2022年5月28日土曜日

【読書メモ】西加奈子『サラバ! 上・中・下』(小学館文庫)

 1970年代生まれの男性の半生を描いた大作。主人公には(性別は違うが)西氏自身が色濃く投影されていて、半自伝的フィクションとでも言える作品となっている。

 強烈に押しの強い母と姉の影響を避けるように、ヒラリヒラリと身をかわして順調に大人になり、母や姉と離れて人生を構築することに成功した主人公。順風満帆と思われたが、おっさんになったとき、思わぬ展開が待っていた。
 「人生って何やねん」という問いに、西氏が渾身の力で回答した力作だ。

 主人公が私とほぼ同年代で、しかも西作品にお約束の大阪弁が満載。親近感を持つと同時に、深く身に刺さる読後感だった。
 その後、主人公はどういう人生を送り、中年にさしかかっているのだろうか。そんなことが気になった。

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2022年5月27日金曜日

【読書メモ】津本陽『小説 渋沢栄一 上・下』(幻冬舎文庫)

 大河ドラマ『青天を衝け』見たついでに、小説も読んでみた。大河ドラマの背景を補完してくれるような内容になっている。
 養蚕農家の家に生まれ、江戸に出て大実業家として歴史に名を残すまでの一生が描かれる。江戸、明治、大正、昭和と時代が変わるなかで、いまの日本の礎を作った人物の一人だと言うことがよく分かった。
 いったい、いくつの会社や事業にかかわったのだろうか。噂には聞いていたが、とにかくエネルギッシュな人だったようだ。いまの時代に生まれていたら、ここまでの大活躍はできなかったかもしれない。社会が大きく動いた時代にこの人物がいたことによる相乗効果が、これだけの結果を生んだのだろう。

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2022年5月25日水曜日

【お父さんの週末料理】2022年5月21・22日~チキンレッグ8本!~

 わが家では土曜、日曜の晩ご飯は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(アラフィフ)、母(年齢非公表)、娘(中3)、息子(小6)の4人。

 今週も外食はしなかった。

 5月21日(土) 

 息子は午後から練習。私は午前に歯医者。
 娘は夜に塾と思っていたら、休みだった…。もう少し自分の予定をしっかり把握しましょう。

◆朝・昼ご飯◆
 朝は妻が食パンと卵フィレを出してくれた。お陰でランニングと買い出しに行けた。
 昼はスーパーの弁当。ザンギが美味しかった。

◆晩ご飯◆
 立派な鰯が6匹で500円。きれいに開いてもらって揚げ焼きにした。安くて栄養満点。
 他はサラダ、ポテサラ、豚レバー、スープ、うどん。高級(?)讃岐うどんを釜玉にしたら娘も息子も喜んだ。

鰯と釜玉うどん

 5月22日(日) 

 息子は朝から練習試合。娘はヒマ人。

◆朝・昼ご飯◆
 朝は豚肉とピーマンの炒め物。味付きで、炒めるだけの豚肉はお手軽で美味。他はトマトとご飯。
 昼は息子はグランドでおにぎり。娘と私はスーパーのロコモコ弁当。連日、スーパーの弁当ですみません。

◆晩ご飯◆
 楽天で取り寄せたチキンレッグをオーブンで焼いた。小ぶりのを8本焼いて、骨までしゃぶしゃぶした。骨付き肉は元気が出る。8本で1000円ちょっととはお値打ちだ。
 他はサラダ、ポテサラ、スープ、うどん。最後の讃岐うどんは冷やしてぶっかけにした。こちらも好評。

チキンレッグがこんがり焼けた

◆作り置き◆
 先週買った大根が残っていたので、豚肉と甘辛炒めにした。ご飯によく合う。明日から食べてください。

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2022年5月23日月曜日

【サブ3を達成して燃え尽き気味】滋賀のおっさんランナーの練習週報:2022年5月16~22日の記録

 2017年7月、45歳を目前に、突如ランニングを始めた。現在は49歳。
 2020年12月の神戸トライアルマラソンでサブ3を達成! 続く2021年3月のなにわ淀川マラソンで2回目のサブ3を達成したが、やや燃え尽き気味…。

◆総 評◆
 ようやく、右前ももの故障が治ってきたので、ポイント練を再開。ぼちぼち上げていくつもりが、一気に負荷をかけすぎたかも…。痛みがぶり返さなかったので、よしとしておこう。
 週間走行距離は49 km。復帰の週なら、こんなものか。

◆坂ダッシュ◆
 スピード強化期間ということで、坂ダッシュを取り入れた。5%程度の勾配の坂を400 m×5本。やる前は
「疾走距離が2000 mでええんやろか。そろそろ6本に増やそうか」
と思ったりするのだが、いざ始まると、5本目が待ち遠しくて仕方ない…。
 なるべく膝の曲げ伸ばしを使わないイメージで走ったら、前回とほぼ同じタイム(最速タイム)で走り切れた。故障中にやったタバタ式トレーニングが効いているのか、出力が上がった気がする。

ちょっと形がヘンな気もするが、心拍数もよく上がった

◆インターバル走◆
 土曜にフラットなロードで1200 m×4本。いつもの1000 m×5本に少し変化をつけてみた。予想通り、1200 m×4本のほうがキツかった。
 遅くとも3:50はキープし、できれば3:45を切るつもりで走った。休み明けでエネルギーが溜まっていたのか、ペースが上がる。最後の1本はややバテたが、ほぼ3:45でまとめ、トータルは3:42平均と設定を上回った。
 心拍数も激しく上がり、こんなに追い込んだのは久しぶりだ(初めてかも?)。もう少しゆっくりのペースでも同じトレーニング効果は得られるのだろうが(追い込めば追い込むほど、よいというわけではない)、よく頑張った。
 最大心拍数も180を超えて、ガーミンが「新記録です」と教えてくれたが、信じてよいのだろうか? とりあえずは、今まで通り175を最大心拍数とすることにした。

3:42平均とはよく頑張った

心拍数は180を超えた。信じてよいのだろうか?

◆ロング走◆
 いきなり距離(時間)を伸ばすのはよくなかろうと、ちょっと控えめに日曜に120分走。気温が急上昇したので、控えめで正解だった。まだ暑さに慣れていないため、けっこうしんどかった。暑熱順化が進んだだろうか。
 場所はびわ湖対岸の公園。不整地をトコトコ走った。水道のある場所で走ったのも正解だった。

120分にしておいて正解だった

◆まとめ◆
 土日のセット練(?)で疲労感があるが、故障した右ももは特に違和感なし。ほぼ完治と見てよいだろう。油断せず、再発には気をつけたい。
 2週間後に5000 mの記録会がある。故障明けだし、気楽に頑張ろう。

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2022年5月20日金曜日

【お父さんの週末料理】2022年5月14・15日~こま切れで冷しゃぶ~

 わが家では土曜、日曜の晩ご飯は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(アラフィフ)、母(年齢非公表)、娘(中3)、息子(小6)の4人。

 今週は外食はしなかった。

 5月14日(土) 

 娘は夜に塾。急に「いつもより早く行かなあかん」というので焦った。もう少し早く言ってください。息子は昼から練習。

◆朝・昼ご飯◆
 朝は妻が野菜炒めを出してくれた。お陰で歯医者に行けた。
 昼はスーパーの弁当。

◆晩ご飯◆
 今週の魚はスズキ。半身を買ってポワレにしたら、こんがり美味しく焼けた。骨も少なく、食べやすかった。
 他はコロッケ、サラダ、ポテサラ、味噌汁、五穀米。ポテサラは今回も好評。

スズキのポワレ。こんがり焼けた

 5月15日(日) 

 娘は午前に部活。
 息子の野球は決勝戦。見事に勝利して、チーム初の全国大会出場を決めた。おめでとう。

◆朝・昼ご飯◆
 朝はスズキの残りを食べた。サクッと食べてみんな出かけた。他はチキンボール、ご飯、トマト。
 昼は妻が弁当を作ってくれた。娘は家で、息子と私はグランドで食べた。

◆晩ご飯◆
 案の定、野球が終わるのが遅くなったので、前日に作りおいた冷しゃぶを食べた。前もって作っておくとは偉い(自画自賛)。こま切れ肉で作ったが、普通に美味しかった。
 他はサラダ、ポテサラ、スープ、ご飯。

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2022年5月18日水曜日

【サブ3を達成して燃え尽き気味】滋賀のおっさんランナーの練習週報:2022年5月2~15日の記録

 2017年7月、45歳を目前に、突如ランニングを始めた。現在は49歳。
 2020年12月の神戸トライアルマラソンでサブ3を達成! 続く2021年3月のなにわ淀川マラソンで2回目のサブ3を達成したが、やや燃え尽き気味…。

◆総 評◆
 風呂掃除で痛めた右前ももの怪我が思いのほか長引いてしまった。治りかけては悪化を繰り返していたので、しっかり治すべく、5/2~8の週はランオフ。代わりにHIIT(タバタ式)をやってみた。
 翌週の5/9~15の走行距離は26 km。

◆タバタ式トレーニング◆
 太ももを痛めていてもできることはないかと、タバタ式をやってみた。基本の(20+10秒)×8セットの4分間トレーニングだ。しかし、短時間で全力を出す動きに慣れていないためか、それとも太ももを使えないためか、いまいち追い込めない。腕立て伏せや腹筋を中心に、なるべくハーハーしそうなメニューを選んだつもりなのだが、心拍数が140程度(80%)までしか上がらないときもあった。

これではダメ…

 これではイカンと、最後の1回は(25+5秒)にしてバーピージャンプも取り入れたら、心拍数は157まで上がった。やはり、太ももの筋肉を使わずに追い込もうというのは無理があるのだろうか。

これなら及第点?

 今回、初めてタバタ式(HIIT)をやってみた。合計4回実施。印象としては、筋トレとしてはよさそう(筋肉痛はけっこう出た)だが、心肺機能を維持するにはちょっと不十分かなあ。心肺を追い込むには、やはり4分では足りないのかもしれない。

◆ジョグとちょっとだけスピード走◆
 5/9~15の週はジョグから再開。仕事帰りのジョグは問題なくできてひと安心。
 週末は公園へジョグで行って、いつもの外周コースを2周だけスピードを上げて走ってみた。1周目は、軽くスピードを出すと、本当に軽すぎて、タイムが遅すぎた…。2周目は、気を取り直して少し気合いを入れて走ると、いつものインターバル走程度のスピードが出た。しかし、心拍数はかなり上がり、キツかった。このペースで5本は無理かも…。走力が落ちたのと、気温が上がったのと、両方の影響だろうか。
 翌日も息子の野球のグランドまで峠をジョグ。違和感なく走り切れた。

10 km走れればひと安心

 これだけ走れれば、ひとまず合格点。来週からは徐々にポイント練を再開していこう。

◆まとめ◆
 太ももの故障がようやく完治に近づいてきた。6月初めの記録会まで3週間しかないが、やれる範囲で頑張ろう。

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2022年5月14日土曜日

中3の娘と小6の息子の新年度~GW【高校受験と少年野球】

 新年度が始まったと思ったら、もうゴールデンウィークも終わって5月も半ばだ。中3の娘と小6の息子の様子をまとめた。

◆学校生活◆
 新年度になり、娘は中3、息子は小6と、それぞれ卒業の年がスタートした。特に娘は初の受験となる高校受験を控えた年だ。

 娘の担任は数学の女性の先生。聞いてもゴニョゴニョとしか答えないので、どんな先生かはよく分からない…。
 一方、息子は4年生のときの担任の先生に再び当たった。明るく楽しい先生で、息子も喜んでいた。最後の1年が、楽しいクラスになりそうで何よりだ。

◆息子の誕生日◆
 息子は年男で、12歳になった。いつもの焼き肉屋さんでお祝い。たらふく食べた。よく食べるようになってきたので、次は食べ放題の店に行ってみようか。
 プレゼントは新しいバット。流行の樹脂製ではなく、カーボン製をチョイス。打感が好きなのだそうだ。どんどん打ってください。

焼き肉屋で乾杯


選んだのはSSKのバット

◆娘のクラブ活動◆
 娘は軟式テニス部の所属。同学年は5人しかいないので、レギュラー争いはなく、試合には必ず出られるのはラッキーだ。
 コロナ禍のため、ここまでの2年間は大会も練習試合も練習も大幅縮小だ。親としてはもっとやらせてあげたかったが、本人は
「これくらいがちょうどいいし」
だそうだ…。

 コロナの第6波が下火になり、先日、久しぶりに練習試合があった。フェンスの外から見学していたら、娘に気づかれた…。
 試合は団体戦で、娘のペアはなんと先鋒を任された。試合は3ゲームオールで最終ゲームへ。手に汗握る大接戦だが、汗をかいているのは親だけで、応援は
「ファイト~」「ドンマ~イ」
とほんわかモード。結果は惜敗に終わった…。
 家に帰って聞くと、「次の試合は勝ったし」だそうだ。
 春と夏に大きな大会(総体)があり、そこで引退。最後まで(最後くらいは?)頑張ってください。

フェンス越しに激写。娘は気づいていたそうだ(笑)

◆息子の少年野球◆
 息子は少年野球に打ち込んでいて、副キャプテンと捕手を任されている。コロナで延期になっていた大会が次々再開し、勝ったり負けたりな感じだ。
 その中で、ある大会で滋賀県の決勝戦まで進出した。強豪チームが参加していない穴場的な大会ではあるが、決勝進出は偉い。そこも勝てば、なんと夏休みに全国大会に出場できる。親も指導者も前のめり気味だ。決勝戦はどんな結果が待っているだろうか。


 スポーツに打ち込むのはよいことだが、日々の生活において、野球の優先順位が高すぎるのはちょっと心配。学校生活や身の回りのことをちゃんとやったうえでの野球だということを忘れないでほしい。

 また、親としては「もっと上手くなってほしい」と、練習を詰め込んでしまい気味なのは気をつけたい。将来の伸びしろを縮めている面があるような。チームの練習だけでも週に3日あるし、小中学生の間は「緩め」でちょうどよいのだろう。
 そういう意味でも、バットやボールを使わないトレーニングをもっとやるとよいのだが、そういうのはやらへんしなあ…。

◆娘の学習塾◆
 「中3の1年間は塾に行こうかな」と言っていたのに、娘が何も行動しない。
「行くなら、はよ行け!」
とプッシュすると、ようやく体験授業を申し込んだ。腰が重いなあ。
 いくつかの塾を体験して、自分に合うところを選ぶ予定だったのに、時間がなく、結局、最初に行ったところにそのまま収まった。あるあるやな…。

 春期講習が終わり、通常の授業も1カ月が過ぎ、ペースもつかめてきた。授業にはついて行けているようだ。
 自分がどのくらいの位置にいるのかが分かるのはこれからだ。頑張って、希望の高校(いまはないけど)に行ってください。
 噂には聞いていたが、塾はお金がかかる。正規の授業料以外のあれやこれやが高額なのだ…。ちゃんと減価償却してや。

◆修学旅行◆
 5月後半には娘の修学旅行がある。二転三転したが、結局、行き先は淡路島になったそうだ。でも、どうせ宿泊するなら、当初の予定通り東京でもよかったような?… まあ、日帰りではないだけでも、ありがたいと思うことにしよう。楽しい思い出ができるといいね。
 一方、息子の修学旅行は調整中だそうだ。宿泊するか日帰りかが、なかなか決まらないのかもしれない。コロナはあるけど、宿泊させてあげたいなあ。

◆祖父母と中華料理◆
 ゴールデンウィークに、久しぶりにおじいちゃん・おばあちゃん(私の両親)と食事をした。行きつけの中華料理店で、おばあちゃんは、なんと、かれこれ70年近いお付き合いのお店だ(驚)。
 いつもご馳走様です。もう数年したら、子どもたちも飲めるようになるし、まだまだ元気でいてください。

以前に行ったときの写真

 GW前半に、娘は一人で祖父母の家にお泊まりした。うるさい父と母のいない環境で、おおいに羽を伸ばしてダラダラしたことだろう。おじいちゃん・おばあちゃん孝行してください。

◆まとめ◆
 節目の年がスタートした。来年のいま頃は、娘も息子も新しい環境に入り、生活も変化していることだろう。来年もたくさん楽しいことが書けるといいなあ。

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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...