2016年11月5日土曜日

【中央競馬予想と与太話】みやこS、アルゼンチン共和国杯(2016)~父子で例外~

 今週は京都でみやこステークスが、東京でアルゼンチン共和国杯が組まれている。
 アルゼンチン共和国杯は今年で54回目を迎える、伝統のハンデGIIだ。ハンデ戦のGIIは、このレースの他には日経新春杯と目黒記念の二つだけである。すべて長距離のレースというのは何かの偶然なのだろうか。
 このレースは、勝ち馬が有馬記念やJCで穴人気して惨敗するのが基本であり、GIにはあまり結びつかないレースといえる。その例外が、スクリーンヒーローとゴールドアクターの父子。父はこのレースに続いてJCを、息子は有馬記念を勝ってGI馬となった。強くなるときは一気に力をつける血統なのかもしれない。

 レースにいってみたい。
 ハンデ戦のわりにはそれほど荒れないレース。本命は◎ヴォルシェーブ。約1年半ぶりに復帰していきなり2着に激走したのが前々走。続く前走で人気に応えて準オープンを卒業し、ここに駒を進めてきた。昇級初戦にしてはハンデが見込まれたが、それだけ実力が評価されているということにしておきたい。オーナーは大魔神佐々木氏。馬名にヴをつけるのがお好きなようだ。
 推奨穴馬はプレストウィック。ひと叩きで上昇。

 みやこSは◎ラニが本命。予定通りの中1週。

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2016年11月4日金曜日

【中央競馬予想と与太話】ファンタジーS、京王杯2歳S(2016)~すばらしいメイスをてにいれた~

 今週から開催が変わり、今年の京都・東京開催もあと4週間。この調子で、あっという間に年末になってしまうのだろう。その前に財布を膨らませたいところだ。

 そんな土曜の京都メインはファンタジーステークス、東京メインは京王杯2歳ステークスである。
 ファンタジーSで人気を集めそうな一頭がブラックオニキス。その昔、同名のゲームがあったのをご存じだろうか。本邦初のRPGといってよいゲームで、MSXやPC8800などでプレイできた。友人がこのゲームをもっていて、たびたびプレイさせてもらったものだ。
 主人公の自分を含むパーティーを組み、地下のダンジョンを探索するというストーリー。いつも
「すばらしいメイスをてにいれた」
までは調子よく進むのだが、その後にクラーケンが出てきて全滅。その先には進めなかった(うろ覚え)。おそらく攻略法があったのだろうが、当時は攻略本も少なく、もちろんインターネットもなかったので、中学生が自力で進めるのは難しかった。
 ちなみにJRAの馬名意味の欄には「黒瑪瑙」とあるが、馬主の岡田牧雄氏は、きっとゲームから名づけたに違いないと独断しておく。


 ゲーム話はこれくらいにして、レースにいってみたい。
 2勝馬は2頭だけで、他の10頭は本賞金400万円の1勝馬。人気は偏っているが、今年も荒れそうな雰囲気が漂っている。
 本命は与太話のネタにした◎ブラックオニキス。ここまで北海道で4戦して2-1-0-1。前走は重賞で2着に頑張った。小柄な牝馬で京都の軽い芝はむしろ向きそう。関東馬がここを使うということは、おそらくレース後は栗東留学でGIを目指すのだろう。長距離輸送をクリアできれば好勝負必至。
 推奨穴馬はモンロー。前走でダートの未勝利戦を勝ち上がった馬だが、新馬戦は芝で素質馬の0.3秒差に頑張っている。

 京王杯2歳Sは◎コウソクストレートが本命。ここまで左回りの1400 mを2戦2勝。もう一丁。

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2016年11月2日水曜日

【書評】小川一水『天冥の標I メニー・メニー・シープ 上・下』(ハヤカワ文庫JA)

小川氏の気合いが感じられる一冊


 小川一水氏による、長編大河SFシリーズの最初の一話。全十話で完結予定で、現在は第九話まで出版されている。完結してから一気に読もうと思っていたのだが、我慢しきれず読み始めてしまった。

 前半はやや退屈だったのだが、物語が動き始めると、そこからは一気呵成に最後まで一直線。そしてラストシーンには唖然呆然。小川氏の気合いを見て取った。
「これから、やりまっせ」
という、読者への宣言なのだろう。
 多くの謎が残されているが、最初の一話なのだから当たり前。これらの伏線がどのように回収されていくのか、小川氏の腕の見せ所だ。

 さっそく第二話を買って読み始めてしまった。やばい…。

【あらすじ】
 時は29世紀初頭。地球から遠く離れた植民星では、若き統治者がすべての資源を握って独裁体制を築いていた。ついに人々は立ち上がり、革命を志す。そこにアンドロイドである《恋人たち(ラバーズ)》、原住生物の《石工(メイスン)》、謎の生物である《咀嚼忍(フェロシアン)》などが絡み、いかにもSF的な多彩なキャラクターが物語を彩る。敵(統治者)側の面々も個性的で、いい味を出している。
 果たして革命は成功するのか。そして、この星には何が隠されているのか。大河小説の冒頭を飾るにふさわしい、壮大なストーリー。

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2016年11月1日火曜日

娘のピアノの発表会【小学3年生、ピアノ歴2年半】

 先日、小3の娘のピアノの発表会があった。小学校に入学してすぐに習い始めたので、ピアノ歴は約2年半だ。
 楽譜がある程度読めるようになるまで、最初の半年ほどはたいへんだった。母親(ピアノ経験者)の鬼レッスンに、涙を流しながら練習していたものだ。それがいまや「お父さん、なんで楽譜読めへんの?」と、読めずに涙していた頃のことなど、すっかり忘れている。練習の成果だねえ。
 最初の半年を乗り越えた後は、自ら練習するようになった。親が言わなくても、ちゃんとピアノに向かって練習している(時間は短いけど)。偉い。ピアノに限らず、地道に練習できることは大きな才能だ。
 そんな感じで当日に。おばあちゃんに買ってもらった発表会用の洋服を着て、準備万端だ。

左胸のお花がポイント

 今年の曲目はショパンのワルツ19番・イ長調。右手が流れるように動くかどうかがポイントだ。半年ほど前から練習を始めたのだが、なかなか流れるようにはいかない。
「でお毎日練習してるし、いずれなんとかなるやろ」
と親も子も油断していたら、いつの間にか夏休みが終わって10月になっていた。
「あと1カ月で大丈夫なのだろうか…」
と不安になってくると練習にも身が入るのか、最後の1カ月でずいぶん上手になり、本番もいい感じで演奏できた。

ショパンを上手に弾いた

 後で調べてみると、この曲はショパン入門としてお勧めの一曲だそうだ。親のひいき目かもしれないが、同じ年頃の子が弾く曲よりも、少し難しいように思った。ピアノを始めてから2年半。しっかり練習して、よくショパンまでたどり着いた。
 練習熱心な娘が来年はどのような曲を聴かせてくれるのか、今から楽しみだ。

 そして今年は、母親との連弾にも挑戦した。「海を見たくま~ピアノ連弾とお話~」という、ピアノの連弾とお話の朗読を組み合わせた、物語風の構成になっている。
 妻と娘は、そのトリを担当。どちらかというと妻のほうが練習不足で心配していたのだが、本番は無難にまとめて最後を締めた。

連弾も無事に成功

 妻も娘もお疲れ様でした。二曲ともなかなかいい感じだったと思う。ただ、来年も連弾に出るなら、もう少し早くから熱心に練習するほうがよいかもね(笑)。

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2016年10月31日月曜日

比良げんき村に行ってきた【小3の娘と年長組の息子】

 10月の3連休に「せっかくやし、どっか行こうか」と子どもたちに行きたいところを聞くと、佐川美術館の三蔵法師展よりもげんき村のほうがよいという。文化的な血は流れていないようだが、体を動かすのもよいことだ。

 というわけで、天気の良さそうな3連休最終日にげんき村へ。げんき村近くの坂道で野生のサルが井戸端会議(?)をしていたのにはビックリ。息子が
「襲ってきたりしいひん?」
とビビっていた(笑)。
 村に到着すると、今までにない人気ぶり。正月に行ったときはほぼ貸し切り状態春に行ったときも空いていたのだが、今回はかなりの来村者だった。テレビか何かで紹介されたのだろうか。

 子どもたちは到着するやいなや、ハイテンションで駆け出していった。娘はロープ登りへ。かなりの高さがあり見ているほうは怖いが、登っている本人はへっちゃら。

ロープ登り。見ているほうは、かなり怖い

 息子も挑戦したが、地上2 mで「こわい~」とギブアップ。高所恐怖症の父の血を引いてしまったのかもしれない…。

父親に似てしまったのか…

 息子は、いつもは真っ先にロング滑り台に向かうのに、この日はなかなか行こうとしない。「お姉ちゃん、行こうよ~」と姉を誘っている。息子が「お姉ちゃん」と呼ぶときは、何かお願い事があるときだ(笑)。どうやら息子は母親の「もしかしたら、さっきのサルが滑り台にいるかもしれんで」という冗談を真に受けて本気で怖がってしまったらしい。よほどサルが怖いようだ。姉についてきてもらい、サルがいないことが分かると安心したそうだ(笑)。

サルはいなかったようだ(笑)

 その後もトランポリンやターザンライダーなどを楽しんだ。最後は息子が疲れたのか「足を打って痛い。もうげんき村には来ない」とすねてしまったので、それを機に帰った。

トランポリン

ターザンライダー

 昔と違い、今の子たちは全力で体を動かす機会が少ないので、こういう施設は貴重ありがたい。また行こう。

 その後はピエリで昼食。ソファーを買うことも目的だったのだが、夫婦の意見が合わず、この日は買えなかった…。

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【お父さんの週末料理】2016年10月29・30日~タチウオが美味しかった~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代半ば)、母(年齢非公表)、娘(小3)、息子(年長組)の4人である。

 先週は私が出張だった。今週もいろいろ予定があり、土・日とも晩ご飯だけ作った。

 10月29日(土) 
昼は小学校のお祭りがあったので、別々に食べた。

◆晩ご飯◆
 晩ご飯のメインはチキンソテー。妻と娘がピアノ発表会のリハーサルで遅くなったので、みんなお腹が減っており、モリモリ完食した。
 他はサラダ、スープ、焼きうどん。野菜が高いのでサラダはしょぼめ。

 10月30日(日) 
昼はピアノ発表会で外食。

◆晩ご飯◆
 晩ご飯のメインはタチウオ。1匹298円とお買い得だったので、2匹を買って1匹を塩焼きに、1匹を刺身にした。塩焼き、刺身とも好評。刺身はいつものごとくご飯にのっけて海鮮丼に。おばあちゃんからもらったイクラも乗せて、豪華な丼になった。特製タレをかけて、飲み物のように完食。
 他はサラダ、スープ、卵入りメカブ。メカブに生卵を加えると、食いつきが3ランクアップする。

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2016年10月30日日曜日

【中央競馬予想の回顧】天皇賞・秋、スワンS、アルテミスS(2016)

 今週は天皇賞。
 ◎モーリスはスタートで挟まれかけたが何とか蓋をされずに好位へ。結果的には、この時点で「勝負あった」だった。外を回して前に取りついたところで直線へ。最後は馬場の真ん中をグイッと抜け出して1馬身半差の完勝。普通に走ればこんなもんだろう。
 馬券は外枠を切っていたため、2着のリアルスティール、3着のステファノスを買っておらず、ハズレ…。

 土曜は京都でスワンS。
 ◎ダンスディレクターは中団から外に出して直線へ。前も開いて、あとは弾けるだけだったのだが、最後はさらに外の2頭にかわされ、逃げ馬も捉えられず、4着まで。流れは向いたと思うのだが…。
 馬券は1着のサトノアラジンは買っていたが、2着のサトノルパンのほうは抑えておらず、ハズレ。サトノ丼とは…。

 東京ではアルテミスS。
 ◎シグルーンは2番手。思ったよりも前の位置取りだ。逃げ馬をかわして、アピールバイオと併せ馬の形で抜け出したが、最後は外の2頭に差されて3着。よく頑張ったが、前の2頭とは3馬身半差。現状での力の差か。
 1、2着は、人気通りリスグラシューフローレスマジック。結果的には、この2頭の決め脚が抜けていた。

 今週は3戦全敗。他もサッパリで散々だった…。

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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...