2023年3月2日木曜日

【読書メモ】 斜線堂有紀『楽園とは探偵の不在なり』(早川文庫)

 孤島で起きる連続殺人を探偵が解き明かすという、いかにもミステリーな作品。「縛り」は「ある人間が2人目を殺すと、その瞬間に露見する」という設定だ。
 したがって、この世界では連続殺人は起きるはずがないのだが、孤島で連続殺人事件が発生。複数の犯人がグループを形成しているのか、それとも順々に1人が1人ずつを殺しているのか。
 いかにもミステリーな舞台で、探偵が捜査を進め、最後はみんなを集めて犯人を解き明かす。これぞミステリーともいえる一冊だ。

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