2017年1月28日土曜日

【中央競馬予想と与太話】シルクロードS、根岸S(2017)~地味な血統の短距離王者~

 今週は京都でシルクロードステークスが、東京で根岸ステークスが組まれている。
 シルクロードSは、2002年の第7回からなぜかハンデ戦になった。それまでの6回の勝ち馬はフラワーパーク、エイシンバーリン、シーキングザパール、マイネルラヴ、ブロードアピール、トロットスターという、そうそうたるメンツ。なぜハンデ戦に変えたのだろうか…。
 最後の別定戦となった第6回の勝ち馬はトロットスター。父ダミスター、母父ワイズカウンセラーという超地味な血統ながら、2001年のこのレースをステップに、同年の高松宮記念とスプリンターズSを制してスプリント王者となった。
 差し脚を武器とするスプリント王者としては、デュランダルと並ぶ名馬だった。

 レースにいってみたい。
 13頭立てと頭数こそ少なめだが、それなりのメンバーが揃った。本命は人気でも◎ソルヴェイグ。桜花賞こそ惨敗したが、それ以外の8戦はすべて掲示板。強いと噂の4歳世代のスプリント戦線代表の一頭。
 推奨穴馬は同じ4歳牝馬のブランボヌール。北海道専用の可能性はあるが、能力はある。

 根岸Sは◎ベストウォーリアを狙う。58kgでも、ここでは力が上。

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2017年1月27日金曜日

【中央競馬予想と与太話】河原町S、牛若丸ジャンプS(2017)~京都で最も地価の高い場所~

 少し寒さが緩み、過ごしやすい週末になりそうだ。中央競馬は今週から京都・東京開催がスタート。あっという間に一開催が終わってしまった。ちなみに馬券の調子は目を覆うばかりである…。

 そんな土曜の京都メインは河原町ステークス。昨年までは9Rか10Rに組まれていたのだが、今年はメインに抜擢された。ちなみに昨年のメインレースは北山S。やはり北山通りよりも河原町通りを格上にもってこようということなのだろうか(違うと思う)。
 河原町通りは京都を代表する通りの一つ。四条河原町は京都で最も地価が高く、人の多い交差点である。以前に比べると京都駅周辺や四条烏丸界隈にやや押され気味だが、高島屋、マルイ、OPA、藤井大丸を従える、京都一の繁華街である。今年小学1年生になる息子のランドセルは高島屋で買ってもらった。今後もお世話になることがあるだろう。

 レースにいってみたい。
 本命は◎コウエイエンブレム。強いと噂の4歳世代だ。前走の羅生門Sのレベルにはやや疑問だが、逃げ馬不在のここは展開が向きそう。何ならハナを切っても。
 少頭数でもあり、推奨穴馬はなし。人気どころで収まる見立て。

 牛若丸ジャンプステークスは◎ドリームハヤテが本命。すいすい行ければ。

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2017年1月25日水曜日

【書評】湊かなえ『夜行観覧車』(双葉文庫)

主人公不在。一人称を入れ替える手法はいつもながらお見事


 章ごとに一人称が入れ替わるといういつもの手法で、人間心理の闇をえぐり取る。今回のテーマは「親子」「家族」だ。見るからにドロドロ・ボロボロの遠藤家と、絵に描いたような幸せな様子の高橋家。この二つの家族の視点から物語は語られる。
 いつもの湊作品と違うのは「胸くそ悪い、どうしようもないアホ」は事件の中心にはおらず、傍観者であること。だからといって「胸くそ悪い指数」が低いわけではなく、アホさ全開で暴れまくる。
「わが家がこんな家庭じゃなくてよかった」
と、自分の幸福を祝いたくなること間違いなしだ。

 本書にはさまざまな親子関係が出てくるが、そのどれもが何となくいびつである。しかし「普通」の親子関係とはどういうものなのだろうか? いびつではない親子関係など存在するのだろうか? わが身を振り返っても、私と親との関係も、私と子どもたちとの関係も、どこかいびつな感じがしないでもない。

《あらすじ》
 絵に描いたような家庭である高橋家の亭主が妻に殺害された。お金にも学歴にも容姿にも恵まれた高橋家に何があったのか。一方、その向いの遠藤家は、わがまま娘の癇癪でその父も母もボロボロの状態。そこに地域コミュニティの中心(ボス)であるオバサンが加わり、少しずつ事件の夜の様子が明らかになっていく。
 高橋家にいったい何があったのか。殺人という一線を越えさせたのは夫婦の「普通」の会話だった。



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2017年1月22日日曜日

【お父さんの週末料理】2017年1月21、22日~待ちに待った鏡開き~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代半ば)、母(年齢非公表)、娘(小3)、息子(年長組)の4人である。

 日曜の夜は外食したので3食分。

 1月21日(土) 

◆昼ご飯◆
 この日は歯医者だったので、その帰りに一人寂しく買い物へ。選んだ「本日の魚」はエビ。大きな有頭エビが1匹100円だった。殻をとり、炒り卵、エリンギとともに軽く炒めて甜麺醤とマヨネーズで和えた。エビプリはいつも好評。特にマヨラーの息子のお気に入りメニューだ。
 他はサラダ、ラーメン、エビパリ。エビパリはエビの殻を素揚げしたもの。これも子どもたちのお気に入り。

◆晩ご飯◆
 今日は待ちに待った鏡開き。焼いたり雑煮にしたりばかりでは芸がないので、モチグラタンにしてみた。モチ、自家製ミートソース、市販のホワイトソースを重ね、最後は溶けるチーズをたっぷりかけてトースターへ。美味しくないわけがなく、もちろん大好評。ただ、モチが少し堅かったのが残念。
 他はサラダ、ナメコ汁、もずく。

 1月22日(日) 

◆昼ご飯◆
 午後は外食だったので、ヘルシーにタラ。昨日のミートソースを作ったときの香味野菜をベースに、エビの頭、トマト缶を加え、塩コショウで味を調えたトマトソースをタラにかけた。エビ味噌の旨味がたっぷりのトマトソースは「グー」の評価。
 他はサラダ、ナメコ汁、パン、蒸し鶏のマヨ醤油和え。作り置きの蒸し鶏をマヨと醤油で和えた。

タラのトマトソースがけ。見た目は悪いが味はグー

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【中央競馬予想の回顧】アメリカジョッキーズCC、東海S、すばるS(2017)

 今週は東海S。
 ◎グレンツェントは中団のやや後ろの位置取り。アスカノロマンが行かず、ペースが落ち着いたのでやや心配したが、早めに動いて差を詰めると、直線もしっかり伸びて見事に1着。今年の4歳はダートも芝もレベルが高そうだ。
 馬券は2着のモルトベーネまで手が伸びず、ハズレ。3着のメイショウウタゲは買っていたので惜しかった。

 中山ではアメリカジョッキーCC。
 ◎ゼーヴィントは1番人気。中団の後ろから外を回って4コーナーへ。それほど外には振られず、グイグイと伸びていったんは先頭に立ったが、勝ち馬に内をすくわれて惜しい2着。力は見せた。
 勝ったのは内をスルスル抜けてきたタンタアレグリア。蛯名騎手が「すべてうまくいった」とコメントしていたように、行くところ行くところ前が開いた面もあったが、勝ちは勝ち。実力馬が復調した。
 馬券は馬連をとった。

 土曜は京都ですばるS。
 ◎スマートアヴァロンは僅差の2番人気。予定通り後方から進めると、4コーナーでは外を回した。脚色の差は歴然で、残り100 mで先頭に立ち、1馬身3/4差をつけて完勝。展開がハマったにしても強かった。
 しかし、馬券は2着のブラゾンドゥリスを蹴飛ばしていたため、ハズレ。

 今週は3戦1勝も、他がいまいちでトータルはマイナス。本命馬は頑張ってくれるのだが、ヒモ抜けが多かった。

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2017年1月21日土曜日

【中央競馬予想と与太話】アメリカジョッキーズCC、東海S(2017)~東海Sと平安Sの違い~

 今週は中山でアメリカジョッキークラブカップが、中京で東海ステークスが組まれているが、京都では重賞はなし。
 東海Sが平安Sと入れ替わりでこの時期に移ってから、今回で5回目。過去4回の優勝馬のうち、3頭がフェブラリーSでも馬券に絡んでおり、トライアルの役目を果たしていると言えるだろう。平安Sが本番とほとんど結びつかなかったのとは大違いだ。
 これは、コースの違いに拠るのかもしれない。中京1800 mと東京1600 mは、直線が長いタフなコースという共通点がある。しかも同じ左回り。平坦で先行有利な京都1800 mとは要求される能力が違うのではないだろうか。

 レースにいってみたい。
 フルゲートの18頭が揃い、本番でも勝負になりそうな馬がちらほら。なかなかハイレベルだ。
 本命は◎グレンツェント。昨秋に復帰後は、古馬相手に2、1着。しかも負けたのは後のGI馬。この時期は、特にダートでは古馬の壁が厚く4歳馬は苦戦することが多いのだが、今年の4歳はレベルが高く、通用すると見た。人気でも。
 推奨穴馬も4歳馬からロンドンタウン。昇級2戦目で。

 アメリカJCCは、こちらも人気馬の◎ゼーヴィントが本命。中山2200 mは絶好の舞台。

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2017年1月20日金曜日

【書評】東野圭吾『祈りの幕が下りる時』(講談社文庫)

加賀刑事がガリレオ湯川を超えたかも??


 東野作品なら、ミステリーとして面白いのは当たり前。それに加えて、加賀刑事の人生の背景が見事に描かれる。加賀刑事シリーズ10作目にして、一つの節目と言える作品。見事な出来栄えだ。
 最初はミステリー色の強かった加賀刑事シリーズだが、最近の作品では加賀刑事のキャラクターが前面に出てきている。明らかに阿部寛を意識した人物像になってきているところもニクい(笑)。
 本作ではついに、加賀が日本橋にこだわる理由が明らかになり、加賀の人生にも一つの区切りが訪れる。おそらく新展開を迎えるであろう次作が非常に楽しみな終わり方になっているのもさすがだ。

 ガリレオ湯川シリーズが、最近は湯川のキャラに頼り気味なのに対して、加賀刑事シリーズは加賀のキャラと人情ミステリーの組み合わせがより洗練され、ますます成熟してきている。
 ガリレオ湯川の巻き返しにも期待したいが、現時点では加賀刑事に軍配かな。

《あらすじ》
 ある女が、何のかかわりもない男の部屋で殺害された。そして同時期に起きた、ホームレス男性の焼死事件。この二つの事件が結びつき、さらには加賀の過去の人生がかかわってくる。
 女はなぜ殺されたのか。殺された部屋の持ち主は誰なのか。加賀はなぜ日本橋にこだわるのか。徐々にピースが埋まり、最後に明らかになる構図はいったい。



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【お父さんの週末料理】2024年5月11・12日<small>~母の日のスペシャルディナー~</small>

 わが家では土曜、日曜の晩ご飯は主に父(私のこと)が担当している、そのメニューを絶賛(?)公開中、  家族構成は父(アラフィフ)、母(年齢非公表)、娘(高2)、息子(中2)の4人、  娘はテスト前で部活は休み。息子は通常練習。  5月11日(土)   娘は午後から図書館...