2019年8月6日火曜日

【読書メモ】大野和基ほか『未来を読む─AIと格差は世界を滅ぼすか─』(PHP新書)

 大野氏が8人の世界的識者にインタビューし、それをまとめたもの。テーマはAIと格差だ。
 AIはよく知らない数名を除く全員が「AIは世界に大きな影響を与えるだろう」と意見は一致する。人間よりもAIのほうが上手なことがどんどん増えると、どんな世界が待ち受けるのだろうか。仕事がなくなった人間は、何をすればよいのだろうか。

 以前に読んだ『知の逆転』も本書と同じ趣旨の識者へのインタビュー集だ。その本のときにはAIはまだ実用化段階ではなく、インターネットがインタビューの大きなテーマだった。
 しかし、識者たちは「インターネットはあくまでツールであり、世界を根本的に変えるものではない」という反応で、本書とは対照的であるのが興味深い。AIは単なるツールにとどまらないということなのだろう。
 AIは人間から労働を取り除いてくれる福音なのか、それとも人間の仕事を奪う悪夢なのか。遠からず答えが出るのかもしれない。

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