2017年10月27日金曜日

【中央競馬予想と与太話】スワンS、アルテミスS(2017)~藤沢厩舎の初重賞~

 今週末もまた雨。馬場状態も考えた予想が必要となりそうだ。中央競馬は今週で京都・東京開催が折り返し。だんだんと年の瀬が近づいてきた。

 そんな土曜の京都メインにはスワンステークスが、東京メインにはアルテミスステークスが組まれている。
 スワンSは、長い間、本番のマイルCSに結びつかなかった。しかし近年は傾向が変わり、2012年から2015年まで、4年連続で連対馬を送り込んだ。今年はどうだろうか。

 スワンSが重馬場以上で行われたのはいつ以来か調べてみたところ、2005年が直近のようだ。このときはコスモサンビームが穴を開けた。その前は、1993年までさかのぼる。この季節の馬場悪化は珍しいということなのだろう。
 その1993年の勝ち馬がシンコウラブリイ。藤沢厩舎がはじめて重賞を勝った馬だ。通算成績は15戦10勝。今でいう5歳の秋に、毎日王冠とこのレースを連覇。その勢いのままにマイルCSも制して引退した。
 女傑と呼ぶにふさわしいマル外の良血牝馬で、いまは見なくなった「シンコウ」の冠名を広めた馬だった。産駒がいまいち走らなかったのは残念。子孫から大物が出てほしいものだ。

 レースにいってみたい。
 上にも書いたように、天気は下り坂。先週もかなり降ったし、午後はかなり馬場が悪化しそうだ。それもふまえて、本命は◎ビップライブリー。京都の1400 mは内枠の先行馬が有利。馬場が渋っても大丈夫。好位から内を抜けてほしい。同厩のキタサンブラックの露払いとなるか。
 推奨穴馬はムーンクレスト。外枠は誤算だが、道悪は鬼かも。

 アルテミスSは地方馬を除くとすべて1勝馬。どこからでも入れそうだ。本命は◎ウラヌスチャーム。前走は32.0秒というとんでもない上がりで差しきった。もう一丁。

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