2016年2月21日日曜日

【お父さんの週末料理】2016年2月20・21日~ネバゾーで整腸~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代前半)、母(年齢非公表)、娘(小2)、息子(年中組)の4人である。なお、朝ご飯は妻が早起きして作ってくれている。


 2月20日(土) 
息子の風邪が治りきらず、まだ咳が残っている。

◆昼ご飯◆
 今日は私が一人で買い物に。選んだ魚は塩鮭。5切れで500円という特価品だったのだが、美味しかった。脂がよくのっており、とろとろの食感。冷凍技術の進歩により、旬の安い時期に冷凍したサケの品質が向上しているのだろう。
 作り置きは煮豆とネバゾー(造語)。煮豆は少し硬かったが、これはこれで美味しいかも。ネバゾーは、ネバネバ食材を刻んで和えた、サラダ風の一品。水溶性食物繊維がたっぷり入った、お腹が緩い人にお勧めのメニュー。めかぶ、オクラ、アイスプラント、春雨を使った。
 他は炊き込みご飯、サラダ、和風スープ。サケ入り炊き込みご飯は、大好評だった。

◇ネバゾーのレシピ◇
1.めかぶ(3株)、オクラ(5本)はさっと茹でて水にとる。めかぶは粗めのみじん切りに、オクラは2 mmの輪切りにする。
2.アイスプラント(3束)は洗って粗みじんに。
3.春雨(10g)は指定の時間で茹でて水にとる。
4.これらを砂糖小さじ1、醤油とポン酢各大さじ1で和えたらできあがり。

ネバゾー

炊き込みご飯、塩鮭、ネバゾー

◆晩ご飯◆
 メインはささみと大根と刻み昆布の煮物。高タンパク、低脂肪の病人向けメニュー。刻み昆布がちょっと多かったが、美味しく完食。
 他は炊き込みご飯、サラダ、和風スープ、煮豆、ネバゾー。娘は煮豆もネバゾーもたいへん気に入ったが、息子は両方ともNG。姉弟でも好みが違うものだ。

アイスプラント。そのままサラダに使える

 2月21日(日) 
今日は肉の日。

◆昼ご飯◆
 メインはスペアリブのうま煮。今週も「みんなのきょうの料理」のレシピ。スペアリブは焼くのが定番だが、煮物もグーだ。子どもは赤トウガラシ抜き。しゃぶるように食べた。
 他は炊き込みご飯、サラダ、和風スープ、煮豆、ネバゾー。炊き込みご飯とネバゾーは食べきった。

みんなのきょうの料理 スペアリブのうま煮

◆晩ご飯◆
 明日のお弁当用と兼用でつくねを作った。今回も「みんなのきょうの料理」から。大豆をつぶさずに混ぜるので、焼くのがやや難しかった。やはりつくねは甘辛ダレが合う。大豆の苦手な息子も
「美味しい。大豆の味がない」
と気に入った。甘辛ダレが大豆の匂いを消すのかもしれない。
 主食はマカロニグラタン。下記レシピを参考にクリームコーンを使ったら、ちょっと甘すぎた。量もちょっと多かったので満腹になった。大好評間違いなしと思っていたのだが、ちょっと当てが外れた。
 他はサラダ、和風スープ、煮豆。

みんなのきょうの料理 大豆つくねの照り焼き
みんなのきょうの料理 アスパラグラタン

大豆つくねの照り焼き

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【予想の回顧】フェブラリーS、小倉大賞典、斑鳩S、京都牝馬S、ダイヤモンドS(2016)

 今週はGI開幕戦、フェブラリーS。
 ◎コパノリッキーは押して押していったが先行できず、中団に控える。直線では馬群を抜けてくるかに見えたが、坂では伸びを欠いて7着に終わった。揉まれていやがっているようには感じなかったが、控えて持ち味の出る馬ではないのだろう。衰えもあるのかもしれない。残念ながら三連覇はならず。
 勝ったのはモーニン。好位につけてグイッと抜け出してコースレコードで完勝。前に行った馬が軒並み失速するなか、一頭だけ次元の違う走りだった。これは強い。
 2着は、いつものごとく最速の上がりで差してきたノンコノユメ。相手が悪かった。またもやデムーロ-ルメールのワンツー。
 馬券は、モーニンを蹴飛ばしていたためハズレ。

 小倉では小倉大賞典。
 ◎デウスウルトは後方から進めたが、たいして伸びず11着。もう8歳。往時の走りを望むのは酷なのかもしれない。
 勝ったのは後方待機から最速の上がりで差しきったアルバートドック。松田博師に最後の重賞勝ちを、師が好みの後方一気で決めた。
 馬券は2着のダコールを切っており、ハズレ。

 京都では斑鳩S。
 ◎ダイシンサンダーは4番手から前を追ったが、勝ち馬には残られ、2、3着馬には差されて4着。もうひと伸びが足りなかった。
 単勝勝負の馬券はハズレ。

 土曜は京都牝馬S。
 ◎ウインプリメーラは中団から。1400 mだと、前にはつけられなかった。4コーナーでは少し外に出して、進路が開くといい脚を使ったのだが、前にいたクイーンズリングには届かず、後ろのマジックタイムには差されて3着。「いいレースはできたけど」という感じだった。やはり1400 mは少し短いのか。
 勝ったのはクイーンズリング。前につけてグイッと抜け出した。着差以上の完勝。一気の距離短縮に加えて馬体減だったので思い切って馬券から外したのだが、返り討ちにあった。
 馬券は、ボックスの最後の一頭にどちらを入れるか迷った2頭が1、2着。どちらを選んでもハズレだったという、惜しいのか惜しくないのかよく分からない結果…。

 東京ではダイヤモンドS。
 ◎ファタモルガーナは中団の後ろあたりでじっくり構える。レースは長距離線には珍しく、けっこう流れた。2週目の3コーナーでトゥインクルが早めのスパート。グイグイと差を広げて見事に1着。ファタモルガーナは最内に切れ込んでこれを追ったが、離される一方で9馬身差の3着だった。2着には外から追い込んだフェイムゲーム。久々で58.5 kgを背負っての結果だけに、力は示した。
 馬券は、ボックスに1、2着馬ともに入っておらず、ハズレ。

 今週は5戦0勝。五つやったら、一つくらいは当てないと…。

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2016年2月20日土曜日

【予想と与太話】フェブラリーS、小倉大賞典、斑鳩S(2016)~18年ぶりの勝利なるか~

 今週はフェブラリーS。
 以前、GI開幕戦が桜花賞だったころは「いよいよGIだ」と盛り上がったものだが、フェブラリーSがGIに昇格してからは
「え、もうGI? そりゃ、えらいこっちゃ」
と慌ただしい感じになってしまった。今年も例に漏れず「おいおい、もうGIかいな」モードである。

 フェブラリーSがGIになったのは1997年のこと。第1回の勝ち馬はシンコウウィンディ。横の馬を噛みつきにいくという気性の激しい馬だった。第2回はグルメフロンティア。前走が中山金杯(1番人気1着)という、いまでは考えられないローテーションだった。
「やはりダートはレベルが低く、芝馬でも十分に勝負になるなあ」
と思ったものだが、それも今や昔。いまでは芝馬が急にこのレースに出てきてもまず通用しない。ダート路線が整備され、レベルが上がったのだろう。
 そして、関東馬が勝ったのがこの2回だけ。第3回以降はずっと関西馬がこのレースを制している。今年は1番人気になるであろうノンコノユメが関東馬。18年ぶりの勝利なるか。

 レースにいってみたい。
 前振りとは関係なく、本命は◎コパノリッキー。ここ2走がひと息だが、いずれも展開面が厳しかった。逃げ馬が負けるときはこんなものか。今回は究極の仕上げでレースに臨む。鞍上が武豊なら、がりがり競ってくる馬もいないだろう。意外にすんなり行けないか。史上初の平地同一GI三連覇を達成してほしい。
 推奨穴馬はタガノトネール。前走だけで評価が下がりすぎでは。

 小倉のメインは小倉大賞典。今年もメイショウカイドウが誘導馬をつとめるのだろうか。本命は◎デウスウルト。昨年はリズムが悪かったが、立て直して。

 京都のメインは斑鳩S。
 ◎ダイシンサンダーが本命。来週で引退の松田博師にメインレースの勝利を。

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2016年2月19日金曜日

【予想と与太話】京都牝馬S、ダイヤモンドS(2016)~50年の歴史が水の泡~

 今週末は気温が上がり、春近しを感じさせる陽気になりそうだ。しかし土曜日は雨予報。馬場状態には気を配りたい。
 競馬カレンダーは今週で京都・東京開催が終了。来週からは阪神・中山開催とは早いものだ…。

 そんな土曜の京都メインは京都牝馬S、東京メインはダイヤモンドSである。
 京都牝馬Sは今年から最終週になり、距離も1400 mに短縮された。時期はともかく、距離短縮はいかがなものか。ヴィクトリアマイルの前哨戦という位置づけなら1600 mのままでよいはずだし、暮れの阪神牝馬Sの1400 mともかぶる。
 JRAには何か意図があるのだろうが、よく分からん。せっかく1600 mのレースとして50年近くの歴史を積み重ねてきたのに、もったいない…何ていうのはオッサンのノスタルジーだろうか。

 レースにいってみたい。
 フルゲートの18頭が揃った。登り馬から実績馬まで多彩なメンバー。混戦模様だ。
 本命は◎ウインプリメーラ。前走で待望の初重賞を勝利したように京都は大の得意。1400 mは初めてだが、スッと前につけられる脚質で、むしろ向きそうな気も。馬場の悪化はやや重までに留まってほしいところ。
 推奨穴馬は、リーサルウェポンスナッチマインド。馬場が悪化すればさらに怖い。

 ダイヤモンドSは東京の平地で最長距離のレース。今年は16頭が参戦。うれしいことだ。長距離レースがもっと盛り上がってほしい。
 本命はファタモルガーナ。叩き2走目で。

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2016年2月18日木曜日

【5歳の息子の病気】おたふく風邪? ただの風邪? その正体は…

 5歳(年中組)の息子の病気に振り回された一週間だった。その顛末を記録しておく。

【発症】
 息子が2月9日頃から「耳が痛い」と言い出した。おそらく中耳炎だろうと思っていたのだが、妻が保育園に迎えにいったところ、先生から衝撃の通告が。
「おたふく風邪かもしれません」
 ええ~っ、流行中のおたふく風邪とは。しかし考えてみれば、咳が出るので中耳炎ではなさそうだ。耳が痛いのは耳下腺が腫れているのかもしれない。症状が軽いのは予防接種をしていたからか。そうだ。これはおたふく風邪に違いない。来週の前半まで休みかなあ。
 などと考えながら家に帰ると、息子はピンピンしていて、食欲も満点。医者は
「耳下腺も腫れてないし、今のところおたふく風邪とは言えない。たぶん違うと思う」
という見立て。咳止めを処方してもらって帰ってきた。
 ただの風邪なのだろうか?

【やっぱりおたふく?】
 11~12日にかけて、息子は咳が少し出るが、食欲もあり、姉と遊ぶ元気もある。
「おたふくにしろ、そうでないにしろ、じきに治りそうやな」
と思っていた。ただ気になるのは耳の痛みが増していること。「昨日よりも痛い」のだそうだ。
 やっぱりおたふく風邪なのだろうか。そうに違いない。おたふく風邪だけど、予防接種のお陰で軽い症状で済んでいるのだろう。

【やっぱり風邪?? どっちやねん】
 まだ耳が痛いというので、13日(土)に念のため医者に再び診てもらった。しかしここでも
「耳下腺は腫れてないし、おたふく風邪ではないですなあ」
という診断。どうやら、おたふく風邪ではないことが確定した。
 やっぱりただの風邪だったのか?…

【咳が悪化し、微熱が】
 咳はまだ出るが体調はよさそうなので、14日(日)にドコモショップに連れていったが、これは失敗だった。そのせいかどうかは分からないが、頬が赤くなり微熱が出た。咳もどんどんひどくなる。おたふく風邪ではないと安心して、調子に乗ってこじらせてしまったようだ。ちゃんと治るまで、油断してはいけませんなあ…。反省。
 結局、15日(月)は妻が仕事を休む羽目に。

【結局、病気の正体は?】
 16日(火)は、咳はひどいが熱はなかったので、保育園へ。しかし少し熱が出たと保育園から連絡があり、妻が早めに仕事を切り上げてくれた(いつもすみません)。そこで先生から再び衝撃の通告。
「りんご病かもしれません」
ええ~っ、りんご病?(←どんな病気かよく知らない)。それはたいへんそうだ(←なにがたいへんかよく知らない)。病名がつくと、たいそうな病気のように感じてしまう。
 再び病院へ。すると
「たしかにりんご病ですなあ。でも、症状が出る(頬が赤くなる)頃にはもう治りかけですし、熱がなかったら明日は保育園に行ってもいいよ」
という診断で、薬も出なかった(orz)。りんご病は潜伏期間が長く、頬が赤くなるころには、すでに他人に感染する時期は過ぎているのだそうだ。何のための診察だったのだろう…。

りんご病(eいくじ)

 でも病名が分かってすっきりした。たしかに思い当たる症状ばかりだ。咳がひどいのは体質だろう。風邪を引くと、いつも咳が残る。
 水曜日は普通に保育園にいった。咳が長引いているのが心配だが、早く完治するといいね。
 息子の病気に振り回された一週間だった。

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2016年2月17日水曜日

【書評】エマニュエル・トッド『「ドイツ帝国」が世界を破滅させる─日本人への警告─』(文春新書)

どこの国でも、お隣の国との関係は難しいようで…


 著者のトッド氏は、古くはソ連の解体を予期し、その後も金融バブルの崩壊やアラブの春を予言するなど、たぐいまれな分析力を持つ歴史学者である。そのトッド氏が、現在のEUでドイツが力を持ちすぎていることに警鐘を鳴らす。
 簡単に言うと、ドイツは旧東欧圏の安価な労働力を使って物を作り、それを売ることによって莫大な利益を得て、まさに一人勝ちの状態である。またその結果、富める国とそうでない国の格差はますます拡大しており、その犠牲者がたとえばギリシャだというのだ。

 そういう目で見ると、ウクライナ問題も、ロシアが一方的に悪いと片付けてはよくないことが分かる。またアメリカの凋落とドイツの台頭が同時に生じていることは偶然ではなく、このままではアメリカとドイツが(第二次大戦以来)再び衝突しかねないとまで論じる。
 そこで鍵を握る国の一つはフランスであり(これは納得)、もう一つはロシア(これは意外)なのだそうだ。また、中国は近いうちに経済が破綻するので、それほど重きをおかなくてもよいという主張も斬新だ。
 などなど、説得力のある主張が繰り広げられる。

 日本についても言及されている。世界におけるいまの日本の立場、またこれからの日本の立場を考えるうえで、日本内部(中の人)からはなかなかでてこない発想が見られた。
 たいへん勉強になりました。

 ただし、断っておかねばならないのは、トッド氏はフランス人だということだ。フランスとドイツの関係は、言わずもがな。対立と融和を繰り返してきた隣国であり、その関係は微妙な緊張関係のうえに成り立っている。地続きである分、日本と韓国の関係よりも、さらに複雑だろう。
 そのフランス人がドイツをこき下ろした本、という見方もできるのかもしれない。

 さすがのトッド氏も、ドイツに対しては見方を誤ってしまったのか、それともトッド氏のいう通り、ドイツの台頭が世界を揺るがすことになるのか。
 歴史が証明してくれるのを待つしかなさそうだ。




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2016年2月15日月曜日

【書評】佐藤多佳子『夏から夏へ』(集英社文庫)

小説家がノンフィクションを書いたら、極上のルポになった


『一瞬の風になれ』(←名作です)を書いた佐藤氏が、07年の世界陸上大阪大会、そして08年の北京オリンピックの4×100 m(4継)リレーを走った4人のアスリートを追ったノンフィクション。「人」にフィーチャーして話を進めていくところが佐藤氏らしい。

 上記の二つの大会は、同じメンバーだった。
 一走は塚原直貴。つねに前向きな、トップバッター向きの選手だ。
 二走は末續慎吾。世界陸上パリ大会の200 mで銅メダル獲得という快挙を成し遂げた、歴史に残るスプリンターである。
 三走は高平慎士。短距離走者にしては異例の細身の体つき。北京後も日本代表の三走をつとめる、三走のスペシャリスト。
 そしてアンカーは朝原宣治。高野進、伊東浩司が切り拓いてきた日本短距離界を、大きく世界に近づけた名スプリンターだ。


 これにリザーブの小島を加えた5人の選手を佐藤氏が丹念に取材し、その人物像やお互いの関係などをルポしていく。そしてその筆致が、いい意味で小説風なのだ。通常のルポでは味わえない読後感だった。よい小説を読んだときのように、心が揺さぶられた。さすがは小説家である。

 まさに『一瞬の風になれ』のノンフィクションバージョン。『一瞬の風になれ』を読んだ人にはもちろんお勧めだ。読んでない人には、二つまとめてお勧めしたい。どちらを先に読むかで、違った感動が得られるだろう。しいて言うなら、先にこちら(ノンフィクション)を読むほうが、小説の感動が倍増するかも。私も、『一瞬の風になれ』を再読したくなった。

 ただ、本書は北京オリンピックの前に書かれたものであり、北京オリンピックでの銅メダルという快挙は書かれていない。続編の北京オリンピック版がないのが非常に残念だ。




夏から夏へ [ 佐藤多佳子 ]
価格:555円(税込、送料込)


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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...