着。同じような位置にいた馬が上位に来ているから、展開の問題ではなさそう。もう少し距離があるほうがいいのか。
 勝ったのはカレンブラックヒル。調教と結果が直結する馬で、分かりやすい。58 kgは厳しいと見たのだが、してやられた。

 京都のメインは洛陽S。◎レッドアリオンは2、3番手追走から、最後は粘る逃げ馬をかわして見事に1着。重賞級の能力を示した。馬券は単勝を取った。

 土曜は東京でダイヤモンドS。◎アドマイヤフライトは中団の前団で折り合いをつける。やや行きたがっているようにも見えるが、問題ない範囲だろう。そのままジッとして4コーナーへ。うまく進路が開いたときは「よしっ」と思ったのだが、サッパリ伸びず11着に終わった。距離が長かったか、輸送が応えたか、力不足か。いずれにしろ完敗。
 フェイムゲームが見事に連覇を達成。58 kgを背負って2馬身差をつける完勝。ここでは力が数枚上だった。ぜひ天皇賞に向かってほしい。

 京都では斑鳩S。◎エイシンぺぺラッツはちょうど真ん中あたりから、4コーナーで前にとりついたが、人気のダンスディレクターにうまくフタをされ、追い出しを待たされた。最後は差を詰めてきたが4着まで。スムーズなら2着はあったかもしれないが、勝ったダンスディレクターは強かった。

 今週は5戦2勝。今年最初のGIをビシッと当てたので、よしとしておきたい。

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2015年2月21日土曜日

【予想と与太話】フェブラリーS、小倉大賞典、洛陽S(2015)~自分の形なら~

 今週ははやくもGI開幕戦。フェブラリーSはマーチSやエイプリルSと同じく月の名前シリーズだが、このレースだけが別格のGI。他はマーチSこそ重賞だが、それ以外はすべてオープン特別か条件戦(と思う)だから、このレースだけが際だっている。JRAで最初にできたダートの重賞も、このレースなのだそうだ。

 レースにいってみたい。横綱(ホッコータルマエ)こそ欠席だが、それ以外の馬はほぼ勢揃いした。頂上決戦にふさわしいメンバーと言えるだろう。
 本命は◎コパノリッキー。1番人気は確実だが、無理に逆らう必要もないだろう。自分の形に持ち込めたときの強さは証明済み。そういう形にならなかった場合は諦める。分かりやすい馬だ。スタートを決めて流れに乗り、期待に応えてほしい。
 推奨穴馬はレッドアルヴィス。前走が強かった。このレースは4歳の成績もよい。

 小倉大賞典は人気でも◎ラングレー。弟に続けるか。
 京都は今週は重賞がなく、少し寂しい。洛陽Sの本命は◎レッドアリオン

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2015年2月20日金曜日

【予想と与太話】ダイヤモンドS、斑鳩S(2015)~ダイヤモンドSのレース名の由来とは~

 昨年の2月は毎週末に雪が降り、特に東京開催が何度も中止になった。たしか東京は3週連続で、計4日間が中止になったのではなかったか。それに比べると今年は雪はほとんどなく、雨がよく降る。寒く感じるのは私がオッサン化したからであって、今冬は暖冬なのかもしれない。

 そんな土曜の京都メインは斑鳩S、東京メインはダイヤモンドSである。ダイヤモンドSはサファイヤSやオパールSなどと同じ、石の名前シリーズだ。何を基準にレース名を選んでいるのかというと、どうやら誕生石が基準のようだ。


 レースにいってみたい。
 数少なくなった3000 m超のレース。東京ではこのレースが最長距離である。本命はアドマイヤフライト。前走は休み明けで+20 kgにもかかわらず、GIIで3着に粘りこんだ。ハンデ据え置きのここはチャンス。長距離輸送に実績がなく、東京も初参戦なのは気がかりだが、6歳になった今ならこなしてくれないか。
 推奨穴馬はシャンパーニュ。格上挑戦のためハンデは激軽の51 kgだが長距離適性は高い。

 斑鳩Sはこのクラスの実績馬と底を見せていない4歳馬が激突。かなりのハイレベルと見た。本命は◎エイシンペペラッツ。京都1400 mは最適の舞台。

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2015年2月19日木曜日

【書評】ダンカン・ワッツ『偶然の科学』(ハヤカワ文庫)

世間がいかに結果論に満ちているかを「これもでもかっ」と示した本


 たとえば企業の株価。現在、Googleの株価は上場時の6~7倍程度だそうだ。Googleのような優良企業の株価がこの程度上昇することは自明に思える。どうして株を買っておかなかったのだろう?
 たとえばテレビの人気番組。「半沢直樹」をドラマ化すれば面白いものができるに決まっているじゃないか。どうしてウチの局は権利を取らなかったのだろう?
 たとえばリーマンショック。サブプライムローンなどという危ない債権が破綻しない訳がないのに、どうしてバブル崩壊を予想できなかったのだろう?
 これらの疑問に答えを与えてくれるのが本書である。その答えとはズバリ
「そんなの予想できない」
なのだ。「何じゃそりゃ」と思う事なかれ。

 Googleはたしかに優良企業なのだが、それだけが成功の要因ではない。優良だが成功しない企業も山のようにあるのだ。半沢直樹はたしかに面白いが、それだけが高視聴率の要因ではない。面白いが低視聴率の番組も山のようにあるのだ。
 成功と失敗の分かれ道は、優良か不良かで決まるのではなく、むしろ「偶然」の要素が大きいと本書は断ずる。成功するのも偶然、失敗するのも偶然なのだから、そんなの予想できない、ということなのだ。

 しかしわれわれは、Googleや半沢直樹の成功は「必然」であったと考えたくなる。そしてその必然の要因を分析し、自らの成功につなげようとする。
 ところが本書により、世間に満ちあふれているこれらの分析が、いかに結果論に過ぎないかが次々と示される。たとえば、ある商品が流行した理由を分析する場合に、その分析のほとんどは
「その商品が流行したのは、その商品が流行する要素を持っていたからだ」
という循環論法に陥っているのだ。言い換えれば「後付けはいくらでもできる」ということである。

「そうなると思っていたんだよ~」
ということも多く、先を読むのが得意な人は、本書を読んで自らの「予想」を顧みてほしい。(矛盾した言い方だが)自分の予想がいかに「後付け」であるかが分かるだろう。




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【お父さんの週末料理】2024年5月11・12日<small>~母の日のスペシャルディナー~</small>

 わが家では土曜、日曜の晩ご飯は主に父(私のこと)が担当している、そのメニューを絶賛(?)公開中、  家族構成は父(アラフィフ)、母(年齢非公表)、娘(高2)、息子(中2)の4人、  娘はテスト前で部活は休み。息子は通常練習。  5月11日(土)   娘は午後から図書館...