2016年1月30日土曜日

【予想と与太話】シルクロードS、根岸S(2016)~じつはトライアルではなかった~

 今週は京都でシルクロードS、東京で根岸Sと、GIの前哨戦が組まれている。ただし、シルクロードSはJRAの位置づけとしては前哨戦ではなく、ただのGIII戦。だからハンデ戦だし、優勝馬に優先出走権もない。しかし、そのわりにはハイレベルで、ロードカナロアがここをステップに飛躍したのが4年前のこと。今年も、そういう馬がいるだろうか。

 レースにいってみたい。
 前に行きたい馬が多く、ハイペースを見込む声がちらほら聞こえる。しかし「何が何でも」の構えなのはローレルベローチェだけ。アクティブミノルは鞍上が武豊だし、無理に競り合うことはしないだろう。ネロセカンドテーブルも、好位からいきそう。意外にすんなりと隊列が決まると見た。
 それなら本命はローレルベローチェ。京都の1200 mは前が有利。しかも今週からBコースになり、その傾向に拍車がかかりそう。前走ほど楽にはいかないだろうが、すんなり行ければ。
 推奨穴馬はアースソニック。安定感が光る。渋った馬場も得意。

 根岸Sは◎タガノトネールが本命。充実一途。

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2016年1月29日金曜日

【書評】白井恭弘『外国語学習の科学―第二言語習得論とは何か』(岩波新書)

スピードラーニングは(たぶん)正しかった



 第二言語習得論という学問分野があるのをご存じの方は少ないだろう。簡単にいうと、外国語を学習するときのあれやこれやを研究する分野である。
「人間は、母語の学習にはほぼ必ず成功するのに、外国語はほぼ成功しないのはなぜか」、「母語を学ぶときと外国語を学ぶときで、同じことと違うことは」、「臨界期は本当にあるのか」、「ダブルネイティブにはどうすればなれるのか」などが研究テーマである。
 本書は、その第二言語習得論の第一人者である白井氏が、その研究成果を分かりやすく伝え、さらにはその応用(外国語の効果的な学び方)を示したものである。

 興味深い研究成果がいくつもあった。たとえば臨界期。臨界期とは
「この年齢までに新しい言語を習得しなければ、その言語のネイティブにはなれない」
という期限である。この臨界期の存在が世間に広がり
「外国語は小さいときからやらせないと」
と早期教育が流行した。いまは一時期ほどではないようだが、それでも早期教育はさかんである。
 本書の結論を述べると
「はっきりした臨界期はない。ただし、早い年齢から学び始めるほうが有利なのは間違いない」
というのだ。あらたいへん。早く子どもを英会話教室に通わせたほうがいいの?

 もう一つは「インプットが大切」という研究成果。大方の意味は分かるようなインプット(読む・聞く)を大量に行うのが非常に効果的な学習法なのだそうだ。これを読んで思い出したのがスピードラーニング。
「うさん臭いなあ」
と思っていたのだが
「ある程度の意味が理解できる音声を大量に聞き流す」
という手法は正しいのだそうだ。人気には理由があったということか。

 以上のような研究成果が説明された後、最後に効果的な学習法が紹介される。どうすれば効率よく外国語をマスターできるのか。科学的知見に基づいた情報を得たい人にはお勧めの一冊。
 一つだけ種明かしをすると「モチベーション(やる気)」は非常に重要なファクターの一つである。やる気のない人がいくらやっても効果は低いのだ。そりゃそうだな。

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【予想と与太話】北山S、牛若丸ジャンプS(2016)~学校が多いわけは?~

 週初めの猛烈な寒波が去って、ホッとひと息。歳をとると寒さが応える。週末は一転して雨模様。馬場を考慮に入れて予想する必要がありそうだ。
 今週から京都・東京開催がスタート。年が明けたと思ったら、もう一開催が終わってしまった。あっという間だ。

 そんな土曜の京都メインは北山S。「京都の通り名シリーズ」の一つだ。
 北山通り沿いにはなぜか学校が多い。大学だけでも、東から西へ、京都工繊大、ノートルダム女子大、佛教大とあり、もう少し西に進めば立命館大の衣笠キャンパスである。その他にも小・中・高校がいくつもある。
 学校が多いことに、何か理由があるのだろうか。単純に中心部よりも土地が安いということなのかもしれない。

 レースにいってみたい。
 ダート1800 mの準オープン戦。本命は◎エノラブナ。前走は人気を裏切り、小牧騎手も「理由が分からない…」と嘆いていたが、それでも0.4秒差。重馬場も京都も得意なので、走る気さえ出せば。
 推奨穴馬はキングノヨアケ。前走の惨敗だけでは見限れない。

 牛若丸ジャンプSは◎ダンツメガヒットを狙う。3歳夏に入障した変わりダネだ。なにか、障害に向いているようなそぶりを見せていたのだろうか。

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2016年1月25日月曜日

【映画評】味園ユニバース(2015)

ありがちなストーリーだからこそ、中身が問われる


 記憶を失った男が仲間の助けを借りつつ、失った人生を取り戻し、新しい人生を切り拓いていく。ぶっちゃけ、ありがちなストーリーだ。しかしありがちだからこそ、中身が問われる。
 そして肝心の中身は…合格! 歌を媒介にした人情の機微がよく描かれている。元気の出る映画だ。

 タイトルの由来は、大阪の千日前に実在する味園ビルにあるユニバースという貸しホール。そのことは映画では説明されず、前提となっている。そのあたりについては、少し予備知識があるほうが、より楽しめるだろう。
 少し残念だったのは、主人公と仲間たちが絆を深めていく部分の描写が、ちょっと弱かったような。もう一つ、二つエピソードがあれば、ラストシーンがより際だったように思う。

 大阪のディープな下町を表現するのにうってつけのキャスト陣にも注目だ。
 ヒロイン役の二階堂ふみが少し大根役者っぽかったのは、大阪弁のネイティヴではないから、仕方ないということにしておきたい。許す。
 主人公約の渋谷すばるの熱演も光った。猫背がグー。



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2016年1月24日日曜日

【お父さんの週末料理】2016年1月23・24日~大寒波を乗り切るあったかメニュー~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代前半)、母(年齢非公表)、娘(小2)、息子(年中組)の4人である。なお、朝ご飯は妻が早起きして作ってくれている。


 1月23日(土) 
今週末は数年にいちどの大寒波が本州にやってきた。あったかメニューで乗り切ろう。

◆昼ご飯◆
 グラタンがメイン。即席ホワイトソースもうまくできた。オーブントースターを導入してから、グラタンや餅がうまく仕上がるようになった。
 他は、白ご飯、サーモンの刺身、和風スープ、サラダ、納豆、大根の葉の佃煮風。サーモンの刺身はご飯にのせて海鮮丼風に。

ご飯、グラタン、サラダ

海鮮丼風

◆晩ご飯◆
 息子が選んだ本日の魚はサバ。安くて美味そうだ。2枚に下ろしてもらって揚げ焼きに。大人はおろしポン酢で食べた。
 他は、白ご飯、サーモンの刺身、和風スープ、サラダ、大根の葉の佃煮風。
 息子が「お腹すいてない~」とグズってギブアップ。土日は体をあまり動かさないためか、たまにこういうことがある。

 1月23日(日) 

◆昼ご飯◆
 今週も「みんなのきょうの料理」からあったかメニューを探したところ、いいのがありました。ネギとショウガで体の芯から温まった。つゆは昨日からの和風スープを転用し、具はゆで卵や糸コンニャクを加えた。
 他は、白ご飯、納豆、サラダ、大根の葉の佃煮風。納豆は、最近お気に入りのしそのり納豆。

   みんなのきょうの料理 かしわ南蛮

かしわ南蛮

◆晩ご飯◆
 久しぶりにみんなでギョウザを作った。娘がキャベツを刻んで、タネをこねた。包むのには息子も参加。みんなで楽しく作った。
 明日の弁当分も作ったのだが、予想外によく売れて、弁当分が少なくなってしまった。やはり自分で作ると美味しいのだろうか。
 他はソバ、サラダと、余ったギョウザのタネで作ったハンバーグ。

ギョウザとソバ

焼く前のギョウザ。奥はギョウザバーグ

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【予想の回顧】東海S、アメリカJCC、石清水S、太秦S(2016)

 今週は東海S。
 ◎モンドクラッセは注文通りハナを切る。競りかけてくる馬もおらず、スムーズに直線へ。2番手にいたアスカノロマンとの激しい叩き合いになり、最後はアスカノロマンがグイッと抜け出して見事に1着。行った行ったの決着となった。
 ボックス馬券にアスカノロマンも入っており、馬単をとった。

 中山ではAJCC。
 ◎ディサイファは中団のインをピタッと追走。余裕の手応えで4コーナーで前に並びかけると、手応え通りに伸びて1馬身1/4差をつけて完勝。海外遠征へ弾みをつけた。武豊騎手の連続重賞勝利も30年に伸びた。本人は淡々としているが、とてつもない記録である。
 馬券は2着のスーパームーンを押さえておらず、ハズレ。

 京都では石清水S。
 ◎タイセイアプローズは出遅れ。前に行く馬だけに、痛かった。ぽっかり空いた内を押し上げていき、3コーナーあたりで間に並びかけたが、ここまでに脚を使ったのか、直線では失速し、10着に敗れた。スタートを決めたかった。
 レースは内を抜けたラングレーと外を回したブラックムーンの人気2頭の一騎打ち。最後は内のラングレーに軍配。
 馬券はボックスに両馬が入っていたため馬連が当たったが、トリガミ。外れるよりはいいということにしておきたい。

 土曜は京都で太秦S。
 本命◎カジキは序盤のハナ争いを制して先頭へ。絡まれることもなくスムーズに直線を向いたときには勝利を確信したが、ラスト200 mでドドッとかわされて8着。スタート直後のハナ争いが激しく、そこで脚を使ってしまったのかもしれない。逃げ馬が負けるときはこんなものか。
 レースは、好位組につけたブルドッグボスが快勝。人気に応えた。2着争いはゴーイングパワー(買ってない)が抜け出したところにトキノゲンジ(買っている)が襲いかかる。
「差せ、差せ~~」
という声もむなしく、ハナ差でゴーイングパワーが粘りきった。ボックス馬券はハズレ。

 今週は4戦2勝だが、トータルはマイナス。ボックス買いにして、的中率が上がってきたのはいい傾向ということにしておきたい。

※追記
 京都の最終レースが当たり、トータルもプラスになった。珍しい。

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2016年1月23日土曜日

【予想と与太話】東海S、アメリカジョッキークラブC、石清水S(2016)~徒然草の有名な一段~

 猛烈な寒気が入ってきて荒天の予報だが、京都、中京、中山ともに前日発売が行われている。大きな影響がないことを願いたいものだ。

 今週は中京で東海S、中山でAJCCの重賞が組まれているが、京都は重賞はナシ。そのメインレースは石清水Sである。石清水とは石清水八幡宮のことだろうが、久しぶりにJRAの特別レース名解説で調べてみると

石清水(いわしみず)は、石清水八幡宮の略称。石清水八幡宮は、京都府八幡市にある旧官幣大社。都からみて裏鬼門に位置しており、鬼門に位置する比叡山延暦寺とともに都の守護、国家鎮護の社として崇敬を受けてきた。

なのだそうだ。略称でしたか。
 私は歩いて石清水八幡宮にいけるところで生まれ育ったので、なじみのある神社だ。徒然草の有名な一段である「先達はあらまほしき事なり」にも登場する、由緒ある神社なのだ。高校生のころ、古文の教科書にこの一段が載っていたのを見て
「え、こんなに昔から有名な神社やったんか」
と驚いた記憶がある。

 レースにいってみたい。芝1600 mの準オープン戦。
 本命は◎タイセイアプローズ。前走は人気を裏切ったが、得意の京都に戻って巻き返しがないか。ポンと出て、揉まれずに先行したい。
 推奨穴馬はマイネルイルミナル。前走頑張ったわりには人気がない。

 東海Sは◎モンドクラッセが、AJCCは◎ディサイファが本命。馬券は、いずれも今年から導入しているボックス買いの予定。

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【筋トレのやり方、全く間違ってました…】滋賀のおっさんランナーのランニング週報:2024年5月13~19日の記録

 2017年7月、45歳を目前に、突如ランニングを始めた。現在は51歳。  2020年12月の神戸トライアルマラソンでサブ3を達成! 自己ベストは2024年3月のびわ湖マラソンの2時間54分台。 ◆総 評◆  筋トレのやり方が、全く間違っていたことが判明した…。  一方...