2012年9月17日月曜日

ピエリ守山 仮面ライダーウィザードショーに行ってきた

「3連休やし、どっか行くか」
ということで、ピエリ守山のウェブサイトを見ると、狙い通りの物件を発見。3連休初日の土曜日が「ゴーバスターズショー」、真ん中の日曜日が「仮面ライダーウィザードショー」というではないか。息子(2歳半)に
「どっちがいい?」
と聞くと、聞く度に意見が変わるのだが、最終的にはウィザードに落ち着いた。

 そして当日の日曜日。朝はしっかりテレビでウィザードを見てからピエリへ。
 こういうキャラクターショーを、それほど混雑しない環境で見られるのがピエリのいいところだ。
「さあ今日も快適に見よう」
と会場へ行くと、いままでにない混雑。まだ放映が始まって間もないということもあるのだろうが、さすが仮面ライダー、かなりの人気者っぷりである。
 ショーのストーリーは、ウィザードの先輩が出てきて、絶望しそうになりつつも、ウィザードの励ましもあって希望を取り戻すという、ちょっと意味不明な話。まあ、こんなものか。写真は
「さあ、ショータイムだ」
のシーン。


 ウィザードの評判はどうなのだろうか。個人的には、ちょっとストーリーがはっきりせず、盛り上がりに欠けるかなあという印象。放映開始直後はもう少し分かりやすい展開のほうがよいのではと、素人の私は思うのでした。
 最後はお決まりの記念撮影。右から二人目の息子と一緒に、右端にお姉ちゃん(もうすぐ5歳)もちゃっかりと写真に収まった。


 家に帰ってきてからも、息子は興奮冷めやらず、ウィザードになりきっていた。タオルをマントに、青虫を武器に(固い武器は、危ないので取り上げられた)、お姉ちゃんと戦っていた。


 お姉ちゃんは、こういうことはしなかったなあ。
「やっぱり、女の子と男の子って違うものだなあ」
と思う今日この頃でした。

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書評 雫井脩介『途中の一歩(上・下)』(幻冬舎)

 男女6人婚活物語(どこかで聞いたようなフレーズ)。
「結婚したくないわけじゃないけど、ガツガツ婚活する気にもなれないし…」
「独身でいいとは思ってないけど、何をすればいいのか…」
という、いまの時代にありがちな、いかにも身の回りにいそうな男女が繰り広げる物語。
 何となく日々の生活に流され、恋愛に腰が重いアラサー~アラフォー男女の気持ちがひしひしと伝わってくる。私は幸いにして(?)30代前半で結婚したのだが、もしそのタイミングを逃していたら、きっと彼らと同じような日々を送っていたに違いない。そのように自然に感情移入できる小説だった。

 主人公は覚本という漫画家。ファミレスで、片手にペンを、もう片手にスプーンをもち、ネームをひねり出すのが日課という、仕事(漫画)に情熱を傾ける連載漫画家だ。そこへ悪友の長谷部と、元担当編集者のタマケンが加わり、婚活をしはじめる。
 その3人と、漫画編集者の綾子、漫画家の優、OLの奈留美の女子3人が絡み合う。
「お、アレとコレがくっつくのか」
と見せかけて
「え、そうじゃなくて、あっちがこっちに惚れてるの?」
と思わせておいて
「お~、そう来るか~」
というどんでん返し、ドタバタ劇が展開される。ストーリーは軽快で、上、下あわせて500ページを超える大作だが、サクサクと読み終えてしまった。

 未婚のアラサー~アラフォー男女の気持ちがよく表れていて、違和感なく読み進められる。同年代の、特に未婚の人は、おおいに感情移入できるだろう。きっと一人は
「あ、オレと同じだ」
「それ、分かる分かる~」
というキャラクターがいるに違いない。あなたは6人のうちの誰に自分を重ねるだろうか。

 個人的には、銀河系軍団の出番が序盤だけだったのは残念だった。続編は、銀河系軍団を主人公した婚活ストーリーだったりして!?




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2012年9月16日日曜日

2012セントライト記念、仲秋S オレの予想を聞いてくれよ

 3日間開催最終日の中山メインはセントライト記念。同じ菊花賞トライアルでも、来週の神戸新聞杯と比べると、残念ながらかなり格が落ちる。これは、関東馬の低迷と無関係ではないだろう。
 ここをステップに本番の菊花賞を制した馬は、マンハッタンカフェまでさかのぼる。さらにその前はというと、ライスシャワーだという。ここまで本番と結びつかないトライアルも珍しい。

 そんなトホホトライアルに、今年はダービー2着馬が参戦。ダービー連対馬の参戦は何年ぶりなのだろうか。
 ここ10年は春のクラシック出走組と、夏の昇り馬組とが星を分け合っているが、この間はダービー3着以内の馬の出走はない。ダービー2着馬が出てきた今年は、素直にそれを信頼したい。というわけで、本命は◎フェノーメノ。ダービーでは、前残りの展開の中、後方からただ一頭追い込んでハナ差まで迫った。その末脚は直線の長いコース向きだろうが、ここなら格好をつけてくれるだろう。
 相手は前に行ける馬からニューダイナスティを中心に。
 推奨穴馬は芝で底を見せていないカナロアと、1000万条件勝ちがあり、鞍上が怖いサンレイレーザー

 仲秋ステークスは◎イチオクノホシで仕方ないか。連は確保してくれそうだ。

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2012年9月15日土曜日

2012ローズステークス オレの予想を聞いてくれよ

 日曜阪神メインはローズS。バラステークスではなくローズステークスという名前にしたところにセンスの良さを感じるのは私だけだろうか。

 このレースで春のクラシックホースが戦線復帰すると「GI近し」を思わせる。今年もオークスの1、2着馬が参戦する。
 しかしこのレース、意外にも春のGI馬が不振である。スティルインラブ、アパパネの三冠牝馬も馬券圏内をハズしているのだ。あくまでもここは叩き台ということなのだろう。

 今年のジェンティルドンナはどうか。春の二冠は強かったし、ジンクスを破ってあっさり勝ってしまうのか。その場合は仕方がないということで、私の本命は◎ヴィルシーナ。オークスでの0.8秒差は小さくないが、逆転があるとすればこの馬か。ただ、追い切りが軽めなのはやや気がかり。馬体重を確認したい。
 頭数も落ち着いたし、堅く収まりそうだ。推奨穴馬はトーセンベニザクラ。このレース、重賞勝ちのある馬の活躍が目立つ。

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今年も パルケエスパーニャ・アクアヴィラ伊勢志摩に行ってきた

 昨年、一家四人で初めてパルケエスパーニャに行った。娘(4歳)はそれがたいへん楽しかったらしく
「楽しかったなあ、今年もまた行きたいなあ」
と、しばしば言っていた。就学前の子どもには、UFJやディズニーよりも楽しめるテーマパークだと思う。
「1年経ってもまだ言うなら本物や。よし、そこまで言うなら今年も行こうやないか」
ということで、今年もパルケエスパーニャに行ってきた。宿泊も昨年と同じ、アクアヴィラ伊勢志摩のコテージ。今年はどんな旅になることやら。
以下、一泊二日の旅行の全貌である。

出発前から暗雲が立ちこめる。張り切って3週間前にホテルを予約したのだが、1週間前になり週間天気予報が発表されると、降水確率60%…。
「読書の秋なので、家で読書するのもよいでしょう」
などと言いやがる。大きなお世話だ。しかし2、3日前からは、天気予報は改善の兆し。降水確率も下がり、最悪の事態は免れそうな雰囲気になってきた。
そして当日。何と天気は曇り。わが家に晴れ男(または晴れ女)がいるのか、子どもたちの日頃の行いがよいのか、奇跡的に雨が逃げていった。

10時過ぎにパルケエスパーニャに到着。新名神のお陰だ。到着時は、いつ雨が降ってもおかしくないような曇天。
「雨が降らないうちに、屋外のアトラクションに乗れるだけ乗ろう」
と、さっそく乗り物に向かう。
夏休みが終わって最初の日曜日で、しかも天気予報が悪かったためだろうか、園内はガラガラ。これはラッキーだ。まずは、園内を周回する電車に乗った。


次はザブーン。息子(2歳半)もギリギリで制限身長の90 cmをクリアし、四人で乗ることができた。その後もバルーン、定番のメリーゴーラウンドと、まったく並ぶことなく、次々に乗り物を攻略。さらには、制限身長をこれまたギリギリでクリアした娘が、母親とともにバイキングへ。


「怖かったら下ではなく上を向くように」
という教えを忠実に守る娘だった。少し目はうつろだったが、思ったよりも怖がらずに乗ることができたようだ。
さらにジェットコースターにも挑戦し、無事に生還。こちらは相当に怖がっていた。いまにして思うと、無理に乗るものでもないし、乗らなくてもよかったかな。
以上、何と午前のうちに、屋外のアトラクションは完全制覇。

昼食は娘の「お蕎麦が食べたい」という希望で和食レストランへ入ったのだが、これは少し失敗だった。単品がなく、がっつりした定食のみのメニュー構成。足下見てますなあ…。

気を取り直して、午後は「ピエロ・ザ・サーカス」へ。こちらは室内アトラクションで、会場内に三つの乗り物と、プレイランドがある。ここでもすべての乗り物を制覇。



「ピエロ・ザ・サーカス」を後にすると、外は晴れていた。こんなこともあるんですなあ。いい天気の中をぶらぶら歩き、宝探しなどを楽しんでいると、ちょうど「ドンキホーテとみんなの大時計」というショーが始まるところに遭遇。息子はかなり疲れていていまにも寝てしまいそうだったが、せっかくなので見ることにした。


これを最後に、パルケエスパーニャを15時頃に出た。今年は、ほぼ全施設を堪能した。天気予報のお陰(?)で空いており、超快適に楽しめた。「災い転じて福となす」とはこのことか。

車でアクアヴィラ伊勢志摩へ。さっそく大浴場で汗を流す。それほど大きくはないが、清潔で気持ちのよいお風呂だ。
夕食はバイキング。種類はそれほど多くないが、さすが伊勢志摩、鮨や刺身が美味い。バイキングにしてはかなりレベルが高いと思う。
「せっかく旅行に行って、バイキングもねえ…」
という人もいるだろうが、ここのバイキングは一食の価値ありだ。是非お試しあれ。

そして今年は、昨年はパスした天文館へ。写真は翌日の朝に撮ったもの。


どのようなところかよく分かっていなかったのだが、行ってよかった。大きな天体望遠鏡があり、担当のお兄さんがそれを操って星を見せてくれるのだが、この望遠鏡がすごかった。パソコンと連動しており、お兄さんがパソコンを操作して星を指定すると、望遠鏡が自動で動いてそれを捉えるのだ。天体観測はここまで進歩しているのか。リゾートホテルにこのような望遠鏡があり、それを無料で見せてくれるとはありがたい。いい経験をさせてもらった。

そして、コテージへ帰ってネンネ。普段はマンション暮らしの子どもたちは、一軒家風のコテージが楽しくて仕方ないようだ。


しかし、階段になれていない息子が、案の定、階段を踏み外してゴロゴロ(本当にゴロゴロ回転していた…)と落ちてきた。私が下で見ていたからよかったものの、一歩間違えば怪我をしていたかもしれない。階段に慣れていない子どもを連れて行くときは要注意。

二日目の午前は、ホテルのプールへ。昨年は有料だったが、今年はJTBのフェアのお陰で無料だった。

名残惜しいがホテルを出発。本日の昼食は、私の希望で鮨屋へ。これが大当たりだった。行ったのは、鮨暁というお鮨屋さん。本格的な鮨屋のようなので、子連れは嫌がられるかと心配していたのだが、思ったよりもフランクな感じ。チビ二人を連れて行くのは少し迷惑だったかもしれないが、イヤな顔一つせず応対してくれた。
お鮨も美味しく、地元のネタを含めた「上にぎり」は絶品だった。伊勢志摩で美味しい魚を食べたい人にはお薦めです。娘が
「美味しくないお鮨は一つもなかったなあ」
と言っていた。私も同感である。

最後のイベントは英虞湾クルーズ


エスペランサ号(写真)に乗り、英虞湾を周遊した。子どもたちは、乗る前はたいそうワクワクしていたのだが、乗ったら5分で飽きた。船ってそんなものなのかもしれない。

以上、一泊二日にわたるパルケエスパーニャの旅でした。えらく長くなってしまった。

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2012年9月14日金曜日

2012エニフステークス オレの予想を聞いてくれよ

 今週は土・日・月の三日間開催。これまでの三日間開催は、三場開催のときに、6日分の開催を土・日・月で2日ずつに分けるというパターンだった。
 今回はそれとはちがい、純粋に月曜日の競馬が増えた勘定だ。したがって今回の阪神・中山は9日間開催になるのだという。函館・札幌を減らした分をここへ持ってきたということなのだろう。売り上げは多少増えるのかもしれないが、正しい方向とは思えませんなあ…。

 毎週恒例の文句はこれくらいにしてレースにいってみたい。
 土曜阪神メインはエニフS。例によって
「エニフって何やねん」
が気になったので調べてみた。いつものようにJRAの特別レース名解説に聞いてみると。

エニフは、ぺガスス座を構成する星。同星座の鼻の部分にあたり、構成する恒星の中で最も明るい星である。アラビア語で「馬の鼻」を意味する「アル・アンフ・アル・ファラス(Al Anf al Faras)」が語源。

 プロキオンSなどと同じ、星の名前レース名シリーズでしたか。今週も勉強になりました。

 今年は、10頭と小頭数になった。私の本命は◎マルカフリート。長期休養あけで+18 kgの前走を2着にまとめた、叩き2走目のここは前進あるのみ。
 相手は同じ馬主の○マルカベンチャー。追い込み脚質のこの馬にとって、小頭数はありがたい。馬券はこの2頭を中心に勝負する。
 小頭数ということもあり、推奨穴馬はナシ。人気どころに流す。

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2012年9月12日水曜日

書評 桐野夏生『IN』(集英社文庫)

 初めて読んだ桐野作品。作家を主人公にした物語である。作家が作家を主人公にした小説を書くのは難しいところがあるだろうが、そこに果敢に挑戦した作品と言えるだろう。

 主人公は鈴木タマキという小説家。タマキが、担当編集者だった青司との熱烈な不倫を精算した直後が話の舞台である。
 タマキがいま書こうとしている小説は、緑川という小説家の話。その緑川は、自らの不倫を描いた小説で著名という設定。小説の中の不倫作家(タマキ)が「小説の中の小説」を書いた不倫作家(緑川)の本質に迫るという、不倫×不倫なストーリーである。

 主人公であるタマキの不倫と、小説の中の小説家である緑川の不倫が並行して語られるという重層的な構成になっている。緑川の不倫を描くことで、タマキ自身の不倫が明瞭に浮かび上がってくるところが面白い。

 とはいえ、本書のテーマは不倫ではない。小説家が小説を作り上げていく苦しみを、不倫という事象を媒介にして描いたのが本作品である。小説を書きたい、もしくは書いているという人には、ズンと響いてくる作品であろう。一方、そうでない人にとっては(私も含めて)、結局どういう話なのか掴みづらい話かもしれない。私は、ちょっとマニアックだという印象をもった。

 たまたま、私が直前に読んだ本が『檀』というこれまた不倫小説だった。檀一雄も不倫作家なら、タマキも不倫作家で、緑川も不倫作家だ。私の頭の中は不倫であふれそうだ(意味不明)。オレにも不倫しろってことなんですかね(ちょっと待て)。



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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...