2020年4月18日土曜日

【読書メモ】中島京子『長いお別れ』(文春文庫)

 認知症の夫を介護する妻。老老介護の様子を描いた小説だ。小説だと分かっていても、ドキュメンタリーを読んでいるような気持ちになる。
「認知症患者を可哀想と思わないでほしい」、「認知症になってもその人でなくなってしまうわけではない」、ということは伝わった。確かにそうだ。でも、それを介護する人たちの負担は尋常ではないこともよく分かった。本作を読んで「自宅での介護は絶対避けたい」と思った人も少なくないだろう。
 自分自身や妻の両親の介護について考えるとともに、自分が介護される側に回ったときのことも想像せざるを得なかった。

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

【中央競馬予想と与太話】皐月賞、アンタレスS(2020)~高橋亮騎手がGIに最も近づいたレース~

 今週は皐月賞。今回で80回目の節目を迎える。最近、同じことを書いたような…と思ったら、先週の桜花賞も同じ回数だった。というわけで、先週と同じく、キリ番つながりで20年前の第60回の勝ち馬を調べてみると、エアシャカールの勝った年だった。
 エアシャカールはエアデジャヴーを2歳上の姉に持つ良血馬。弥生賞2着から皐月賞に駒を進めた。レースでは1番人気のダイタクリーヴァが抜け出したところを強襲。クビ差でかわして見事に戴冠した。
 このときダイタクリーヴァに乗っていたのが、現調教師の高橋亮騎手。GIに最も近づいた瞬間だったが、武豊騎手に持って行かれて、結局、GIは勝てずに引退となってしまった。

エアシャカール。厩戸より

 レースにいってみたい。
 2歳GI勝ちの東西両横綱が年明け初戦という、前代未聞の出来事。休み明けは、もはやマイナスではなくプラスなのだろうか。
 本命は◎クリスタルブラック。前走、馬券でお世話になったので、引き続いて本命に推す。新馬、京成杯をともに出遅れて差し切る破天荒なレースで連勝。重馬場が向くかどうかは分からないが、それはどの馬も同じ。スタートを決めて流れに乗りたい。
 推奨穴馬はブラックホール。重馬場はよさそう。

 アンタレスSは◎ベストタッチダウンが本命。馬場と展開を味方に。

にほんブログ村 競馬ブログ 競馬予想へ
にほんブログ村

2020年4月17日金曜日

【中央競馬予想と与太話】アーリントンC、中山グランドJ(2020)~アメリカ生まれのスピードスター~

 今週も中央競馬が開催される。緊急事態宣言が全国に広がり気晴らしが減るなか、貴重な娯楽と税収となっているのだろう。できる限り続けてほしい。
 今週で阪神・中山開催は終了。来週から京都・東京が始まるとは早いものだ。

 そんな土曜は阪神でアーリントンカップが、中山で中山グランドジャンプが組まれている。障害レースがメインなのはよいことだと思う。
 アーリントンCは今回で29回目。第5回の1996年の勝ち馬がスギノハヤカゼ。アメリカ生まれの外国産馬だ。田島裕和騎手のお手馬で、5戦3勝の成績でこのレースを迎えた。
 レースでは、断然人気のゼネラリストなどを抑えて1馬身半差の勝利。その後も、GIこそ手が届かなかったが、スワンSでレコードをたたき出すなど、重賞を四つも勝ったスピードスターだった。

スギノハヤカゼ。netkeiba.comより

 レースにいってみたい。
 この時期に移ってNHKマイルCの前哨戦となってから3回目。1回目は大荒れ、2回目は平穏と対照的な結果だが、今年はどうだろうか。
 本命は人気でも◎タイセイビジョン。GII勝ち、GI2着の実績は1枚も2枚も上。ノーザンFの馬なら休み明けもむしろプラス。勝って本番へ。
 推奨穴馬はデュードバン。ダートで2戦2勝。侮れない。

 中山グランドJは◎オジュウチョウサンの勝ち方を見るレースだろう。歴史の目撃者となろう。

にほんブログ村 競馬ブログ 競馬予想へ
にほんブログ村

2020年4月14日火曜日

【お父さんの週末料理】2020年4月11、12日~グラタン、牛タン、大満足~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代後半)、母(年齢非公表)、娘(中1)、息子(小4)の4人。

 コロナウイルスの感染拡大がいよいよ本格化。滋賀県もいよいよ危険ゾーンに。私の会社も週明けからテレワークが導入される。
 息子の野球ももちろん中止(自主練)。

 4月11日(土) 
夕方に私の歯医者があった。

◆朝・昼ご飯◆
 朝と昼は妻が用意してくれた。お陰でランニングができた。昼はパスタで、子どもたちが喜んだ。

◆晩ご飯◆
 ウイルス騒動で暗い雰囲気を少しでも盛り上げようと、子どもたちの大好きなグラタンを久しぶりに作った。マカロニ、ホワイトソース、自作の鶏ミンチミートソース、チーズ、コーンを重ね、トースターでチン。美味しくできた。
 他はサラダとスープ。

久々のグラタン

 4月12日(日) 
昼に焼き肉屋で息子の誕生会をするつもりだったが、外食するのは少し怖い段階になってきたので、念のため中止にした。

◆朝・昼ご飯◆
 大きな金目鯛が1匹780円とお買い得。2枚に下ろしてもらって煮付けにした。ホロホロで美味。いつも通り、頭は娘と私がホジホジした。
 他はサラダ、スープ、五穀米。昼は米の代わりに食パン。


金目鯛の煮付け。ホロホロで美味

◆晩ご飯◆
 楽天で取り寄せた牛タンブロックが到着! 格安の先端の切り落とし部分だ。切って焼いて厚切り牛タンを堪能した。ただ、厚切りにするときは切れ込みを入れるほうが食べやすいようだ。次回はそうしてみよう。
 他は豚レバー、スープ、五穀米。豚レバーは牛タンの同梱品。1袋50円と格安なのに、美味しくて栄養満点。こちらがほしくて取り寄せているのだが、送料がかかるので牛タンも一緒に頼んだ次第。

厚切り牛タン!

焼いたらこんな感じ

◆作り置き◆
 月曜と火曜は私がテレワークなので、今週は作り置きはなし。

にほんブログ村 子育てブログ 一姫二太郎へ
にほんブログ村

2020年4月12日日曜日

【中央競馬予想の回顧】桜花賞、阪神牝馬S、ニュージーランドT(2020)

 今週は桜花賞。午後から雨が強まり、重馬場で行われた。
 ◎レシステンシアはスタート後の長い直線でじわじわ前に取りつき、2番手をキープ。無理のない運びに見えた。さすがは武豊騎手。4コーナー手前からペースアップし、逃げたスマイルカナと並んで直線へ。そのまま併せ馬の形で坂を駆け上がる。この「行った行った馬券」を押さえていたので
「そのまま~!」
と声をからした。
「これは、この2頭で決まるかも!!」
という皮算用を消し去ったのがデアリングダクト。2頭をまとめて一気にかわし去り、1馬身半差で優勝。これは強かった。エピファネイアの子だけに重馬場もよかったか。父に初のGI勝ちをプレゼントした。
 2着にレシステンシアが入り、馬連をとったが、トントン。

 土曜は阪神牝馬S。
 ◎スカーレットカラーはほぼ最後方から。「そりゃないやろ…」と諦めムードだったが、スローで団子になった馬群に突っ込み、縫うように抜けてきて2着に突っ込んだ。岩田シニアは馬群を抜けるのが上手い。ありがとうございました。
 1着はサウンドキアラ。これで重賞3連勝。どこまで連勝を伸ばすだろうか。
 馬券は馬連と複勝を取った。

 中山ではニュージーランドT。
 ◎カリオストロは2番枠からハナを切ったが、1番枠のカフェサンドリヨンに絡まれてハイペースになってしまった。これは痛い。4コーナーで馬群に飲み込まれて試合終了。13着に終わった。逃げ馬が負けるときはこんなものか。
 勝ったのはルフトシュトローム。無傷の連勝を3に伸ばし、GIへ。

 今週は3戦2勝。他もチョロチョロ当たって、すこーしプラスになった。

にほんブログ村 競馬ブログ 競馬予想へ
にほんブログ村

2020年4月11日土曜日

【中央競馬予想と与太話】桜花賞(2020)~20年前の勝ち馬は~

 今週は桜花賞。いよいよ春だ。今年で80回目の節目を迎える。
 キリ番繋がりで、20年前の第60回の勝ち馬がチアズグレイス。つい先日引退した山内師の管理馬で、松永幹夫騎手を背に、2-2-0-3の成績で桜花賞を迎えた。前走のチューリップ賞で1番人気を裏切る10着に破れて評価を落とし、6番人気だった。
 レースでは、この人気落ちをあざ笑うかのように、1馬身半差で勝利。山内師に初の桜花賞勝ちをプレゼントした。続くオークスでは2着に敗れたが、GI勝ちがフロックではなかったことを示した。このときの勝ち馬がシルクプリマドンナで、山内厩舎のワンツーという快挙だった。

チアズグレイス。厩戸より

 レースにいってみたい。
 阪神JFの1~3着馬が、着順を変えてチューリップ賞で1~3着。そこから勝ち馬が出ると見て、本命は◎レシステンシア。前走は3着に破れたが、0.2秒差なら展開一つ。ハナを切れなくても大丈夫なのは、初戦、2戦目が示すとおり。スマイルカナをハナに行かせるか、自らハナを切るかは展開次第。武豊騎手ならうまく導いてくれるだろう。
 推奨穴馬はクイーンCの1、2着馬のマジックキャッスルミヤマザクラ。人気の盲点か。

にほんブログ村 競馬ブログ 競馬予想へ
にほんブログ村

2020年4月10日金曜日

【中央競馬予想と与太話】阪神牝馬S、ニュージーランドT(2020)~ヒシアマゾンの後輩~

 コロナウイルスの影響で今週も無観客開催。JRA職員や厩務員にも感染者が出始め、見通しは暗い。
 今週の開催があるだけでもありがたいと思って、楽しめるうちは楽しもう。

 そんな土曜は西で阪神牝馬ステークスが、東でニュージーランドトロフィーが組まれている。
 阪神牝馬Sは長らく2000 mで行われていたが、1996年に1600 mに短縮された。その最初の勝ち馬がヒシナタリー。この頃は「ヒシ」の冠名のマル外馬がよく走っていて、その代表がヒシアマゾンだ。ヒシナタリーはその2年後輩にあたる。
 当時はマル外馬はクラシックに出られず、ヒシナタリーは3歳で果敢にも宝塚記念に挑戦して4着と善戦。その後、重賞を二つ勝って、3歳の暮れに阪神牝馬特別に出走したのだった。1番人気こそショウリノメガミに譲ったが、レースでは後方から差しきった。
 年が明けてオーストラリアTに出走したが、故障を発生。そのまま引退となってしまったのは残念。GIには手が届かなかったが、GI級の能力を感じたマル外牝馬だった。
 母としては不発に終わったが、唯一の娘のアイズオブナタリーが繁殖として頑張っている。大物が出てほしいものだ。

ヒシナタリー。引退名馬より

 レースにいってみたい。
 16頭が揃った。本命は◎スカーレットカラー。昨秋の府中牝馬Sでは、ラッキーライラックなどを退けて勝利。続くGI二戦は着外に終わったが、牝馬どうしなら十分に勝機あり。差しの決まる展開・馬場になってほしい。
 推奨穴馬はプールヴィル。前走をフロックと決めつけるのは早計。

 ニュージーランドTは◎カリオストロが本命。好枠から押し切り。

にほんブログ村 競馬ブログ 競馬予想へ
にほんブログ村

【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...