今週は小倉で北九州記念が、札幌で札幌記念が組まれている。
北九州記念が、サマースプリントシリーズに組み入れられるのと同時に1200 mとなってのが、ちょうど10年前。小倉の古馬平地重賞が三つとも中距離で、小倉三冠レースと呼ばれていたのも、昔話となってしまった。
その三つのレースをすべて制して「小倉三冠王」となったのがメイショウカイドウ。武豊を背に、2005年の三つのレースをすべて勝利。その前年の小倉記念も制しており、小倉の重賞を4連勝した小倉大好きホースだった。いまは小倉で誘導馬をしているそうだ。北九州記念でも登場するかもしれない。
レースにいってみたい。
芝1200 mのハンデ戦。ベルカントが単勝1倍台(前日段階)と人気を集めているが、それも納得。暑い時期が大好きな夏女で、前走はアイビスSDを完勝。小倉も昨年のこのレースの勝利を含めて2-1-0-1と大得意。しかし気がかりは56 kgの斤量。牡馬なら58 kgに相当する酷量を背負う。他馬が軽いだけに、少し評価を下げる。
本命はラヴァーズポイント。前走は格上挑戦のCBC賞で2着に入り、ベルカントに先着した。準オープンで勝ちきれなかったのが嘘のような粘り腰は、50 kgの軽ハンデが大きかったと見た。軽い斤量のときによく走るのだろう。1 kg増にとどまる今回は再チャンス。
人気どころで収まる見立てだが、強いて上げるなら推奨穴馬はプリンセスムーン。人気の盲点か。
札幌記念は◎モーリスで仕方なかろう。相手探し。推奨穴馬はハギノハイブリッド。
にほんブログ村
2016年8月20日土曜日
2016年8月19日金曜日
【書評】高濱正伸・竹谷和『子どもの「書く力」は家庭で伸ばせる』(実務教育出版)
「子どもに、文章を上手に書けるようになってほしい」という願いをかなえてくれる本。でも「こんな献本、当たらなきゃよかったのに」なんて思いも…
子どもの「書く力を伸ばす」というよりも、子どもに「書くことを好きにさせる」ための本だ。
本書の特徴は「子どもの状態」を説明するのに、多くのページを割いていること。全6章のうちの3章が、ほぼこれにあてられている。いわゆるhow toに近いのは、最後の第6章のみだ。
「子どもの状態」とは、小学生がどの程度の語彙や表現力を持ち、どの程度の書く力を持っているかということ。子どもにはそれぞれの発達に応じた段階があり、いきなり大人のような文章が書けるわけではないということが、繰り返し述べられる。親から見ると、ついつい大人を基準にしてしまうが、それを子どもに当てはめてはいけないのだ。
言われてみれば当たり前だ。しかしわが子の作文を目にすると、ついついあれやこれや言いたくなってしまう。そこをぐっとこらえて「これでいいのだ」と子どもにも自分にも言い聞かせることにより、子どもは作文が好きになり、自然に伸びていくのである。
「好きこそものの上手なれ」
という諺を思い出させてもらった。
本書では「上手な作文を書くためのコツ」や「こういうことに気をつけて書こう」などの「how to」にはほとんど触れられていない。そういう意味では書名には偽りありかもしれないが(笑)、期待は裏切らない。
「子どもに、文章を上手に書けるようになってほしい」
という親の願いは、本書によってかなえられるだろう。
ところが、本書を読むのはつらかった。実はわが家では2年前にちょっとした出来事があり、それが本書の献本を申し込んだ理由の一つでもあった。
2年前、娘は小学1年生。夏休みに初めての読書感想文に取り組んだ。長い文章を書いたり原稿用紙を使ったりするのは初めてだったが、何とか書き終えた。そこでわれわれ両親のとった行動は、最悪のもの。娘の初めての作文にダメ出しをしたのだ。
「これは作文とは言えない」
「あらすじを追っているだけで感想がない」
「わたしはもっと上手だった」
などなど、「決してやってはいけません」の見本みたいな対応をしてしまった…。
この出来事が頭に残っていたこともあり、本書の献本を申し込んだ。首尾よく当選させてもらったのだが…、読んでいるときは「当たらなきゃよかったのに」と思うこともあった。やはりあのときの対応は間違っていたのだ。娘よ、すみませんでした。
娘は大の読書家で、暇があれば本を読んでいるほどの本好きなのだが、そのわりに文章を書こうとしないのは、やはりこのときのことが原体験となっているのだろう。「そうかもしれない」とは思っていたが、本書を読んで確信に変わった。子どものやる気や才能を摘んでしまったことを突きつけられているようで、本書を読むのはつらかった。
救われたのは高濱氏の「おわりに」を読んだとき。高濱氏もずっと書くことにコンプレックスがあったのだが、中学生のときにきっかけがあって書く気になり、書くのが苦にならなくなったのだという。わが家も、娘の「書く気」が出てくるのを待つことにしよう。
幸いなことに、小学校の担任の先生の方針もあって、娘は少しずつ「書く気」を取り戻しつつあるように思う。去年は書かなかった読書感想文を、今年は「書こうかな」と言っている。今度は娘の「書く気」を大事にしてあげたい。
にほんブログ村
子どもの「書く力を伸ばす」というよりも、子どもに「書くことを好きにさせる」ための本だ。
本書の特徴は「子どもの状態」を説明するのに、多くのページを割いていること。全6章のうちの3章が、ほぼこれにあてられている。いわゆるhow toに近いのは、最後の第6章のみだ。
「子どもの状態」とは、小学生がどの程度の語彙や表現力を持ち、どの程度の書く力を持っているかということ。子どもにはそれぞれの発達に応じた段階があり、いきなり大人のような文章が書けるわけではないということが、繰り返し述べられる。親から見ると、ついつい大人を基準にしてしまうが、それを子どもに当てはめてはいけないのだ。
言われてみれば当たり前だ。しかしわが子の作文を目にすると、ついついあれやこれや言いたくなってしまう。そこをぐっとこらえて「これでいいのだ」と子どもにも自分にも言い聞かせることにより、子どもは作文が好きになり、自然に伸びていくのである。
「好きこそものの上手なれ」
という諺を思い出させてもらった。
本書では「上手な作文を書くためのコツ」や「こういうことに気をつけて書こう」などの「how to」にはほとんど触れられていない。そういう意味では書名には偽りありかもしれないが(笑)、期待は裏切らない。
「子どもに、文章を上手に書けるようになってほしい」
という親の願いは、本書によってかなえられるだろう。
ところが、本書を読むのはつらかった。実はわが家では2年前にちょっとした出来事があり、それが本書の献本を申し込んだ理由の一つでもあった。
2年前、娘は小学1年生。夏休みに初めての読書感想文に取り組んだ。長い文章を書いたり原稿用紙を使ったりするのは初めてだったが、何とか書き終えた。そこでわれわれ両親のとった行動は、最悪のもの。娘の初めての作文にダメ出しをしたのだ。
「これは作文とは言えない」
「あらすじを追っているだけで感想がない」
「わたしはもっと上手だった」
などなど、「決してやってはいけません」の見本みたいな対応をしてしまった…。
この出来事が頭に残っていたこともあり、本書の献本を申し込んだ。首尾よく当選させてもらったのだが…、読んでいるときは「当たらなきゃよかったのに」と思うこともあった。やはりあのときの対応は間違っていたのだ。娘よ、すみませんでした。
娘は大の読書家で、暇があれば本を読んでいるほどの本好きなのだが、そのわりに文章を書こうとしないのは、やはりこのときのことが原体験となっているのだろう。「そうかもしれない」とは思っていたが、本書を読んで確信に変わった。子どものやる気や才能を摘んでしまったことを突きつけられているようで、本書を読むのはつらかった。
救われたのは高濱氏の「おわりに」を読んだとき。高濱氏もずっと書くことにコンプレックスがあったのだが、中学生のときにきっかけがあって書く気になり、書くのが苦にならなくなったのだという。わが家も、娘の「書く気」が出てくるのを待つことにしよう。
幸いなことに、小学校の担任の先生の方針もあって、娘は少しずつ「書く気」を取り戻しつつあるように思う。去年は書かなかった読書感想文を、今年は「書こうかな」と言っている。今度は娘の「書く気」を大事にしてあげたい。
楽天ブックス
|
にほんブログ村
【中央競馬予想と与太話】TVQ杯(2016)~小郡違い~
お盆を過ぎて暑さもマシになるかと思いきや、まさにピークの猛暑。この暑さを振り払う大当たりといきたいところだ。
そんな土曜の小倉メインはTVQ杯。他の特別2レースは小郡特別と青島特別である。九州には小倉しか競馬場がないため、レース名に九州中の地名が出てくるのが面白い。
「あれ、でも小郡って山口県では?」
と思って調べてみると、福岡県には小郡市があり、福岡市や久留米市のベッドタウンとなっているそうだ。一方、山口県にかつて小郡町があり、いまは合併して山口市の一部となっている。よくある「小郡違い」なのかもしれない。しかしなぜ私の脳には、山口県の小郡のほうが強く刻まれていたのだろうか。
レースにいってみたい。
TVQ杯はダート1700 mの1000万条件のハンデ戦。いかにもローカルの土曜のメインという条件だ。今年はフルゲートの16頭が揃った。先週も書いたが、今夏の小倉は出走頭数が多いように思う。
3歳馬が不在となれば、降級馬を狙うのが定石だろうが、あえて本命は◎サンタエヴィータ。ダートの10戦中、掲示板を外したのは2回だけという安定株だ。2走前に崩れているが、府中が苦手だったということにしておきたい。比較的相手に恵まれたここは、惜敗に終止符を打つチャンス。
推奨穴馬はアドマイヤシャイ。降級馬だが意外に人気がないようだ。
にほんブログ村
そんな土曜の小倉メインはTVQ杯。他の特別2レースは小郡特別と青島特別である。九州には小倉しか競馬場がないため、レース名に九州中の地名が出てくるのが面白い。
「あれ、でも小郡って山口県では?」
と思って調べてみると、福岡県には小郡市があり、福岡市や久留米市のベッドタウンとなっているそうだ。一方、山口県にかつて小郡町があり、いまは合併して山口市の一部となっている。よくある「小郡違い」なのかもしれない。しかしなぜ私の脳には、山口県の小郡のほうが強く刻まれていたのだろうか。
レースにいってみたい。
TVQ杯はダート1700 mの1000万条件のハンデ戦。いかにもローカルの土曜のメインという条件だ。今年はフルゲートの16頭が揃った。先週も書いたが、今夏の小倉は出走頭数が多いように思う。
3歳馬が不在となれば、降級馬を狙うのが定石だろうが、あえて本命は◎サンタエヴィータ。ダートの10戦中、掲示板を外したのは2回だけという安定株だ。2走前に崩れているが、府中が苦手だったということにしておきたい。比較的相手に恵まれたここは、惜敗に終止符を打つチャンス。
推奨穴馬はアドマイヤシャイ。降級馬だが意外に人気がないようだ。
にほんブログ村
2016年8月16日火曜日
年長組の息子と映画を観にいった【劇場版 仮面ライダーゴースト 100の眼魂とゴースト運命の瞬間/劇場版 動物戦隊ジュウオウジャー ドキドキサーカスパニック!】
夏休み、娘はキャンプに参加するのだが、息子はまだ無理なので、代わりに映画に行くことになった。選んだ映画はもちろんヒーローもの。ゴーストとジュウオウジャーの2本立てだ。
上映開始からまだ1週間なので混んでいるかと思いきや、意外に空いていたのはラッキー。朝イチの上映だったから空いていたのかもしれない。真ん中あたりの、よい席で観ることができた。
息子は入場者プレゼントのガンバライジングカードに大興奮。その日の夕方にさっそくゲームに興じていた。もう一つ、仮面ライダーブットバソウル用のメダルももらった。調べてみると、どうも新しいゲームのようだ。息子にはしばらく黙っていることにしよう…。
まずはジュウオウジャーから上映開始。シャーク、ライオン、エレファント、タイガーの4人が悪のサーカス団に捕らえられ、それをイーグルとザワールドが助けに行くという展開。一緒に捕らえられた子どもたちの応援を力に変えて難敵をやっつけるというありがちなストーリーだったが、まあこんなものか。
続いてゴースト。時間的にも長く、こちらがメインのようだ。
仮面ライダーダークゴーストが作った異世界では、眼魂(アイコン)から解き放たれた英雄たちがワイワイと暮らしていた。そこにゴースト一行もたどり着き、敵であるダークゴーストに、英雄たちとともに立ち向かう。鍵を握る英雄がダーウィンというところがシブい。また、ベートーベンやモーツァルトの役を演じたのは氣志團のメンバー。映画のなかで主題歌を披露した。さらに、沢村一樹がお父さん役として登場したのにもビックリ。
ストーリーは、主人公のタケルが自らの命を犠牲にするシーンが涙を誘うなど、なかなかよく練られていたが、息子にはちょっと難しかったようだ。
息子は、約2時間の上映中、まったく気をそらすことなく映画に集中。この集中力が別のところに発揮されれば…といういつもの愚痴がついつい出てしまう(笑)。
映画の後は、串揚げ屋さんでたらふく(デザートを)食べた。幼児無料はありがたい。
息子に「何が一番面白かった?」と聞くと
「仮面ライダーエグゼイドがちょっと出てきたのが面白かったで~」
とのこと。映画の途中に、ゴーストの次の仮面ライダーであるエグゼイドが少しだけ出てきたのだ。エグゼイドはゲームバトルが現実世界になったという設定。ストリートファイターの実写版のイメージだ。
ゲームと仮面ライダーの組み合わせに、息子は早くも魂が吸い取られている。テレビ朝日さん、やめてほしいなあ…。
にほんブログ村
ゴーストとジュウオウジャーの2本立て
息子は入場者プレゼントのガンバライジングカードに大興奮。その日の夕方にさっそくゲームに興じていた。もう一つ、仮面ライダーブットバソウル用のメダルももらった。調べてみると、どうも新しいゲームのようだ。息子にはしばらく黙っていることにしよう…。
まずはジュウオウジャーから上映開始。シャーク、ライオン、エレファント、タイガーの4人が悪のサーカス団に捕らえられ、それをイーグルとザワールドが助けに行くという展開。一緒に捕らえられた子どもたちの応援を力に変えて難敵をやっつけるというありがちなストーリーだったが、まあこんなものか。
続いてゴースト。時間的にも長く、こちらがメインのようだ。
仮面ライダーダークゴーストが作った異世界では、眼魂(アイコン)から解き放たれた英雄たちがワイワイと暮らしていた。そこにゴースト一行もたどり着き、敵であるダークゴーストに、英雄たちとともに立ち向かう。鍵を握る英雄がダーウィンというところがシブい。また、ベートーベンやモーツァルトの役を演じたのは氣志團のメンバー。映画のなかで主題歌を披露した。さらに、沢村一樹がお父さん役として登場したのにもビックリ。
ストーリーは、主人公のタケルが自らの命を犠牲にするシーンが涙を誘うなど、なかなかよく練られていたが、息子にはちょっと難しかったようだ。
息子は、約2時間の上映中、まったく気をそらすことなく映画に集中。この集中力が別のところに発揮されれば…といういつもの愚痴がついつい出てしまう(笑)。
映画の後は、串揚げ屋さんでたらふく(デザートを)食べた。幼児無料はありがたい。
ソフトクリームをむさぼる息子
息子に「何が一番面白かった?」と聞くと
「仮面ライダーエグゼイドがちょっと出てきたのが面白かったで~」
とのこと。映画の途中に、ゴーストの次の仮面ライダーであるエグゼイドが少しだけ出てきたのだ。エグゼイドはゲームバトルが現実世界になったという設定。ストリートファイターの実写版のイメージだ。
ゲームと仮面ライダーの組み合わせに、息子は早くも魂が吸い取られている。テレビ朝日さん、やめてほしいなあ…。
仮面ライダーエグゼイド
にほんブログ村
【書評】東野圭吾『むかし僕が死んだ家』(講談社文庫)
ミステリーらしいミステリー
妻が図書館で借りてきた、初期の東野小説。「僕」が元カノと山奥の屋敷を訪れるという、いかにもミステリーな設定。一枚ずつ皮がはがされていくように、徐々に謎が明らかになっていくため、グイグイ引き込まれていく。
ラストですべてのピースが埋まる心地よさは、さすが東野氏。やや現実離れした設定だが、そこがいい。
ミステリーらしいミステリーを読みたいときにおすすめの一冊。
【あらすじ】
結婚して子どももいる元カノに呼び出され、山奥の奇妙な屋敷を訪れることになった「僕」。その屋敷に、元カノの記憶を取り戻す鍵があるのだという。徐々に蘇る元カノの記憶と、少しずつ見えてくる奇妙な屋敷の意味。どうして死ぬのは「僕」なのか。鮮やかなラストですべてが明らかに。
楽天ブックス
|
にほんブログ村
小3の娘の、初めてのメガネ~どのタイミングで作るべきか~
先日、小学3年生の娘が、人生初のメガネを作った。なかなか可愛らしく、よく似合っている。本人も気に入っているようで、何よりだ。
しかし、ここに来るまでには長い経緯があった。
【近眼が発覚】
実は、娘の近眼が発覚したのはずいぶん前のこと。小学校に入る前だったと思う。テレビで野球中継を見ていると、点数がまったく見えていないことが判明。後日に眼科に行ったところ、かなり近眼が進んでいた。
ちなみに父親の私もかなりの近眼で、メガネなしでは生活できない。とはいえ、初メガネを買ったのは小学5年のときだった。
【視力は回復するのか】
私もそうだったが、特に妻が「就学前からメガネは可哀想」という思いが強く、まずは視力回復について調べた。その結果わかったのは、視力が回復する「可能性はある」ということ。ざっくり言うと、目の中にある、遠くにピントを合わせる筋肉を鍛えることにより、近視が治るという原理だ。
で、その筋肉を鍛える方法の一つが立体視である。じーっと見ていると別の絵が浮かび上がるステレオグラムを見ることにより、遠くにピントを合わせる筋肉が鍛えられる。下記のような本がいろいろ出ている(「どんどんよくなる」は大げさだが)。
【立体視トレーニング】
「視力回復」で検索するといろいろ怪しげな商売が出てくるが、ここで行われていることも原理は同じなのだろう。まったくの誇大広告ではないのだと思われる。しかし、全員の視力が回復するわけではない。大げさだが、プール教室に通ったところで、みんながオリンピック選手になれるわけではないのと同じことだ。何事も努力(トレーニングを頑張る)と才能(近視の遺伝子)のかけ算なのである。娘は努力面にも才能面にも不安満載だったので、本で頑張ることにした。
娘はそれから毎日、朝と晩に10分ずつ立体視トレーニングをすることになった。子どもが、単調で面倒なトレーニングを続けるのはしんどいだろう。サボることも多かったが、少しずつでも続けた効果はあったように感じる。回復こそしなかったものの、小3になるまで0.3~0.5程度の視力を保つことができたのは、トレーニングのお陰だったと思う。
【ついにメガネを購入】
とはいえ、学校の席はいつも一番前。外で友達に会っても、目を細めて相手を確認しなければならない。だんだん
「早くメガネ作るほうがいいんとちゃう?」
という状態になってきたが、娘は恥ずかしいらしく、作るのを嫌がる。
そんなときに、仲のよい友達がメガネを作った。急に視力が落ちたそうだ。難色を示していた娘も、これを機に「作ってもいいかな」と思い、ようやく作ったのが下のメガネ。茶色とピンクの落ち着いた色合いで、娘も気に入っている。
【近視の原因は】
こんな経緯があって、ついに作った初めてのメガネ。矯正後の視力が0.5という緩いメガネだが、よく見えるようで、思ったよりも積極的にメガネをかけている。よく見えると世界が変わるよね。おそらく早々に、常時メガネをつけることになるだろう。
近眼の原因には、姿勢の悪さなどいろいろあるが、結局は遺伝の影響が最も大きいそうだ。娘は私の近眼遺伝子を受け継いでしまったのだろう。すみません。似てほしくないところほど似てしまうなあ…。
にほんブログ村
しかし、ここに来るまでには長い経緯があった。
【近眼が発覚】
実は、娘の近眼が発覚したのはずいぶん前のこと。小学校に入る前だったと思う。テレビで野球中継を見ていると、点数がまったく見えていないことが判明。後日に眼科に行ったところ、かなり近眼が進んでいた。
ちなみに父親の私もかなりの近眼で、メガネなしでは生活できない。とはいえ、初メガネを買ったのは小学5年のときだった。
【視力は回復するのか】
私もそうだったが、特に妻が「就学前からメガネは可哀想」という思いが強く、まずは視力回復について調べた。その結果わかったのは、視力が回復する「可能性はある」ということ。ざっくり言うと、目の中にある、遠くにピントを合わせる筋肉を鍛えることにより、近視が治るという原理だ。
で、その筋肉を鍛える方法の一つが立体視である。じーっと見ていると別の絵が浮かび上がるステレオグラムを見ることにより、遠くにピントを合わせる筋肉が鍛えられる。下記のような本がいろいろ出ている(「どんどんよくなる」は大げさだが)。
【立体視トレーニング】
「視力回復」で検索するといろいろ怪しげな商売が出てくるが、ここで行われていることも原理は同じなのだろう。まったくの誇大広告ではないのだと思われる。しかし、全員の視力が回復するわけではない。大げさだが、プール教室に通ったところで、みんながオリンピック選手になれるわけではないのと同じことだ。何事も努力(トレーニングを頑張る)と才能(近視の遺伝子)のかけ算なのである。娘は努力面にも才能面にも不安満載だったので、本で頑張ることにした。
娘はそれから毎日、朝と晩に10分ずつ立体視トレーニングをすることになった。子どもが、単調で面倒なトレーニングを続けるのはしんどいだろう。サボることも多かったが、少しずつでも続けた効果はあったように感じる。回復こそしなかったものの、小3になるまで0.3~0.5程度の視力を保つことができたのは、トレーニングのお陰だったと思う。
【ついにメガネを購入】
とはいえ、学校の席はいつも一番前。外で友達に会っても、目を細めて相手を確認しなければならない。だんだん
「早くメガネ作るほうがいいんとちゃう?」
という状態になってきたが、娘は恥ずかしいらしく、作るのを嫌がる。
そんなときに、仲のよい友達がメガネを作った。急に視力が落ちたそうだ。難色を示していた娘も、これを機に「作ってもいいかな」と思い、ようやく作ったのが下のメガネ。茶色とピンクの落ち着いた色合いで、娘も気に入っている。
娘の初めてのメガネ
【近視の原因は】
こんな経緯があって、ついに作った初めてのメガネ。矯正後の視力が0.5という緩いメガネだが、よく見えるようで、思ったよりも積極的にメガネをかけている。よく見えると世界が変わるよね。おそらく早々に、常時メガネをつけることになるだろう。
近眼の原因には、姿勢の悪さなどいろいろあるが、結局は遺伝の影響が最も大きいそうだ。娘は私の近眼遺伝子を受け継いでしまったのだろう。すみません。似てほしくないところほど似てしまうなあ…。
にほんブログ村
2016年8月15日月曜日
【お父さんの週末料理】2016年8月2・3・13・14日~妻の誕生祝い~
わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
家族構成は父(40代半ば)、母(年齢非公表)、娘(小3)、息子(年長組)の4人である。
◆昼ご飯◆
この日はちょっと手抜きして、バロー名物18円コロッケをメインに。コロッケはもちろん好評。
他はサラダ、スープ、ウズラ卵のフライ、ご飯。
◆晩ご飯◆
娘が選んだ「本日の魚」はチダイ。小さいのを2匹、塩焼きにした。旬なのか、安くて美味しかった。
他はサラダ、スープ、冷やし中華。
◆昼ご飯◆
久しぶりに天津飯を作った。卵を焼いてご飯に乗っけるのは娘が担当。息子が「天津飯○○(娘の名前)スペシャル、めっちゃ美味しい~」と感激していた。
他はサラダ、スープ、ソーセージ。息子が「もっとソーセージ~」とバカ食いモードに入っていた。
◆晩ご飯◆
そろそろトマトの季節も終わりなので、もう一度トマトカップグラタンを作ろうということになった。まずはトマトをくりぬく。前回は頑張ってほじりすぎて薄くなったので、今回はほどほどに。
ほじったトマトとご飯と溶けるチーズを混ぜ合わせ、トマトに詰めてオーブントースターへ。美味しそう~。
トマトカップ料理は見た目は華やかで爽やかなのだが、トマトを丸ごと1個食べるのは意外にガッツがいる。ところが子どもたちは「トマト美味しいで~」とペロリ。大好評でした。
他はサラダ、スープ、竜田揚げ。竜田揚げは翌日の弁当用にと思っていたのだが、もも肉1枚分ではちょっと少なかった。
◆晩ご飯◆
この日は息子と映画に行ったので、晩ご飯のみ。息子が選んだ「本日の魚」はアジ。2枚に下ろしてもらって、トマトソースで食べた。娘も息子も、わりにうまく骨を取って食べる。
他はサラダ、潮汁、そば。ちょっと少ないかと思ったが、猛暑で夏バテ気味なのでちょうどよかった。
◆昼ご飯◆
メインは麻婆ナス。ナスが美味しい時期の定番メニューだ。いつものように、陳建一氏のレシピで、娘は豆板醤抜き。最初にナスを軽く素揚げするのがポイント。少し手間はかかるが格段に美味しくなる。お試しあれ。息子は大人と同じもの(けっこう辛かった)をハフハフと完食。なぜ姉弟でこうも違うのだろうか。
他はポテサラ、サラダ、中華風スープ。夏バテ気味なので、今回も少なめ。
みんなのきょうの料理 マーボーなす
◆晩ご飯◆
妻の誕生日が近いので、妻をお客さんに見立て、子どもたちが店員さんになり、料理を振る舞った。こどもびいるで乾杯の後、まず前菜はサラダ。
スープは冷製のテキポタ。娘は「温かいほうが美味しい」との評価。
パスタは息子が選んだ市販のトマトバジルソース。なかなかグーだった。
メインは、これまた息子が選んだ牛肉の切り落とし(何でやねん)。シンプルに塩を振って焼いた。最近、肉に目がない息子は「グー×10」の高評価。
大したものは出せなかったが、妻もそれなりに喜んでくれたかな。子どもたちが作ってくれるようになると嬉しいのだが、それはまだ先の話だ。
にほんブログ村
家族構成は父(40代半ば)、母(年齢非公表)、娘(小3)、息子(年長組)の4人である。
8月2日(火)
2日と3日は私が夏休みだった。◆昼ご飯◆
この日はちょっと手抜きして、バロー名物18円コロッケをメインに。コロッケはもちろん好評。
他はサラダ、スープ、ウズラ卵のフライ、ご飯。
◆晩ご飯◆
娘が選んだ「本日の魚」はチダイ。小さいのを2匹、塩焼きにした。旬なのか、安くて美味しかった。
他はサラダ、スープ、冷やし中華。
8月3日(水)
◆昼ご飯◆
久しぶりに天津飯を作った。卵を焼いてご飯に乗っけるのは娘が担当。息子が「天津飯○○(娘の名前)スペシャル、めっちゃ美味しい~」と感激していた。
他はサラダ、スープ、ソーセージ。息子が「もっとソーセージ~」とバカ食いモードに入っていた。
娘の作った天津飯。息子が感激していた
◆晩ご飯◆
そろそろトマトの季節も終わりなので、もう一度トマトカップグラタンを作ろうということになった。まずはトマトをくりぬく。前回は頑張ってほじりすぎて薄くなったので、今回はほどほどに。
まずはトマトをくりぬく
ほじったトマトとご飯と溶けるチーズを混ぜ合わせ、トマトに詰めてオーブントースターへ。美味しそう~。
トマトカップグラタン完成
トマトカップ料理は見た目は華やかで爽やかなのだが、トマトを丸ごと1個食べるのは意外にガッツがいる。ところが子どもたちは「トマト美味しいで~」とペロリ。大好評でした。
他はサラダ、スープ、竜田揚げ。竜田揚げは翌日の弁当用にと思っていたのだが、もも肉1枚分ではちょっと少なかった。
8月13日(土)
◆晩ご飯◆
この日は息子と映画に行ったので、晩ご飯のみ。息子が選んだ「本日の魚」はアジ。2枚に下ろしてもらって、トマトソースで食べた。娘も息子も、わりにうまく骨を取って食べる。
他はサラダ、潮汁、そば。ちょっと少ないかと思ったが、猛暑で夏バテ気味なのでちょうどよかった。
8月14日(日)
◆昼ご飯◆
メインは麻婆ナス。ナスが美味しい時期の定番メニューだ。いつものように、陳建一氏のレシピで、娘は豆板醤抜き。最初にナスを軽く素揚げするのがポイント。少し手間はかかるが格段に美味しくなる。お試しあれ。息子は大人と同じもの(けっこう辛かった)をハフハフと完食。なぜ姉弟でこうも違うのだろうか。
他はポテサラ、サラダ、中華風スープ。夏バテ気味なので、今回も少なめ。
みんなのきょうの料理 マーボーなす
◆晩ご飯◆
妻の誕生日が近いので、妻をお客さんに見立て、子どもたちが店員さんになり、料理を振る舞った。こどもびいるで乾杯の後、まず前菜はサラダ。
サラダ
スープは冷製のテキポタ。娘は「温かいほうが美味しい」との評価。
冷たいテキポタ
パスタは息子が選んだ市販のトマトバジルソース。なかなかグーだった。
トマトバジルソースのパスタ
メインは、これまた息子が選んだ牛肉の切り落とし(何でやねん)。シンプルに塩を振って焼いた。最近、肉に目がない息子は「グー×10」の高評価。
牛肉の切り落としの塩焼き
大したものは出せなかったが、妻もそれなりに喜んでくれたかな。子どもたちが作ってくれるようになると嬉しいのだが、それはまだ先の話だ。
にほんブログ村
登録:
投稿 (Atom)
【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)
2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。 スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。 スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...
-
さて、いよいよ「なんば」の謎に迫っていこう。 といっても「なんば」の意味自体は謎でもなんでもなく、要するにネギのことである。いったい、前回の長い前振りは何だったのだろうか…。 要するに、「鳥そば」といえば鳥肉入りのそば、「鳥なんばそば」といえば鳥肉とネギの入ったそばを意味す...
-
わが家では土曜、日曜の晩ご飯は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。 家族構成は父(アラフィフ)、母(年齢非公表)、娘(高2)、息子(中2)の4人。 娘は中間テストが終わって部活モードに復帰。息子は相変わらず週末は野球三昧。 10月12...
-
2017年7月、45歳を目前に、突如ランニングを始めた。現在は52歳。 2020年12月の神戸トライアルマラソンでサブ3を達成! 自己ベストは2024年3月のびわ湖マラソンの2時間54分台。 ◆総 評◆ 福知山マラソン5週前。気温が下がり、ようやく日中に普通に走れる...