2021年9月15日水曜日

【読書メモ】東野圭吾『沈黙のパレード』(文春書店)

 久々のガリレオシリーズ。前回の事件から時を経て、湯川は教授に、草薙は係長になったという設定。犯人捜しよりは、犯行のトリックと、それを湯川が解く様子を楽しむ作品だ。 
 だんだん科学の出番が少なくなり、湯川の存在感がどんどん大きくなるガリレオシリーズ。本作もその例に漏れず、湯川の福山化が加速している(笑)。
  東野作品が素直にオチるはずがなく、最後は二転三転するが、どんでん返し指数はやや低め。そこに至るまでの過程をゆっくり楽しんでほしい。
 
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

沈黙のパレード (文春文庫) [ 東野 圭吾 ]
価格:891円(税込、送料無料) (2021/9/14時点)





にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿

【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...