2015年10月31日土曜日

【予想と与太話】天皇賞・秋、カシオペアS(2015)~CMに取り上げてほしかった馬~

 今週は天皇賞・秋。意外にも、古馬の2000 mのGIはこのレースのみ。スピードとスタミナの両方を要求されるレースであり、歴代の勝ち馬もそうそうたるメンバー。そういう意味ではもう一つくらいこの距離のGIがあってもよいのだろうが、天皇賞・春の距離短縮だけはご勘弁を…。

 JRAのCMでは、シンザンから始まって過去の勝ち馬が何頭かピックアップされているが、その中にスペシャルウィークが入っていないのは残念だ。武豊騎手を背に「もう終わった」という下馬評をあざ笑うかのように、豪快に差しきったのだった。それが、もう16年も前のこととは、時の経つのは早いですなあ…。

 レースにいってみたい。
 東京2000 mのフルゲートで外枠に入っては厳しい。7、8枠は黙って消す。
 本命は◎ラブリーデイ。今年に入ってからの充実ぶりは周知の通り。今年、すでに重賞を5勝。宝塚記念でGI馬となり、京都大賞典では2400 mも克服。控えてよし、差してよしの安定ぶりは軸馬にピッタリだ。京都大賞典組の成績がいまいちなのが心配だが、それは京都大賞典に強い馬が出ていなかったからということにしておきたい。一つ外に逃げるであろうエイシンヒカリがいるので、それをうまく先に行かせて、ぴたっとマークしたいところ。
 推奨穴馬はアンビシャス…と思っていたら、現在のところ、驚きの4番人気。ガッツリと単勝を勝った人がいるのだろうか。

 京都のメインはカシオペアS。
 本命は◎トーセンスターダム。天皇賞のほうに出ていなければならない馬だが、近走の成績ではこちらに回らざるをえなかったか。得意の距離、コースで復活。

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2015年10月30日金曜日

【予想と与太話】スワンS、アルテミスS(2015)~月の女神の恋物語~

 秋晴れの気持ちよい天気が続く。馬券も当てて、さらにスカッとしたいところだ。

 そんな土曜の京都メインはスワンステークス、東京メインはアルテミスステークスである。
 アルテミスとはギリシャ神話の月の女神。今年の2月に子どもたちと科学館にいったときに見たプラネタリウムが、このアルテミスの恋物語だった。アルテミスは人間であるオリオンに恋をするのだが…というストーリー。ケントク買いをする人は、オリオンSとの関連を調べてみるのも面白いかもしれない。


 レースにいってみたい。アルテミスSは今回で4回目のまだ若い重賞。過去3回はいずれも1番または2番人気が連対しており、まずまず平穏に収まっている。
 という前振りを無視して、本命は◎ウインファビラス。3~5番人気あたりになりそうだ。前走は未勝利勝ち直後の重賞挑戦で、2着に健闘した。1着の怪物候補にはちぎられたが、3着に0.3秒差なら上出来。東京1600 mはスタミナも要求されるコース。1800 mで勝鞍があり、ステイゴールドを父に持つこの馬に期待したい。
 推奨穴馬はウインクルサルーテ。ウイン丼がないか。

 スワンSは◎アルビアーノが本命。前走は7着とはいえ1着と0.1秒差。52 kgはいかにも有利。輸送さえこなせば。

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2015年10月28日水曜日

【映画評】『シェフ 三ツ星フードトラック始めました

空腹時に観るべからず


 主人公は高級フレンチレストランの雇われシェフ。腕は一流なのだが、素行に問題あり。その性格が災いして店を辞めることになった。
 ありがちなストーリーなのだが、もうこの時点で私は釘付け。なにに釘付けって、それは料理だ。作品中に出てくる料理の美味そうなこと。新メニューの試作品、彼女との夜食に作ったパスタなどなど、随所に料理シーンが出てきて、それがすべてよだれタラタラなのだ。
 また、料理の完成品だけが出てくるのではなく、その調理過程も映像化されているところがミソ。ハーブを刻み、超高速で野菜を切り、豪快にスパイスを振ってソテー、などというシーンがいいタイミングで現れるのだ。料理好きの私はおおいに刺激された。さっそく超高速野菜切りの練習を始めようと思う。

 後半は、店を辞めたシェフが、フードトラックを手に入れて息子とともにアメリカを横断する。
「自分の作りたいものを作る」
という料理人としての喜びと、疎遠だった息子との関係が、この旅によって復活していく。よくある話だが、そこがいいのだ。シェフが元気を取り戻し、その息子が生き生きとしてくるのを観ていると、こちらまで元気が出てくる。ご馳走様でした。

 一つ残念だったのは、フードトラックで供される料理がサンドイッチだったこと。それまで一流高級フレンチレストランのシェフだった人が、こういう料理で満足できるのだろうか。たとえていうなら、一流和食の板前がタコ焼き屋を始めるようなものだ。ちょっと違和感を覚えた。フードトラックで絶品コース料理を提供するなんていう展開でもよかったような。
 これも素人の戯れ言なのかもしれない。単純な料理だからこそ、成り立つのだろう。

 繰り返すが、料理のシーンには圧倒された。今週末は、家族にどんな料理を作ろうか。




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小2の娘と年中組の息子の運動会(2015)~お弁当にやられた?~

 今年も、子どもたちの運動会が終了した。娘の運動会は9月末に、息子のは10月半ばにあった。

【小学校の運動会】
 まずは娘の運動会。9月に行われたので、準備期間は1カ月弱だ。短い間に、頑張って練習を重ねていた。
 昨年は土曜だったのだが、今年はそれ以前と同様に平日に戻ってしまった。どういう理由で平日に戻ってしまったのかはよく分からない。というわけで私は欠席。妻が仕事を休んで見に行ってくれた。
 まずは50 m走。事前に、同じ組に足の速い男子がいると聞いていたのでそれほど期待していなかったのだが、意外に頑張り、混戦の2位争いに持ち込んだようだ。よく頑張りました。


 その後はリレー、大玉転がしなどに出場。沖縄の「ちゃーびらさい」の音楽にのせたダンスも披露して無事に終了。


 娘の小学校では縦割りでチームを組み、四つに分かれて優勝を争ったが、娘の黄色チームは残念ながら3位だったそうだ。結果はともかく、張り切って参加したのは何より。来年は中学年(はやっ)なので、かかわり方も深くなるのだろう。

 しかし小学生になると、運動会をはじめとする学校行事は、親に見せるものではなく、子どもたち自身のものになっていく。おそらく来年あたりからは
「もう見にこんといて。なんか恥ずかしい」
などと言い出すかもしれない。

【保育園の運動会】
 その半月後には息子の運動会。こちらは保育園なので、まだ発表会的な雰囲気が濃い。
 最初の演目に、年中組のかけっこがあった。同じ組に足の速い子がいると聞いていたので、どんなもんだろうと思って見ていたら、スタートで出遅れ…。周りの様子を見てからスタートを切るので、一歩遅れるのだ。
「よーいどん、まではスタートしてはいけませんよ」
という先生の教えを忠実に守っているらしい。ちょっと周りの目を気にしすぎで、草食系な感じがしなくもないが、悪いことではない。ズルして1位になってもアカンもんな。


 そして昼食。こちらは小学校とは違い、子どもは親と一緒にお弁当を食べる。当日は、妻が精魂込めて5人分(おばあちゃんとお姉ちゃんも見に来た)のお弁当を作ってくれた。


見た目も、味もグー。しかし、あまりの美味しさに息子が食べ過ぎてしまったようで、午後はずっとお腹が重かったようだ。美味しすぎるお弁当も考えものだ(w)。

 午後はリレーとダンスに登場。リレーは二人一組で金魚を運ぶレースだったのだが、ペアの子が遅いと文句を言っていた。ペアの子は、遅いというよりも、楽しくなりすぎて競争に集中できないタイプのようだ。まだ5歳、いろんなタイプの子がいますな。


 来年はもう保育園では最後の運動会(はやっ)。どんな姿を見せてくれるのだろうか。

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2015年10月26日月曜日

【お父さんの週末料理】2015年10月24・25日

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代前半)、母(年齢非公表)、娘(小2)、息子(年中組)の4人である。なお、朝ご飯は妻が早起きして作ってくれている。

 出張やら運動会やらで久々になってしまった。今週は外食はなく4食分。

 10月24日(土) 

◆昼ご飯◆
 午後に用事があるというので、さくさく食べられるピザ。京都伊勢丹のイタリアンフェアで買った冷凍ピザだ。1枚約1000円と、冷凍のわりには高価。「半解凍して高温で一気に焼き上げろ」と、焼き方にもうるさい。
 揚げ物はスーパーの総菜。サラダはキュウリや白菜などに葛きりを加えたものに、かぼすで作った自家製ドレッシングを和えた。
 今週の作り置きメニューはイカと里芋の煮物。

<ピザ>
<揚げ物>
 フライドチキン×2、アジフライ、白身魚のフライを4人で分けた。
<サラダ>
<スープ>
<イカと里芋の煮物>
―評 価―
 ピザは瞬殺。このキノコ(ポルチーニ)いまいち~」と言いつつ、ガツガツ食べた。揚げ物ももちろん好評。もくろみ通り、ささっと平らげた。

サラダ


◆晩ご飯◆
 息子が選んだ「今週の魚」はサバ。スーパーに行く前から「今日はサバにする~」と言っていたら、美味しそうなサバが並んでいた。2枚に下ろしてもらい、小麦粉を振って揚げ焼きにした。
 ゴボウサラダは、意外にいつも好評のメニュー。とろろは娘の大好物だが、息子はNG。

<サバの揚げ焼き>
<ハマチの刺身>
<サラダ>
<スープ>
<ゴボウサラダ>
<白ご飯>
<とろろ汁>

晩ご飯

ゴボウサラダ

―評 価―
 サバは身が肥えていて美味しかった。刺身ももちろん好評。娘はとろろご飯をかきこんでいた。

 10月25日(日) 

◆昼ご飯◆
 メインは豚肉の焼き浸しニンニク風味。前日に作って、ひと晩漬け込んだ。

<豚肉の焼き浸しニンニク風味>
 日経新聞の「かんたんレシピ」を参考に。
<ハマチの刺身>
<サラダ>
<スープ>
<ゴボウサラダ>
<白ご飯>
<とろろ汁>

豚肉の焼き浸し


ハマチの刺身

―評 価―
 ニンニク風味はニンニクがやや生っぽかったがおおむね好評。豚ロースのブロックを一食で消費した。

◆晩ご飯◆
 メインは鶏肉ハンバーグ。鶏ミンチに塩、コショウ、卵、ニンニクのすり下ろし、ナツメグ、オイスターソースを練り込んで焼いた、

<鶏肉ハンバーグ>
<サラダ>
<スープ>
<ゴボウサラダ>
<イカと里芋の煮物>
<白ご飯>

―評 価―
 鶏肉ハンバーグはチキンナゲット風に仕上がった。娘には大好評だったが、息子は意外に「普通やな」的な反応。最近、肉よりも炭水化物にハマっているのかもしれない。たくさん作ったので、残りは明日のお弁当に回ることになった。

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【書評】渡辺淳子『東京近江寮食堂』(光文社)

滋賀県民の、滋賀県民による、滋賀県民のための小説


 滋賀県民の、滋賀県民による、滋賀県民のための小説。というのは言い過ぎかもしれないが、滋賀県を抜きにしては語れない一冊。滋賀県に住んでいなければ、おそらく本書は手に取っていなかったかもしれない。

「琵琶湖って何県にあるんだっけ?」
「滋賀県って、北陸? それとも東海?」
「大阪や京都から滋賀県って、日帰りでも行けるんだ(驚)」
などなど、関西の中では存在感のなさNo.1(独断)の滋賀県。私がその滋賀県に引っ越してきたのが9年前。その後、一女一男が生まれた。わが子たちはネイティブの滋賀県民だ。

 滋賀県民になって感じたのは
「滋賀県、ええところやん。もっと人気が出てもいいのになあ」
ということだ。京都は外国人も含めて観光客であふれかえっているのに、滋賀県はそうでもない。京都の不便なところに泊まるなら、大津に宿をとったほうが、よほど京都の中心地に出やすいのに。

 そんな滋賀県の魅力を余すところなく伝えたのが本書…と言いたいが、そういう本ではない。滋賀県の女性が、失踪した夫を探しに東京へ出てくる。そこで出会ったのが「東京近江寮」の面々。滋賀県民は格安で宿泊できるというこの宿で、個性的な仲間の助けを借りて夫を探す。
 もう1本の軸は近江料理。東京近江寮で厨房を担当することになったその女性が、料理人である夫のレシピで、滋賀県の郷土料理を提供する。目を見張るような料理こそないが、ホッと心が温まるような家庭的なメニューが続々登場。いいぞ滋賀県。

 滋賀県の魅力がふんだんに、しかしこっそりと控えめに紹介されるところがいかにも滋賀県らしい小説。京都駅から大津駅までは、じつはJRで10分。県庁所在地どうしが接しているのは京都府と滋賀県だけらしい。京都へご旅行の際には、滋賀県にもぜひお越しやす。




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5歳の息子と散髪屋のお兄さんの珍問答~赤いボタンの正体は?~

 先日、息子と散髪にいった。いつも近所の散髪屋さんに一緒に行って、同じ日に切ってもらっているのだ。息子も通い始めて1年ほど経ち、もうずいぶん慣れてきた。
 息子が散髪屋のお兄さんと話していたところ、電動イスの話題になった。たしかに散髪屋さんのイスは多機能で、子どもにとっては気になるアイテムだろう。

「なあなあ、このイス、どうやったら動くん?」
「いろいろボタンがあって、それを押したら動くねん」
「へぇ~。じゃあ、この赤いボタンは何?」
「これは、緊急のときに押すねん」
「そうなんや~。じゃあたとえば、髪をちょっと切りすぎて、失敗して肉をジョキッと切ってしまったときとかに押すん?」
「……。そういうときは、救急車かな…」

 息子よ、なんちゅうたとえを出すんや…。横の席で切ってもらっていた私は、思わず吹き出しそうになった。さらに、追い打ちが。

「このイス、ボタンひとつでクルって回すこともできるねんで。やってみる?」
「…いいわ。ちょっと怖い」
「怖いん?」
「うん。だって、風車みたいにグルグル回るんやろ?」

 息子よ、隣で「そんなわけないやろっ」とツッコミそうになったぞ。そんなジェットコースターみたいなイスがあれば楽しいやろうけどな…。

 そんな話をしているうちに、散髪は終了。カッコよくしてもらって、よかったな。


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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...