2024年10月12日土曜日

【読書メモ】新川 帆立 『元彼の遺言状』(宝島者文庫)

 初めての帆立作品。デビュー作にして映像化もされた本作を読んでみた。
 主人公は容姿も頭脳も併せ持つ、キレキレの女性弁護士。しかし、お金が大好きで、人情が理解できない「堅物(かたぶつ)」だ。
 よくあるキャラと言えばそれまでだが、歴代のキャラの中でもいろんな意味で突き抜けている。このキャラを描いた時点で、帆立氏の勝ちは決まったようなものだ。
 ミステリーとしてツッコミどころはあるが、それは著者も承知のうえだろう。そこはおいといて楽しむのが正しい読み方だ。「このミス」大賞受賞も納得の面白さ。



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