2015年5月24日日曜日

【予想の回顧】オークス、烏丸S、平安S(2015)

 今週はオークス。
 ◎レッツゴードンキは好発を切ったが、桜花賞のように押し出されることはなく、抑えて5、6番手から。しかし、道中はややかかり気味。そのままの位置で直線を向き、坂下まではジリジリと粘ったが、最後は力尽きて10着。距離に不安があるところに、かかってしまっては厳しかった。
 優勝はミッキークイーン。最速の34.0秒で上がって、先に抜け出したルージュバックを豪快に差しきり、桜花賞除外のうっぷんを晴らした。
 1000 mの通過は1分1秒3だから、桜花賞ほどではないがややスロー。しかし上位を差し馬が占め、1、3着はディープ産駒。舞台が東京に変わって、ディープ産駒が巻き返した。来週のダービーへの参考にしたい。

 京都では烏丸S。
 ◎ヤマニンボワラクテは押し出されるようにハナに。楽な感じで直線を向いたのだが、最後は脚があがって9着。逃げる形は避けたかったか。

 土曜は京都で平安S。
 ◎クリノスターオーは逃げたインカンテーションをぴったりマーク。狙ったとおりの展開だ。ペースもスローでアジアエクスプレスはややかかり気味。直線に向いて、逃げたインカンテーションが差を広げてそのままゴール。後続も追い上げてきたが、クリノスターオーが何とか2着を確保。ブリンカーが効いているのか、しぶとく粘った。狙い通り、行った行ったの決着。
 馬券は、馬連をチョロッと取った。

 今週は3戦1勝で、トータルもチョロ負け。

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2015年5月23日土曜日

【予想と与太話】オークス、烏丸S(2015)~浮気をして痛い目に会いました~

 今週はオークス。しかし、その裏番組が烏丸Sというのは、もう少し何とかならんのだろうか。

 私にとって、印象に残るオークス馬の一頭がカワカミプリンセス。2月にデビューして4連勝で一気にオークス馬となった。ところが、この馬のデビュー戦(新馬戦)は9番人気、2戦目(500万条件戦)は6番人気の低評価だった。
 実は、この2戦を含めて3戦目のスイートピーSまで、カワカミプリンセスを本命にして、馬券を取らせてもらっていたのだ。特に1、2戦目はけっこうな配当だった。しかし本番のオークスでは他の馬を本命にしたところ(何を本命にしたのかは忘れた…)、鮮やかに勝たれてしまった。テレビ画面の向こうから
「浮気してんじゃないわよ」
と睨まれた気がしたものだ。それ以来、馬券でお世話になった馬は、次のレースでもほぼ必ず本命にしている。

 レースにいってみたい。
 本命は◎レッツゴードンキ。桜花賞でも本命に推し、お世話になった馬だ。上記のように、ここで浮気するわけにはいかない。東京の芝はまだ前残りが期待できる馬場だし、桜花賞ほどではないだろうが、今回もスローペース見込み。逃げるノットフォーマルを見る形から抜け出して粘り込むとう青写真通りに事が運ばないだろうか。NHKマイルCのアルビアーノのような競馬を期待したい。
 推奨穴馬は2頭。まずはキャットコイン。桜花賞では栗東留学が合わなかったようで馬体を減らしてしまった。地元のレースで馬体が戻っていれば。もう一頭はコンテッサトゥーレ。桜花賞3着馬の評価が低すぎる。鞍上も不気味。

 その裏でひっそりと行われる京都のメインは烏丸S。本命は◎ヤマニンボワラクテ。前につけたい。

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2015年5月22日金曜日

【予想と与太話】平安ステークス(2015)~すんなりなら強い~

 今週はオークス、来週はダービー。日本競馬界のクライマックスとも言える2週間がやってきた。

 そんな土曜は京都で平安Sが行われる。東海Sと入れ替わりでこの時期に移ってきてから3回目。平安Sと聞いて
「あれ、まだ冬やったっけ?」
と思ってしまうのは私だけではないはずだ。
 歴史は意外に浅く、今年で22回目。昔はダートが軽視されていて、重賞の数も少なかった。1990年頃からGIを作ったりしてダート路線を拡充していったのだが、その流れでできた重賞のようだ。
 第1回の勝ち馬はトーヨーリファール。ダート馬だった印象があるのだが、いま調べてみると、平安Sを勝ったときが初のダート戦だったらしい。その後も芝を使ったりダートを使ったりしながら重賞戦線で活躍した。現調教師の松永昌博騎手が主戦だったのも懐かしい。

 レースにいってみたい。
 今開催の京都は、いつもにも増して前が残る印象。それなら本命は◎クリノスターオー。外から被されずにすんなり前につけられれば強い。外めの枠を引いて、そういう展開が望めそうなここは重賞連覇のチャンス。
 推奨穴馬はサウンドトゥルー。いつもきっちりと自分の脚は使う馬。展開が向けば。

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2015年5月21日木曜日

映画評『テルマエ・ロマエII』

「度肝を抜かれる」を映像化したギャグ映画。笑える


 人気マンガが原作のギャグ映画。主人公は古代ローマの浴槽技師、ルシウス。風呂を通じて現代日本へとタイムスリップするルシウスが、現代日本の風呂文化(たとえば入浴剤)や食文化(たとえば餃子とビール)を体験し、度肝を抜かれる。そりゃ、餃子とビールは美味いに違いない。
 この度肝の抜かれ方が本作のキモ。阿部寛演じるルシウスの度肝の抜かれっぷりに、抱腹絶倒。なんやかんやで、最後はローマ皇帝の権力争いにまで話は発展するが、それはオマケのようなもの。日本の風呂文化と食文化の素晴らしさを、笑いとともに堪能するのが本筋であると、独断しておきたい。
「ルシウス、ワロスww(ちょっと古い)」
な映像に笑い転げた。
 ヒロイン役の上戸彩、ローマ皇帝役の市村正親はじめ、脇役陣もいい味を出している。「フホハハ」と笑いつつリラックスしたいときには最高の1本である。

 もちろん原作もお薦め。原作のマンガ評はこちらを参照




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2015年5月20日水曜日

【書評】東野圭吾『11文字の殺人』(光文社文庫)

あの人の書いた「解説」が秀逸。東野マニアだったのね


 1987年(文庫版は1990年)刊行の、東野氏の初期の作品。
 たしかに、いまの東野作品ほど完成度は高くないかもしれない。少し都合のよい展開が多いように感じるし、得意の大どんでん返しもなく、中どんでん返し程度にとどまっている。
 しかし、次々とページをめくらせる筆力は、むしろいまよりもパワフルだ。謎が謎を呼び、絶妙のタイミングで起こる新たな殺人。あっという間に読み終えてしまった。

 さらに文庫版では、読後に嬉しいオマケが堪能できる。宮部みゆき氏が解説を書いているのだが、これが秀逸。東野作品を隅々まで読み込んでいることがよく分かる。ほとんど東野マニアのレベルだ。宮部氏の解説に比べると、私の書評など、恥ずかしくて公表するのをやめようかという気になってしまう。
 一粒で二度おいしい。どこかで聞いた台詞だが、読むならぜひ文庫版をお薦めしたい。

【あらすじ】
 主人公の女性推理作家の恋人が殺されるところから話がスタート。その謎を探っていく過程で、先回りをするように関係者が一人、また一人と殺害される。そして徐々に明らかになる、被害者たちの関係。誰がどういう動機で一連の殺人を犯しているのか。薄皮をはいでいくように、少しずつ真実が明らかになる。11文字の脅迫文
「無人島より殺意を込めて」
の意味が明らかになるとき、すべての謎がつながる。




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2015年5月17日日曜日

【お父さんの週末料理】2015年5月16日・17日~娘の土曜参観のお弁当~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代前半)、母(年齢非公表)、娘(小1)、息子(年少)の4人である。なお、朝ご飯はパンとヨーグルト程度で済ませているので、特別に何か作ったとき以外は省略する。

 今週は娘の土曜参観だったので、その弁当も私が作った。美味しく食べてくれるだろうか。普段の食事とは違った緊張感(?)がある。


 5月16日(土) 

◆娘(小2)の弁当◆
 このところ気温が高かったので、悪くなりにくいものをチョイス。

<鶏肉ハンバーグ>
 弁当と言えばハンバーグだが、ひとひねりして鶏肉ハンバーグにした。鶏ミンチに水を切った豆腐と卵を加え、塩とナツメグとオイスターソースで味付けした。分割するのが面倒だったので、ホットケーキのように大きく焼いてみた。まずは小さいフライパンで焼き、ひっくり返すときに大きいフライパンに移し替えた。空気を抜かなかったためか、卵が少なかったのか、ややポロポロになった。やはり、小分けにして焼くほうがうまくいくようだ。


<マヨ醤油野菜炒め>
 茹で野菜をそのまま使ってもよかったのだが、味の面と衛生面を考えて、マヨ醤油で炒めた。

<占いグラタン>
 冷凍食品の海老グラタン。台紙に占いが書いてあり、娘の大のお気に入りだ。先日、私の弁当にも入っており、占いには「恋愛運絶好調」という意味のことが書かれていた。喜んでよいのだろうか…。
 ちなみに「占いグラタン」は正式名ではなく、「クリーミーエビのグラタン」が商品名。

占いグラタン

<おにぎり>
 弁当箱が小さいので、弁当箱にはおかずを詰め、それとは別におにぎりを作った。


―評 価―
「美味しかった」とのこと。半分は気を遣ってくれているのだろうが(美味しくなかったなんて言ったら、怒られるもんね)、「前回よりもグー」との評価だったので、本当にまずまず及第点だったのだろう。
「野菜が多い」と言っていたが、むしろ控えめだったつもり。野菜炒めの味が濃く、存在感が大きくなりすぎたのかもしれない。

◆昼ご飯◆
 息子、妻、私の3人で食べた。メインは娘の弁当と同じ、鶏肉ハンバーグ。

<鶏肉ハンバーグ>
 弁当と同じ。

<マヨ醤油野菜炒め>
 弁当と同じ。

<サラダ>
 サニーレタス、ブロッコリー、スナップエンドウ、ニンジン、キュウリ。息子がキュウリを切って、サニーレタスを洗ってちぎって、お皿に盛った。

<鶏ガラタマネギスープ>
 久しぶりに鶏ガラでダシを取った。鶏ガラは、一度、下ゆでしてからダシを取ると、アク取りをしなくて済む。味付けは、洋風スープの素と塩。具はタマネギ、ニンジン、コンニャク、ソーセージ、麩。

<マカロニサラダ>
 今週の作り置きメニュー。G.W.に買った、ドリル形のマカロニが残っていたので、ニンジン、スナップエンドウと和えて、マヨを絡めた。

<ご飯>
 普通の白ご飯。

―評 価―
 息子は豆腐が大の苦手という変わり者なのだが、鶏肉ハンバーグに混ぜると美味しく食べられるらしい。風味ではなく食感がダメなのか、肉に混ぜると紛れるのか、よく分からないが、苦手なものを食べられるのはよいことだ。

◆晩ご飯◆
 メインはポークステーキ。

<ポークステーキ>
 土曜も登校して頑張った娘のリクエストに応えて、スーパー内の精肉屋でポークステーキを買った。塩コショウで焼いた。

<そうめん>
 そうめんを使いたかったので、ご飯の代わりに。冷たい麺にした。

<サラダ>
 昼と同じ。

<鶏ガラタマネギスープ>
 昼と同じ。

<マカロニサラダ>
 昼と同じ。

―評 価―
 ポークステーキは大好評。息子は真っ先にこれを瞬殺した。薄切りではなく、分厚い肉の美味しさに目覚めてきたようだ。作り置きのマカロニサラダも好評。

 5月17日(日) 

◆昼ご飯◆
 手早く作りたかったので、メインは焼きそば。

<焼きそば>
 3玉を4人で食べた。具は豚肉、キャベツ、タマネギ、ニンジン、小松菜、セロリ。具だくさんなので、2回に分けて炒めた。大人用は豆板醤を加え、少しピリ辛に。温泉卵を添えたところ、これが大好評だった。
 温泉卵は、70~80 ℃のお湯(沸騰直前のお湯に水を10%ほど加えるとよい)に卵を入れておけば勝手にできる。意外に簡単に作れる。

<サラダ>
 キュウリ、サニーレタス、ニンジン、セロリ、スナップエンドウ、ブロッコリー、オクラ。

<ハッシュドシチュー>
 昨日の鶏ガラタマネギスープにハッシュドビーフのルーを入れてシチューにした。

―評 価―
 温泉卵が娘にも息子にも大好評で、最後は舐めるように完食。シチューも好評。

◆晩ご飯◆
 メインはイサキのトマトソース。

<イサキのトマトソース>
 今週も、スーパーで息子に魚を選ばせたところ、これを選んだ。2枚におろしてもらったものを半分に切って、一人一切れずつ。塩を振って焼き、トマトソースをかけた。トマトソースは実家近くのイタリア料理店のもの。付け合わせはセロリとシメジ。
 ちなみに、スーパーでは「イサギ」と表示されていたが、「イサキ」が普通のような。

<サラダ>
 昼と同じ。

<ハッシュドシチュー>
 昼と同じ。具はソーセージとジャガイモを加えた。

<マカロニサラダ>
 昨日と同じ。

<ヌルヌルそうめん>
 今日もご飯の代わりにそうめん。素麺に納豆とオクラをかけた。

―評 価―
 今日は二人ともおやつが多かったのか、いまいち進まず。特に息子はヌルヌルそうめんが気に入らなかったようで、残した。
「今日は多すぎた」
と言うのだが、口に合わないものが出てきた日だけ、多すぎることにしているような。そうめんは昨日より少なかったのだが。

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【予想の回顧】ヴィクトリアマイル、栗東S、京王杯SC、都大路S(2015)

 今週はヴィクトリアM。
 本命◎ヌーヴォレコルトはもちろん1番人気だが単勝は2.2倍。てっきり1倍台になると思っていたので、美味しく見える。レースではスッと5、6番手を取った。この時点で勝利を確信したのだが、直線では弾けず、6着に終わった。どうしたことか。明日の新聞には
「距離が短かった」「瞬発力勝負は不得手」
などが敗因として上がるのだろうが、納得いかないなあ…。
 勝ったのはストレイトガール。前走の高松宮記念では1番人気を裏切ったが、歳を取って、これくらいの距離が合うようになってきたのだろう。見事な切れ味だった。

 京都では栗東S。
 ◎ニシケンモノノフは5、6番手につけた。いい位置取りに見えたが、4コーナーで少し外に振られると、ジリジリとしか伸びず、4着。スパッと切れてほしかった。

 土曜は京王杯SC。◎サトノルパンは中団の後方から。凝縮した馬群のど真ん中に包まれている。直線では内を狙って縫うように伸びてきたが、最後に進路がふさがり試合終了。スムーズにさばければ、首位争いだったか。
 1、2着はサクラゴスペルヴァンセンヌ。後方から外を回って差した2頭が上位を占めた。これだけスローになると、位置取りは関係なくなるということか。

 京都では都大路S。◎グランデッツァは予想通り逃げたエイシンヒカリの後ろから、馬群を引っ張る形。3コーナー過ぎから徐々に差を詰めていくが、楽に逃げたエイシンヒカリを捉えることはできず、2着まで。競りかけるわけにもいかなかっただろうし、やむを得ない展開だったか。何かがエイシンに鈴をつけに行けば違ったのだろうが、武豊騎手にケンカを売る騎手はなかなかいないだろうなあ。
 馬券は馬連を取ったが、トリガミ。

 今週は4戦1勝で、1勝もトリガミ。しかし他のレースがポツポツ当たったので、トータルはややマイナスで踏ん張った。

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【読書メモ】深木章子『殺意の構図』(光文社文庫)

 初めて読んだ深木作品。なるほどよく組み立てられたストーリーだ。「構図」という言葉をタイトルに使いたくなるのも頷ける。  一人称を変えることにより、さまざまな角度から事件に光が当たる。 「なるほどそうか」「確かにそうだよね」「そうか、この人だったか」 と納得しているうちに...