IUT理論の提唱者である望月氏の盟友である加藤氏が、IUT理論を一般読者にも分かるように易しく解きほぐした。確かに分かりやすく書かれており、この目的は十分に達成されていると言ってよいだろう。
IUT理論が正しいことになれば、数学界のパラダイムシフトとなることがよく分かった。一方で、正しいかどうかはまだ微妙であり、今後の検証が待たれるのが現状のようだ。
IUT理論の内容はかなりかみ砕いて説明されているため、本書からは数学的な真偽はまったく判定できない。判定するにはもっと勉強して、内容に踏み込まないとダメなのだろう。
数学的な内容がある程度分かる人からすれば
「えっ、そんなんアリ?」
と言いたくなるような理論なのかもしれない。
数学におけるコペルニクス的転回となるのか、絵に描いた餅で終わってしまうのか、今後の報告を待ちたい。
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2019年12月12日木曜日
2019年12月11日水曜日
【読書メモ】東山彰良『流』(講談社文庫)
2015年の直木賞受賞作。台湾を舞台にした、ぶっ飛びエンタメ小説だ。ひと昔前のヤンキー漫画のノリで繰り広げられる大活劇に、祖父の殺害犯の謎が絡まり、一気に読ませる秀作。
台湾(国民党)と中国本土(共産党)という「二つの中国」が庶民とどうかかわっっているのか実感できた。台湾と中国本土の微妙な関係がうまく伝えられている。
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台湾(国民党)と中国本土(共産党)という「二つの中国」が庶民とどうかかわっっているのか実感できた。台湾と中国本土の微妙な関係がうまく伝えられている。
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2019年12月9日月曜日
【お父さんの週末料理】2019年11月30日、12月1、7、8日~ピザとケンタ~
わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
家族構成は父(40代半ば)、母(年齢非公表)、娘(小6)、息子(小3)の4人。
先週も少し忙しく、2週間分をまとめて書いた。
◆朝・昼ご飯◆
朝は妻が作ってくれた。土曜の午前中が優雅だ。
昼はマラソンの受付会場ブースで九州ラーメン。細麺ストレートのとんこつスープ。
◆晩ご飯◆
今季初のおでん。あまり好きではないと思っていたが、子どもたちも(具によっては)好きらしい。家族みんなが大好きなのは、やはり卵。これは外せない。糸コンも人気具材だ。息子は大根も好物。
メインはめばるの煮付け。おでんのだし汁に醤油を足して煮たら美味しかった。
他は五穀米、サラダ、即席フカヒレスープ。
◆朝・昼ご飯◆
朝はきゅうり、鰤照り焼き、バナナ、五穀米。
昼はマラソンを走り終えてから、母に中華料理をご馳走になった。応援に来てもらったうえに、ご馳走様でした。
◆晩ご飯◆
特価の鶏むね肉をオーブンでまとめて焼いた。ニンニクとコショウのパンチが効いた、ややスパイシーな味わい。われながら、なかなかグー。
他はおでん、サラダ、ご飯。
◆朝・昼ご飯◆
朝と昼は、妻が卵焼きや水餃子を作ってくれた。前日まで出張だったので、ゆっくりできて助かった。
◆晩ご飯◆
先週のマラソンの完走祝いと、みんなにご協力いただいたお礼で、ピザを取った。シーフードピザは瞬殺。一緒にケンタッキーフライドチキンも食べた。息子も娘もピザに軍配。
他は塩野菜とスープ。
◆朝・昼ご飯◆
朝は前日に作り置いたオコゼのから揚げ。オコゼの開きを買って、から揚げにしたら美味しかった。
他は塩野菜と五穀米。
昼は息子の弁当ついでに妻が作ってくれた。豚肉と卵焼き。
◆晩ご飯◆
今週も肉をまとめ焼き。豚ステーキ肉と手羽元を自家製ガーリック醤油タレに漬け込み、オーブンで焼いた。娘は気に入ったが、噛むのが苦手な息子はやや苦戦。噛む力をつけましょう…。
他は豚肉ガーリック醤油とグリーン豆の炒め物。
ハムと厚揚げの煮物、豚肉と大根の土手煮、リサイクル炒め。今週もたくさん作った。明日から食べてください。
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家族構成は父(40代半ば)、母(年齢非公表)、娘(小6)、息子(小3)の4人。
先週も少し忙しく、2週間分をまとめて書いた。
11月30日(土)
マラソンの前日受付に行った。娘がついてきてくれた。息子は普通に野球の練習。◆朝・昼ご飯◆
朝は妻が作ってくれた。土曜の午前中が優雅だ。
昼はマラソンの受付会場ブースで九州ラーメン。細麺ストレートのとんこつスープ。
マラソンのブースで食べた九州ラーメン
◆晩ご飯◆
今季初のおでん。あまり好きではないと思っていたが、子どもたちも(具によっては)好きらしい。家族みんなが大好きなのは、やはり卵。これは外せない。糸コンも人気具材だ。息子は大根も好物。
メインはめばるの煮付け。おでんのだし汁に醤油を足して煮たら美味しかった。
他は五穀米、サラダ、即席フカヒレスープ。
めばるの煮付け
12月1日(日)
私は朝からマラソン大会へ。娘と妻と母が応援に来てくれて、息子は一人で昼食を食べて野球の練習に行ってくれた。みんなありがとう。◆朝・昼ご飯◆
朝はきゅうり、鰤照り焼き、バナナ、五穀米。
昼はマラソンを走り終えてから、母に中華料理をご馳走になった。応援に来てもらったうえに、ご馳走様でした。
◆晩ご飯◆
特価の鶏むね肉をオーブンでまとめて焼いた。ニンニクとコショウのパンチが効いた、ややスパイシーな味わい。われながら、なかなかグー。
他はおでん、サラダ、ご飯。
12月7日(土)
いつも通り、息子が昼から野球の練習。◆朝・昼ご飯◆
朝と昼は、妻が卵焼きや水餃子を作ってくれた。前日まで出張だったので、ゆっくりできて助かった。
◆晩ご飯◆
先週のマラソンの完走祝いと、みんなにご協力いただいたお礼で、ピザを取った。シーフードピザは瞬殺。一緒にケンタッキーフライドチキンも食べた。息子も娘もピザに軍配。
他は塩野菜とスープ。
シーフードピザ。一瞬でなくなった
ケンタッキーフライドチキン。「まあまあ」らしい
12月8日(日)
この日は息子は朝から練習。娘も昼から浜大津で用事。◆朝・昼ご飯◆
朝は前日に作り置いたオコゼのから揚げ。オコゼの開きを買って、から揚げにしたら美味しかった。
他は塩野菜と五穀米。
昼は息子の弁当ついでに妻が作ってくれた。豚肉と卵焼き。
オコゼのから揚げ
◆晩ご飯◆
今週も肉をまとめ焼き。豚ステーキ肉と手羽元を自家製ガーリック醤油タレに漬け込み、オーブンで焼いた。娘は気に入ったが、噛むのが苦手な息子はやや苦戦。噛む力をつけましょう…。
左が手羽元、右が豚ステーキ。ちょっと焦げたが美味しかった
他は豚肉ガーリック醤油とグリーン豆の炒め物。
春日井のグリーン豆と炒めた。娘の好物
ハムと厚揚げの煮物、豚肉と大根の土手煮、リサイクル炒め。今週もたくさん作った。明日から食べてください。
右上からハムと厚揚げの煮物、豚肉と大根の土手煮、リサイクル炒め
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2019年12月8日日曜日
【中央競馬予想の回顧】阪神ジュベナイルフィリーズ、中日新聞杯(2019)
今週は阪神JF。
◎レシステンシアは4番人気だが単勝は10倍超。リアアメリアが人気を集めているが、1.8倍とはちょっとかぶりすぎのような。
レースでは、レシステンシアが促してハナへ。2、3番手の馬につつかれてスローには落とせず、1000 mは57秒5。やや速いか。4コーナーで並びかけられたときは、どこまで粘れるか心配したが、直線に入ると後続を一気に突き放し、何と最速の上がりで5馬身差の圧勝。逃げた馬が最速で上がったのだから、まさに完勝劇だった。何と気持ちのよい勝利。
2着争いは推奨穴馬のマルターズディオサが粘るところに2番人気のクラヴァシュドールが襲いかかる。どちらでも馬券は当たり。結果はマルターズディオサが2着を確保し、馬連が何とちょうど1万円の万馬券。そんなにつくとは、嬉しい誤算。
土曜は中日新聞杯。
◎マイネルサーパスは先行集団。4コーナーで前に取りつき、後は抜け出すだけ…と思ったら、手応えほど伸びず、7着。差し馬の流れになってしまった。
勝ったのはサトノガーネット。後方一気を決めた。
今週は2戦1勝。香港も含めて他もちょろちょろ当たって、トータルは大幅プラスを計上した。年末までこの調子でいきたいものだ。
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◎レシステンシアは4番人気だが単勝は10倍超。リアアメリアが人気を集めているが、1.8倍とはちょっとかぶりすぎのような。
レースでは、レシステンシアが促してハナへ。2、3番手の馬につつかれてスローには落とせず、1000 mは57秒5。やや速いか。4コーナーで並びかけられたときは、どこまで粘れるか心配したが、直線に入ると後続を一気に突き放し、何と最速の上がりで5馬身差の圧勝。逃げた馬が最速で上がったのだから、まさに完勝劇だった。何と気持ちのよい勝利。
2着争いは推奨穴馬のマルターズディオサが粘るところに2番人気のクラヴァシュドールが襲いかかる。どちらでも馬券は当たり。結果はマルターズディオサが2着を確保し、馬連が何とちょうど1万円の万馬券。そんなにつくとは、嬉しい誤算。
土曜は中日新聞杯。
◎マイネルサーパスは先行集団。4コーナーで前に取りつき、後は抜け出すだけ…と思ったら、手応えほど伸びず、7着。差し馬の流れになってしまった。
勝ったのはサトノガーネット。後方一気を決めた。
今週は2戦1勝。香港も含めて他もちょろちょろ当たって、トータルは大幅プラスを計上した。年末までこの調子でいきたいものだ。
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2019年12月7日土曜日
【中央競馬予想と与太話】阪神ジュベナイルフィリーズ(2019)~何度も大穴を開けたGI馬~
今週は阪神JF。伝統の2歳牝馬チャンピオン決定戦だ。
2006年に阪神競馬場が改修されてからは、翌春のクラシックにより直結するレースになった。
2005年、改修前の最後のレースの勝ち馬がテイエムプリキュア。アニメのプリキュアシリーズはまだ続いているのだから息が長い。
新馬、条件戦を連勝して2戦無敗でここを迎えたが、なぜか8番人気。しかし、レースでは低評価を覆して、外をマクって差しきった。現在のところ、熊沢騎手の最後の平地GI勝利である。
この後はスランプに陥り、GI勝ちは完全にフロック視されていたが、4年後の日経新春杯をあっと驚く逃げ切り勝ちで大穴を開けた。そこから3走は凡走して元に戻ったかと思いきや、エリザベス女王杯で2着に突っ込み、クィーンスプマンテとのワンツーで3連単100万円超えの超大穴を開けた。その後は5戦すべて2桁着順で引退。全くつかみ所のない馬だった。
子どもたちの成績は今のところパッとしないが、現役時代同様、あっと驚く大物を出すかもしれない。
レースにいってみたい。
牝馬の有力どころが顔を揃え、来春を占うレースになりそうだ。本命は◎レシステンシア。前走のファンタジーSでは馬券でお世話になった。前につけてスッと抜け出すレースセンスのよさを、ここでも発揮してほしい。
推奨穴馬はマルターズディオサ。2勝馬の人気がない。
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2006年に阪神競馬場が改修されてからは、翌春のクラシックにより直結するレースになった。
2005年、改修前の最後のレースの勝ち馬がテイエムプリキュア。アニメのプリキュアシリーズはまだ続いているのだから息が長い。
新馬、条件戦を連勝して2戦無敗でここを迎えたが、なぜか8番人気。しかし、レースでは低評価を覆して、外をマクって差しきった。現在のところ、熊沢騎手の最後の平地GI勝利である。
この後はスランプに陥り、GI勝ちは完全にフロック視されていたが、4年後の日経新春杯をあっと驚く逃げ切り勝ちで大穴を開けた。そこから3走は凡走して元に戻ったかと思いきや、エリザベス女王杯で2着に突っ込み、クィーンスプマンテとのワンツーで3連単100万円超えの超大穴を開けた。その後は5戦すべて2桁着順で引退。全くつかみ所のない馬だった。
子どもたちの成績は今のところパッとしないが、現役時代同様、あっと驚く大物を出すかもしれない。
テイエムプリキュア。netkeiba.comより
レースにいってみたい。
牝馬の有力どころが顔を揃え、来春を占うレースになりそうだ。本命は◎レシステンシア。前走のファンタジーSでは馬券でお世話になった。前につけてスッと抜け出すレースセンスのよさを、ここでも発揮してほしい。
推奨穴馬はマルターズディオサ。2勝馬の人気がない。
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2019年12月6日金曜日
2019年12月3日火曜日
【目指せサブ3】大阪マラソン(2019)を走った(45歳のオヤジがランニングを始めました)
2017年7月、45歳を目前に、突如ランニングを始めた。2018年2月の初マラソンでサブ4を、3月の2度目でサブ3.5を、翌シーズン2018年11月の3度目でサブ3.1(3時間10分)を達成。現在(47歳)はサブ3を目標にトレーニング中。
2019~20シーズンのフルマラソン初戦は大阪マラソン。初めての出場だ。昨年のあいの土山マラソンで頑張った甲斐があり、市民アスリート枠で申し込めた。目標は3時間5分。
当日は母(おばあちゃん)、妻(お母さん)、娘(小6)の親子三代の大応援団の声援を受けることができた。こんな恵まれたランナーはめったにいないだろう。
◆前日受付◆
受付は南港のインテックス大阪。娘がついてきてくれた。ありがたい話だ。
会場に着くと、なんと長蛇の列。受付が済むまでに1時間近くかかったのはげんなり。3万人規模の大会だと仕方ないのだろうか…。
その後はもちろんエキスポ会場へ強制誘導。こちらもかなりの混雑で、早く抜け出したくて仕方なかった。
「珍しいブースもあるし、楽しいで」
と娘を誘う口実にしていたのに、アテが外れた。娘よ、すみません。息子の土産にスポーツ羊羹とジェルを買い、会場を後に。
昼食はブースの太宰府八ちゃんラーメンを食べた。お腹が減っていたのか、娘もツルツルと完食。
前日受付は半日仕事だ。必要なものは郵送してほしいが、スポンサーのブースに客を呼ばないといけないし、無理なのかなあ。エキスポは自由参加にするのがランナーズファーストだけど、そうもいかないのだろうねえ…。
◆当日までの調整とレースプラン◆
2週間前までは、距離も強度も落とさず、練習を積んだ。15日前に20 kmをレースペース(4:15~20)で走り、そこからは距離を落とした。
14~8日前の週は福岡出張。50分程度のジョグを数回走り、400 m×10本を1回入れた。走行距離が70 kmを超え、ちょっと走りすぎたかも。
8日前に10 kmを41分で走って刺激を入れた。最終週は30分のジョグを2回やり、2日前に1 km×2本を走って調整終了。うまくテーパリングできただろうか。
レースプランは、キロ4:15~20のペースで押していき、行けるところまで行くというもの。あわよくば後半はペースアップしたいが、たぶん無理。どこまでペースを維持できるか。
◆大阪城公園へ出発◆
朝食はきゅうり、ご飯、おでん、鰤の照り焼き。しっかり食べた。スタート2時間前におにぎりを、1時間前にバナナを、30分前にゼリーを摂取した。
家の最寄り駅でトイレに行ったが、大きいほうはあまり出なかった。無理に出そうとしなくてもよかったかもしれない。
大阪城公園で降りて会場へ。忘れ物のないように荷物を預けるところまではスムーズだった。しかし、そこからスタート地点までが遠い。あらかじめ注意されていることなので分かってはいたのだが、もう少し何とかならないか。
スタート地点近くのトイレに並んだ。スタート15分前が閉鎖時刻なので、ギリギリだ。すると、私の並んだ横の列のトイレから、なかなか人が出てこない。大丈夫だろうか。スタッフに加え、ドクターが駆けつける。
「大丈夫ですか!」
というスタッフの声にも無反応。
「開けますよ!」
と声をかけてドアを開けると…中はもぬけの空(笑)。誰も入っていなかったのに、鍵が下りてしまっていたようだ。
私は時間ギリギリにトイレに入ることができ、出すものを出してスタートへ向かった。おそらく最後の一人だったと思う。大きいほうは無理に出さず、さっさとスタート地点に行ったほうがよかったかも。
◆いよいよスタート◆
Aブロックに入れてもらったのだが、上記のトイレのため、後ろのほうになってしまった。予定通り、9時に号砲。スタートラインまでのロスは1分20秒。これは想定内だったが、その後が想定外。混雑していて思うように走れないのだ。最初の1 kmは5分、次の1 kmは4分半かかってしまった。京都マラソンでもすぐに自分のペースで走れたので、これは想定していなかった。
3 km以降は自分のペースで走れるようになり、御堂筋に入る頃には混雑もなくなってきたが、このロスは痛かった。Aブロックでこれだから、後ろのほうはもっと混んだだろう。3万人が走ると仕方ないのかもしれないが、改善を望みたい。結局、最初の5 kmが最も遅く、次の5 kmが最も速いラップとなった。
◆快調な前半戦◆
4:15~20のペースを淡々と刻む。市街地で高い建物が多く、特に千日前通りは阪神高速の高架の影響か、GPSの精度が悪い。同じペース(のつもり)で走っていても、ウオッチの数字がかなり上下する。ガーミンの示す値を鵜呑みにせず、ペースを守って走った。それほど頑張らなくてもペースは維持できる。
「もしかして、後半はかなりペースアップできるかも?」
という、いつもの妄想が頭をよぎった。
◆我慢の中盤戦◆
20 kmあたりから、徐々に足に来はじめた。フルマラソンも5回目なので、「来はじめた」という気配を感じられるようになってきたのだろう。とはいえ
「息はしんどくないし、終盤はペースアップできるかも?」
と妄想できるくらいだから、まだまだ余裕だ。
20 kmと30 kmでゼリーを摂取した。30 km地点はカフェイン入り。
◆粘った後半◆
混雑した最初の5 kmを除くと、25~30 kmが最も遅いラップだった。30 km手前の坂がその原因の一つ。それに、徐々にキツくなってきて、ペースを落とすか維持するか、迷いもあった。後から思うと、この5 kmはもう少し頑張ってもよかったかもしれない。
30 kmを過ぎればキツくて当たり前。あとはどこまで粘れるかだ。30 km手前でいいペースで走っている人を見つけ、後ろについた。5 kmくらい引っ張ってもらっただろうか。こんなに長く同じ人にくっついて走ったのは初めてだ。
30 km過ぎに少し楽になった。何だったのか分からないが、たまにフッと楽になるときがある。
いつ「ガツン」と疲労が来るかと待ち構えていたが、なかなか来ない。といっても楽なわけではなく、少しずつキツくなっていく。
◆ラストは親子三代の大応援◆
35 kmで今里筋に入ってからが勝負。緩やかな登りを、どこまで粘れるか。事前に頭に入れていたのも、頑張れた一因か。
ラスト10 kmからは根性で、ラスト5 kmからは必死のパッチでペースを維持した。ラスト5 kmからは残り距離の表示も始まり「あと何キロ」と脳内カウントダウン。41 km付近で家族が待ってくれているはず。それもモチベーションアップにつながった。
40 km手前で城見通りに入ると、OBPが見えてくる。いよいよ最後の力を出すときだが、簡単に出れば苦労しない。何とか足を動かして京橋へ向かう。39~41 kmはペースが落ちた。
40 kmを過ぎ、高架をくぐってツインタワーへ。家族がいるはずだが…と探すと、OBPを過ぎたあたりで妻を発見。娘と母は分からなかったが、向こうはこっちを確認できたらしい。家族を見つけるのに意識がいって、しんどさを少し忘れられたのは思わぬ応援効果だった(笑)。
親子三代の応援のパワーをもらい、ラストスパート。最後の1 kmは再び加速でき、大阪城でフィニッシュ! ネット3時間1分30秒、グロス3時間3分で見事に目標と自己ベストを達成。家族には
「1分半くらい何とかならへんかったん」
と言われたが、この1分半が簡単ではないんですよ…。
◆家族と合流◆
ゴール後はスタッフやボランティアのみなさんが「完走おめでとう!」「ナイスラン!」とハイタッチをしてくれたり、完走のタオルをかけてくれたり、盛り上げてくれた。ありがたいことだ。
軽く体をほぐしてホテルニューオータニで家族と合流。母に中華料理をご馳走になり、娘と妻も舌鼓を打った。応援に来てもらったうえに、ありがとうございました。
実は、結婚式を挙げたのがこのホテルなのだ。懐かしい。
◆まとめ◆
4:15~20のペースで、ほぼイーブンで走り切れた。ちょうど、実力にあったペース設定だったのかもしれない。昨年の土山マラソンでは、30 kmあたりで急に「ガツン」と疲労が来たが、今回は徐々に来た感じだった。
スタート直後のロスがなければ、もう少しタイムは縮まったかも。サブ3がいよいよ見えてきた。
次のフルマラソンは、2020年3月1日の丹波篠山マラソンの予定。初めてサブ3を目標に走ることになりそうだ。怪我をせず練習を積み、キロあたり2~3秒を上積みして、目標を達成したいものだ。
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2019~20シーズンのフルマラソン初戦は大阪マラソン。初めての出場だ。昨年のあいの土山マラソンで頑張った甲斐があり、市民アスリート枠で申し込めた。目標は3時間5分。
当日は母(おばあちゃん)、妻(お母さん)、娘(小6)の親子三代の大応援団の声援を受けることができた。こんな恵まれたランナーはめったにいないだろう。
◆前日受付◆
受付は南港のインテックス大阪。娘がついてきてくれた。ありがたい話だ。
会場に着くと、なんと長蛇の列。受付が済むまでに1時間近くかかったのはげんなり。3万人規模の大会だと仕方ないのだろうか…。
長蛇の列。郵送できないのかなあ…
その後はもちろんエキスポ会場へ強制誘導。こちらもかなりの混雑で、早く抜け出したくて仕方なかった。
「珍しいブースもあるし、楽しいで」
と娘を誘う口実にしていたのに、アテが外れた。娘よ、すみません。息子の土産にスポーツ羊羹とジェルを買い、会場を後に。
昼食はブースの太宰府八ちゃんラーメンを食べた。お腹が減っていたのか、娘もツルツルと完食。
前日受付は半日仕事だ。必要なものは郵送してほしいが、スポンサーのブースに客を呼ばないといけないし、無理なのかなあ。エキスポは自由参加にするのがランナーズファーストだけど、そうもいかないのだろうねえ…。
九州ラーメンを食べた
もちろん細麺ストレート
◆当日までの調整とレースプラン◆
2週間前までは、距離も強度も落とさず、練習を積んだ。15日前に20 kmをレースペース(4:15~20)で走り、そこからは距離を落とした。
14~8日前の週は福岡出張。50分程度のジョグを数回走り、400 m×10本を1回入れた。走行距離が70 kmを超え、ちょっと走りすぎたかも。
8日前に10 kmを41分で走って刺激を入れた。最終週は30分のジョグを2回やり、2日前に1 km×2本を走って調整終了。うまくテーパリングできただろうか。
レースプランは、キロ4:15~20のペースで押していき、行けるところまで行くというもの。あわよくば後半はペースアップしたいが、たぶん無理。どこまでペースを維持できるか。
◆大阪城公園へ出発◆
朝食はきゅうり、ご飯、おでん、鰤の照り焼き。しっかり食べた。スタート2時間前におにぎりを、1時間前にバナナを、30分前にゼリーを摂取した。
家の最寄り駅でトイレに行ったが、大きいほうはあまり出なかった。無理に出そうとしなくてもよかったかもしれない。
大阪城公園で降りて会場へ。忘れ物のないように荷物を預けるところまではスムーズだった。しかし、そこからスタート地点までが遠い。あらかじめ注意されていることなので分かってはいたのだが、もう少し何とかならないか。
スタート地点近くのトイレに並んだ。スタート15分前が閉鎖時刻なので、ギリギリだ。すると、私の並んだ横の列のトイレから、なかなか人が出てこない。大丈夫だろうか。スタッフに加え、ドクターが駆けつける。
「大丈夫ですか!」
というスタッフの声にも無反応。
「開けますよ!」
と声をかけてドアを開けると…中はもぬけの空(笑)。誰も入っていなかったのに、鍵が下りてしまっていたようだ。
私は時間ギリギリにトイレに入ることができ、出すものを出してスタートへ向かった。おそらく最後の一人だったと思う。大きいほうは無理に出さず、さっさとスタート地点に行ったほうがよかったかも。
◆いよいよスタート◆
Aブロックに入れてもらったのだが、上記のトイレのため、後ろのほうになってしまった。予定通り、9時に号砲。スタートラインまでのロスは1分20秒。これは想定内だったが、その後が想定外。混雑していて思うように走れないのだ。最初の1 kmは5分、次の1 kmは4分半かかってしまった。京都マラソンでもすぐに自分のペースで走れたので、これは想定していなかった。
3 km以降は自分のペースで走れるようになり、御堂筋に入る頃には混雑もなくなってきたが、このロスは痛かった。Aブロックでこれだから、後ろのほうはもっと混んだだろう。3万人が走ると仕方ないのかもしれないが、改善を望みたい。結局、最初の5 kmが最も遅く、次の5 kmが最も速いラップとなった。
◆快調な前半戦◆
4:15~20のペースを淡々と刻む。市街地で高い建物が多く、特に千日前通りは阪神高速の高架の影響か、GPSの精度が悪い。同じペース(のつもり)で走っていても、ウオッチの数字がかなり上下する。ガーミンの示す値を鵜呑みにせず、ペースを守って走った。それほど頑張らなくてもペースは維持できる。
「もしかして、後半はかなりペースアップできるかも?」
という、いつもの妄想が頭をよぎった。
◆我慢の中盤戦◆
20 kmあたりから、徐々に足に来はじめた。フルマラソンも5回目なので、「来はじめた」という気配を感じられるようになってきたのだろう。とはいえ
「息はしんどくないし、終盤はペースアップできるかも?」
と妄想できるくらいだから、まだまだ余裕だ。
20 kmと30 kmでゼリーを摂取した。30 km地点はカフェイン入り。
◆粘った後半◆
混雑した最初の5 kmを除くと、25~30 kmが最も遅いラップだった。30 km手前の坂がその原因の一つ。それに、徐々にキツくなってきて、ペースを落とすか維持するか、迷いもあった。後から思うと、この5 kmはもう少し頑張ってもよかったかもしれない。
30 kmを過ぎればキツくて当たり前。あとはどこまで粘れるかだ。30 km手前でいいペースで走っている人を見つけ、後ろについた。5 kmくらい引っ張ってもらっただろうか。こんなに長く同じ人にくっついて走ったのは初めてだ。
30 km過ぎに少し楽になった。何だったのか分からないが、たまにフッと楽になるときがある。
いつ「ガツン」と疲労が来るかと待ち構えていたが、なかなか来ない。といっても楽なわけではなく、少しずつキツくなっていく。
◆ラストは親子三代の大応援◆
35 kmで今里筋に入ってからが勝負。緩やかな登りを、どこまで粘れるか。事前に頭に入れていたのも、頑張れた一因か。
ラスト10 kmからは根性で、ラスト5 kmからは必死のパッチでペースを維持した。ラスト5 kmからは残り距離の表示も始まり「あと何キロ」と脳内カウントダウン。41 km付近で家族が待ってくれているはず。それもモチベーションアップにつながった。
40 km手前で城見通りに入ると、OBPが見えてくる。いよいよ最後の力を出すときだが、簡単に出れば苦労しない。何とか足を動かして京橋へ向かう。39~41 kmはペースが落ちた。
40 kmを過ぎ、高架をくぐってツインタワーへ。家族がいるはずだが…と探すと、OBPを過ぎたあたりで妻を発見。娘と母は分からなかったが、向こうはこっちを確認できたらしい。家族を見つけるのに意識がいって、しんどさを少し忘れられたのは思わぬ応援効果だった(笑)。
親子三代の応援のパワーをもらい、ラストスパート。最後の1 kmは再び加速でき、大阪城でフィニッシュ! ネット3時間1分30秒、グロス3時間3分で見事に目標と自己ベストを達成。家族には
「1分半くらい何とかならへんかったん」
と言われたが、この1分半が簡単ではないんですよ…。
◆家族と合流◆
ゴール後はスタッフやボランティアのみなさんが「完走おめでとう!」「ナイスラン!」とハイタッチをしてくれたり、完走のタオルをかけてくれたり、盛り上げてくれた。ありがたいことだ。
軽く体をほぐしてホテルニューオータニで家族と合流。母に中華料理をご馳走になり、娘と妻も舌鼓を打った。応援に来てもらったうえに、ありがとうございました。
実は、結婚式を挙げたのがこのホテルなのだ。懐かしい。
◆まとめ◆
4:15~20のペースで、ほぼイーブンで走り切れた。ちょうど、実力にあったペース設定だったのかもしれない。昨年の土山マラソンでは、30 kmあたりで急に「ガツン」と疲労が来たが、今回は徐々に来た感じだった。
スタート直後のロスがなければ、もう少しタイムは縮まったかも。サブ3がいよいよ見えてきた。
次のフルマラソンは、2020年3月1日の丹波篠山マラソンの予定。初めてサブ3を目標に走ることになりそうだ。怪我をせず練習を積み、キロあたり2~3秒を上積みして、目標を達成したいものだ。
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