2019年12月26日木曜日

【読書メモ】米澤穂信『満願』(新潮文庫)

 2014年のミステリーランキング三冠を達成した短編集。表題作を含む六つの短編が収められている。どれも完成度が高く、「読ませる」のはさすが。各話ともオチが見事。しっかり話が閉じるだけでなく
「えっ、そこに着地するか!?」
という驚きもある。

 翌年も連続して「このミス」大賞を獲得したように、安心して読める作家だ。

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2019年12月24日火曜日

【お父さんの週末料理】2019年12月22日~クリスマススペシャルメニュー~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代半ば)、母(年齢非公表)、娘(小6)、息子(小3)の4人。

 私が土曜の午後から法事で外出し、そのまま実家に泊めてもらったので、作ったのは日曜の晩ご飯のみ。

 12月22日(日) 
息子は弁当を持って朝から野球の練習。日本の少年スポーツは練習時間が長い。娘も昼から浜大津へ。

◆朝・昼ご飯◆
 朝と昼は妻が世話してくれた。私は実家で食べさせてもらった。写真は妻が土曜の晩に作った牛丼。

妻が作った牛丼

◆晩ご飯◆
 豪華クリスマスメニュー。丸どりをオーブンで焼いた。野菜を詰め、230 ℃で加熱すること約1時間。こんがり美味しくできた。わが家のオーブン(東芝の石窯ドーム)はハイパワーで上手に焼ける。
 子どもたちは、もも肉を担当。「お腹減った~」と言っていた息子が早々に満腹になり、グズグズ食べになった…。お腹減ったって言うから、美味しいところをたくさんあげたのに…。少し風邪気味だった可能性あり。娘は息子と同じ量をモリモリ完食。
 親は手羽~むねのあたりを担当。骨をしゃぶりながらきれいに食べた。
 他はサラダ、スープ、パン。

丸どり。こんがり上手に焼けた

◆作り置き◆
 作り置きはから揚げ。鶏三昧だ。むね肉4枚を揚げた。次の日が終業式でしばらく昼ご飯が必要になるので、たくさん作った。明日から食べてください。

から揚げ。たくさんできた。これで半分

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2019年12月23日月曜日

【目指せサブ3】みやすのんき『アルティメットフォアフット走法』『誰も教えてくれなかったマラソンフォームの基本』を読んだ(45歳のオヤジがランニングを始めました)

 2017年7月、45歳を目前に、突如ランニングを始めた。2018年2月の初マラソンでサブ4を、3月の2度目でサブ3.5を、翌シーズン2018年11月の3度目でサブ3.1(3時間10分)を、その次のシーズン2019年12月の5度目でサブ3.05(3時間5分)を達成。現在(47歳)はサブ3を目標にトレーニング中。
 みやす氏の著書を読んだ。月ごとの記録に混ぜてもよかったのだが、長くなりそうなので、別にまとめた。
 みやす氏は、本職はマンガ家の、サブ3市民ランナー。50歳を過ぎてから走り始めたというから驚きだ。
 今回読んだのは「フォアフット」のほうなのだが、半年ほど前に読んだ「マラソンフォーム」も一緒にレビューしておく。

◆『誰も教えてくれなかったマラソンフォームの基本』◆
 半年ほど前に読んだ。結論を述べると、参考になることがとてもたくさんあった。たとえば「足は振り子のように使うのではなく、クルクル回す感覚で動かす」とか、「無理に前傾する必要はない」とか、「かかとがお尻につくほど跳ね上がるのは、しようとするものではなく、結果的にそうなるものである」などだ。
 マラソントレーニングの本は、元エリートランナーや名指導者の書いたものがほとんどで、もちろん書いてあることは正しいのだが、市民ランナーの感覚とはずれているところがある。それはそれで、仕方のないことだ。なぜなら彼らは市民ランナーではないのだから。
 一方、みやす氏はバリバリの市民ランナーだ。だから、上記を初めとして「それ、分かるわ」とか「なるほど、そういう感覚で走るのもありかも」という部分が数多くあった。

 みやす氏もはっきり書いている通り、本書には感覚的な記述が多く見られる。なのでその感覚が分かる・分からないがある。さらに感覚が分かるものの中でも、自分に合う・合わないがある。それを踏まえたうえで、使えるところを使えばよい。
 私は、本書を読んで、ストライドを広げる意識は捨てた。「ピッチ走法上等」「スピードが上がれば、ストライドは勝手に広がる」と考えることにしたのだ。そのお陰かどうかは分からないが、昨年に発症した腸脛靱帯炎はいまのところ再発していない。


◆『アルティメットフォアフット走法』◆
 前置きが長くなってしまった。
 先日、「フォアフット」のほうも読んだ。こちらは「前スライド走法」の解説本だ。他にもいろいろなことが書いてあり、みやす氏のシューズオタクぶり(笑)などもチラ見できるが、それらは付録というのは言い過ぎだろうか。
 本書の要点は「前スライド『走法』というか、前スライド『感覚』で走れば、いい感じでフォアフットで着地できるよ。だからあなたもやってみようよ。具体的にはこんな感覚で走ればいいよ」ということに尽きる。ただ、それだけでは一冊の本にならないので、他にもいろいろ書かれているが(笑)。

 で、前スライド走法。具体的なやり方は本書を読んでもらうとして、私にはちょっと合わなかった。この感覚で走ると、つま先が必要以上に下がってちょんちょん走りになってしまう。おそらく、ふくらはぎを痛めてしまうだろう。実際、久しぶりにふくらはぎが少し張った。
 これで思い出したのが、走り始めた頃のこと。私は田中宏暁氏の『ランニングする前に読む本』(講談社ブルーバックス)を読んでランニングを始めた。その本の中で田中氏がフォアフット着地を勧めていたので、当初はフォアフット着地を試みていた。しかし、ふくらはぎが非常に張る。今では分かるのだが、前方につま先から着きにいく忍者走りになっていたのだ。「着地は結果であり、着地ありきの走り方は間違っている」ということの典型例だ。
 その当時ほどではないが、今でも私の着地はやや前方よりなのだろう。だから、前スライドの感覚で着地すると、忍者走りになってしまうのかもしれない。

 私が参考になったのは、本書で書かれている「小指球から母指球」のラインの意識だ。小指球から母指球へ抜ける、横のアーチを意識する(縦のアーチは意識しない)という感覚が私には合っているように思う。この感覚で走れば、うまく前足部から着地できるようだ。足裏の外側(小指球)を意識すると、逆に内転筋がうまく使えて、つま先が前を向くように感じるのが面白い。

 以上のように、前スライド走法そのものは取り入れられなかったが、その他でいろいろ参考にさせてもらった。フォーム改善につなげて、丹波篠山マラソンでサブ3を達成したいものだ。


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2019年12月22日日曜日

【中央競馬予想の回顧】有馬記念、阪神C、中山大障害(2019)

 今週は有馬記念。
 ◎ワールドプレミアは4番人気だが単勝は10倍超。2桁つくとは意外だった。
 レースでは行き脚がつかず、後方へ…。何てこった。こうなると武豊騎手も決め打ちするしかなかったのか、最後方で脚を溜める。3、4コーナーでは大外をぶん回すという大味な競馬。しかし直線ではグイグイ伸び、一瞬「あるかも!」と思ったが、3着までが精一杯だった。もう少し競馬を覚えれば、すごい馬になりそうだが…。
 勝ったのはリスグラシュー。中団から一気に抜け出して、何と5馬身差の圧勝。引退レースをグランプリ勝利で飾った。
 単勝1.5倍の断然人気を集めたアーモンドアイは9着に惨敗。今のところ怪我の情報も入っていないし、競馬に絶対はないことを改めて認識した。

 土曜は阪神C。
 ◎マイスタイルは先行集団からいい感じで直線を向いたように見えたが、ズルズル後退。13着に惨敗。コメントしようのない負けっぷりだった。
 勝ったのはグランアレグリア。直線半ばでズドンと抜け出して5馬身差。来年が楽しみだ。

 中山では中山大障害。
 ◎メドウラークは3番手で最終周まで食らいついたが、最後は力尽きて6着。すんなり行ければもう少しやれたか。
 勝ったのはシングンマイケルメドウラークと同じような位置から、こちらはグイッと伸びてGI初制覇。

 今週は3戦0勝だったが、有馬記念の次のレース(阪神11R)を引っかけて、トータルは少しプラスになった。今年の競馬もあと1日。終わりよければすべてよし、といきたいものだ。

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【中央競馬予想と与太話】有馬記念(2019)~最後に当たったのは6年前~

 所用でアップが遅くなった。
 いよいよ今年も有馬記念。全く早いものだ。

 私が有馬記念を最後に的中したのは6年前。オルフェーヴルの引退レースだ。4コーナーで先頭に立つと、必要のないムチも使って後続との差を広げ、8馬身差の圧勝。2着のウインバリアシオンとの馬連を本線で的中したのだった。
 有馬記念の出走馬こそいないが、もうオルフェーヴルの子がデビューし、どんどん走っている。私も早く的中しないと、孫がデビューしてしまいそうだ…。

 レースにいってみたい。
 アーモンドアイが2倍を切る人気を集めているが、それも納得。それだけの馬だろう。心配された雨もなく、良馬場で行われそうだし、死角は限りなく少ない。
 しかし本命は◎ワールドプレミア。有馬記念は、その年に馬券でお世話になった馬から買うのがスジだろう。菊花賞で馬券を取らせてもらったこの馬から入りたい。アーモンドアイの直後あたりにつけられないか。
 推奨穴馬は同じ3歳のヴェロックス。外枠を克服できれば。

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2019年12月20日金曜日

【中央競馬予想と与太話】阪神カップ、中山大障害(2019)~サイレンススズカと同じトリオ~

 いよいよ有馬記念ウィーク。2019年もあっという間に終わってしまいそうだ。
 そんな有馬記念前日は、阪神で阪神カップが、中山で中山大障害が組まれている。
 阪神カップJRAに二つしかない定量のGIIだ(もう一つは札幌記念)。スーパーGIIという呼称が定着しないのは、あまりスーパーなメンバーが集まらないからだろうか…。

 12年前、前回の亥年の勝ち馬がスズカフェニックス。スズカ-橋田厩舎-武豊騎手という、サイレンススズカと同じトリオで走った馬だ。
 条件馬の時期は中距離を使われていたが、徐々に距離を縮め、5歳にして初めて芝1200 mを使った高松宮記念で見事に勝利。GI馬となった。その年の暮れの阪神カップで見事に人気に応えたが、それが最後の勝利となってしまった。
 サンデーサイレンス産駒のスプリンターとして、印象に残る馬である。

スズカフェニックス。JRAより

 レースにいってみたい。
 フルゲートの18頭が揃った。本命は◎マイスタイル。スズカフェニックス同様、距離を縮めて良さが出てきた馬だ。先行力のある馬なので、最内枠も好都合か。前残りの馬場で、前々からの押し切りを期待。
 推奨穴馬はイベリス。高速馬場は向きそう。

 中山大障害は◎メドウラークを狙う。すんなり行ければ。

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2019年12月16日月曜日

【お父さんの週末料理】2019年12月14、15日~船に餃子は厳しかった~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代半ば)、母(年齢非公表)、娘(小6)、息子(小3)の4人。

 今週はずっと家で食べた。朝と昼は妻が作ってくれ、私が作ったのは晩ご飯2回分。午前中が楽ちんだ。

 12月14日(土) 
息子はいつも通り午後から野球の練習。

◆朝・昼ご飯◆
 妻が朝は卵焼きなどを、昼は肉まんを出してくれた。寒くなると肉まんが美味しい。

◆晩ご飯◆
 冷えてきたので鍋。息子のリクエストでトマト鍋にした。市販のトマト鍋の素を使用。かなり甘い味付けだ。
 具は鶏肉、大根、えのき、糸こん、キャベツなど。締めはマロニーで満腹になった。次は市販の素ではなく、自家製でやってみようか。

 12月15日(日) 
この日は娘も息子も朝から用事。

◆朝・昼ご飯◆
 妻が朝はフレンチトーストを、昼は弁当を作ってくれた。
 娘は船が大きく揺れたので酔ってしまい、王将の餃子は残して帰ってきた。確かに酔った状態で王将の餃子は厳しかったかもしれない。息子は盛り盛り完食。

◆晩ご飯◆
 今週も肉三昧。格安の豚ブロックと鶏むね肉を使った。まずは煮豚。煮卵も一緒に作ったら息子が激しく気に入った。
 残りの豚ブロック一つと鶏むね肉2枚はオーブンでこんがり焼いた。ちょっと焼きすぎたか。豚肉はキュウリとと炒めた。コリコリ食感がグー。
 鶏むね肉はピーナッツと炒めた。肉を焼きすぎて、ちょっと硬くなってしまった。
 煮豚の煮汁がもったいなかったので、ゆで卵と糸こんと厚揚げを煮汁に投入。明日には味がしみて美味しくなっているはず。たくさん食べてください。

左がきゅうりと豚、右がピーナッツと鶏むね肉

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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...