京成杯は今回で還暦(60回目)を迎える老舗の3歳重賞だ。1961年の創設以来、ほぼ毎年、年始の中山開催で組まれている。どういう事情かは分からないが、唯一、3月に行われたのが第6回の1966年。このときの勝ち馬が、スピードシンボリである。
スピードシンボリはシンボリ牧場の誇る名馬の一頭。初勝利まで3戦を要し、皐月賞は何と21着、ダービーは8着と奮わなかった。本格化したのは古馬になってから。4歳になり、天皇賞・春を含む重賞4連勝を達成すると、アメリカへ遠征。ワシントンDC国際競争で5着になり、日本の競馬史に新たな1ページを記した。
その後も凱旋門賞挑戦など海外遠征をはさみつつ、日本のGIも勝利を重ね、最後は7歳で有馬記念を勝って引退という、息の長い名馬だった。
スピードシンボリ。netkeiba.comより
レースにいってみたい。
12頭中10頭が1勝馬と、やや低レベルか。その評価を覆す馬が出るだろうか。本命は◎クリスタルブラック。前走の新馬戦は、スローの流れを中団から差しきって1馬身1/4差。2番目に速い馬よりも0.5秒も速く上がったのだから、なかなかの切れ味だ。その前走同様、中山の内枠スタートでもう一丁を期待。
本命馬が人気薄なので、これを推奨穴馬とする。
日経新春杯は◎レッドレオンが本命。5歳だが、ここが8戦目。まだまだ伸びる。
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