北沢伸也騎手が2012年度の最多勝利障害騎手となり、見事に自身初のJRA賞を受賞した。おめでとう!
私は、障害レースの馬券は基本的に騎手買いであり、その一番手がこの北沢騎手なのだが、それには理由がある。
北沢騎手は1971年生まれ(私より一つ年上)で、1990年に荻野光男厩舎(ヤエノムテキが代表管理馬)からデビューした。この荻野厩舎に、私の母方の親戚が競走馬を預けていのだ。北沢騎手の通算勝利のうちには、私の親戚の馬によるものもいくつか含まれるはずである。
そんな事情で、北沢騎手にはひそかに注目してきた。数少ない(?)北沢騎手ウオッチャーなのだ。
デビュー当初は北沢騎手も平地に乗っていた。私の親戚の馬に乗っていたのもその頃のことだ。その後、勝利数の伸び悩みや荻野厩舎の解散などの事情もあったのだろう、1998年から障害レースに乗り始めた。そして2010年には10勝を突破して優秀障害騎手に選ばれ、翌年からは平地の免許を返上して障害専門の騎手となった。たしかにこの頃から、馬券に絡む回数も増えてきた。ほぼ欠かさず北沢騎手の馬券を買っている私が言うのだから、(たぶん)間違いない。
そしてついに2012年、13勝を挙げて見事に最多勝利障害騎手の名誉を手に入れたのだ。40歳を過ぎて初のJRA賞を受賞した騎手は初めてなのではないだろうか?(未確認)
2012年の北沢騎手の成績は、勝率0.200、連対率0.308、複勝率0.415という素晴らしいもの。社台の良血馬にたくさん乗っている外人騎手も真っ青の成績だ。当然、北沢騎手の馬券を買っている私はホクホクだったわけで、Club A-PATによると、2012年の回収率は147%だった。ごっつぁんです。2013年もたのみまっせ。
その騎乗ぶりは、道中は無理せずなるべく脚を溜め、ラストに末脚を使わせるというかたちが多い。そのため、人気を背負っていても「差して届かず」で取りこぼすことも多いのだが、逆に大きく惨敗することも少ない。馬主孝行な騎乗ぶりといえるのかもしれない。これは、平地時代からそうだったように思う。
本当におめでとう。これからもオッサンの星として、怪我なく騎乗して障害レースを盛り上げてほしいものだ。次の目標としては、ぜひともGI(中山大障害or中山GJ)を勝ってもらいたいなあ。
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