3日間開催最終日は中山でフェアリーSが組まれている。
フェアリーSは、以前は暮れの開催で、有馬記念の前週に1200 mでひっそりと行われていた。その1200 m時代の最後の勝ち馬が、2007年のルルパンブルー。父ジャングルポケット、母父フジキセキと、クラシックを湧かせた馬を父と祖父に持つ。
ファンタジーSでしんがり負けを喫してここへ。もちろん人気はなく11番人気。しかしレースではテン乗りとなる吉田隼人騎手を背に後方一気を決め、大穴を開けた。これが最後の勝利となったように、一世一代の大駆けだった。
ルルパンブルーの子どもが何頭か現役で走っており、2020年開幕週の先週にライラックカラーが勝利をあげた。重賞に手が届くだろうか。
レースにいってみたい。
例年はほとんど500万条件戦状態だが、今年は比較的レベルが高いような。本命は◎スマイルカナ。前々走の赤松賞では7着で、今回のメンバー数頭に先着を許したが、初の左回りで控える競馬に戸惑った割にはそれほど負けなかった。次走でしっかり巻き返したように、地力は確か。ディープ産駒らしからぬ先行力を武器に、最内枠から勝利を掴んでほしい。
推奨穴馬はチェーンオブラブ。赤松賞で僅差の4着。侮れない。
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