2017年7月28日金曜日

【中央競馬予想と与太話】薩摩S、小倉サマージャンプ(2017)~なぜ、ひらがな表記?~

 今週から小倉・新潟開催がスタート。夏競馬まっ盛りだ。
 そんな開催初日の小倉メインは薩摩ステークス。聞き慣れないレース名だと思って調べてみたら、今年新設されたレースだった。ここ数年、初日のメインはKBC杯だった。競争条件は同じなので、実質的にはKBC杯を引きついだレースと言えるだろう。KBCがレースのスポンサーを降りたのかもしれない。

 薩摩地方には、いちど社員旅行で訪れたことがある。指宿の砂むし風呂で汗を流してから飲んだビールは最高だった。
 指宿では「砂むし温泉」と「むし」をひらがなで表すのが公式名称のようだ。むしは蒸しのことなのだろうが、なぜひらがなを用いるのだろうか。少し調べてみたが分からなかった。来年までの課題としておきたい。

 レースにいってみたい。
 ダート1700 mの準オープン戦。フルゲートの16頭が揃った。
 本命は◎ナムラアラシ。前走の白川郷Sでも本命に推したが、1番人気を裏切る5着に終わった。行った行ったの決着で展開が向かなかったのが敗因。今回は行きたい馬が複数いて流れは向きそう。ズバリと差しきってほしい。調教が軽いのが少し気がかりだが「体調はよい」という陣営のコメントを信じたい。
 推奨穴馬はマッシヴランナー。前走掲示板のわりには印がない。

 小倉サマージャンプは◎メリーモナークを狙う。入障後、まだ底を見せていない。

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2017年7月27日木曜日

【書評】辻谷秋人『馬はなぜ走るのか―やさしいサラブレッド学―』(三賢社)

馬が何を考えて走っているのか、分かった気がする


 サラブレッドの進化や運動生理学を易しくまとめた好著。
「馬は走るのが好き」
「馬は一緒に走る馬を抜こうとする闘争心がある」
「賢い馬はゴール板を知っている」
などの迷信というか思い込みを廃し、科学の目でサラブレッドを捉える。その結果、従来の常識とは異なる点が見えてくることもあれば、逆に従来の常識は正しかったことが分かる場合もある。
 たとえば上記の二つ目の「抜こうとする」という点。辻谷氏は、これは擬人化だという。われわれ人間は、並んで走るとなるべく前に行く、すなわち1着になろうとする生き物だが、馬はそうではないというのだ。
 その理由は次の通り。自然の状態で馬が全力で走るのは、肉食動物から逃げるときだ。そのとき、1着になって、何か生存に有利な点があるだろうか。肉食動物に食べられずに生き延びるには、最下位にさえならなければよい。逆に、先頭を走れば前から来る敵に襲われる可能性があり、むしろ生存には不利に働く可能性すらあるかもしれない。
 レースで馬が一生懸命走るのは、みんなについて行き「一緒に走る」ためなのだ。先頭に立つと速度を緩める馬がいるのも、一緒に走りたいからなのだろう。

 こんな感じで、競走馬のさまざまな側面を解きほぐしていく。主張が一貫しており、とても読みやすく、馬が何を考えているのかが少し分かった気がする。ただ、馬券の役には立たないかもしれない。その証拠に、本書を読み終えた先週の馬券成績は散々だった…。



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2017年7月25日火曜日

【お父さんの週末料理】2017年7月22・23日~娘の作ったハンバーグ~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代半ば)、母(年齢非公表)、娘(小4)、息子(小1)の4人である。


 7月22日(土) 

◆昼ご飯◆
 息子を病院に連れて行ったこともあり、土曜の昼は恒例の手抜き料理。カップ麺大会にした。娘はいつものシーフード(飽きひんなあ…)、息子はカツサンド、妻は激辛麺、私はカップヌードルのサマーヌードル。この日は午後に野球の練習があり、喉が渇くといけないと、息子には妻からカップ麺禁止令が出た(そこまでせんでも(笑))。大のカップ麺好きの息子はガッカリだったが、カツサンドは美味しかったそうだ。
 他はサラダ。娘が用意してくれた。

サマーヌードル。黒歴史トリオの一つなのだそうだ

◆晩ご飯◆
 この日は私ひとりで買い物に。選んだ「今週の魚」はハモ。湯引きにして梅肉とポン酢で食べた。息子は「小骨が~」とNG。娘も「いまいち…」という反応。たしかに骨切りが荒く、食感はいまいちだった。
 他はサラダ、キャベツとソーセージのスープ、タイ、冷パスタ。ハモだけでは少なかろうとタイを1匹焼いた。キャベツとソーセージのスープは娘に買った子ども用料理本からのレシピ。娘に作ってもらったら、美味しくできた。

ハモ。ダメでした…

お買い得のタイ



 7月23日(日) 

◆昼ご飯◆
 「今週の魚」第2弾はタイ。3匹600円とお買い得だった。1匹は前日に使ったので、今回は2匹を4人で分けた。娘はいつものように頭部を担当。タイのタイを二つ見つけて喜んでいた。タイは小骨が多く、食べきるのに時間がかかったが、息子もきれいに完食。
 他はサラダ、ソーセージスープ、切り干し大根の煮物、冷パスタ。冷パスタもタイと同じトマトソース味。

タイのトマトソース。タイのタイを見つけるのは楽しい

冷トマトソースパスタ

◆晩ご飯◆
 翌日の弁当も考えてハンバーグ。娘がタマネギを炒めるところから、材料をこねて整形して焼くところまで、全部やってくれた(親と一緒にですが)。しかし、痛恨の卵入れ忘れ。私はなぜかよく卵を入れ忘れてしまうのだ…。ちょっとポロポロになったが、つくね風ハンバーグは美味しくでき、息子がバカ食いモードに入っていた。
 他はサラダ、ソーセージスープ、切り干し大根の煮物。そうめんを作ろうと思っていたのだが忘れており、みんなに聞いたら「別にええわ~」という返事だったので、炭水化物はナシの食事になった。たまにはこういうのもいいよね。

娘の作ったハンバーグ。痛恨の卵入れ忘れ…

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2017年7月23日日曜日

【中央競馬予想の回顧】中京記念、函館2歳S、桶狭間S(2017)

 今週は中京記念。
 ◎グァンチャーレは中団の外をキープ。4コーナーでもそのまま外を回して追い込みにかけたが、さっぱり伸びず12着。見せ場はなかった。穴を狙っただけに仕方ないか。
 勝ったのはウインガニオン。番手から抜け出して、粘りこんだ。3連勝で重賞ウィナーとなった。今週の中京は、最終週のわりには前が残る馬場だった。

 函館では函館2歳S。
 ◎リンガラポップスは後方からそこそこ追い込んだが7着まで。もう少し前につけたかったが、それ以前に力不足だったかもしれない。
 勝ったのは好位から抜け出したカシアス。粘るウインジェルベーラをアタマ差でかわして人気に応えた。

 土曜は桶狭間S。
 ◎ワンダーリーデルは、3番手で人気のサトノファンタシーと併走。直線では真っ先に手応えが悪くなり、サトノファンタシーに突き放されて3着キープが精一杯。
 勝ったのはハナを切った初ダートのウインムート。ホワイト騎手が来日初日からメインを制覇。

 今週は3戦0勝。他も散々で久々のぼろ負け。来週から開催も変わるので巻き返したい。

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2017年7月22日土曜日

【中央競馬予想と与太話】中京記念、函館2歳S(2017)~荒れ傾向は続くのか~

 今週は中京記念と函館2歳ステークスが組まれている。
 中京記念は1600 mになってから今回で6回目。とにかくよく荒れる。過去5回で馬連2万円超が2回、1万円台が1回、残る2回も約5000円とけっこうな荒れっぷりだ。何しろ1~4番人気が一度も連に絡んでいないのだからドモナラズだ。
 そして目立つのが大外一気。5回とも、4コーナーで10番手以降の馬が連対している。今年もこの傾向は続くのだろうか。

 レースにいってみたい。
 今年も荒れ傾向は続くと見て、本命は◎グァンチャーレ。前走は、おそらく今回1番人気のブラックムーンから0.3秒差の3着。古馬になってからは重賞初挑戦だが、オープン特別では2着が3回、3着が2回あるのだから、このメンバーなら十分通用。大外一気の脚質ではないが、今週の中京はわりに内の先行馬が残っている。シンザン記念以来、2年半ぶりの重賞制覇を期待したい。
 推奨穴馬はマイネルアウラート。このレースはけっこう重ハンデの馬が来る。

 函館2歳Sは◎リンガラポップスを狙う。初戦は目標にされた分。

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2017年7月21日金曜日

【中央競馬予想と与太話】桶狭間ステークス(2017)~試合に勝って勝負に負けた家康~

 祇園祭(前祭)が終わったら、梅雨が明けて本格的な夏に突入というのは例年のパターンなのだが、今年はとにかく気温が高い。早くから暑い分、早く涼しくなってくれればよいのだが…。
 競馬カレンダーも、梅雨明けとともに中京・福島が終わって小倉・新潟が始まるという例年のパターンだ。

 そんな中京最終週の土曜メインは桶狭間S。
 桶狭間はネタの宝庫なのだが、毎年書いているので、ついにネタが切れた(一連のネタは昨年まとめたので、ご参考まで)ので、今年は10Rの長久手を取りあげる。
 長久手も小牧・長久手の戦いという有名な合戦が行われた地だ。リニモの長久手古戦場という駅があり、近くには古戦場公園もあるのだという。
 小牧・長久手の戦いは、信長亡き後、秀吉と家康が激突した、信長の後継者争いの合戦の一つだ。秀吉派と反秀吉派に分かれ、小牧と長久手だけでなく各地で戦いが行われた、かなり大規模な合戦だったようだ。
 長久手で行われた戦い自体は家康が勝ったのだが、全体的な結果は引き分けに近い形(講和)となり、秀吉が天下統一への勢力固めに成功したのだという。家康にとっては、試合に勝って勝負に負けたと言えるのかもしれない。詳しくは以下のサイトなどを参照してほしい。

歴史好きのつぶやき 豊臣秀吉は長久手の戦いで家康に負けた?秀吉はなぜ天下が取れた?

 レースにいってみたい。
 桶狭間Sはダート1400 mの準オープン戦。フルゲートは16頭だと思うのだが、15頭立てなのになぜか除外馬が出ている。出走確定後に取り消した馬がいるのだろうか。
 本命は◎ワンダーリーデル。準オープンクラスは3走して5、5、6着とやや物足りない成績だが、相手に恵まれたここはもうひと押しが期待できそう。前走は距離も長かった。左回りの1400 mは最適の舞台。
 推奨穴馬はコアレスキング。堅実派。

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2017年7月20日木曜日

【書評】浅田次郎『競馬どんぶり』(幻冬舎アウトロー文庫)

浅田流の競馬哲学


 いまはなき「おもしろ競馬塾」という競馬月刊誌に連載された浅田次郎氏のインタビューをまとめた本。1999年に出版された当時、浅田氏の競馬歴はほぼ30年だったそうだ。
 その30年間の経験に基づいた、浅田流の「競馬とは何か」が語られる。ただし本書で述べられるのは浅田流「馬券術」ではない。「How to」ではなく、競馬に対する態度や考え方が書かれているのだ。そのため、20年前の本だが全く古くない。

 浅田流の考えの基本は「競馬はバクチだ」ということだ。バクチ・ギャンブルとしての競馬を突き詰め、競馬を楽しむ、すなわち馬券を当てるために邁進する。競馬は当ててナンボ、もうけてナンボ。これが浅田流の競馬哲学だ。
 浅田氏の競馬にかける情熱と労力は半端ではない。馬券を取るために、並々ならぬエネエルギーを費やしているのだ。私も競馬歴が約25年になり、当時の浅田氏に近いのだが、競馬にかける労力のレベルがはっきり違う。負けました。

 同じ馬券オヤジとして、非常に共感するところの多い本だった。特に「そうそう!」と思ったのは以下のような点だ。

1.買える範囲で買う
 これは長く続けるための基本中の基本だろう。購入金額を減らしても同じように楽しめるのが競馬のよいところの一つだ。

2.予想の基本は馬柱
 全く同感。自分の物差しで予想できるようにならないと、競馬記者のつけた印に引っぱられてしまうだけだ。

3.レース前よりもレース後のコメントが重要
 調教師も騎手も、レース前はよいことしか言わないくせに、レース後には「状態が本物じゃなかった」何てコメントが出たりする。

4.競馬場で馬券を買うのは健康によい
 競馬場で一日馬券勝負をするには、実はかなり体力がいる。パドックと観覧席を行き来するだけでもかなりの距離なのに、馬券窓口にも並ばねばならない。競馬には不健康なイメージがあるかもしれないが、意外にもかなり運動になるのだ。

 他にも「その通り!」と思うところがたくさんあった。また勝負レースの選び方やお手馬をもつことなど、新たに勉強になることもあった。さっそく取り入れてみようと思う。
 競馬を始めたばかりの人には、ぜひ読んでもらいたい本である。競馬を長く、深く楽しむためのヒントが満載だ。逆に言うと、競馬に興味のない人が読んでも、何の足しにもならないかも…。



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【お父さんの週末料理】2024年5月11・12日<small>~母の日のスペシャルディナー~</small>

 わが家では土曜、日曜の晩ご飯は主に父(私のこと)が担当している、そのメニューを絶賛(?)公開中、  家族構成は父(アラフィフ)、母(年齢非公表)、娘(高2)、息子(中2)の4人、  娘はテスト前で部活は休み。息子は通常練習。  5月11日(土)   娘は午後から図書館...